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31話 考察会議は踊る!~【深淵顕現権限】編~
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「な、なんですかそのスキルは?
ワールドアナウンスとかでは全く聞きませんでしたが、獲得されたのはお二方だけなのですか?」
【検証班長】が眼鏡を拭きながら聞いてきた。
「確証はないが、多分そうだろうな。
【荒れ狂う魚尾砲】クエストをクリアしたのが俺とボマードちゃんだけみたいだし、このクエストの討伐報酬として手に入れたアイテム(?)が引き金で手に入ったスキルっぽいしな」
「いや~、謎ですよね?
みんなで挑戦してたはずなのに私たち2人だけクリアなんて
称号も私たち2人しか貰えなかったですもんね!
これは私の可愛さが為せる技ってやつですね!!」
いや、違うから……多分。
たしかによくわからんよな……
レイドバトル開始の時に全員クエストに参加していた扱いにはなってたとは思うんだが……
「私に考えがあります」
さ、流石【検証班長】!
眼鏡をしているだけはある。
「眼鏡は関係ないです。
おそらくボマードさんと【包丁戦士】さんしかウナギ部分ステータスに影響を与えていないからじゃないですか?
ボマードさんは【名称公開】によるデバフ、【包丁戦士】さんはダメージという区分が考えられます。
この最低条件を満たさないとレイドクエストクリアに貢献した扱いにならないと考えるのが、可能性としてはあり得ます。今後のレイドバトルで検証が必要な項目として加えておきますか……」
言われてみると、俺以外ダメージ与えてなかったしそう言われるとそうなのかもしれない。
「それで?
討伐報酬で手に入れたアイテムとはどんなものですか?
そのアイテムがどの様なものか分かれば、手に入れたスキルについて深く考察をすることができると思うので先に教えて下さい」
「いいですよ!
いや~、とんでもアイテムって名前を聞いただけでわかるやつなんですけど、【Ж細胞】ってアイテムです」
【検証班長】はまた眼鏡を拭きはじめた。
それ、癖か?
「それはあれですか?
グランドアナウンスの実績にあった【深淵細胞】というものですよね?
どんなアイテムか実際に見せてもらえませんか?」
見せたいのはやまやまだが見せられない事情があったりする。
「これ、どうやら体に吸収されているみたいで形のあるアイテムとして見せられないんですよ!
いや~、どんなものか見てみたいんですけど!!」
「ちなみに、このアイテムを手に入れて使えるようになったスキルは試してみたりしましたか?」
【検証班長】はなんとなくスキルの想像がついてきたのか、質問の先をアイテムそのものからスキルについて移行させ始めた。
「いや~、まだですね!」
「俺も試してないな、なんか不気味な名前のスキルだし」
「では早速使ってみてください!
試さなければ検証出来ませんよ!
さあ、早く!」
流石【検証班長】……検証に関する熱意が暴走し始めてる……
まあ、身内ばかりの検証班ならそれでも問題はなさそうだが。
「いや~、それではやってみますね。
【深淵顕現権限】っ!」
スキルを発動させるとボマードちゃんの体全体が黒い靄で覆われ始めた。
その靄が濃くなり、動きがはやくなるにつれ形を変えていく。
そして、靄がなくなった頃にはボマードちゃんの姿が変化していた。
変化していたといっても一部パーツが増えただけみたいなものだが。
ボマードちゃんのロリ体型に尻尾がくっついていた。
あの黒色のウナギだ。
初期段階の方ね。
「顕現という大層なスキルの割に身体パーツが付くだけなのな……」
「ふむふむ、興味深いですね……
この尻尾の付け根はどうなっているのでしょうか?」
ボマードちゃんの服を捲る【検証班長】、端から見ると細身の男がロリの服を剥いでいるようにしか見えないので凄い絵面になっている。
ボマードちゃんも恥ずかしそうにしている。
「【包丁戦士】さんに見られた!?」
いや、タンクトップしか着てない痴女スタイルを普段からしてるのに何を今さら言ってるんだこいつ……
ちなみに尻尾の付け根からお腹にかけて黒い刺青のようなものが走っていた。
その刺青のようなものはウナギのような形をしていた。
「いや~、自分の体の一部のはずなのにぬるぬるしていて気持ち悪いですねこの尻尾、べとべとします……うへぇ……
あっ、自分の意思で動かせますよこれ!!」
そんなこんなで遊んでいたら1分くらいで尻尾が消えた。
ロリ巨乳にぬるぬるの尻尾、犯罪臭のする絵面だったが一心同体なら問題ないだろ……多分な。
「つまりこれは実績にもあった【召喚に関するスキル】ということですかね?
【深淵顕現権限】という名前の割に拍子抜けでしたが、デメリットも無さそうですし使い勝手は良さそうですね」
そう【検証班長】は言っているが、気づいているのかなあれ。
「1ついいか?
【ペグ忍者】、どこ行った?」
「……!?」
「……いや~勘のいい狂人は嫌いですよ……」
こいつっ、スキルの発動デメリットとして【ペグ忍者】を食べたなっっ!?
詳しく聞いてみると、周りにいる自身に敵対意思のないプレイヤー1人を生け贄に捧げないと発動できないスキルのようだ。
1分しか生きられない尻尾のために犠牲になったピンク髪猫耳頭巾ペド忍者に対して静かに合掌した……
ざまーみろ!
なんという外道精神……
この人たちに【深淵顕現権限】与えても大丈夫だったんですか?
【Bottom Down-Online Now loading……
ワールドアナウンスとかでは全く聞きませんでしたが、獲得されたのはお二方だけなのですか?」
【検証班長】が眼鏡を拭きながら聞いてきた。
「確証はないが、多分そうだろうな。
【荒れ狂う魚尾砲】クエストをクリアしたのが俺とボマードちゃんだけみたいだし、このクエストの討伐報酬として手に入れたアイテム(?)が引き金で手に入ったスキルっぽいしな」
「いや~、謎ですよね?
みんなで挑戦してたはずなのに私たち2人だけクリアなんて
称号も私たち2人しか貰えなかったですもんね!
これは私の可愛さが為せる技ってやつですね!!」
いや、違うから……多分。
たしかによくわからんよな……
レイドバトル開始の時に全員クエストに参加していた扱いにはなってたとは思うんだが……
「私に考えがあります」
さ、流石【検証班長】!
眼鏡をしているだけはある。
「眼鏡は関係ないです。
おそらくボマードさんと【包丁戦士】さんしかウナギ部分ステータスに影響を与えていないからじゃないですか?
ボマードさんは【名称公開】によるデバフ、【包丁戦士】さんはダメージという区分が考えられます。
この最低条件を満たさないとレイドクエストクリアに貢献した扱いにならないと考えるのが、可能性としてはあり得ます。今後のレイドバトルで検証が必要な項目として加えておきますか……」
言われてみると、俺以外ダメージ与えてなかったしそう言われるとそうなのかもしれない。
「それで?
討伐報酬で手に入れたアイテムとはどんなものですか?
そのアイテムがどの様なものか分かれば、手に入れたスキルについて深く考察をすることができると思うので先に教えて下さい」
「いいですよ!
いや~、とんでもアイテムって名前を聞いただけでわかるやつなんですけど、【Ж細胞】ってアイテムです」
【検証班長】はまた眼鏡を拭きはじめた。
それ、癖か?
「それはあれですか?
グランドアナウンスの実績にあった【深淵細胞】というものですよね?
どんなアイテムか実際に見せてもらえませんか?」
見せたいのはやまやまだが見せられない事情があったりする。
「これ、どうやら体に吸収されているみたいで形のあるアイテムとして見せられないんですよ!
いや~、どんなものか見てみたいんですけど!!」
「ちなみに、このアイテムを手に入れて使えるようになったスキルは試してみたりしましたか?」
【検証班長】はなんとなくスキルの想像がついてきたのか、質問の先をアイテムそのものからスキルについて移行させ始めた。
「いや~、まだですね!」
「俺も試してないな、なんか不気味な名前のスキルだし」
「では早速使ってみてください!
試さなければ検証出来ませんよ!
さあ、早く!」
流石【検証班長】……検証に関する熱意が暴走し始めてる……
まあ、身内ばかりの検証班ならそれでも問題はなさそうだが。
「いや~、それではやってみますね。
【深淵顕現権限】っ!」
スキルを発動させるとボマードちゃんの体全体が黒い靄で覆われ始めた。
その靄が濃くなり、動きがはやくなるにつれ形を変えていく。
そして、靄がなくなった頃にはボマードちゃんの姿が変化していた。
変化していたといっても一部パーツが増えただけみたいなものだが。
ボマードちゃんのロリ体型に尻尾がくっついていた。
あの黒色のウナギだ。
初期段階の方ね。
「顕現という大層なスキルの割に身体パーツが付くだけなのな……」
「ふむふむ、興味深いですね……
この尻尾の付け根はどうなっているのでしょうか?」
ボマードちゃんの服を捲る【検証班長】、端から見ると細身の男がロリの服を剥いでいるようにしか見えないので凄い絵面になっている。
ボマードちゃんも恥ずかしそうにしている。
「【包丁戦士】さんに見られた!?」
いや、タンクトップしか着てない痴女スタイルを普段からしてるのに何を今さら言ってるんだこいつ……
ちなみに尻尾の付け根からお腹にかけて黒い刺青のようなものが走っていた。
その刺青のようなものはウナギのような形をしていた。
「いや~、自分の体の一部のはずなのにぬるぬるしていて気持ち悪いですねこの尻尾、べとべとします……うへぇ……
あっ、自分の意思で動かせますよこれ!!」
そんなこんなで遊んでいたら1分くらいで尻尾が消えた。
ロリ巨乳にぬるぬるの尻尾、犯罪臭のする絵面だったが一心同体なら問題ないだろ……多分な。
「つまりこれは実績にもあった【召喚に関するスキル】ということですかね?
【深淵顕現権限】という名前の割に拍子抜けでしたが、デメリットも無さそうですし使い勝手は良さそうですね」
そう【検証班長】は言っているが、気づいているのかなあれ。
「1ついいか?
【ペグ忍者】、どこ行った?」
「……!?」
「……いや~勘のいい狂人は嫌いですよ……」
こいつっ、スキルの発動デメリットとして【ペグ忍者】を食べたなっっ!?
詳しく聞いてみると、周りにいる自身に敵対意思のないプレイヤー1人を生け贄に捧げないと発動できないスキルのようだ。
1分しか生きられない尻尾のために犠牲になったピンク髪猫耳頭巾ペド忍者に対して静かに合掌した……
ざまーみろ!
なんという外道精神……
この人たちに【深淵顕現権限】与えても大丈夫だったんですか?
【Bottom Down-Online Now loading……
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