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禁断の恋
禁断の恋5 - 水着48h
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| 藤堂 未羽
響子の3P宣言、由真の4P訂正後に、響子は少し待っていてください。
そう、言い残し、由真を連れて浴室に向かった。
私は、昨日から続く騒動で疲れているのかも知れない。何せ、何度考えても4Pなら、もしかして。なんて思い至ってしまうのだから。
兄妹でなんて間違えてるのはわかってる。
妄想で終わらせるべきだとわかってる。
その事に悩んでいた頃、何度か告白された。でも駄目だった。諦めきれなかった。なら、なんで二人きりの時に迫らなかった?
そうだ、わかっていた。
私は京介に拒まれることを何よりも恐れたのだ。血は繋がってないから大丈夫、なんて言えなかった。それより何より怖かった。愛香と別れてから3ヶ月。
3年に渡って煮込まれた思いを、気持ちを、拒まれたくなかった。
「お待たせしました」
「お、おまたせー」
「…」
二人は水着姿だった。
響子はカチューシャの色に寄せた白ビキニ。由真は眼鏡の色に合わせた水色のビキニだった。二人とも谷間がすごい。
くるりと回って、二人はお尻も見せつけてくる。
「…どうしたの、それ」
「家に戻る際、由真には連絡していたのです。今日はもしかしたら落ち込んだ京介さんが喜んでくれるかも、と言って」
「まー、あたしは? 響子とか未羽とかと違って? スタイルよくないし? ピンでは勝負なんてかけられないから? セットだと見てくれるかも? なんて」
そっか。二人とも昔から京介のこと、憧れてたもんね。だから友達になれたんだし。
「きれいよ、二人とも」
「なんだか照れますね」
「ぅ、えへへへ」
「ほら、私たちは覚悟を決めたのです」
「去年の水着、まだ持ってるでしょ?ほら着替えた、着替えた」
「でも」
「今日をもって、妹ではなく、女と意識させるのです。幸い、金土日、今日明日明後日、少なく見積っても48時間ほど時間があります」
「その時間の中で、京介くんの意識改革を目指すよ!」
「………」
響子はズビシィと私に指差し、由真はメガネの真横で水平に片手ピースした。由真、あざとい。
妹じゃなくて女。水着。そして48時間…これは響子と由真が私に付き合ってくれる時間であり、女としての魅力を京介に植え付ける時間だというのだ。
「未羽さんに便乗させていただきますが、そろそろ私も女の子に見られたいのです」
「私も。なんせ女子コーセーだし! 大人になったところを京介くんに見て欲しいし!」
「…くす。ありがとう二人とも。なんか元気出た。そうね。そうだね」
二人はさも自分のためだと、そう言っているけど、明らかに私の背中を押していた。安心させるように笑顔を崩さない。
そうだ、革命しよう!
義妹からの脱却。そう、女の夜明けが今始まる! 拳に力を込めて、そう決意する。
言動ではあんなにも好意を前面に出していたのだ。次はビジュアル面で攻めるのだ!
よし!
「それ、全く伝わっていませんから」
「ツンデレなんて、伝わるわけないじゃん」
「ええっ?」
響子の3P宣言、由真の4P訂正後に、響子は少し待っていてください。
そう、言い残し、由真を連れて浴室に向かった。
私は、昨日から続く騒動で疲れているのかも知れない。何せ、何度考えても4Pなら、もしかして。なんて思い至ってしまうのだから。
兄妹でなんて間違えてるのはわかってる。
妄想で終わらせるべきだとわかってる。
その事に悩んでいた頃、何度か告白された。でも駄目だった。諦めきれなかった。なら、なんで二人きりの時に迫らなかった?
そうだ、わかっていた。
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「お、おまたせー」
「…」
二人は水着姿だった。
響子はカチューシャの色に寄せた白ビキニ。由真は眼鏡の色に合わせた水色のビキニだった。二人とも谷間がすごい。
くるりと回って、二人はお尻も見せつけてくる。
「…どうしたの、それ」
「家に戻る際、由真には連絡していたのです。今日はもしかしたら落ち込んだ京介さんが喜んでくれるかも、と言って」
「まー、あたしは? 響子とか未羽とかと違って? スタイルよくないし? ピンでは勝負なんてかけられないから? セットだと見てくれるかも? なんて」
そっか。二人とも昔から京介のこと、憧れてたもんね。だから友達になれたんだし。
「きれいよ、二人とも」
「なんだか照れますね」
「ぅ、えへへへ」
「ほら、私たちは覚悟を決めたのです」
「去年の水着、まだ持ってるでしょ?ほら着替えた、着替えた」
「でも」
「今日をもって、妹ではなく、女と意識させるのです。幸い、金土日、今日明日明後日、少なく見積っても48時間ほど時間があります」
「その時間の中で、京介くんの意識改革を目指すよ!」
「………」
響子はズビシィと私に指差し、由真はメガネの真横で水平に片手ピースした。由真、あざとい。
妹じゃなくて女。水着。そして48時間…これは響子と由真が私に付き合ってくれる時間であり、女としての魅力を京介に植え付ける時間だというのだ。
「未羽さんに便乗させていただきますが、そろそろ私も女の子に見られたいのです」
「私も。なんせ女子コーセーだし! 大人になったところを京介くんに見て欲しいし!」
「…くす。ありがとう二人とも。なんか元気出た。そうね。そうだね」
二人はさも自分のためだと、そう言っているけど、明らかに私の背中を押していた。安心させるように笑顔を崩さない。
そうだ、革命しよう!
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言動ではあんなにも好意を前面に出していたのだ。次はビジュアル面で攻めるのだ!
よし!
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「ツンデレなんて、伝わるわけないじゃん」
「ええっ?」
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