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「辛かったね、もう大丈夫だよ」
オレは少女に優しく声をかけて、その喉を掴んだ。
「オレが君を成仏させてあげるからね」
首を絞められているにも関わらず、少女は無抵抗だった。
少し、面白みにかけるが、まぁいい。
またこの隠れ家で遊べる。
これからのことを考えてオレの気持ちは高揚した。それに比例するように、少女の顔からはどんどん血の気が失せていく。
オレを真っ直ぐに見つめる、少女の血走った切長の目を、慈しみを込めた目で見つめ返す。
「大丈夫、君が待っていたのは、オレだよ……」
少女の耳元に口を近づけて囁いたが、少女の返事はなかった。
手を離すと、少女の頭はがくりと項垂れ、瞳は閉じられていた。
「おめでとう、これで君はこの世界から成仏できた」
そう言って、少女の頭の天冠を取った。
【この世界から成仏END】
オレは少女に優しく声をかけて、その喉を掴んだ。
「オレが君を成仏させてあげるからね」
首を絞められているにも関わらず、少女は無抵抗だった。
少し、面白みにかけるが、まぁいい。
またこの隠れ家で遊べる。
これからのことを考えてオレの気持ちは高揚した。それに比例するように、少女の顔からはどんどん血の気が失せていく。
オレを真っ直ぐに見つめる、少女の血走った切長の目を、慈しみを込めた目で見つめ返す。
「大丈夫、君が待っていたのは、オレだよ……」
少女の耳元に口を近づけて囁いたが、少女の返事はなかった。
手を離すと、少女の頭はがくりと項垂れ、瞳は閉じられていた。
「おめでとう、これで君はこの世界から成仏できた」
そう言って、少女の頭の天冠を取った。
【この世界から成仏END】
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