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幼き胸にあたためし想い メリークリスマスイヴ 後日談
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後日談。
師走も半ばに差し掛かったその日、夕飯が済むと周は家令の真田に呼び止められた。
「坊っちゃま、坊っちゃま! ちょっと――」
冰が先に部屋へと戻って行く後ろ姿を見届けながら、ツリーの陰でこっそりと手招きをする。不思議顔でそちらに歩を進めると、真田はこれ以上ないくらいに目を細めながら微笑んでみせた。そして、まるで『しー、静かに!』とでも言いたげに声をひそめて一箇所を指差す。
「ご覧ください。こちらでございます――」
「――どうした?」
ツリーの葉の陰に埋もれるようにしてこっそりと取り付けられていたそれを見た瞬間に、周は大きく瞳を見開いてしまった。
「これ――」
真田は未だ目を細めながらコクコクとうなずいては、心躍るように言った。
「冰さんが毎朝ツリーに向かって何やら話し掛けていらっしゃるのを幾度か目にいたしましてな」
最初は単なる朝の挨拶程度に思っていたのだそうだ。ところが毎朝必ずツリーの葉をそっと掻き分けるようにしてひと言二言何かを言っている様子が気になって、ある日こっそりと聞き耳を立ててしまったのだそうだ。
「――冰は何と言っていたんだ」
「ええ、それが――おはようとか、今日も一日がんばってくるねとか。たわいのないお言葉なのですが、その時の冰さんのお顔がとても幸せそうに思えましてな。いったい何に向かって話し掛けていらっしゃるのやらと、つい好奇心をくすぐられてしまいまして……」
彼が出勤後にそっと確かめたところ、この小さなオーナメントを見つけたのだそうだ。
「私めは覚えておりましたぞ。あの日――十五年前のクリスマスイブに坊っちゃまが幼かった冰さんの為にお選びになったケーキ。このオーナメントはケーキに飾るのだとおっしゃって坊っちゃまが特注でオーダーなされたものでしたな」
十五年前、真田は周に頼まれて一緒にケーキを選びにお供をしたのだった。
「あいつ……まさかこんなものをまだ持っていたというのか」
「あの後、小さかった冰さんからお礼のクリスマスカードが送られてきましたな。ずっと大切にすると書かれてあったとか」
「ああ……確かに」
誠、その言葉の通りに冰は今でもこれを大事に持っていてくれたというわけか――。
変な話だが、あの時選んだケーキについていた柊の飾りはプラスチックで出来た特には何の変哲もないものだった。それでは味気ないと思い、行きつけの洋装店に頼んで特別にこしらえたミニ・オーナメントだった。とはいえ、特に宝飾品などの高価な物でオーダーしたわけでもなく、少し見栄えがいい程度の代物。飾りは飾りは過ぎないので、ケーキを食べ終えたら箱と一緒に捨てられてしまって当然とも思っていた。まさか十五年経った今でもこうして手元で大事にしてくれていたなどとは思いもよらなかったのだ。思わず胸が締め付けられるほどの感激に襲われて、周はしばし言葉にならないままツリーの前で立ち尽くしてしまった。
そして数日後、クリスマスイヴの夜のことだ。
「明日はクリスマスかぁ。このツリーともまた来年までお別れだね」
二十五日を過ぎるとツリーはしまわれる。冰がここ汐留へやって来てからクリスマスを迎えるのは幾度目になるだろう。毎年名残惜しそうにツリーの前に立っては、『また来年ね』と声を掛けている姿は周もよく知っていた。
思えば真田がリビングにクリスマスツリーを飾ったのは初めて冰を抱いた次の日だった。周にしてみれば単にその時の思い出と重なるからクリスマスツリーには格別の想いを抱いていてくれるのかと思っていたのだが、実はそれだけではなかったわけだ。
十五年も前に贈ったクリスマスのケーキ、それは周が初めて冰へとプレゼントしたものだった。おそらくはその時のことを思い出すからなのか、冰にとってクリスマスというのは特別な思い入れのある日なのかも知れない。
こうして共に暮らすようになり、互いの気持ちを打ち明け合った今なお、彼はその頃からの想いを大切にしてくれているのだと思うと、どうしようもないくらいに愛しさが込み上げて堪らなくなる。
ツリーの前に佇んでいる彼の背中からそっと近付き、そのすべてを包み込むべく抱き包んだ。
「メリークリスマス、冰」
「白龍!」
冰は突然のことに驚いたようにして瞳を見開き、だがすぐに満面の笑みで応えてくれた。
「メリークリスマス、白龍!」
そんな彼の目の前にクリスマスカラーでデコレートされたプレゼントの箱を差し出す。
「俺からのクリスマスプレゼントだ。開けてみてくれ」
「え……! うわぁ、ありがとう白龍!」
冰は大感激の様子でリボンを解き――、中を見てますます瞳を見開いた。
「うわぁ、綺麗なボックス。これ、宝石箱?」
大きさ的には両手に乗るくらいの――宝石箱としては小さめの物だが、そのデザインが感動的だった。
形はシンプルで、真っ白な代理石調のツルツルとしたボックス。蓋の部分はクリアなガラスかアクリル製だろうか、透明で中が見えるようになっている。小さな鍵も付いていて、ボックスの背面には置物としてはもちろん、壁掛けとしても使用できるように金具が取り付けてあった。
そして、何といってもそのデザインだ。鍵穴の上の部分には光るダイヤモンドだろうか、透明の石がはめ込まれていて、鍵の方には真っ赤な宝石――おそらくはガーネットだ。
「白龍……これ……」
「お前の心を開けるのは俺という鍵だ。そんな想いを込めて作ってもらった」
例の宝飾店でオーダーしたのだろう、未だ後ろから抱きすめながら周はスリスリと頬擦りをしてよこした。
「なんて素敵なプレゼント……! 白龍……ありがとう。本当に俺……」
じわり、瞳を潤ませながら冰は感激に声を震わせた。こんなに素敵なジュエリーボックスだ、何を入れようと早速思い描いている姿が可愛らしい。
「宝物はたくさんあるからね。白龍に買ってもらったお揃いのカフスとか……。他にも――」
入れたい物はたくさんあるなぁと言いながら頬を染めている。
「冰――それに入れるものはもう決まっているんだ」
「え――?」
「俺とお前がいっとう大事にしているものだ」
そう言うと、周はボックスを開けて一枚のカードを差し入れた。
「俺の宝物はこれだ」
――――!
少し古めかしい、小さな一枚のカード。それを目にした瞬間に、感激に潤んでいた冰の瞳からはボロボロと滝のような涙の雫がこぼれて落ちた。
「これ……もしかして」
「そうだ。あの年のクリスマスに幼かったお前が贈ってくれたカードだ」
「白……」
まさかまだ持っていてくれたの?
というよりも、ちゃんと届いていたんだという思いもあったのだろう、様々な気持ちが入り混じり、あふれ出して言葉にならない。冰は両の手で顔を覆って号泣してしまった。
そんな愛し過ぎる彼の肩を抱き締めて、周は言った。
「お前のはそのツリーに飾ってくれている――これ」
葉を掻き分けて、小さな柊のオーナメントを指差した周に、ますますとまらない涙の粒、粒、粒――。
「白……龍……知って……知って……」
知っていたの? と、言葉にならないほどに泣き濡れながら冰はあまりの至福に身を震わせた。
「気がついたのは――情けないことだがほんの最近だった。真田が先に気付いたんだ」
「……っう、白龍……そうだったの、真田さんが」
「十五年前、お前に届けたケーキもな。真田に付き合ってもらって選んだものだった。ヤツはそれを覚えていてな。幼かったお前からこの可愛らしいカードが届いた時も、真田が一目散に俺のところへ持って走って来たものだ」
まさかカードに書かれていた通り、本当にずっと大切にしてくれていたとは思いもよらなかったと、周もまた感激で言葉にならなかったのだと言った。
「もう三年以上も一緒に住んでいながら今まで気付かずにいたとはな。だが――本当に嬉しかった。身体が震えるほどに――嬉しくて堪らなかった」
周もまた、わずかに声を震わせながらそう言った。きつくきつく、腕の中に抱き締め頬擦りを繰り返しながらそう言った。
ありがとう、白龍――! ありがとう!
涙で声にならない愛しい者を抱き締める。そのあたたかさはまさに何ものにも変え難い至福だった。
俺たちは――出逢った頃からずっと互いを想い合ってきたのだな。
会えなかった時間も、遠く離れた場所でも、常に気持ちは同じだった。魂と魂が惹かれ合い、思いやり合って、本当の意味での一心同体の恋人、家族、そして夫婦となった今、愛しくて幸せで堪らない。
これからもずっと、ずっと永久に手を取り合っていこう――!
クリスマスイヴの夜、またひとつ強く結ばれ合った絆を胸に抱き、二人、身も心もひとつになったのだった。
幼き胸にあたためし想い メリークリスマスイヴ 後日談 - FIN -
師走も半ばに差し掛かったその日、夕飯が済むと周は家令の真田に呼び止められた。
「坊っちゃま、坊っちゃま! ちょっと――」
冰が先に部屋へと戻って行く後ろ姿を見届けながら、ツリーの陰でこっそりと手招きをする。不思議顔でそちらに歩を進めると、真田はこれ以上ないくらいに目を細めながら微笑んでみせた。そして、まるで『しー、静かに!』とでも言いたげに声をひそめて一箇所を指差す。
「ご覧ください。こちらでございます――」
「――どうした?」
ツリーの葉の陰に埋もれるようにしてこっそりと取り付けられていたそれを見た瞬間に、周は大きく瞳を見開いてしまった。
「これ――」
真田は未だ目を細めながらコクコクとうなずいては、心躍るように言った。
「冰さんが毎朝ツリーに向かって何やら話し掛けていらっしゃるのを幾度か目にいたしましてな」
最初は単なる朝の挨拶程度に思っていたのだそうだ。ところが毎朝必ずツリーの葉をそっと掻き分けるようにしてひと言二言何かを言っている様子が気になって、ある日こっそりと聞き耳を立ててしまったのだそうだ。
「――冰は何と言っていたんだ」
「ええ、それが――おはようとか、今日も一日がんばってくるねとか。たわいのないお言葉なのですが、その時の冰さんのお顔がとても幸せそうに思えましてな。いったい何に向かって話し掛けていらっしゃるのやらと、つい好奇心をくすぐられてしまいまして……」
彼が出勤後にそっと確かめたところ、この小さなオーナメントを見つけたのだそうだ。
「私めは覚えておりましたぞ。あの日――十五年前のクリスマスイブに坊っちゃまが幼かった冰さんの為にお選びになったケーキ。このオーナメントはケーキに飾るのだとおっしゃって坊っちゃまが特注でオーダーなされたものでしたな」
十五年前、真田は周に頼まれて一緒にケーキを選びにお供をしたのだった。
「あいつ……まさかこんなものをまだ持っていたというのか」
「あの後、小さかった冰さんからお礼のクリスマスカードが送られてきましたな。ずっと大切にすると書かれてあったとか」
「ああ……確かに」
誠、その言葉の通りに冰は今でもこれを大事に持っていてくれたというわけか――。
変な話だが、あの時選んだケーキについていた柊の飾りはプラスチックで出来た特には何の変哲もないものだった。それでは味気ないと思い、行きつけの洋装店に頼んで特別にこしらえたミニ・オーナメントだった。とはいえ、特に宝飾品などの高価な物でオーダーしたわけでもなく、少し見栄えがいい程度の代物。飾りは飾りは過ぎないので、ケーキを食べ終えたら箱と一緒に捨てられてしまって当然とも思っていた。まさか十五年経った今でもこうして手元で大事にしてくれていたなどとは思いもよらなかったのだ。思わず胸が締め付けられるほどの感激に襲われて、周はしばし言葉にならないままツリーの前で立ち尽くしてしまった。
そして数日後、クリスマスイヴの夜のことだ。
「明日はクリスマスかぁ。このツリーともまた来年までお別れだね」
二十五日を過ぎるとツリーはしまわれる。冰がここ汐留へやって来てからクリスマスを迎えるのは幾度目になるだろう。毎年名残惜しそうにツリーの前に立っては、『また来年ね』と声を掛けている姿は周もよく知っていた。
思えば真田がリビングにクリスマスツリーを飾ったのは初めて冰を抱いた次の日だった。周にしてみれば単にその時の思い出と重なるからクリスマスツリーには格別の想いを抱いていてくれるのかと思っていたのだが、実はそれだけではなかったわけだ。
十五年も前に贈ったクリスマスのケーキ、それは周が初めて冰へとプレゼントしたものだった。おそらくはその時のことを思い出すからなのか、冰にとってクリスマスというのは特別な思い入れのある日なのかも知れない。
こうして共に暮らすようになり、互いの気持ちを打ち明け合った今なお、彼はその頃からの想いを大切にしてくれているのだと思うと、どうしようもないくらいに愛しさが込み上げて堪らなくなる。
ツリーの前に佇んでいる彼の背中からそっと近付き、そのすべてを包み込むべく抱き包んだ。
「メリークリスマス、冰」
「白龍!」
冰は突然のことに驚いたようにして瞳を見開き、だがすぐに満面の笑みで応えてくれた。
「メリークリスマス、白龍!」
そんな彼の目の前にクリスマスカラーでデコレートされたプレゼントの箱を差し出す。
「俺からのクリスマスプレゼントだ。開けてみてくれ」
「え……! うわぁ、ありがとう白龍!」
冰は大感激の様子でリボンを解き――、中を見てますます瞳を見開いた。
「うわぁ、綺麗なボックス。これ、宝石箱?」
大きさ的には両手に乗るくらいの――宝石箱としては小さめの物だが、そのデザインが感動的だった。
形はシンプルで、真っ白な代理石調のツルツルとしたボックス。蓋の部分はクリアなガラスかアクリル製だろうか、透明で中が見えるようになっている。小さな鍵も付いていて、ボックスの背面には置物としてはもちろん、壁掛けとしても使用できるように金具が取り付けてあった。
そして、何といってもそのデザインだ。鍵穴の上の部分には光るダイヤモンドだろうか、透明の石がはめ込まれていて、鍵の方には真っ赤な宝石――おそらくはガーネットだ。
「白龍……これ……」
「お前の心を開けるのは俺という鍵だ。そんな想いを込めて作ってもらった」
例の宝飾店でオーダーしたのだろう、未だ後ろから抱きすめながら周はスリスリと頬擦りをしてよこした。
「なんて素敵なプレゼント……! 白龍……ありがとう。本当に俺……」
じわり、瞳を潤ませながら冰は感激に声を震わせた。こんなに素敵なジュエリーボックスだ、何を入れようと早速思い描いている姿が可愛らしい。
「宝物はたくさんあるからね。白龍に買ってもらったお揃いのカフスとか……。他にも――」
入れたい物はたくさんあるなぁと言いながら頬を染めている。
「冰――それに入れるものはもう決まっているんだ」
「え――?」
「俺とお前がいっとう大事にしているものだ」
そう言うと、周はボックスを開けて一枚のカードを差し入れた。
「俺の宝物はこれだ」
――――!
少し古めかしい、小さな一枚のカード。それを目にした瞬間に、感激に潤んでいた冰の瞳からはボロボロと滝のような涙の雫がこぼれて落ちた。
「これ……もしかして」
「そうだ。あの年のクリスマスに幼かったお前が贈ってくれたカードだ」
「白……」
まさかまだ持っていてくれたの?
というよりも、ちゃんと届いていたんだという思いもあったのだろう、様々な気持ちが入り混じり、あふれ出して言葉にならない。冰は両の手で顔を覆って号泣してしまった。
そんな愛し過ぎる彼の肩を抱き締めて、周は言った。
「お前のはそのツリーに飾ってくれている――これ」
葉を掻き分けて、小さな柊のオーナメントを指差した周に、ますますとまらない涙の粒、粒、粒――。
「白……龍……知って……知って……」
知っていたの? と、言葉にならないほどに泣き濡れながら冰はあまりの至福に身を震わせた。
「気がついたのは――情けないことだがほんの最近だった。真田が先に気付いたんだ」
「……っう、白龍……そうだったの、真田さんが」
「十五年前、お前に届けたケーキもな。真田に付き合ってもらって選んだものだった。ヤツはそれを覚えていてな。幼かったお前からこの可愛らしいカードが届いた時も、真田が一目散に俺のところへ持って走って来たものだ」
まさかカードに書かれていた通り、本当にずっと大切にしてくれていたとは思いもよらなかったと、周もまた感激で言葉にならなかったのだと言った。
「もう三年以上も一緒に住んでいながら今まで気付かずにいたとはな。だが――本当に嬉しかった。身体が震えるほどに――嬉しくて堪らなかった」
周もまた、わずかに声を震わせながらそう言った。きつくきつく、腕の中に抱き締め頬擦りを繰り返しながらそう言った。
ありがとう、白龍――! ありがとう!
涙で声にならない愛しい者を抱き締める。そのあたたかさはまさに何ものにも変え難い至福だった。
俺たちは――出逢った頃からずっと互いを想い合ってきたのだな。
会えなかった時間も、遠く離れた場所でも、常に気持ちは同じだった。魂と魂が惹かれ合い、思いやり合って、本当の意味での一心同体の恋人、家族、そして夫婦となった今、愛しくて幸せで堪らない。
これからもずっと、ずっと永久に手を取り合っていこう――!
クリスマスイヴの夜、またひとつ強く結ばれ合った絆を胸に抱き、二人、身も心もひとつになったのだった。
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