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第154話 ワールドカップ49
しおりを挟む【アントニオ・ソルダード】
――「太陽の王子」
それが、僕につけられた呼び名だ。
笑顔を絶やさず、ファンに手を振り、子どもたちの頭を優しく撫でる。
ピッチでは華やかに舞い、ゴールを決めては、完璧なコメントをマイクの前で残す。
それが、“商品としての僕”に求められる姿。
そうやって生きてきた。完璧なイメージを裏切らず、太陽のように輝く「理想のスター」を演じ続けてきた。
でも。
胸の奥にはいつも、黒く濁った感情が沈んでいる。
誰にも見せない。
誰も気づかない。
陽の光の裏に、決して消えない“影”があることを。
僕がサッカーにのめり込んだ理由は――夢なんかじゃない。
憧れでも希望でもなかった。
ただ、生きるためだった。
靴も買えず、破れたシャツを着て、裸足でボールを蹴っていた。
学校なんて行けなかった。
学ぶより、今日の食事をどう得るかに頭を悩ませていた。
そんな僕にとって、サッカーだけが唯一の出口だったんだ。
だから僕は、必死だった。
誰よりも走り、誰よりも点を奪い、誰よりも注目されようとした。
母を笑わせたかった。
妹に新品の靴を買ってあげたかった。
でもある日、そのすべてが崩れた。
父が、僕の稼ぎを抱えて――黙って消えた。
ギャンブルで作った借金を抱えたまま、家族を裏切って。
あの瞬間、僕の中の「信じる」という言葉が死んだ。
家族? 信頼? 希望?
――全部、幻想だった。
その日から僕は、笑うことを覚えた。
本物じゃない、作り物の笑顔を。
誰にも本心を見せず、完璧な外面だけを整えて――ただ、勝ち続けるために。
栄光も、金も、名声も。
誰かのためじゃない。
全部、自分のために掴む。
誰にも期待しない。
誰にも寄りかからない。
信じるのは、いつだって自分の実力だけだ。
「太陽の王子」だなんて、笑える。
でも本当の僕を知ってる人なんて、ひとりもいない。
この笑顔の裏に、どれほど鋭い刃を隠してるかなんて。
けれどそれでいい。
それこそが、僕の“強さ”の正体だから。
孤独で構わない。影があってこそ、僕は輝ける。
今日も、誰にも知られないまま、ピッチに立つ。
ただ――勝つために。
――――――――――――――――
その夜、僕はいつものように、華やかすぎる情事のあとにひとりベランダへ出ていた。
ベッドの上には、何人もの裸の美女たちが満足げに眠っている。まるで贅沢なオブジェのように、美しく、静かに。
だけど僕は、もうシャツのボタンを留め終えて、外の夜風を受けていた。
――正直、愛しているわけじゃない。あのベッドにいる彼女たちは。
彼女たちは、そうだな……言ってしまえば、孤独を飾るためのインテリアみたいなものだ。
少しばかりの甘さと熱と、柔らかな声で日常の虚無をごまかしてくれる、“華やかな背景”。
……我ながら笑える。自分で言ってて、こんなにも空っぽな自分に呆れる。
「アントニオ~、戻ってきてよ~」と、部屋の奥から甘ったるい声が聞こえてくる。
でも僕は振り返らず、夜空を見上げたまま、ふっと笑った。
みんな僕を「太陽の王子」と呼ぶけど、たまには太陽だって、夜風に冷やされていたくなるもんだ。
――そんなとき、思い浮かぶのは決まって、あの男の顔だった。
飯田雷丸。
恐らく今ごろ、自慢のハーレムメンバーたちと騒いでいるか、もしくは爆睡してるかのどっちかだろう。
まったく、あいつはいつも騒がしくて、予測不能で、ふざけていて――でも、なぜか目が離せない。
僕と雷丸君は、表向きはよく似ていると言われる。
華やかで、スター性があって、ピッチで目立つタイプ。
だけど中身は、まるで違う。
僕は孤独の中で這い上がった。
勝たなければ、何も守れなかった。信じたものに裏切られてきた。だからこそ、自分の力だけを信じてきた。
試合は、自分との戦いだった。
常に冷静に、完璧に。ミスのない王子であり続けることが、僕の生き方だった。
でも雷丸君は、ちがう。
とにかく感情のまま。喜怒哀楽が顔に出るし、仲間と本気で笑い、本気で怒り、本気で戦う。
あんなふうに、人を信じられるのが――少し羨ましい。
……そして、つい最近の一件。
彼は、裏切った相手――「綾乃さん」を、なんと“許した”。
あれだけのことをされてなお、彼は憎まず、責めず、前に進んだ。
僕なら、間違いなく突き放していた。いや、あんな人間は、僕の中では二度と信用に値しない。
だけど、雷丸君は違った。
許したその姿は、まるで“強さ”の証のように見えた。
僕が捨ててきた“信じる”という感情を、あいつはまだ持っている。
……もしかすると、あいつは僕にない「何か」を知っているのかもしれない。
それがなんなのか――明日の試合で教えてほしい。
明日は、楽しみだ。
また何か、突拍子もない“とんでもない技”でも見せてくれるんじゃないか。
気づけば、僕はひとりで笑っていた。
そのとき、部屋の中からまた甘い声が響く。
「アントニオ~、ねぇ、何笑ってるの~?」
僕はそっとため息をついて、最後に夜風の冷たさをひと呼吸、胸に収めた。
そして、静かに部屋へと戻った。太陽の王子の仮面を、再び纏って。
――――――――――――――――
試合当日の朝、俺はスパーン!と音が鳴るくらい勢いよく目を覚ました。
いや、目が覚めたっていうより――跳ね起きた。身体の中で「今日は何かやらかすぞ!」ってお祭りが始まったような、全力の覚醒モードだ。
そのままベッドを飛び降りて、目覚まし代わりに置いておいたミネラルウォーターをグイッと一気飲み。冷たい水が喉を滑る感覚が、目覚めにちょうどいい。
すぐさまシャワールームに向かい、熱すぎず冷たすぎない絶妙な温度のシャワーを浴びる。肌に当たる水の感触が、眠気の残りかすを洗い流していく。
バスタオルでざっと髪を拭いたあと、いつものようにしっかりとオールバックにセット。鏡の前で片目をつむってウィンク。
「今日もハーレム王、全開!」
自分に向かってそう言いながら、ニッと笑う。完璧な自分確認。心も身体も、もう完全に“試合モード”だ。
「さあ、行くぜ!」
声に出して気合を入れた瞬間、視線の先――部屋の隅に置かれた昨日脱ぎ捨てたユニフォームが、まるで俺を見てるように感じた。
すでに出陣を待ち構えてる、俺の戦闘服。
「もう行くのか?」とでも言ってるみたいだ。
「おう、行くぞ、相棒!」
ひとりで返事をして、俺はそのユニフォームに袖を通す。布の感触が背中を走った瞬間、不思議と心がグッと引き締まる。
胸元のエンブレムを軽く撫でて、足元にはシューズを。紐をしっかりと結び直して、最後に背番号へと手を添える。
背番号にそっと手を添えたその瞬間、心の奥底からぐわっと熱が湧いてきた。まるで魂に火が灯るような感覚。
いける――今日は、間違いなく俺の“日”だ。
ホテルのロビーに降りると、すでにチームメイトたちが揃っていた。全員の表情には緊張感が走り、静かな気迫が立ち込めている。目と目が合えば、自然と「行こうぜ」という無言の合意が交わされる。
心の中で自分自身にガッと気合を入れて、バスに乗り込む。窓の外には、試合会場へと続く朝の街並み。
座席に腰を落ち着けたその瞬間、俺のテンションはMAXに突入。
「よし、いくぜ……ハーレム古今東西!」
周囲の選手たちは皆、集中するために黙り込み、音楽を聞いたり、目を閉じたりしている。だが、俺は違う。俺には俺の戦い方がある。
「まずは名前確認だな……静香さん、雪華、焔華、貴音、麗華……うん、全員いる!」
指を一本ずつ立てながら、カウント。次のテーマは「各自の特技」だ。
「貴音は……癒し力Sランクの優しさマスター! 雪華は料理のプロフェッショナル、焔華は爆炎元気娘……! 麗華は知識と美貌のエリート女王、そして静香さんは――冷静沈着、優しさと気品の化身!」
俺は両手で指を折りながら、満足げに頷く。
「よし、ハーレム・スペック把握完了!」
隣の席からチラリと視線が送られてくる。村岡が呆れたように言った。
「おい雷丸、試合前に何やってんだよ……」
「ハーレム古今東西だよ!俺の集中ルーティンだから!」
得意げに言ってやると、村岡は「……ハーレム古今東西ってお前……」と苦笑いを浮かべて頭をかく。
「いいか、村岡。ハーレムの力はな、俺のエネルギー源なんだよ!“推し”の笑顔を思い浮かべるだけで、元気全開になるんだぞ?」
再び目を閉じて、心の中で全員の笑顔を思い浮かべる。
静香さんの穏やかな微笑み。雪華の恥ずかしそうな顔。焔華の豪快な笑い。麗華の知的な横顔。貴音の無邪気なウィンク。
――よし、充電完了。
俺はそっと背筋を伸ばし、空を見上げるようにバスの天井を見つめた。
「みんな……見てろよ。俺、世界一の男になるからな」
バスがスタジアム前に到着した瞬間、窓の外から押し寄せてくるのは――熱気。叫び。希望。興奮。
日本サポーターたちの声援が、壁のように押し寄せてくる。
「雷丸ーー!!」「日本、頼んだぞ!!」
プラカードや国旗が波のように揺れ、赤と白の嵐がスタジアム周囲を埋め尽くしていた。
バスのドアが開く。
その瞬間――俺は飛び出すように地面へ降り立ち、両手を思いきり広げて叫んだ。
「よっしゃああああ!! 今日も全力で行くぜ!! みんな、見ててくれよ!!」
その言葉に応えるように、観客席から大きな歓声が沸き起こる。
カメラのフラッシュ、手を振る子どもたち、涙ぐむファン、そして――俺の背中を押すような、数えきれない想い。
(全部、届いてるぜ)
今日という日は、ただの一試合じゃない。
俺にとっては――母ちゃんとの約束を果たす日だ。
ワールドカップ優勝。それは、俺と母ちゃんの夢だった。
(見ててくれよ、母ちゃん。俺、やるからな)
そして、いつも心にいてくれるハーレムメンバーたち。
静香さん、雪華、焔華、貴音、麗華――全員が俺のことを信じてくれてる。
「よし……いくぞ、雷丸」
スタジアムの空気を一瞬吸い込んでから、足を進める。
ロッカールームの扉をくぐった瞬間――そこには、腕を組んで待ち構える漢がいた。
藤堂剛、監督。
その鋭い眼光が、無言のまま、俺たち選手一人ひとりを貫くように見回していく。
張り詰めた空気の中、誰も言葉を発さない。
やがて、藤堂監督がゆっくりと前に出た。
そして、静かに、だが確かな重みをもって口を開く。
「……俺の好きな言葉を、一つだけ紹介しよう」
その低く落ち着いた声に、全員が自然と背筋を伸ばす。
「“本物は静かに燃える”――俺が若い頃、恩師に言われた言葉だ。芯の奥で、誰にも負けない情熱を燃やし続けている者こそ――本物なんだ」
その言葉を口にした藤堂監督の表情は、どこか遠い記憶を見つめているようだった。
ゆっくりと、ロッカールームを歩きながら言葉を紡いでいく。
「お前たちはここまで、そういう“本物”を証明してきた。フランス、ベルギー、スペイン、アルゼンチン、イタリア。世界の強豪相手に、臆することなく、淡々と、自分たちの力を出し切ってきた」
その声は熱を帯びながらも、決して叫ぶようなものではない。むしろ静かに、だが力強く胸に響いた。
「お前たちは決して最初から“期待の星”なんかじゃなかった。だが、一戦一戦を本気で戦い抜き、どんな逆境にも折れず、静かに――そして確かに、この舞台に立つ権利を掴んできた」
監督の足が止まり、全員を見渡す。
そして、ひと呼吸置いてから言う。
「俺は今の日本代表を誇りに思う。本物のチームだ。燃えてる。静かに、だが誰よりも熱く――お前たちは間違いなく、“本物”だ」
重く、しかし優しいその言葉に、選手たちの目が揺れる。
肩が、拳が、自然と力を帯びる。
俺も、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じていた。
「さあ、行くぞ――世界の頂点へ。静かに、確かに、俺たちの炎をぶつけてやれ」
鋭く、力強いその言葉に――ロッカールームが震えた。
そして、長谷川キャプテンが一歩前に出る。
「よし……全員、集まれ!!」
全員が輪になる。手と手が重なり合い、心と心が一つになっていく。
この瞬間だけは、誰もが――“日本”という名の戦士だった。
「ここまで来たぞ。ここまで積み重ねてきた時間を、絆を、信じろ!」
長谷川の声が響く。
「俺たちは、もう一人じゃない!!日本がついてる!!――さあ、叫べ!!!」
全員で声を揃える。
「行くぞ日本!!!!」
――――――――――
スタジアムのピッチに足を踏み入れた瞬間――まるで嵐。
観客の歓声が波となって押し寄せ、空気が揺れ、鼓膜がキンと震える。
このビリビリと痺れる感じ。まさに、世界の決戦の舞台だ。
そんな中、優雅な足取りで近づいてくる影が一つ。
アントニオ・ソルダード。
太陽の王子は、今日もまるで“戦場の王子様”とでも言わんばかりに、堂々たる余裕で歩いてきた。
まるでこれがカフェの待ち合わせだとでも思ってるんじゃねぇか?ってくらい、緩やかで優雅な笑顔。
「やぁ、雷丸君。準備は万端かい?」
にこりと、絵に描いたような爽やかスマイル。
「おうよ!これ以上にないってくらいな!」
俺は胸をバンと叩いて返す。ここで負けてたまるかっての!
アントニオはそんな俺の様子にさらにニヤリと笑い、言った。
「――――いいね。」
その声はどこか低く、艶やかで、それでいて確かに闘志を帯びている。
「じゃあ、今日は思いっきり楽しませてもらうとしよう」
……ふん。どこまでも余裕かよ。
「いいぜ。お前がそう言うなら、俺も最高のハーレム王スマイルで応えてやるよ」
そう言って、俺も負けじとニカッと笑ってやる。
バチン、と視線がぶつかる。
緊張でも敵意でもない。もっと高次元の、互いを高め合う“戦友”としての交差。
ははっ――と、ふたり同時に笑いあった。
「覚悟しろよ、アントニオ……!」
「君こそね、雷丸君。」
軽口のようでいて、真剣。
ふたりの間に流れる空気は、ピッチ上とは思えないほど心地よく、だけど確かに――火花が散っていた。
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