128 / 189
第128話 ワールドカップ23
しおりを挟む幻想図書館――正式には王立ポルトガル図書館。
その荘厳な建物の前に立った瞬間、俺の心臓は跳ね上がった。
「……マジかよ、なんだこれ……!」
思わず声が漏れた。
歴史を刻んだ石造りの外観、重厚で荘厳な佇まい。まるで中世の城に迷い込んだかのような錯覚すら覚える。
「ヤッベぇ……テンション上がってきたぁぁ……!」
興奮を抑えきれずに、石畳を踏みしめて分厚い扉の前に立つ。分かってる、まだ入ってすらいない。でも、もう勝手に冒険が始まってる気がしてならない。
「いざ、突入!」
重たい扉を押し開けた瞬間――
「……うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
本当に叫んでた。だって、目の前に広がっていたのは想像以上の“異世界”だったから。
どこまでも高くそびえる巨大な書架。天井まで続く本の壁。その一冊一冊が歴史を物語り、漆黒の木材に金の装飾が施された棚は、まるで神殿の柱のように荘厳だった。
ステンドグラスから差し込む光が、薄暗い館内に幻想的な輝きを落とし、そこにあるすべての本が神聖な輝きを纏っているように見えた。
「ちょ、ちょ、ちょ……なにこれ……!! 伝説の図書館とかそんなレベルじゃねぇぞ……!」
俺は興奮を抑えきれず、思わず一歩踏み出す。
「こんなん、もう絶対チートアイテムあるだろ……魔剣とか……神話級のやつが隠されてるに決まってるだろ……!」
見渡す限りの本。本。本!!
どれだけの歴史と知識がここに詰まってるんだよ。いやもう、ここで一生過ごせるレベル。
「飯田さん、楽しそうですね。」
隣で綾乃が微笑む声にハッと我に返る。
「……楽しそう? 当たり前だろ!! これが異世界の冒険じゃなくて何なんだよ!!」
思わず拳を握りしめてしまう。誰か止めてくれ。俺のロマンはもう止まらない。
「うわ、こっちの本とか、絶対なんかの呪文書だろ!? いや待てよ、あの奥の本は魔剣の封印解く系のやつか……!? いやいや、もしかしてこの図書館の奥にはドラゴンが……」
興奮しすぎて言葉が止まらない。自分でもヤバいのは分かってる。でも止められねぇんだよ!
「……ふふ、飯田さんって、意外と夢見がちなんですね。」
「夢見がちとかじゃねぇ! こういうのは男のロマンだ!!」
俺は胸を張って叫ぶ。だが綾乃は、どこか優しげに微笑むだけだった。
「じゃあ、探してみてくださいね。魔剣とか、ドラゴンとか。」
「探すに決まってるだろ!」
俺は勢いよく歩き出した。荘厳な書架の間を縫うように進みながら、まるで異世界の迷宮に迷い込んだ冒険者の気分だ。どこかに魔剣が眠っているかもしれない、封印された禁書があるかもしれない。そんな期待に胸が躍る。
……が。
本棚の前で立ち止まった瞬間、俺の動きが止まった。
「……ん?」
その表紙に目を落とす。
そこに記されていた文字――
『História da Humanidade』
……読めねぇ。
「おいおい……これ、何語だよ?」
まさか、と思いながら隣の本にも目を向ける。
『A Arte da Guerra no Brasil』
……分からねぇ。
さらにその隣の本、そしてまたその隣の本。
『Cultura e Tradições Portuguesas』
「……ぜんっぜん分かんねぇ!!」
俺は思わず頭を抱えた。そうだった、ここはブラジル。王立“ポルトガル”図書館。つまり――
「ポルトガル語かよ……!」
文字の形は見覚えがあるのに、意味がまったく分からない。まるで異世界の古代文字を解読しようとしてる気分だ。
「ちょ、ちょっと待て……こんなの、どうすりゃいいんだよ!」
思わず呟く。これじゃ魔剣どころか、何が書いてあるのかすら分からねぇじゃねぇか。
だが――
「ふふ、飯田さん?これは……」
綾乃が俺の隣に歩み寄り、そして、柔らかな微笑みを浮かべながら、まるで日常の一部のように言葉を紡いだ。
「『ポルトガルの文化と伝統』って書いてあります。」
「……!」
一瞬、鼓動が跳ねる。
「マジか!? 綾乃、ポルトガル語読めんのか!?」
驚きに思わず声が上ずる。だが、彼女は穏やかに微笑みながら頷いた。
「少しだけですけど。」
さらっと言う綾乃に、思わず目を奪われた。
「……いや、それ、普通にかっこいいんだが……!」
「ふふ、ありがとうございます。」
控えめで、でも確かに誇らしげな笑みが、どうしようもなく眩しかった。翻訳って、こんなにかっこいいもんだったのかよ。まるで、異世界の呪文を解読する賢者みたいだ。
いや、それ以上に――
「まるで――」
思わず言葉が口からこぼれそうになった瞬間、綾乃が小さく首を傾げて、いたずらっぽい笑みを浮かべる。
「伊集院麗華さんみたいだなって思いました?」
「えっ……?」
その名前が出た瞬間、俺の動きがピタリと止まった。
麗華――その名が脳裏に浮かぶと、動揺で声が裏返る。
「麗華のこと、知ってるのか?」
問いかけると、綾乃は少しだけ視線を落とし、ほんのりと頬を染めながら、少し恥ずかしそうに呟いた。
「えぇ……。実は、飯田さんのこと、ネットで調べたりしてたんです。」
「……ネット?」
「はい。『飯田雷丸 まとめ』とか、『飯田雷丸 wiki』とか、色々見てました。飯田さんの情報がたくさん載ってて……」
「俺のまとめとかwikiなんて作られてんの!?」
驚きと半信半疑が入り混じった声で聞くと、綾乃は「当然じゃないですか」と言わんばかりに、小さく肩をすくめながら微笑んだ。
「それはそうですよ。」
「……え?」
「だって、飯田さんですよ?」
彼女はさらりとした口調で、淡々と続ける。
「サッカーのプロ入団式で空から登場して、テロリストを一人で壊滅させて、国内リーグであれだけ騒ぎを起こし、さらにはワールドカップで活躍して、そして……自分のことを“異世界帰りのハーレム王”だなんて自称してる人ですよ?」
綾乃はそこで一呼吸置いて、俺の顔をじっと見つめる。
「……そんな人、ネットにまとめられないほうがおかしいと思いません?」
「……」
俺は完全に言葉を失った。
なんだその冷静すぎる分析は。
言われてみれば確かに……いや、確かに俺は色々やらかしてきた。けど、こうして改めて一つ一つの出来事を並べられると、もう訳がわからねぇ。むしろ、まとめられてなかったら、それはそれで異常な気がしてきた。
「……まぁ……それは、そうか……」
思わず呟くように漏らすと、綾乃は満足げに頷いた。
彼女の口元には、どこかくすぐったそうな微笑みが浮かんでいる。
「え、でもメンバー達も知られてるのか?」
俺はふと気になって聞いてみた。
すると、綾乃は「ああ……」と少し苦笑しながら、スマホをいじり始めた。
「ハーレムの皆さんが国内の試合で応援していた動画がネットにアップされてて……それがみなさん美少女揃いだから、大人気ですよ。」
「……え?」
まさかと思い、綾乃の手元のスマホを覗き込む。
そこには、まるでスポーツ選手の戦術解説かのような詳細な情報が書かれたページが表示されていた。
『飯田雷丸のハーレムメンバーを徹底解説!』
「……マジかよ!!?」
思わず叫ぶ。
なんで俺のプライベートなハーレム事情が、ネットの総力取材みたいな扱いになってんだ!?
焦りながらスクロールしてみると、そこには信じられないほど詳細な分析が並んでいた。
――――――
飯田雷丸 ハーレムメンバー一覧
伊集院麗華
• ポジション:正妻枠(?)
• 特徴:お嬢様然とした気品と知性を持ち、ハーレムメンバーの中でも精神的支柱的な存在。
• ファンの間では「#麗華様の微笑みは国宝」のタグが定着。
焔華
• ポジション:破天荒系ヒロイン
• 特徴:雷丸との絡みがエンタメ度MAX。試合中の応援でもひときわ目立ち、すでにサッカーファンの間で伝説になりつつある。
• 試合会場で和太鼓を叩いたシーンがバズり、「#焔華の和太鼓」タグが誕生。
雪華
• ポジション:癒し系清楚ヒロイン
• 特徴:小柄な体型に儚げな雰囲気、しかし応援の際は意外と熱い一面も。
• 「雷丸様~~!!」と叫ぶ動画が可愛すぎると話題になり、「#雪華たんハスハス」タグが生まれる。
飯田貴音
• ポジション:妹枠
• 特徴:雷丸を「お兄ちゃん!」と慕う姿がネット民の心を掴み、ファンの間では「貴音は俺たちの妹」として扱われる。
• 応援席での無邪気な姿がバズり、「#俺の妹がこんなに可愛いわけがない(リアル)」タグが急上昇。
伊集院静香
• ポジション:包容力のある年上ヒロイン
• 特徴:優雅な雰囲気と大人の魅力で、ファンの間では「静香さんが雷丸を管理してる説」が浮上。
• インタビューの際の落ち着きぶりが話題になり、「#静香さんママ感強すぎ問題」タグが拡散。
――――――――
さらにスクロールすると、今度はコメント欄が目に飛び込んできた。
「やっぱ正妻は麗華さんだろ!」
「いやいや、焔華こそ至高!」
「貴音ちゃんが唯一無二の妹枠、これが強すぎる」
「静香さん、マジで年上の余裕でハーレム支配してそう」
「雪華たんハスハス」
「なんだよこれ……もはや俺の知らねぇところで、勝手にハーレム論争が起きてんじゃねぇか……」
俺は顔を覆った。
もはやこれは、俺の知らない次元の話になっている。
なぜか、勝手に俺の周りで陣営が分かれ、論争が繰り広げられてるんだが!?
嘆く俺を見て、綾乃はくすっと微笑んだ。
「……すごいですよね、飯田さん。日本中が“異世界帰りのハーレム王・飯田雷丸”に注目してるみたいですよ?」
「注目のされ方が間違ってるんだよ!!!」
俺の叫びが、静かな図書館に響き渡った。
その瞬間、場の空気がピタリと凍る。
周囲にいた人たちが一斉にこちらを振り向き、静寂の中に緊張が走る。
本棚の奥から、眼鏡をかけた図書館員が歩み寄ってくる。
白い手袋をした手には、一冊の分厚い本。
そして、その表情は限りなく冷静だった。
「……すみませんが、ここは静かな図書館です。お静かにお願いします。」
淡々とした声。
決して怒鳴るわけではなく、ただ冷静に注意される。
それが逆に効く。
「……あ。」
俺は一瞬で冷静さを取り戻した。
しまった、完全にやっちまった。
図書館で叫ぶとか、小学生レベルのやらかしだろ……。
綾乃が肩を震わせながら、小さくくすくすと笑っている。
「やっぱり……飯田さんって、面白いですね」と言いたげな表情だった。
恥ずかしさで耳まで熱くなりながら、俺は慌てて頭を下げた。
「す、すみませんでした……!」
図書館員は静かに頷き、再び本棚の向こうへと消えていった。
残された俺は、額に手を当てながら、深く息を吐いた。
「……くそ、完全にやらかした。」
綾乃はそんな俺を見ながら、穏やかに微笑んでいた。
「大丈夫ですよ、飯田さん。怒られたってことは、それだけ存在感があるってことです。」
「なんの慰めにもなってねぇよ……!」
俺は思わず小声で突っ込んだが、その声すらも抑えめにしながら、慎重に次の言葉を選ぶようになっていた。
――うん、しばらくは静かにしよう。
0
あなたにおすすめの小説
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる