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催淫効果
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久耶がくるまってる布団に馬乗りになってシャツのボタンを外し始めると、びくっと動いた。
そう、お腹空いたよね、僕の血じゃなきゃダメなんだもんね。
「久耶、制服着たら隠れる場所なら傷つけて今飲んでいいよ」
飢えていた獣の久耶は、僕からのOKが出るなり布団を蹴り飛ばして覆いかぶさってきた。その目は赤く光ってる。
「がっつかないで、って言っても無理か。保健室の布団だの床に血液垂らさないでよ。後で樹さんに叱られるからね」
「大丈夫。月希の血を無駄にするなんて勿体ないことしないから」
飲みやすいように久耶の太腿にまたがって座ると、鎖骨下辺りに牙を突き立てられ皮膚が破られる。そこから飲み始められ、肌を伝って血が下に流れそうになると舐めあげられる。毎回僕の血を一滴も無駄にしないように慌てて舐めあげる可愛い獣。僕だけの飢えた赤い瞳の吸血鬼、久耶。
久耶に噛まれて傷ついた箇所は血が出て流れ続け、ズクズクと熱をもち、舐められた箇所も比例して熱くなっていく。その熱がジワジワと全身に侵食していくと、平常心ではいられなくなっていく。
「久耶……美味しい?僕にもちょうだい」
吸血鬼の唾液か吸血行為には催淫効果があるんだろう。でなきゃこの現象は納得いかない。
久耶が僕の血を飲み始めると、僕のお尻が疼いて疼いて、普段は絶対に口にしない言葉で、久耶に強請るんだ。
絶対催淫効果があるに違いない。
「月希…可愛い月希、もう欲しくなってきたの?」
「欲しい…早く…早くして…う゛ぅっ……」
僕の血が溢れ落ちないように、長めの舌で舐めながらも、傷口に深く牙を刺して遊んでる久耶の視線にも熱くなる。
目が赤い時の久耶は、いつもの優しい久耶の面影を残したままに凶暴性が増すから、傷を抉って僕が苦しそうな声をあげるのも喜んでるんだ。
僕も眷属だから傷はすぐに治るとはいえ痛みはある。痛みと、強い快感と。
この先を知っているからなのか、痛みと快感は僕の中で同意語のようになってしまってる。
血が出ている箇所に牙が刺さって唸っているはずなのに、唸り声が次第に喘ぎ声に変わっていくんだ。
そう、お腹空いたよね、僕の血じゃなきゃダメなんだもんね。
「久耶、制服着たら隠れる場所なら傷つけて今飲んでいいよ」
飢えていた獣の久耶は、僕からのOKが出るなり布団を蹴り飛ばして覆いかぶさってきた。その目は赤く光ってる。
「がっつかないで、って言っても無理か。保健室の布団だの床に血液垂らさないでよ。後で樹さんに叱られるからね」
「大丈夫。月希の血を無駄にするなんて勿体ないことしないから」
飲みやすいように久耶の太腿にまたがって座ると、鎖骨下辺りに牙を突き立てられ皮膚が破られる。そこから飲み始められ、肌を伝って血が下に流れそうになると舐めあげられる。毎回僕の血を一滴も無駄にしないように慌てて舐めあげる可愛い獣。僕だけの飢えた赤い瞳の吸血鬼、久耶。
久耶に噛まれて傷ついた箇所は血が出て流れ続け、ズクズクと熱をもち、舐められた箇所も比例して熱くなっていく。その熱がジワジワと全身に侵食していくと、平常心ではいられなくなっていく。
「久耶……美味しい?僕にもちょうだい」
吸血鬼の唾液か吸血行為には催淫効果があるんだろう。でなきゃこの現象は納得いかない。
久耶が僕の血を飲み始めると、僕のお尻が疼いて疼いて、普段は絶対に口にしない言葉で、久耶に強請るんだ。
絶対催淫効果があるに違いない。
「月希…可愛い月希、もう欲しくなってきたの?」
「欲しい…早く…早くして…う゛ぅっ……」
僕の血が溢れ落ちないように、長めの舌で舐めながらも、傷口に深く牙を刺して遊んでる久耶の視線にも熱くなる。
目が赤い時の久耶は、いつもの優しい久耶の面影を残したままに凶暴性が増すから、傷を抉って僕が苦しそうな声をあげるのも喜んでるんだ。
僕も眷属だから傷はすぐに治るとはいえ痛みはある。痛みと、強い快感と。
この先を知っているからなのか、痛みと快感は僕の中で同意語のようになってしまってる。
血が出ている箇所に牙が刺さって唸っているはずなのに、唸り声が次第に喘ぎ声に変わっていくんだ。
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