異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴

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第182話 富士の樹海20

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「――――幻風舞影(げんぷうぶえい)!」



 彼女の声と共に、風が激しく渦巻き始めた。霧羽の周囲に濃密な風が集まり、それが舞い上がるようにして彼女の姿を包み込む。


 次の瞬間、彼女の残像が複数現れた。残像はまるで本物の霧羽のように宙を舞い、斑鳩を取り囲むように動き出す。その動きは速く、巧妙で、見る者を惑わす風の舞だった。


 だが、斑鳩は微動だにしない。
 

 
「……ふん、幻影ですか。」



 冷静な声とともに、斑鳩は冷たく微笑みを浮かべた。彼女の目には、残像を見極めようとする様子など微塵も見られない。


 
「視界を惑わせて撹乱するつもりなのでしょうけれど、残念ですわね。そんなもの、私には通じません。」



 その言葉通り、斑鳩は動じることなく足元をトントンと叩いた。リズミカルな音が響いた直後――


 
「――――地烈衝(じれつしょう)。」



 斑鳩の冷たい声が響くと、地面が突如として激しく震えた。霧羽の足元から広がる震動が、地面をひび割れさせ、揺れ動く石や土が舞い上がる。
 

 その瞬間、斑鳩の鋭い視線が霧羽の「本体」を捉える。
 わずかな違和感――呼吸の間隔や羽ばたきのリズム、さらには光の反射の仕方。斑鳩の瞳は、それら全てを読み取り、一瞬で「実体」を見抜いた。


 
「そこですわ。」



 斑鳩は警棒を振り抜く。


 霧羽の日本刀と斑鳩の警棒が交錯し、激しい火花を散らす。金属と石がぶつかり合う甲高い音が辺りに響き渡った。霧羽は風を纏った日本刀で斬撃を加えるが、斑鳩は警棒を自在に操り、そのすべてを正確に受け流していく。


 
「くっ……!」


 
 霧羽が再び距離を取ろうと羽ばたくが、斑鳩は追撃の手を緩めない。警棒を構えながら再び足元を叩き、地脈を操る。


 
「地脈衝撃(ちみゃくしょうげき)。」



 その一言とともに、霧羽の足元から尖った石の槍が突き出し、空中へ向かって伸びていく。霧羽はギリギリでそれをかわしつつも、さらなる追撃に警戒を強める。


 斑鳩の攻撃は終わらない。彼女は警棒を回転させながら、再び霧羽に接近する。攻撃の間隔は短く、一切の隙がない。その攻撃の精度とリズムには、戦闘の経験と圧倒的なセンスが滲み出ている。


 霧羽はなんとか応戦しようと日本刀を振るうが、斑鳩はその動きを読んで先手を取る。斑鳩の警棒が日本刀の軌道を正確に阻み、さらには足元の地脈を動かして、霧羽の動きを制限する。


 
「どうしました?その誇り高い天狗の力、これだけではないのでしょう?」


 

 その一言に霧羽の表情が険しくなり、彼女の目には怒りが宿る。

 

「……貴様、そこまで言うなら――覚悟はできているんだろうな!」



 霧羽は怒りを爆発させるように翼を広げ、斑鳩に向かって全力で突撃した。


 斑鳩はその様子を見て、口元を歪ませながら微笑む。まるで計算通りとでも言いたげなその表情は、余裕に満ちている。


 
「本当に、扱いやすくて助かりますわ。」



 冷たい声が静かに響き渡った瞬間――

 

「――――地縛連鎖(じばくれんさ)。」



 斑鳩が静かに足元を叩くと、霧羽の足元から突然、黒く輝く鎖が地面を突き破って出現した。その鎖は蛇のように霧羽の足に絡みつき、一瞬のうちに彼女の動きを封じていく。


 
「なっ――!?」



 霧羽は驚愕の表情を浮かべ、必死に鎖を振り払おうとするが、その鎖は鋼のように頑丈で、彼女の体を締め付けていく。


 
「さっきから何も考えずに戦っていたわけではありませんのよ。」



 斑鳩は微笑みながら、冷静に話し続ける。


 
「戦いながら、ずっとこの場に地脈を活かしたトラップを仕掛けていましたの。この鎖は、私の術式が完成した証。貴女の怒りに任せた突撃――その予測通りの行動が、私の計画を完璧に仕上げてくれましたわ。」



 霧羽の顔には怒りと焦りが浮かぶ。自分の動きを完全に読まれていたことへの悔しさが滲み出ている。


 
「貴様……これが目的だったのか……!」



 彼女の声には怒りが込められているが、体は完全に鎖に絡め取られて動けない。


 斑鳩はさらに一歩近づき、冷ややかな笑みを浮かべながら霧羽を見下ろす。


 
「そうですわ。誇り高き天狗様が、まさかこんなに簡単に罠にかかるとは思いませんでしたけれど。これで――おしまいですわね。」



 その言葉と共に、斑鳩は警棒を持ち上げ、冷たく鋭い視線で霧羽を見据えた。


 

 ――――――――――――
 



 
 斑鳩が冷たい笑みを浮かべながら、じわじわと霧羽に歩み寄っていく。その姿を見た瞬間、胸の奥に焦りが突き刺さる。

 

「くそっ……!」


 
 鋼牙を倒す絶好のチャンスが目の前にある。それでも、霧羽が危険に晒されている状況を見過ごすことなんてできるわけがない。俺の心臓が跳ね上がり、全身に雷の力を集めながら決断を下す。

 

「待ってろ、霧羽!今助ける!」


 
 迷いなんて微塵もない。鋼牙を倒すよりも、今は霧羽を守る。それが俺の優先事項だ――それ以外、ありえないんだよ!俺は鋼牙に背を向け、全力で斑鳩に向かって駆け出した。


 背後から鋼牙の気配を感じるが、そんなものに構っていられる余裕なんてない。雷をまとった足音が地を叩き、俺の視線はただ霧羽と斑鳩の元へ一直線に向かっている。

 

 ――その時だった。

 

 〈ビュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!〉

 

 突然、周囲の空気が変わった。重く張り詰めた空気が全身を包み込む。冷たく刺すような風が吹き抜け、まるで戦場全体が圧迫されるような感覚に襲われた。


 上空から凄まじい気配が降り注ぐ。それは誰のものかを理解する間もなく、五人の天狗たちが翼を広げて舞い降りてきた。その中で、特に異彩を放つ男が先頭に立っている。


 男の姿は圧倒的だった。長く艶のある黒髪を後ろで一つに束ね、所々に白い筋が入り、年月を重ねた威厳が漂っている。

 深紅の瞳は鋭く光り、まるで相手の内側すら見透かすような冷酷さを感じさせた。瞳がこちらを捉えるたびに、まるで体温が奪われるような錯覚に陥る。

 

 身に纏うのは黒と深緑を基調とした和風の羽織で、風にたなびくたびにその裾がまるで霧のように揺れる。

 羽織の背には、大きな天狗面の刺繍が施され、ただその姿を見るだけで圧倒的な恐怖感が込み上げてくる。

 肩には軽装の鎧を纏い、その姿は戦士でありながらも山の守護者としての神秘的な威厳を感じさせた。

 

 さらに目を引くのは、彼の背に広がる巨大な漆黒の翼だ。羽ばたくたびに、翼の先端に暗赤色の光がわずかに揺らめき、その度に周囲の空気が切り裂かれるような音を立てる。その翼は夜空と完全に同化し、まるでその存在が闇そのものだと錯覚させるほどだった。

 

 彼の腰には黒い刀身の日本刀が吊られており、刀の鍔には波打つ風を模したデザインが施されており、柄には白い布が巻かれている。

 風鳴りの音が微かに刀から響き、その音だけで周囲に緊張感が走る。刀を一振りするだけで、どれほどの力を発揮するのかが容易に想像できた。

 
 そのどっしりとした威圧感を纏い、漆黒の翼を広げた男は、深紅の瞳を冷たく輝かせながら俺たちを見下ろしていた。

 

「――――何やら騒がしいと思えば、人間どもか。」


 
 低く響く声が戦場を震わせる。その目が俺を通り過ぎ、霧羽へと移った。その瞬間、嘲笑と軽蔑を浮かべた表情に変わり、冷たく切り捨てるような声が彼女に向けられる。

 

「無様だな、霧羽。そんな人間どもに遅れをとるとは。」


 
 その声に、霧羽がピクリと肩を震わせた。彼女は歯を食いしばりながら彼を睨むものの、言い返す言葉を見つけられない様子で苦悶の表情を浮かべる。

 

「夜嵐………!!」

 
 

霧羽が搾り出すようにその名を呼んだ。その声には、怒りとも屈辱とも取れる感情が滲んでいた。

 

「族長である私の血を引いておきながら、その失態……恥を知れ。」

 

 夜嵐の冷徹な声が響き渡る。鋭い視線を霧羽に突き刺し、その一言で周囲の空気が一層重くなる。

 

 ……え?「血を引いてる」って、どういうことだ?



 俺の頭の中が一瞬フリーズする。思考が止まったまま、ついぼそっと口から言葉が漏れた。

 

「血を引いてるって……え、もしかして……?」



 すると霧羽が、静かに俺に向かって言い放った。

 

「あぁ、夜嵐は私の父だ。」

「えぇぇぇっっっっ!!!???」


 
 思わず目を見開いて叫んじまった。霧羽の落ち着いた様子に反して、俺の頭の中では完全にパニックだ。



 霧羽が夜嵐の娘?それってつまり……俺の未来の義理の親父が、この冷酷な族長ってことかよ!?

 

「いやいやちょっと待て!急にそんな重要な設定ぶっこんでくるなよ!親子って、それを今さら言うか!?」


 
 俺の混乱ぶりをよそに、夜嵐は冷たい視線をこちらに向ける。その目はまるで「何を騒いでいる?」とでも言いたげだったが、俺はもう衝撃で思考が追いつかない。

 
 あぁ、これからどうする?未来の義理の親父になるかもしれない奴に刃向かうべきか、それとも妙に敬意を払うべきか?

 
 俺の脳内では、「戦うべきか、『お義父様』と呼ぶべきか」会議が大混乱をきたしている。どちらに転んでも地獄しか見えねぇ気がするんだけど!?


 だがそんな俺の葛藤なんてお構いなしに、夜嵐は冷ややかに目を細めた。


 その視線にはまるで「無力な存在は消えろ」とでも言いたげな冷酷さが漂っている。周囲の空気が一気に凍りつき、背筋に寒気が走る。



 おいおい、どうするかでテンパってんのに、このお義父さん(仮)こえぇよ……!!



 そんな緊張感が支配する静まり返った空気の中、不意に斑鳩が口元に不気味な笑みを浮かべた。


 
「あら――わざわざ目的の獲物が来てくださるなんて……嬉しい限りですわね。」



 その言葉に応えるように、鋼牙が満面の笑みを浮かべながら巨大な斧を肩に担いで一歩を踏み出した。


 
「おうっ!!そいつらをぶった斬るチャンスだな!」



 鋼牙の荒々しい声が響く中、彼の赤く光る瞳は既に夜嵐たち天狗に向けられている。その瞳には明らかな興奮と戦闘への渇望が宿っていた。


 その緊張感を切り裂くように、突然、天狗の一人が静かに長弓を引き絞った。深緑の翼を広げ、自然と一体化するかのような佇まいで彼は鋭い視線を斑鳩に向ける。弓に風の力が宿り、矢が淡い緑光を放ちながら放たれる。



 ――〈ヒュンッ!〉

 

 音を立てて矢が空を裂き、斑鳩の頭上を狙い飛来する。その鋭い一撃に気づいた斑鳩は、とっさに足を踏み込み、その場から後方へ飛び退くことで矢をかわした。


 矢が地面に突き刺さり、風の衝撃が小さな旋風を巻き起こす。後方へ跳んで間一髪で矢をかわした斑鳩は、足を地につけるとすぐに鋭い目つきで矢の出所を探った。


 するとそこには、深緑の翼を持ち、目を閉じた天狗が長弓を静かに構えていた。彼は口元に薄い笑みを浮かべると、まるで風そのものが語りかけるような調子で詩を紡ぎ始めた。


 
「山の風よ、吹け吹け、どこまでも。
 ついでに敵も吹っ飛ばせ、風任せ。
 弓の矢が歌えば、敵は泣く。
 風よ、今日も私をいい感じに持ち上げてくれ。」


 
 斑鳩はその詩を聞き、眉間にしわを寄せながら冷ややかに口を開いた。


 
「……何ですの、そのやる気のない即興詩は。」



 影鷹は口元を緩めたまま、のんびりと肩をすくめた。


 
「おやおや、風の詩を解せぬとは、心が狭い証拠。
詩も戦いの一環だ。心の矢で揺さぶるのさ。
――さて、これからは実際の矢が飛ぶ番だがね。」


 
 次に姿を現したのは、白銀の鎧を纏い、純白の翼を広げた天狗だった。その姿はまるで雪山の化身のようで、冷気を纏いながら優雅に歩み出る。



「影鷹さん、その詩では相手に舐められます。真剣にやりましょう。」



 静かで礼儀正しい口調ながら、その言葉には控えめな鋭さがあった。


 
 「私は銀嶺。」



 彼は軽く薙刀を振ると、風に乗った冷気が周囲を覆い、空気が一気に冷たくなる。斑鳩は一瞬身震いしながらも表情を崩さず、彼の威圧感に冷静を装っていた。


 
「ここに現れた以上、全力で相手をして差し上げます。どうぞご覚悟を。」



 続いて姿を現したのは、赤橙色の羽根を纏い、火花のように輝く双剣を持つ天狗だった。彼は軽い足取りで前に進み、笑みを浮かべながら名乗る。


 
「俺は煌羽。まあ、見た通り熱いやつだと思ってくれりゃいい。」


 
 彼が双剣を振ると、周囲の空気が一気に熱を帯びる。炎の残像が剣の軌跡を描き、琥珀色の瞳が鋭く光る。


 
「こっちも、火遊びする気満々だぜ!さぁ、どっから燃やしてほしい?」


 
 彼の挑発的な言葉に、斑鳩は冷笑を浮かべたまま応じることもなく、ただ剣先に視線を集中させる。

 
 最後に現れたのは、漆黒の鎖鎌を手にした天狗だった。彼は無言のまま鋼牙をじっと見据え、その紅い瞳には容赦のない冷酷さが宿っていた。


 
「……………………。」



 無言の圧力だけで場を支配する彼の存在感に、鋼牙すら少しだけ警戒の色を見せる。鎖鎌がわずかに揺れ、その音が静寂の中に不気味に響く。


 沈黙が続く中、隣の煌羽が軽く肩を叩きながら声をかける。

 
「おい、黒塵!ちょっとはしゃべれよ!黙ってたら怖ぇだけだろ!」


 
 黒塵はちらりと煌羽を見やり、わずかに息を吐きながら短く答えた。


 
「……言葉など不要だ。」



 その言葉と共に、鎖鎌の刃が一瞬だけ鋭い光を放つ。周囲の空気が張り詰める中、天狗たちはそれぞれの威圧感を纏い、鋼牙や斑鳩に向けて静かに構えを取った

 
 他の天狗たちを一歩後ろに従えたまま、夜嵐は堂々とその場に立ち尽くしている。その姿には威圧感が漂い、彼が一言も発さなくても、ただそこにいるだけで場の空気が緊張感に満ちていた。
 


 斑鳩はその場を冷静に見渡しながら、小さく笑みを浮かべた。

 
  
「……まるでおとぎ話のようですわね。こんな風に次々と登場されると、こちらも楽しみが増しますわ。」



 その言葉に誰も答えなかった。ただ、天狗たちの冷たい視線が彼女たちを一層強く包み込む。鋼牙が斧を振りかざし、一歩踏み出す。


 
「いいぜ!まとめて相手してやる!そのデカイ翼もまとめてぶった斬ってやるぜ!」

 

 鋼牙の荒々しい声が響き渡るが、それにも天狗たちは動じない。ただ冷静に彼の言葉を聞き流すだけだった。その圧倒的な威厳の前で、鋼牙の挑発がどこか空回りしているようにも見える。

 

 ――そんな中、俺は心の中で完全に困惑していた。
 

 
 え、これ、どうすりゃいいんだ?俺、どう動けば正解なんだ?

 

 夜嵐は霧羽のお父さん、つまり将来的にお義父さんになるかもしれない存在だ。だけど、その夜嵐は人間を滅ぼそうとしてるから、普通に考えたら敵だよな?

 

 しかも、その夜嵐と一緒にいる天狗たちも、当然敵になる。いやいや、でも斑鳩や鋼牙も俺の敵なんだよな?

 

 ――ってことは、敵と敵がいて、その敵と敵同士も敵で……。

 

 ……もう、わけわかんねぇよ!!

 

 俺の頭の中は、見事にカオスだ。この状況をどう処理すればいいのか全然分からない。戦うべきか、話し合うべきか、むしろこの場から全力で逃げるべきか――選択肢がどれも地雷臭しかしない。

 

 俺は全員の動きを警戒しながらも、ひとまず静かに様子を伺うことにした。でも、みんなの気配はどんどん高まっていくし、空気はどんどん張り詰めていくし……。

 

 完全に取り残されてる俺だけが、まるで場違いな存在みたいじゃねぇか。

 

 ――頼む、誰かこの状況を分かりやすく説明してくれ!!

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