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幕間 - 円卓の乙女
恋した人は魔法使い
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| 三之宮 聖
放課後。私は瑠璃と一緒に電車で学校の最寄りの駅から数駅離れた、とあるマンションに来ていた。
クァーレ和光。
和光家の所有する12階建のマンション。そこの最上階。和光エリカによって提供された、1201号室。私達円卓メンバーが屯する部屋だ。
お揃いの天使のチャームが付いた合鍵とカードキーでドアを開けると、玄関に所狭しとローファーが並んでいた。
廊下を抜け、リビングに入る。
広々としたリビングダイニングに、緑の大きくて丸いカーペットを敷き、真ん中に大きな丸いテーブルを置いていた。
そこにみんな丸まって座っていた。
学校の宿題を片付けていたのだろう。教科書とノート、スナック菓子やドリンク、乱雑に置かれていた。
「みんな早いのね」
「今年のバレンタイン以来だね~みんな~おひさ~」
瑠璃とともに円卓のみんなに声をかける。
「聖! ルーリー!」
「いらっしゃいまし」
「お疲れ様です~」
「乙」
旧友たちと挨拶をかわす。高校に入って三カ月。みんなすっかり垢抜けていた。
円卓は今日も華やかだ。最初に場所の提供をしてくれた和光エリカに感謝を述べる。
「エリカ。久しぶり。いつもありがとう」
「エリカん、ありがとー」
「問題ありませんわ。いつでも使ってくださいまし。それより二人とも…くっ、羨ましいですわっ」
「たまたまこうなったからでしょ? そうじゃなきゃ本当は生き地獄だったんだからね!」
「そうよ。私達は賭けに勝っただけよ」
そう。何も起きなければ、高校三年間が灰色確定だった。そういうことを覚悟して受験した。別の高校ならそもそも見なくて済む。心は押し潰されない。みんなは逃げただけでしょ!
「それは、そうなのですけれど…羨ましいものは羨ましいですわ」
エリカとともに大前女子高校に進んだ二人、秦野純、東雲詩乃も聞いてくる。
「それなー本当に勝ったよな~ってか京介、大丈夫だったのか?」
「だいたいの流れは聞いてるけど、心配で心配で」
やっぱり一にも二にも京介くんだ。円卓のメンバーはみんないい感じに拗らせてる。嬉しくなる。
「ごめんごめん。実は今日、京介くん来てないのよ。学校の先生に聞くと、病欠みたい。だけど大したことはないみたい」
「多分大丈夫だよ。お昼に未羽ちゃん見たけど、普通だったし」
「あのブラコンが普通なら大丈夫か」
「そうですわね。あの愚妹がそうなら大丈夫でしょう。そこは信頼出来ますわね。リモート組もいますからご一緒に」
もう一つの小さな丸テーブルには複数台のタブレットが縦置きされていて、1人1人映し出されていた。
『お疲れ様です。皆さん』
『『おはよ』』
『おはよー』
「那奈、リリララ、未知瑠。久しぶりね。活躍は耳にしてるわ」
「私はミチルん以外昨日ぶりーミチルん、おひさ~」
『おひさー、あ、ルーリー、写真いつもありがと! 元気出てくるよ!』
「良いってことよ~学ランのヨレた京介くん。妄想激るっしょ。うししっ。でも用法、用量は守ってね~」
『っ、う、うん』
芸能組四人は遠方からの参加だ。みんな寮暮らし。円卓結成当初、メンバーで特徴や特技や魅力を言い合い、それぞれに見合った進路を進むと決めた。みんな中学時代は捨て、高め合った。
「さて。一応は今日集まれるメンバーは揃ったわね。絹子。進めてくれるかしら?」
「りょ」
挨拶してからずっと黙っていた絹子は、返事もそこそこに、真っ白なロールカーテンを下ろし、プロジェクターの準備をしだした。
照明を詩乃が操作して準備が出来た。
プロジェクターを操作し、スクリーンに動画を再生させる矢印が出る。ポーズされた状態で再度照明を調整した時、それは唐突に始まった。
昨日の暴行後だろうか。薄暗くなった時間の公園で、辺りには人がいない。
学校に出回ってた暴行動画はインパクト勝負なのか、画質は荒かったし、接写だったため、全体が掴めなかったが、絹子の映像はまるで映画のように鮮明で物語が始まりそうだった。
「今日の議題は」
京介君が画面の中央に倒れている。一旦ポーズを押し、絹子はスケブを開いてみんなを見据えて、自信を持ってこう言った。
「恋した人は魔法使いだった件」
一瞬、時が止まった。
スケブにも同じ事を書いていた。丸っとした字体でピンクの縁取り、水色のストライプに彩られた可愛いポップみたいだ。黄色い星も書いていた。
タイトルの下にデフォルメされた笑顔の絹子が \ステキ!/ \抱いて!/ とメガホンを持って叫んでいるように描いていた。
可愛い。上手い。
じゃなくて。
絹子はいったい何を言い出すのか。何をしているのか。
「……私達がその魔法にかかっている、と?」
「そんな事、小学校の頃より承知してますわ」
「病だけど。具体的には恋だけど。ハート打ち抜く魔法ならもう受けてますけど?」
「ええ。恋の魔法にはもうかかっていますよ? ねえ、みんな?」
『そうだよ!』
『『うん、うん』』
「でも京介、どっちかと言うと騎士じゃね?」
『そうだよっナイト様で王子様でご主人様だよっ』
みんな思い思いに思いの丈を口にする。私も含め、みんな救われたシーンを思い出しているのだろう。
絹子は首を左右に振り、否定する。
「違う。そうじゃない。これを見て」
ポーズを解除し、動画をスタートさせた。
京介君が徐に立ち上がり、画面の方に向かってくる。よろよろとした、酷く緩慢な動きだった。
こんな京介君は見たことない。カメラを持つ絹子の動揺も画面の揺れが教えてくれる。
「京介っ」
「京介くん……」
「京介さん…辛そう」
『ご主人様っ!』
そんな痛ましい京介君なんて初めて見た。全員が息を呑んでしまっていた。
それくらい痛々しい動作だった。
画面手前にあるベンチに身体を放り出すかのように腰掛けて、背中を向ける。
みんな黙って見ている。過去の出来事とはいえ、すぐにでも駆けつけて癒してあげたい。心境はみんな同じだろうから。
「この後。ここから」
そう言った矢先、画面の京介くんから青い光と緑の光が連続して身体を包むように淡く放たれた。
『……わぁ』
「何これ…身体が光ってる」
「…キラキラして綺麗ですわ…」
「え、なにこれまた撃ち抜かれるのわたし? 穴だらけなんですけど」
『『すご』』
「……え、これ、なんだ? CGか?」
「魔、法? これのことですか?」
『ご主人様。流石ですぅ…』
すごく幻想的で、神秘的な光。合成には思えないくらい画面によく馴染んでいた。光は瞬く間に終わった。
動画を一旦止め、絹子は言った。
「正直、何がなんだか、わからなかった。ただ、その場に居て、直接目にした私には、何か清涼で厳かな雰囲気を感じ取れた。これを動画で送ると万が一流出したり、他の人にバレたりするとまずいと思った。だからみんなに来てもらった。あと私は一切編集してない」
基本無口な絹子が一気呵成に話し出した。それくらい興奮してしまったのだろう。
「絹子がそんな嘘をつくなんて、誰も思わないわ…」
「そうですわ。ちなみに音声はありまして?」
「集音マイク、忘れた。気が動転してて。ごめん、みんな」
「そりゃあんな辛そうな京介くん見たら仕方ないよ! 大丈夫だからね?」
「本当はすぐ駆け寄りたかったでしょうに…みんなのためにありがとうね。絹子さん」
「ほんとありがとな! 信じらんねーくらい驚いたけど…ただ、これだけじゃ魔法使いにはならねーんじゃねーか?」
「あまりにも綺麗だったから何度も巻き戻して見ていた。濡れた。果てた。寝不足……失礼。そしたら、見つけた。ここを見てて」
一旦光が始まる前に戻し、ある一点を指差す。
京介君の右肩あたり。制服に靴跡がついて汚れていた。多分蹲った時に蹴られたのだろう。腹が立つ。殺意が湧く。
また動画を再生し、青い光が収まると、
「なっ」
『ああっー!わたしのお仕事がー!』
「…無くなってます、ね」
「光ばかりに心が奪われていましたわ。確かに…汚れが無くなりましたわね」
「だから、私は思った。青いのがキレイにする魔法で……次」
ポーズを解除したその直後、何事も無かったかのようにベンチから立ち上がり、上を見上げ一瞥した後、鞄を手にし、スタスタと去っていった。
まるで何事も無かったかのように。
あれだけ辛そうだったのに。
まだ数分も経っていないのに。
ここで映像は終わっていた。絹子は最期にこう言った。
「緑が回復する魔法なのでは、と」
私には、絹子が出した答えの通りにしか思えなかった。みんな唖然として、しばらく誰も何も言えなかった。
放課後。私は瑠璃と一緒に電車で学校の最寄りの駅から数駅離れた、とあるマンションに来ていた。
クァーレ和光。
和光家の所有する12階建のマンション。そこの最上階。和光エリカによって提供された、1201号室。私達円卓メンバーが屯する部屋だ。
お揃いの天使のチャームが付いた合鍵とカードキーでドアを開けると、玄関に所狭しとローファーが並んでいた。
廊下を抜け、リビングに入る。
広々としたリビングダイニングに、緑の大きくて丸いカーペットを敷き、真ん中に大きな丸いテーブルを置いていた。
そこにみんな丸まって座っていた。
学校の宿題を片付けていたのだろう。教科書とノート、スナック菓子やドリンク、乱雑に置かれていた。
「みんな早いのね」
「今年のバレンタイン以来だね~みんな~おひさ~」
瑠璃とともに円卓のみんなに声をかける。
「聖! ルーリー!」
「いらっしゃいまし」
「お疲れ様です~」
「乙」
旧友たちと挨拶をかわす。高校に入って三カ月。みんなすっかり垢抜けていた。
円卓は今日も華やかだ。最初に場所の提供をしてくれた和光エリカに感謝を述べる。
「エリカ。久しぶり。いつもありがとう」
「エリカん、ありがとー」
「問題ありませんわ。いつでも使ってくださいまし。それより二人とも…くっ、羨ましいですわっ」
「たまたまこうなったからでしょ? そうじゃなきゃ本当は生き地獄だったんだからね!」
「そうよ。私達は賭けに勝っただけよ」
そう。何も起きなければ、高校三年間が灰色確定だった。そういうことを覚悟して受験した。別の高校ならそもそも見なくて済む。心は押し潰されない。みんなは逃げただけでしょ!
「それは、そうなのですけれど…羨ましいものは羨ましいですわ」
エリカとともに大前女子高校に進んだ二人、秦野純、東雲詩乃も聞いてくる。
「それなー本当に勝ったよな~ってか京介、大丈夫だったのか?」
「だいたいの流れは聞いてるけど、心配で心配で」
やっぱり一にも二にも京介くんだ。円卓のメンバーはみんないい感じに拗らせてる。嬉しくなる。
「ごめんごめん。実は今日、京介くん来てないのよ。学校の先生に聞くと、病欠みたい。だけど大したことはないみたい」
「多分大丈夫だよ。お昼に未羽ちゃん見たけど、普通だったし」
「あのブラコンが普通なら大丈夫か」
「そうですわね。あの愚妹がそうなら大丈夫でしょう。そこは信頼出来ますわね。リモート組もいますからご一緒に」
もう一つの小さな丸テーブルには複数台のタブレットが縦置きされていて、1人1人映し出されていた。
『お疲れ様です。皆さん』
『『おはよ』』
『おはよー』
「那奈、リリララ、未知瑠。久しぶりね。活躍は耳にしてるわ」
「私はミチルん以外昨日ぶりーミチルん、おひさ~」
『おひさー、あ、ルーリー、写真いつもありがと! 元気出てくるよ!』
「良いってことよ~学ランのヨレた京介くん。妄想激るっしょ。うししっ。でも用法、用量は守ってね~」
『っ、う、うん』
芸能組四人は遠方からの参加だ。みんな寮暮らし。円卓結成当初、メンバーで特徴や特技や魅力を言い合い、それぞれに見合った進路を進むと決めた。みんな中学時代は捨て、高め合った。
「さて。一応は今日集まれるメンバーは揃ったわね。絹子。進めてくれるかしら?」
「りょ」
挨拶してからずっと黙っていた絹子は、返事もそこそこに、真っ白なロールカーテンを下ろし、プロジェクターの準備をしだした。
照明を詩乃が操作して準備が出来た。
プロジェクターを操作し、スクリーンに動画を再生させる矢印が出る。ポーズされた状態で再度照明を調整した時、それは唐突に始まった。
昨日の暴行後だろうか。薄暗くなった時間の公園で、辺りには人がいない。
学校に出回ってた暴行動画はインパクト勝負なのか、画質は荒かったし、接写だったため、全体が掴めなかったが、絹子の映像はまるで映画のように鮮明で物語が始まりそうだった。
「今日の議題は」
京介君が画面の中央に倒れている。一旦ポーズを押し、絹子はスケブを開いてみんなを見据えて、自信を持ってこう言った。
「恋した人は魔法使いだった件」
一瞬、時が止まった。
スケブにも同じ事を書いていた。丸っとした字体でピンクの縁取り、水色のストライプに彩られた可愛いポップみたいだ。黄色い星も書いていた。
タイトルの下にデフォルメされた笑顔の絹子が \ステキ!/ \抱いて!/ とメガホンを持って叫んでいるように描いていた。
可愛い。上手い。
じゃなくて。
絹子はいったい何を言い出すのか。何をしているのか。
「……私達がその魔法にかかっている、と?」
「そんな事、小学校の頃より承知してますわ」
「病だけど。具体的には恋だけど。ハート打ち抜く魔法ならもう受けてますけど?」
「ええ。恋の魔法にはもうかかっていますよ? ねえ、みんな?」
『そうだよ!』
『『うん、うん』』
「でも京介、どっちかと言うと騎士じゃね?」
『そうだよっナイト様で王子様でご主人様だよっ』
みんな思い思いに思いの丈を口にする。私も含め、みんな救われたシーンを思い出しているのだろう。
絹子は首を左右に振り、否定する。
「違う。そうじゃない。これを見て」
ポーズを解除し、動画をスタートさせた。
京介君が徐に立ち上がり、画面の方に向かってくる。よろよろとした、酷く緩慢な動きだった。
こんな京介君は見たことない。カメラを持つ絹子の動揺も画面の揺れが教えてくれる。
「京介っ」
「京介くん……」
「京介さん…辛そう」
『ご主人様っ!』
そんな痛ましい京介君なんて初めて見た。全員が息を呑んでしまっていた。
それくらい痛々しい動作だった。
画面手前にあるベンチに身体を放り出すかのように腰掛けて、背中を向ける。
みんな黙って見ている。過去の出来事とはいえ、すぐにでも駆けつけて癒してあげたい。心境はみんな同じだろうから。
「この後。ここから」
そう言った矢先、画面の京介くんから青い光と緑の光が連続して身体を包むように淡く放たれた。
『……わぁ』
「何これ…身体が光ってる」
「…キラキラして綺麗ですわ…」
「え、なにこれまた撃ち抜かれるのわたし? 穴だらけなんですけど」
『『すご』』
「……え、これ、なんだ? CGか?」
「魔、法? これのことですか?」
『ご主人様。流石ですぅ…』
すごく幻想的で、神秘的な光。合成には思えないくらい画面によく馴染んでいた。光は瞬く間に終わった。
動画を一旦止め、絹子は言った。
「正直、何がなんだか、わからなかった。ただ、その場に居て、直接目にした私には、何か清涼で厳かな雰囲気を感じ取れた。これを動画で送ると万が一流出したり、他の人にバレたりするとまずいと思った。だからみんなに来てもらった。あと私は一切編集してない」
基本無口な絹子が一気呵成に話し出した。それくらい興奮してしまったのだろう。
「絹子がそんな嘘をつくなんて、誰も思わないわ…」
「そうですわ。ちなみに音声はありまして?」
「集音マイク、忘れた。気が動転してて。ごめん、みんな」
「そりゃあんな辛そうな京介くん見たら仕方ないよ! 大丈夫だからね?」
「本当はすぐ駆け寄りたかったでしょうに…みんなのためにありがとうね。絹子さん」
「ほんとありがとな! 信じらんねーくらい驚いたけど…ただ、これだけじゃ魔法使いにはならねーんじゃねーか?」
「あまりにも綺麗だったから何度も巻き戻して見ていた。濡れた。果てた。寝不足……失礼。そしたら、見つけた。ここを見てて」
一旦光が始まる前に戻し、ある一点を指差す。
京介君の右肩あたり。制服に靴跡がついて汚れていた。多分蹲った時に蹴られたのだろう。腹が立つ。殺意が湧く。
また動画を再生し、青い光が収まると、
「なっ」
『ああっー!わたしのお仕事がー!』
「…無くなってます、ね」
「光ばかりに心が奪われていましたわ。確かに…汚れが無くなりましたわね」
「だから、私は思った。青いのがキレイにする魔法で……次」
ポーズを解除したその直後、何事も無かったかのようにベンチから立ち上がり、上を見上げ一瞥した後、鞄を手にし、スタスタと去っていった。
まるで何事も無かったかのように。
あれだけ辛そうだったのに。
まだ数分も経っていないのに。
ここで映像は終わっていた。絹子は最期にこう言った。
「緑が回復する魔法なのでは、と」
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