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第1章 17歳 〜思春期少年少女と狂気の社会人〜
第10話 OL 伊倉玲
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体育祭が終わり、6月になった。ここから暑い夏に向かっていく。
「雨の時期になったな…。」
雨の音を聞きながら、部屋で勉強に励むゆかり。和服も軽装で、谷間を露出し、下もふんどしが見えそうなくらい短い。
「あんっ…。あぁ…。」
刷毛でふんどしの上から、秘部をフサフサする。初夏の夜は、何かとドキドキするものだ。湿気が高く、熱気が増す。
「あぁ、気持ちいい…。殿方と熱い夜過ごしたいわ…。」
翌週、関西が梅雨入りし、雨の日が続く。ある日の夕方、阪急電鉄 梅田駅に着き、そこから乗り換えようとした時、コートを羽織った不気味なオジサンが近づいてきた。
「何奴?」
オジサンはニヤニヤ笑いながら、コートを広げる。靴下は履いているが、下は全裸だった。
「オジサンのチン◯見てよ~。」
「見る程のものでは無いわね。」
露出狂に対しても冷静なゆかり。ジリジリと近寄るオジサン。そこに何処からともなく、オジサンに金的を食らわす者が来た。
「やぁ!!」
「はぅあ!!!」
そこに現れたのは、黒髪ショートの小柄な中年女性。スカートスーツで白いカッターシャツを着ている。左手にはレモンサワーの缶が握られており、酔っているのか、足元は少しおぼつかない。
「露出狂なんて不届き者は、酔拳で成敗してあげるわ!」
彼女は、スマホを取り出し、ジャッキー・チェンの映画『酔拳2』の主題歌をかける。ゆかりは、その間に警察に通報。股間を蹴られたオジサンは逆上して襲い掛かる。
「テメェ、調子に乗るなよ!」
彼女は攻撃をかわし、レモンサワーをグイっと飲み、懐から出したチャッカマンを着火して勢いよく噴き出した。火炎放射のように炎は、オジサンの顔面にクリティカルヒットした。
「熱い!」
怯んだ隙に、何度も鳩尾に連続パンチをお見舞いし、最後に再度、金的を食らわした。
「はがぁ!!金玉がぁ…。」
彼女は、悠々と啖呵を切った。
「東洋の真珠、香る港の強き女達、アニータ・ムイ、ミシェル・ヨー、アグネス・チョウ。いつだって彼女達は強くて美しい。鉄の薔薇よ。私のそんな女になるの。私が酔ってるって?ええやん、酔ってるんが気持ちええもん、早よ醒めたら、オモろないやん。」
その後、駆け付けた鉄道警察によって、このオジサンは公然わいせつの現行犯で逮捕された。彼女は、事態が落ち着いてから、自己紹介をする。
「改めまして。私は中之島でOLやってます伊倉玲と申します。」
ゆかりに名刺を渡す。彼女の名は、伊倉玲 1991年6月4日生まれの34歳。
「私は、笹川ゆかり。高校で文学部に所属してます。」
「文学部?中々、知的な感じやね。」
これは何かの縁だと感じたゆかりは、玲とLINEを交換し、その場を後にした。
「私は、京都に住んでるから。ほなね。」
翌日、ゆかりはこの一件をクラスメイトに話す。
「へぇ、そんなことあったんや。」
「うん。そのお姉さん、中々強かった。カンフー映画好きなようやった。」
クラスメイトの中で、京都から通学している男子が、その話に反応する。彼の名は、唐松敏弘。サッカー部所属。黒髪ショート。
「笹川、そのお姉さんのこと、詳しく教えてくれへん?」
彼は興味津々に食いついてきた。ゆかりは、それに答え、伊倉玲の詳細を話す。
「京都に住んでて、大阪でOLやってるか。こりゃ、上玉やね。」
「気になるの?」
「もちろん。」
玲が中之島で勤務しているということは分かったので、学校からは近い場所にあるのは知れた。どこかで見つけたら、尾行することに決定。
6月10日、大阪は大雨が降っていた。この日の夜、23th2026FIFAW杯北中米大会アジア最終予選第10戦 日本VSインドネシアが、大阪・吹田のパナソニック吹田スタジアムで開催。敏弘は吹田まで行って、観戦する。その頃、梅田まで戻ってきたゆかりは、玲と再会した。
「玲奈ちゃん、探偵になるとか言うてたな。金田一耕助の真似ごとなん?」
自販機で買ったレモンティーを飲みながら呟く玲。阪急電鉄 大阪梅田駅の地下街で雨宿りをしながら、玲と話す。
「玲さん、こんばんは。」
「あ、いつかのゆかりちゃん。久しぶり。」
敏弘が、玲に会いたがっていることを話す。
「へぇ、可愛い子やん。」
「何か先程、玲奈ちゃんと言ってましたが、一体。」
「あぁ、同じ会社の社長秘書してる音無玲奈っていう子。めっちゃ優秀やし、しかもな、色気たっぷりやで。」
「それはいいですね。」
ゆかりと話が弾む玲。また会う約束をして別れた。一方、敏弘は雨に濡れながらも、日本代表の勝利を見届けた。
「やっぱり、久保建英はちゃうで。」
梅雨が続く頃、互いの都合がつき、玲と会うことになった。阪急電鉄 京都河原町駅。京都に行くということで、ゆかりは和服で訪れた。
「千年の都、どんな出会いがあるんかな?」
敏弘は青い半袖のカッターシャツを着て現れる。
「笹川、中々ええやん。」
「京都やからね。さて、玲さんの所へ行くで。」
手をつなぎながら、京都の町を歩く。
「男の子と手を繋ぐん、ドキドキするわ…。」
「俺も…。」
「雨の時期になったな…。」
雨の音を聞きながら、部屋で勉強に励むゆかり。和服も軽装で、谷間を露出し、下もふんどしが見えそうなくらい短い。
「あんっ…。あぁ…。」
刷毛でふんどしの上から、秘部をフサフサする。初夏の夜は、何かとドキドキするものだ。湿気が高く、熱気が増す。
「あぁ、気持ちいい…。殿方と熱い夜過ごしたいわ…。」
翌週、関西が梅雨入りし、雨の日が続く。ある日の夕方、阪急電鉄 梅田駅に着き、そこから乗り換えようとした時、コートを羽織った不気味なオジサンが近づいてきた。
「何奴?」
オジサンはニヤニヤ笑いながら、コートを広げる。靴下は履いているが、下は全裸だった。
「オジサンのチン◯見てよ~。」
「見る程のものでは無いわね。」
露出狂に対しても冷静なゆかり。ジリジリと近寄るオジサン。そこに何処からともなく、オジサンに金的を食らわす者が来た。
「やぁ!!」
「はぅあ!!!」
そこに現れたのは、黒髪ショートの小柄な中年女性。スカートスーツで白いカッターシャツを着ている。左手にはレモンサワーの缶が握られており、酔っているのか、足元は少しおぼつかない。
「露出狂なんて不届き者は、酔拳で成敗してあげるわ!」
彼女は、スマホを取り出し、ジャッキー・チェンの映画『酔拳2』の主題歌をかける。ゆかりは、その間に警察に通報。股間を蹴られたオジサンは逆上して襲い掛かる。
「テメェ、調子に乗るなよ!」
彼女は攻撃をかわし、レモンサワーをグイっと飲み、懐から出したチャッカマンを着火して勢いよく噴き出した。火炎放射のように炎は、オジサンの顔面にクリティカルヒットした。
「熱い!」
怯んだ隙に、何度も鳩尾に連続パンチをお見舞いし、最後に再度、金的を食らわした。
「はがぁ!!金玉がぁ…。」
彼女は、悠々と啖呵を切った。
「東洋の真珠、香る港の強き女達、アニータ・ムイ、ミシェル・ヨー、アグネス・チョウ。いつだって彼女達は強くて美しい。鉄の薔薇よ。私のそんな女になるの。私が酔ってるって?ええやん、酔ってるんが気持ちええもん、早よ醒めたら、オモろないやん。」
その後、駆け付けた鉄道警察によって、このオジサンは公然わいせつの現行犯で逮捕された。彼女は、事態が落ち着いてから、自己紹介をする。
「改めまして。私は中之島でOLやってます伊倉玲と申します。」
ゆかりに名刺を渡す。彼女の名は、伊倉玲 1991年6月4日生まれの34歳。
「私は、笹川ゆかり。高校で文学部に所属してます。」
「文学部?中々、知的な感じやね。」
これは何かの縁だと感じたゆかりは、玲とLINEを交換し、その場を後にした。
「私は、京都に住んでるから。ほなね。」
翌日、ゆかりはこの一件をクラスメイトに話す。
「へぇ、そんなことあったんや。」
「うん。そのお姉さん、中々強かった。カンフー映画好きなようやった。」
クラスメイトの中で、京都から通学している男子が、その話に反応する。彼の名は、唐松敏弘。サッカー部所属。黒髪ショート。
「笹川、そのお姉さんのこと、詳しく教えてくれへん?」
彼は興味津々に食いついてきた。ゆかりは、それに答え、伊倉玲の詳細を話す。
「京都に住んでて、大阪でOLやってるか。こりゃ、上玉やね。」
「気になるの?」
「もちろん。」
玲が中之島で勤務しているということは分かったので、学校からは近い場所にあるのは知れた。どこかで見つけたら、尾行することに決定。
6月10日、大阪は大雨が降っていた。この日の夜、23th2026FIFAW杯北中米大会アジア最終予選第10戦 日本VSインドネシアが、大阪・吹田のパナソニック吹田スタジアムで開催。敏弘は吹田まで行って、観戦する。その頃、梅田まで戻ってきたゆかりは、玲と再会した。
「玲奈ちゃん、探偵になるとか言うてたな。金田一耕助の真似ごとなん?」
自販機で買ったレモンティーを飲みながら呟く玲。阪急電鉄 大阪梅田駅の地下街で雨宿りをしながら、玲と話す。
「玲さん、こんばんは。」
「あ、いつかのゆかりちゃん。久しぶり。」
敏弘が、玲に会いたがっていることを話す。
「へぇ、可愛い子やん。」
「何か先程、玲奈ちゃんと言ってましたが、一体。」
「あぁ、同じ会社の社長秘書してる音無玲奈っていう子。めっちゃ優秀やし、しかもな、色気たっぷりやで。」
「それはいいですね。」
ゆかりと話が弾む玲。また会う約束をして別れた。一方、敏弘は雨に濡れながらも、日本代表の勝利を見届けた。
「やっぱり、久保建英はちゃうで。」
梅雨が続く頃、互いの都合がつき、玲と会うことになった。阪急電鉄 京都河原町駅。京都に行くということで、ゆかりは和服で訪れた。
「千年の都、どんな出会いがあるんかな?」
敏弘は青い半袖のカッターシャツを着て現れる。
「笹川、中々ええやん。」
「京都やからね。さて、玲さんの所へ行くで。」
手をつなぎながら、京都の町を歩く。
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