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【最終話】オリビアの恋愛物語
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突如として現れた謎の人物はそう叫んでこちらを振り返りました。
「大丈夫ですか? オリビア~ン……ごほん! 麗しきお嬢さん」
「は、はい! ありがとうございました」
わたくしは慌てて返事をしました。
「ふむ。怪我はないようですね。安心しました」
そのお方はそう言うと、優しく微笑みます。
『トゥンク!』
あら? 何かしら? 胸の鼓動が急に早まりました。
目の前の人物はまるで物語の王子様のようにキラキラと輝いて見えるのです。
「エックス~!」
そう言って駆け寄って来たのは、リリアナさんの旦那さまであるエリオットさんでした。
「急に走って行ったから驚いたよ!」
「ああ、すまない。乙女が暴漢に襲われていたので思わず身体が動いてしまったのだ」
そう言ってエックスと呼ばれた御仁は金色の綺麗な長髪をさらりと流します。
ポッ……わたくし、なぜだか頬が熱くなってきました。
「おいっ!? 暴漢って、レオンハルト殿下じゃないか!?」
エリオットさんは悲鳴を上げて、固まってしまいました。
よくよく見るとレオンハルト殿下は地面にひっくり返って完全に伸びております。
エックスさん……なんてお強い殿方なのでしょうか。素敵ですわ。
「ちょっとエリオット!、あなた遅いわよ! オリビアさまに万が一のことがあったらどうするつもりなの!?」
「ごめんよ、まさかこんなことになっているなんて……」
リリアナさんの剣幕にエリオットさんがシュン……となってしまいました。
「しょうがありませんわ。突然のことでしたもの気にしないで。そそそ、それよりこちらの御仁は……」
はわわ……聞いてしまいました。
些かはしたないとは思いますが聞かずにはいられなかったのです。
横目でそちらを見るとサラリと髪を揺らして、優しげに微笑んでおられました。
「あっ、そうでした! あまりのことにご紹介が遅れて申し訳ありません。こちらの男は隣国オトナリア王国第三王子のエックス・オトナリアです」
「えええええええええ!? オトナリア王国の王子さまなのですか!? で、でもエリオットさん呼び捨て……」
わたくし、思わず淑女にあるまじき大声を出してしまったのです。
「おいおい、エリオット! あまりにもぞんざいな紹介じゃないか! 」
「ごめんごめん。いつもの癖でついね。エックスとは我が辺境伯領がオトナリア王国と隣接している縁で、幼少からの友人関係なのですよ」
「そ、そうなのですね」
確かにお二人はとても親し気な雰囲気を醸しておりました。
「改めてご挨拶させていただきましょう。私はオトナリア王国第三王子のエックス・オトナリアと申す者。以後お見知りおきを、美しいお嬢さん」
「まぁ、美しいだなんて……わたくしはサンカレア公爵家のオリビア・サンカレアと申しますわ」
「オリビアさま。あまり畏まらずとも大丈夫ですよ。王子と言いましても、いつもその辺を遊び歩いているようなやつなので。最近も長いこと姿を見せず、どこでなにをしていたやら」
「ふふ。謎のひとつふたつあったほうが男の魅力というものさ。ねぇ、オリビア嬢?」
そう言ってエックス王子がわたくしにウインクをしてくださいました。
もう、わたくしはどうしていいのかわかりません。
心臓がドキドキと高鳴りっぱなしなのです。
「まったく、エックスは昔から女性を見る目が鋭いんだから……。しかし、これをどうしようか?」
エリオットさんの視線の先には未だ地面に横たわるレオンハルト殿下の姿があります。
「……それならわたくしにお任せください。最終手段があります……」
あまり使いたくない手ではありますが、事ここに至っては仕方ありません。
***
「こんのクソガキがぁ!」
「てめぇ! 性懲りも無く、またうちの妹に手を出したらしいなぁ!」
「ごめんなさぁああい!!」
そうです。お父さまとお兄さまです。背後には我がサンカレア公爵家の大軍勢を従えています。
ソフィアに連絡を頼んだら、すぐさま駆け付けてくれました。
そして殿下をロープでぐるぐる巻きにしてどこかに運んでいきます。
「助けてくれぇええ」
「レオくんを連れてかないで! レオくぅううん!」
哀れ、レオンハルト殿下は怒り狂った猛獣の群れに連れて行かれてしまいました。
「ははは、噂に聞くサンカレア家はすごいな」
……っは! お父さまとお兄さまのせいでサンカレア公爵家のイメージが悪いですわ!
これはまずいです。どうにかしなければ!
「それじゃ私は仕事があるから、これで失礼するとしよう。エリオット、リリアナ嬢、末永くお幸せにな」
「ああ。ありがとうエックス。お前こそ早く良い人を見つけろよ」
「はい、エックス王子。本日はお越し頂きありがとうございました」
あぁ……エックスさまが去ってしまいます。
「エックスさま! またいつか会えますでしょうか?」
わたくしは思わずエックスさまに声を掛けていました。
「もちろんだともオリビア嬢。君さえ良ければ、私はいつでも君の元を訪れるよ」
エックスさまが優雅に一礼して、颯爽と馬車に乗り込み帰って行きました。
「……はわわわ」
わたくしはあまりの衝撃にその場で腰砕けになってしまいました。
しばらく動けないでいると、リリアナさんとエリオットさんがこちらを覗き込まれます。
「オリビアさま! 大丈夫ですか!?」
「しっかりしてください、オリビアさま。おーい」
それにしてもエックスさま……。
とても素敵な殿方でした……。
その時です。パァーと小説のインスピレーションが湧いてきたのです。
わたくしは、ハッ!となりました。
これは早速書き留めなくては!
そうと決まればこうしてはいられません!
「リリアナさん、エリオットさん! わたくし! わたくし、書かねばなりません!」
「えっ!? オリビアさま、どうされたのですか!? オリビアさま~」
こうしてわたくしは、急いで屋敷に戻り、部屋に籠って執筆作業に取り掛かりました。
これは今までに無い傑作が生まれそうな予感があります!
カキカキ! カキカキ!
筆が止まりませんわ~!
「おぉ! オリビア~ン先生が今までに無いぐらい集中されている! これは凄いものが生まれそうだ! 素晴らしい!」
***
そして時は流れて、数年後のことです。
その日の新聞の一面には「オトナリア王国第三王子エックス・オトナリアとサンカレア公爵家令嬢オリビア・サンカレアが婚約!!」の文字が踊り、国民を大変賑わせたそうです。
また同日こっそりと大人気恋愛小説家オリビア~ンと長年のビジネスパートナーであった編集者ミスターXの婚約も発表されたそうな――
「婚約破棄された公爵令嬢、やることもないので趣味に没頭した結果」~完~
***
あとがき
「婚約破棄された公爵令嬢、やることもないので趣味に没頭した結果」にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
この作品は私の初投稿作品となりまして、技量不足を感じながらではありましたが、毎日楽しく執筆することが出来ました。
これもひとえに応援していただいた読者のみなさま方のおかげです。大変感謝申し上げます。
本作をお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう~
「大丈夫ですか? オリビア~ン……ごほん! 麗しきお嬢さん」
「は、はい! ありがとうございました」
わたくしは慌てて返事をしました。
「ふむ。怪我はないようですね。安心しました」
そのお方はそう言うと、優しく微笑みます。
『トゥンク!』
あら? 何かしら? 胸の鼓動が急に早まりました。
目の前の人物はまるで物語の王子様のようにキラキラと輝いて見えるのです。
「エックス~!」
そう言って駆け寄って来たのは、リリアナさんの旦那さまであるエリオットさんでした。
「急に走って行ったから驚いたよ!」
「ああ、すまない。乙女が暴漢に襲われていたので思わず身体が動いてしまったのだ」
そう言ってエックスと呼ばれた御仁は金色の綺麗な長髪をさらりと流します。
ポッ……わたくし、なぜだか頬が熱くなってきました。
「おいっ!? 暴漢って、レオンハルト殿下じゃないか!?」
エリオットさんは悲鳴を上げて、固まってしまいました。
よくよく見るとレオンハルト殿下は地面にひっくり返って完全に伸びております。
エックスさん……なんてお強い殿方なのでしょうか。素敵ですわ。
「ちょっとエリオット!、あなた遅いわよ! オリビアさまに万が一のことがあったらどうするつもりなの!?」
「ごめんよ、まさかこんなことになっているなんて……」
リリアナさんの剣幕にエリオットさんがシュン……となってしまいました。
「しょうがありませんわ。突然のことでしたもの気にしないで。そそそ、それよりこちらの御仁は……」
はわわ……聞いてしまいました。
些かはしたないとは思いますが聞かずにはいられなかったのです。
横目でそちらを見るとサラリと髪を揺らして、優しげに微笑んでおられました。
「あっ、そうでした! あまりのことにご紹介が遅れて申し訳ありません。こちらの男は隣国オトナリア王国第三王子のエックス・オトナリアです」
「えええええええええ!? オトナリア王国の王子さまなのですか!? で、でもエリオットさん呼び捨て……」
わたくし、思わず淑女にあるまじき大声を出してしまったのです。
「おいおい、エリオット! あまりにもぞんざいな紹介じゃないか! 」
「ごめんごめん。いつもの癖でついね。エックスとは我が辺境伯領がオトナリア王国と隣接している縁で、幼少からの友人関係なのですよ」
「そ、そうなのですね」
確かにお二人はとても親し気な雰囲気を醸しておりました。
「改めてご挨拶させていただきましょう。私はオトナリア王国第三王子のエックス・オトナリアと申す者。以後お見知りおきを、美しいお嬢さん」
「まぁ、美しいだなんて……わたくしはサンカレア公爵家のオリビア・サンカレアと申しますわ」
「オリビアさま。あまり畏まらずとも大丈夫ですよ。王子と言いましても、いつもその辺を遊び歩いているようなやつなので。最近も長いこと姿を見せず、どこでなにをしていたやら」
「ふふ。謎のひとつふたつあったほうが男の魅力というものさ。ねぇ、オリビア嬢?」
そう言ってエックス王子がわたくしにウインクをしてくださいました。
もう、わたくしはどうしていいのかわかりません。
心臓がドキドキと高鳴りっぱなしなのです。
「まったく、エックスは昔から女性を見る目が鋭いんだから……。しかし、これをどうしようか?」
エリオットさんの視線の先には未だ地面に横たわるレオンハルト殿下の姿があります。
「……それならわたくしにお任せください。最終手段があります……」
あまり使いたくない手ではありますが、事ここに至っては仕方ありません。
***
「こんのクソガキがぁ!」
「てめぇ! 性懲りも無く、またうちの妹に手を出したらしいなぁ!」
「ごめんなさぁああい!!」
そうです。お父さまとお兄さまです。背後には我がサンカレア公爵家の大軍勢を従えています。
ソフィアに連絡を頼んだら、すぐさま駆け付けてくれました。
そして殿下をロープでぐるぐる巻きにしてどこかに運んでいきます。
「助けてくれぇええ」
「レオくんを連れてかないで! レオくぅううん!」
哀れ、レオンハルト殿下は怒り狂った猛獣の群れに連れて行かれてしまいました。
「ははは、噂に聞くサンカレア家はすごいな」
……っは! お父さまとお兄さまのせいでサンカレア公爵家のイメージが悪いですわ!
これはまずいです。どうにかしなければ!
「それじゃ私は仕事があるから、これで失礼するとしよう。エリオット、リリアナ嬢、末永くお幸せにな」
「ああ。ありがとうエックス。お前こそ早く良い人を見つけろよ」
「はい、エックス王子。本日はお越し頂きありがとうございました」
あぁ……エックスさまが去ってしまいます。
「エックスさま! またいつか会えますでしょうか?」
わたくしは思わずエックスさまに声を掛けていました。
「もちろんだともオリビア嬢。君さえ良ければ、私はいつでも君の元を訪れるよ」
エックスさまが優雅に一礼して、颯爽と馬車に乗り込み帰って行きました。
「……はわわわ」
わたくしはあまりの衝撃にその場で腰砕けになってしまいました。
しばらく動けないでいると、リリアナさんとエリオットさんがこちらを覗き込まれます。
「オリビアさま! 大丈夫ですか!?」
「しっかりしてください、オリビアさま。おーい」
それにしてもエックスさま……。
とても素敵な殿方でした……。
その時です。パァーと小説のインスピレーションが湧いてきたのです。
わたくしは、ハッ!となりました。
これは早速書き留めなくては!
そうと決まればこうしてはいられません!
「リリアナさん、エリオットさん! わたくし! わたくし、書かねばなりません!」
「えっ!? オリビアさま、どうされたのですか!? オリビアさま~」
こうしてわたくしは、急いで屋敷に戻り、部屋に籠って執筆作業に取り掛かりました。
これは今までに無い傑作が生まれそうな予感があります!
カキカキ! カキカキ!
筆が止まりませんわ~!
「おぉ! オリビア~ン先生が今までに無いぐらい集中されている! これは凄いものが生まれそうだ! 素晴らしい!」
***
そして時は流れて、数年後のことです。
その日の新聞の一面には「オトナリア王国第三王子エックス・オトナリアとサンカレア公爵家令嬢オリビア・サンカレアが婚約!!」の文字が踊り、国民を大変賑わせたそうです。
また同日こっそりと大人気恋愛小説家オリビア~ンと長年のビジネスパートナーであった編集者ミスターXの婚約も発表されたそうな――
「婚約破棄された公爵令嬢、やることもないので趣味に没頭した結果」~完~
***
あとがき
「婚約破棄された公爵令嬢、やることもないので趣味に没頭した結果」にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
この作品は私の初投稿作品となりまして、技量不足を感じながらではありましたが、毎日楽しく執筆することが出来ました。
これもひとえに応援していただいた読者のみなさま方のおかげです。大変感謝申し上げます。
本作をお読みいただきありがとうございました。
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