35 / 89
第35話 やりたいこと
しおりを挟む
2005年になり、薫は海外撮影の経験で成長し、30歳になったことで、貫禄が出て来た。「今年は、自分で写真集作るぞ!!」
薫の壮大な計画が動き出した。当時、放送されていたバラエティ番組と積極的にタイアップを図り、様々な共演企画を、「「いちご☆みるく」」と「「シュークリーム」」で掲載することにした。
「バラエティ番組と共演、というのをやってみたかったんや。」
編集長の提案で、1~3月の間に行う。その間も薫は、自分の提案した「Strawberry Film」の計画を練る。編集長には、昨年の暮れにこの計画について、打ち合わせをしており、予算と提携の準備を共に進めることになっている。
2000年代、世の中はお笑いブームで、2000年には漫才師の頂点を決めるM‐1グランプリが始まり、新たなお笑いコンビが続々出てくるなど、バラエティ業界と芸能界は戦国時代さながらの群雄割拠となっていた。新語流行語大賞に、芸能人のネタが入るなど、社会現象を巻き起こしていた。
「最近、色々な芸人が出てるな。」
「そうやけんね、編集長。面白い人もおるけど、イマイチな奴もおるけん。」
雑誌限定の共演企画の打ち合わせが始まり、放送されはしないが、フジテレビ系バラエティ番組と共演出来ることを一同は喜んでいた。この企画に参加するカメラマンは編集長含め4人、グラビアアイドルは4人の計10人参加する。グラビアアイドルは18から20のフレッシュな新人達である。期待と不安入り混じる中、共演企画が始まった。
1月10~12日 第1弾 ×「めちゃ×2イケてる!」
フジテレビ土曜夜8時の主である「めちゃ×2イケてる!!」は、1996年に始まった番組で、身体を張った笑いや時にやり過ぎる程の企画で笑いをかっさらってきた。
爆裂お父さん
加藤浩次が、サザエさんの波平のような恰好をし、家族(光浦康子・鈴木紗理奈・濱口優・岡村隆史)とゲストと共に、すき焼きを食べながら、食卓を囲んでトークする。ゲストが気に食わない発言をすると、加藤が怒って、ジャイアントスイングをするというもの。
グラビアアイドル
小山ゆかり(19)
坂口美里(18)
武田優菜(18)
中村志保(20)
「この中で最年長は誰?」
「はい、私です。」
「君、名前は?」
「中村志保 20歳です。」
中村志保 20歳 大阪府出身。茶髪ショートで姉御肌のある子。加藤浩次にもグイグイ行った。
「活発な感じがあるね。」
「ハイ、アタシ、高2の時に西成の三角公園で、オジサンとヤッチャいましたから。」
「オジサンと?」
加藤が志保を睨む。グラビアアイドルと一緒に雛壇にいる薫は、すき焼きを貪り食っていた。
「よぉーし、箸置けぇ~!」
ここから訳の分からない加藤家家訓が始まり、テーブルをどける。この後にジャイアントスイングされる。
「1つ 加藤家家訓!グラドルなのにオジサンとヤッちゃう奴は、ビスケット 焦がしちゃった タイミング。準備しろ!」
ちゃぶ台を片付け、志保を捕まえてジャイアントスイングをかます。
「よーし、行くぞー!!」
ジャイアントスイング後、志保は加藤にお礼を言った。それから、再びトークに戻る。話題は薫のことへ。
「アンタ、カメラマンかい?」
「ハイ。香塚薫と言います。」
「何撮って来てたんだ?」
「ジュニアアイドルと言いまして、女子中高生の水着姿や制服姿を撮って、後はパンチラとかを色々…。」
「パンチラ?」
パンチラに反応した加藤。ここで加藤家家訓発動。
「1つ 加藤家家訓!女子中高生のパンツを写真撮る奴は、あの子はソーメンにされました!準備しろ!」
薫は、めちゃイケでジャイアントスイングされることを楽しみにしていた。
「薫君、いつもめちゃイケ見てくれてありがとうな!!」
「ハイ、江頭2:50さんの回が面白いです!」
加藤は薫を捕まえ、ジャイアントスイングをかます。
「よーし、行くぞー!!」
全力のジャイアントスイングで、薫は回されて投げられた。すき焼きを食べ過ぎたせいで、回された後、持参したビニール袋に吐いてしまった。
「オエェェェェェ…。」
「お前、吐いてんじゃねぇよ…。」
2月10~12日 第2弾 ×「はねるのトびら」
2001年に放送開始した「はねるのトびら」は「新しい波8」に出演した若手芸人の中から5組選抜されて始まった。
キングコング(西野亮廣・梶原雄太)
ロバート(秋山竜次・馬場裕之・山本博)
ドランクドラゴン(塚地武雅・鈴木拓)
北陽(伊藤さおり・虻川美穂子)
インパルス(板倉俊之・堤下敦)
コントでは、芸人達と共演。
「哲也とお父さん」
塚地扮するお父さんと秋山扮する幼稚園児の息子のコント。美里が共演。
「お父さん、お父さん。高校生のお姉さんのグラビアかわいいね。」
「哲也君、グラビア好きなの?」
「哲也はかわいい娘に、目がないんですよ。」
坂口美里 18歳。大阪府出身。黒髪ショートで高校3年生。哲也が取り出したのは、美里のスクール水着。
「お父さんが、これ持ってたんだよ。」
「えっ、待って!!何でそれを?!」
塚地は、震える手で珈琲を飲み干し、机を叩いて立ち上がる。
「お前、これお父さんのコレクションだぞ!!女子高生のスクール水着が好き過ぎてな、スク水ポリスに責められたいって、思ってるんだぞ~!!!」
「気持ち悪い!!!」
美里は、塚地の顔面に珈琲をかけ、ケーキをぶつけた。
「お父さん、お父さん。人のもの盗ったらダメだよ。」
「それ以前の問題だよ。」
他にも、ロバートやキングコングとの共演を楽しんだ。
「20クセぇ~のウン○マン!!」
「ハイ、20クセぇ~のウン○マンです。」
「20クセぇ~、って何なん?!」
3月10~12日 第3弾 ×「ワンナイR&R」
2001年に放送開始した「ワンナイR&R」は、水10の人気番組。「ココリコミラクル」「グータンヌーボ」「あいのり」などの人気番組と並んでいた。
雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹)
ガレッジセール(ゴリ・川田)
Dondokodon(平畠啓史・山口智充)
小池栄子
根本はるみ
ペナルティ(ヒデ・ワッキー)
コントでは、個性豊かなキャラクター達と共演。
「松浦ゴリエと申します。ペコリ~。」
ゴリ扮するワンナイの人気キャラクター 松浦ゴリエ。「ペコリナイト」で紅白歌合戦に出るなど、社会現象を巻き起こした。薫は、ゴリエを女だと思っていたらしい。
「ゴリエって、ゴリなん?」
「どうも、車車車、車3つで轟です。ギューン!」
宮迫博之扮する轟さんは、江頭2:50に似ている。楽しい時間を過ごした薫達。コラボ企画は盛り上がった。春になり、薫はStrawberry Filmに登場させるグラビアアイドル達にオファーを送り、撮影場所を考える。
「楽しい感じでイケるぞ。」
薫の壮大な計画が動き出した。当時、放送されていたバラエティ番組と積極的にタイアップを図り、様々な共演企画を、「「いちご☆みるく」」と「「シュークリーム」」で掲載することにした。
「バラエティ番組と共演、というのをやってみたかったんや。」
編集長の提案で、1~3月の間に行う。その間も薫は、自分の提案した「Strawberry Film」の計画を練る。編集長には、昨年の暮れにこの計画について、打ち合わせをしており、予算と提携の準備を共に進めることになっている。
2000年代、世の中はお笑いブームで、2000年には漫才師の頂点を決めるM‐1グランプリが始まり、新たなお笑いコンビが続々出てくるなど、バラエティ業界と芸能界は戦国時代さながらの群雄割拠となっていた。新語流行語大賞に、芸能人のネタが入るなど、社会現象を巻き起こしていた。
「最近、色々な芸人が出てるな。」
「そうやけんね、編集長。面白い人もおるけど、イマイチな奴もおるけん。」
雑誌限定の共演企画の打ち合わせが始まり、放送されはしないが、フジテレビ系バラエティ番組と共演出来ることを一同は喜んでいた。この企画に参加するカメラマンは編集長含め4人、グラビアアイドルは4人の計10人参加する。グラビアアイドルは18から20のフレッシュな新人達である。期待と不安入り混じる中、共演企画が始まった。
1月10~12日 第1弾 ×「めちゃ×2イケてる!」
フジテレビ土曜夜8時の主である「めちゃ×2イケてる!!」は、1996年に始まった番組で、身体を張った笑いや時にやり過ぎる程の企画で笑いをかっさらってきた。
爆裂お父さん
加藤浩次が、サザエさんの波平のような恰好をし、家族(光浦康子・鈴木紗理奈・濱口優・岡村隆史)とゲストと共に、すき焼きを食べながら、食卓を囲んでトークする。ゲストが気に食わない発言をすると、加藤が怒って、ジャイアントスイングをするというもの。
グラビアアイドル
小山ゆかり(19)
坂口美里(18)
武田優菜(18)
中村志保(20)
「この中で最年長は誰?」
「はい、私です。」
「君、名前は?」
「中村志保 20歳です。」
中村志保 20歳 大阪府出身。茶髪ショートで姉御肌のある子。加藤浩次にもグイグイ行った。
「活発な感じがあるね。」
「ハイ、アタシ、高2の時に西成の三角公園で、オジサンとヤッチャいましたから。」
「オジサンと?」
加藤が志保を睨む。グラビアアイドルと一緒に雛壇にいる薫は、すき焼きを貪り食っていた。
「よぉーし、箸置けぇ~!」
ここから訳の分からない加藤家家訓が始まり、テーブルをどける。この後にジャイアントスイングされる。
「1つ 加藤家家訓!グラドルなのにオジサンとヤッちゃう奴は、ビスケット 焦がしちゃった タイミング。準備しろ!」
ちゃぶ台を片付け、志保を捕まえてジャイアントスイングをかます。
「よーし、行くぞー!!」
ジャイアントスイング後、志保は加藤にお礼を言った。それから、再びトークに戻る。話題は薫のことへ。
「アンタ、カメラマンかい?」
「ハイ。香塚薫と言います。」
「何撮って来てたんだ?」
「ジュニアアイドルと言いまして、女子中高生の水着姿や制服姿を撮って、後はパンチラとかを色々…。」
「パンチラ?」
パンチラに反応した加藤。ここで加藤家家訓発動。
「1つ 加藤家家訓!女子中高生のパンツを写真撮る奴は、あの子はソーメンにされました!準備しろ!」
薫は、めちゃイケでジャイアントスイングされることを楽しみにしていた。
「薫君、いつもめちゃイケ見てくれてありがとうな!!」
「ハイ、江頭2:50さんの回が面白いです!」
加藤は薫を捕まえ、ジャイアントスイングをかます。
「よーし、行くぞー!!」
全力のジャイアントスイングで、薫は回されて投げられた。すき焼きを食べ過ぎたせいで、回された後、持参したビニール袋に吐いてしまった。
「オエェェェェェ…。」
「お前、吐いてんじゃねぇよ…。」
2月10~12日 第2弾 ×「はねるのトびら」
2001年に放送開始した「はねるのトびら」は「新しい波8」に出演した若手芸人の中から5組選抜されて始まった。
キングコング(西野亮廣・梶原雄太)
ロバート(秋山竜次・馬場裕之・山本博)
ドランクドラゴン(塚地武雅・鈴木拓)
北陽(伊藤さおり・虻川美穂子)
インパルス(板倉俊之・堤下敦)
コントでは、芸人達と共演。
「哲也とお父さん」
塚地扮するお父さんと秋山扮する幼稚園児の息子のコント。美里が共演。
「お父さん、お父さん。高校生のお姉さんのグラビアかわいいね。」
「哲也君、グラビア好きなの?」
「哲也はかわいい娘に、目がないんですよ。」
坂口美里 18歳。大阪府出身。黒髪ショートで高校3年生。哲也が取り出したのは、美里のスクール水着。
「お父さんが、これ持ってたんだよ。」
「えっ、待って!!何でそれを?!」
塚地は、震える手で珈琲を飲み干し、机を叩いて立ち上がる。
「お前、これお父さんのコレクションだぞ!!女子高生のスクール水着が好き過ぎてな、スク水ポリスに責められたいって、思ってるんだぞ~!!!」
「気持ち悪い!!!」
美里は、塚地の顔面に珈琲をかけ、ケーキをぶつけた。
「お父さん、お父さん。人のもの盗ったらダメだよ。」
「それ以前の問題だよ。」
他にも、ロバートやキングコングとの共演を楽しんだ。
「20クセぇ~のウン○マン!!」
「ハイ、20クセぇ~のウン○マンです。」
「20クセぇ~、って何なん?!」
3月10~12日 第3弾 ×「ワンナイR&R」
2001年に放送開始した「ワンナイR&R」は、水10の人気番組。「ココリコミラクル」「グータンヌーボ」「あいのり」などの人気番組と並んでいた。
雨上がり決死隊(宮迫博之・蛍原徹)
ガレッジセール(ゴリ・川田)
Dondokodon(平畠啓史・山口智充)
小池栄子
根本はるみ
ペナルティ(ヒデ・ワッキー)
コントでは、個性豊かなキャラクター達と共演。
「松浦ゴリエと申します。ペコリ~。」
ゴリ扮するワンナイの人気キャラクター 松浦ゴリエ。「ペコリナイト」で紅白歌合戦に出るなど、社会現象を巻き起こした。薫は、ゴリエを女だと思っていたらしい。
「ゴリエって、ゴリなん?」
「どうも、車車車、車3つで轟です。ギューン!」
宮迫博之扮する轟さんは、江頭2:50に似ている。楽しい時間を過ごした薫達。コラボ企画は盛り上がった。春になり、薫はStrawberry Filmに登場させるグラビアアイドル達にオファーを送り、撮影場所を考える。
「楽しい感じでイケるぞ。」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる