Garden Girls〜箱庭の守り人〜

姫乃

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第一章《吸血姫と機械の侍娘》

閑話 とある者の独白

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ユヅキとルナリアスが友達になっている頃。
夜の街を1人の男が歩いていた。
その男はボロボロのローブを着た痩せこけた男であったが、ユヅキとあった時とは違い楽しそうに人のいない大通りをステップを踏みながら歩いていた。
「さてさて…これで役者は揃ったかな?あとは上手く覚醒まで導けば…」
男はそう呟きながらくるりと回る。
そうすると男が来ていたボロボロの布はいつの間にか黒いコートに、小汚い服も綺麗な黒いスーツに、いつの間にか腰には刀が収まっていた。
「まだまだやることは沢山だ…。あの日が来るまで一旦ここを離れるか…?いや万が一があるか…。」
男は顎に手を添え、小声で呟いた後笑いながらまたステップを踏み始める。
「クカカッ!あぁ!楽しいなぁ!久々だ!この感覚!」
いつの間にか男のボサボサな髪は綺麗な腰ほどまである黒い長髪へと変わり、さらに今度は男のような短髪へと変わる。
「さぁ!物語の影を踏もう!姫のように我が物顔で物語の裏を行こう!この物語の読み手は知らぬが……語り手は俺だ!美しき十六夜の月よ!彼女らに不完全で美しくも残酷な物語を!」
男は月を背にしながら夜の街に消えた。
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