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第65話 Strawberry Film3
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2014年になり、Strawberry Film3の製作の成功祈願とブラジルW杯での日本代表の健闘を祈り、家族で八坂神社へ参拝した。
「薫君、Strawberry Film3とW杯の撮影頑張ってね。」
「ありがとう、久美。京香、桃香、パパ頑張るからな。」
1月中旬、薫は改めて、W杯の組み合わせを確認する。
20th2014FIFAW杯ブラジル大会
グループステージ
グループA
ブラジル
クロアチア
メキシコ
カメルーン
グループB
スペイン
オランダ
チリ
オーストラリア
グループC
コロンビア
ギリシャ
コートジボワール
日本
グループD
ウルグアイ
コスタリカ
イングランド
イタリア
グループE
スイス
エクアドル
フランス
ホンジュラス
グループF
アルゼンチン
ボスニア・ヘルツェゴビナ
イラン
ナイジェリア
グループG
ドイツ
ポルトガル
ガーナ
アメリカ
グループH
ベルギー
アルジェリア
ロシア
韓国
どこも激戦必至。一つ一つ分析する。
グループA
開催国として臨むブラジル。ネイマールがチームを牽引する。北中米の雄 メキシコとタレント豊富なクロアチアが挑む形。カメルーンは苦戦しそう。
グループB
前回大会のファイナリストが、いきなり再戦する形となった。パスサッカーを極めた無敵艦隊 スペインとリベンジに燃えるオランダの一戦は必見。チリが割って入るか。オーストラリアは厳しい組み合わせに入ってしまった。
グループC
長年の低迷から復活したコロンビア。ラダメル・ファルカオとハメス・ロドリゲスのホットラインは強力。堅守のギリシャとパワーのコートジボワールが挑む。日本はコートジボワール・ギリシャと連続で勝ち点を取らなければ厳しくなる。
グループD
ウルグアイ・イタリア・イングランドと歴代王者が揃った死のグループ。スアレス・バロテッリ・ルーニーなどプレミアリーグの悪童達の白熱の戦いに注目。コスタリカは堅守で立ち向かう。
グループE
堅守で勝ち上がるスイス、似た者同士のエクアドル辺りが争う。前回は内部崩壊を喫したフランス。今回はタレント豊富だが果たして…。ホンジュラスは初勝利なるか。
グループF
メッシ擁するアルゼンチン。タレント豊富だが、優勝からは遠ざかっている。初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ、スーパーイーグルス ナイジェリア、中東の雄 イランが2位争いを繰り広げる。
グループG
タレント豊富なドイツと、クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルが本命。アフリカの雄 ガーナと北中米の雄 アメリカが対抗馬か。
グループH
豊富なタレントを擁して、W杯に返り咲いたベルギーとロシア。地力ではベルギーが上だ。ハリルホジッチ率いる砂漠の狐 アルジェリアと赤い虎 韓国が挑む。
「どこも面白そうやな。せやけど、日本は厳しい所ちゃうか。南米勢には勝ててへんしな。」
日本は1998フランスW杯で初出場を果たして、そこから4回連続出場。2回決勝トーナメント戦進出を果たした。南米勢とは、W杯で3回対戦したが、1度も勝てていない。
1998フランスW杯 GS第1戦 VSアルゼンチン ●0-1
2006ドイツW杯 GS第3戦 VSブラジル ●1-4
2010南アフリカW杯 決勝T ラウンド16 VSパラグアイ △0-0(PK戦 3-5)
「前回、パラグアイにあと一歩まで行けたんやけどな。まぁ、序盤が大事。コートジボワールとギリシャに連勝すればええ。」
W杯の展望を予想し、博信との打ち合わせを行う。6月12日からW杯が始まる。6月の間はグループステージを撮影。7月からグラビア撮影をする。
2月になり、日程が確定。スケジュールとモデルが決まり、段取りを組む。
「Strawberry Film3」
グラビアアイドル
黒羽玲子(18)
桜田ひより(18)
宮原楓(20)
チョン・テミン(21)
アリー・チャン(20)
ジュリー・ウォン(20)
撮影時期&場所
3月2~8日 @京都
4月7~12日 @神戸
5月4~9日 @インド
7月1~6日 @ブラジル
8月3~9日 @イギリス
事務所と提携し、撮影を進めていく形をとる。
「よし、やるぜ!」
3月、高校を卒業した黒羽玲子。最後の制服を着て、京都市内で撮影。河原町や烏丸御池で、自然体をイメージして撮る。
「いいね。」
儚い雰囲気の玲子。そっと手を伸ばすと、壊れてしまいそうな、そんな危うさもある。撮影と編集を重ね、最後は祇園で撮影。和服に着替え、畳に寝転がる。薄暗くして、和服をはだけさせる。妖艶な瞳・和服から覗かせる乳房・スラリとした生足、全部が調和した美しさがあった。日本刀を持った姿も撮り、京都での撮影は終了。
「玲子ちゃん、様になってたよ。」
「そうですか。日本刀持つなんて思いませんでしたよ。」
イメージビデオでは、浴衣の妖艶なサービスショットも撮った。
4月、神戸にて撮影。モデルの桜田ひよりはフワフワした雰囲気の子で、玲子とは対照的であった。三宮の南京町では、チャイナドレスを着て、広場で撮影。青いチャイナドレスで、ポーズをとる。
「「「ストリートファイター」」の春麗みたいや。」
「春麗、懐かしいな。」
南京町で、町中華を堪能する場面もイメージビデオに収める。小籠包をレンゲに乗せて、箸で先端を割り、中のスープを吸う所や、熱々の春巻きや餃子をふーふーしながら食べる所の口元を丁寧に撮影。他にも、北野異人館街で、優雅なアフタヌーンティーや俗世間的な新開地でのショットも収めた。
「この門通ったら、大人の世界なんですね。お風呂でHなことするんですよね?」
「まぁ、そうやな。」
5月、薫は初めてインドへ行った。香港経由で行き、ニューデリーのインディラガンディー国際空港に到着。エアポートリムジンでニューデリー市街地に到着。
「ここがインドか。カオスやな。」
人口過密のインドの首都 ニューデリーは、雑多な雰囲気があり、牛が普通に歩いている。モデルの宮原楓にとって、初の海外であるインド。インパクトは大きい。
「カレーのニオイがするけん。」
「ホンマや。」
ニューデリーでは、民族衣装のサリーを着て撮影。現地の美女と共に写真に収める。
「インドは、美女多いな。」
インド料理に舌鼓を打つ。ビリヤニ・タンドリーチキン・バターチキンカレーなど、どれもこれも美味であった。
「美味か。」
コルカタやムンバイでも撮影し、ガンジス川エリアで撮影。生と死を感じさせる雰囲気と、そこで沐浴する人々、火葬場で死体を焼く光景、唯一無二の世界観があった。
「ガンダーラやな。」
ニューデリーの街を楽しむ。楓は、インドのことが気に入ったようだ。
「薫さん、ウチを冒険に連れて行ってくれてありがとう!」
「あぁ、気に入ってくれたら嬉しいよ。」
満足気な様子で帰国。編集作業を済ませ、6月からは、いよいよW杯が始まる。
「よし、行くぜ。ブラジル!」
「薫君、Strawberry Film3とW杯の撮影頑張ってね。」
「ありがとう、久美。京香、桃香、パパ頑張るからな。」
1月中旬、薫は改めて、W杯の組み合わせを確認する。
20th2014FIFAW杯ブラジル大会
グループステージ
グループA
ブラジル
クロアチア
メキシコ
カメルーン
グループB
スペイン
オランダ
チリ
オーストラリア
グループC
コロンビア
ギリシャ
コートジボワール
日本
グループD
ウルグアイ
コスタリカ
イングランド
イタリア
グループE
スイス
エクアドル
フランス
ホンジュラス
グループF
アルゼンチン
ボスニア・ヘルツェゴビナ
イラン
ナイジェリア
グループG
ドイツ
ポルトガル
ガーナ
アメリカ
グループH
ベルギー
アルジェリア
ロシア
韓国
どこも激戦必至。一つ一つ分析する。
グループA
開催国として臨むブラジル。ネイマールがチームを牽引する。北中米の雄 メキシコとタレント豊富なクロアチアが挑む形。カメルーンは苦戦しそう。
グループB
前回大会のファイナリストが、いきなり再戦する形となった。パスサッカーを極めた無敵艦隊 スペインとリベンジに燃えるオランダの一戦は必見。チリが割って入るか。オーストラリアは厳しい組み合わせに入ってしまった。
グループC
長年の低迷から復活したコロンビア。ラダメル・ファルカオとハメス・ロドリゲスのホットラインは強力。堅守のギリシャとパワーのコートジボワールが挑む。日本はコートジボワール・ギリシャと連続で勝ち点を取らなければ厳しくなる。
グループD
ウルグアイ・イタリア・イングランドと歴代王者が揃った死のグループ。スアレス・バロテッリ・ルーニーなどプレミアリーグの悪童達の白熱の戦いに注目。コスタリカは堅守で立ち向かう。
グループE
堅守で勝ち上がるスイス、似た者同士のエクアドル辺りが争う。前回は内部崩壊を喫したフランス。今回はタレント豊富だが果たして…。ホンジュラスは初勝利なるか。
グループF
メッシ擁するアルゼンチン。タレント豊富だが、優勝からは遠ざかっている。初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ、スーパーイーグルス ナイジェリア、中東の雄 イランが2位争いを繰り広げる。
グループG
タレント豊富なドイツと、クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルが本命。アフリカの雄 ガーナと北中米の雄 アメリカが対抗馬か。
グループH
豊富なタレントを擁して、W杯に返り咲いたベルギーとロシア。地力ではベルギーが上だ。ハリルホジッチ率いる砂漠の狐 アルジェリアと赤い虎 韓国が挑む。
「どこも面白そうやな。せやけど、日本は厳しい所ちゃうか。南米勢には勝ててへんしな。」
日本は1998フランスW杯で初出場を果たして、そこから4回連続出場。2回決勝トーナメント戦進出を果たした。南米勢とは、W杯で3回対戦したが、1度も勝てていない。
1998フランスW杯 GS第1戦 VSアルゼンチン ●0-1
2006ドイツW杯 GS第3戦 VSブラジル ●1-4
2010南アフリカW杯 決勝T ラウンド16 VSパラグアイ △0-0(PK戦 3-5)
「前回、パラグアイにあと一歩まで行けたんやけどな。まぁ、序盤が大事。コートジボワールとギリシャに連勝すればええ。」
W杯の展望を予想し、博信との打ち合わせを行う。6月12日からW杯が始まる。6月の間はグループステージを撮影。7月からグラビア撮影をする。
2月になり、日程が確定。スケジュールとモデルが決まり、段取りを組む。
「Strawberry Film3」
グラビアアイドル
黒羽玲子(18)
桜田ひより(18)
宮原楓(20)
チョン・テミン(21)
アリー・チャン(20)
ジュリー・ウォン(20)
撮影時期&場所
3月2~8日 @京都
4月7~12日 @神戸
5月4~9日 @インド
7月1~6日 @ブラジル
8月3~9日 @イギリス
事務所と提携し、撮影を進めていく形をとる。
「よし、やるぜ!」
3月、高校を卒業した黒羽玲子。最後の制服を着て、京都市内で撮影。河原町や烏丸御池で、自然体をイメージして撮る。
「いいね。」
儚い雰囲気の玲子。そっと手を伸ばすと、壊れてしまいそうな、そんな危うさもある。撮影と編集を重ね、最後は祇園で撮影。和服に着替え、畳に寝転がる。薄暗くして、和服をはだけさせる。妖艶な瞳・和服から覗かせる乳房・スラリとした生足、全部が調和した美しさがあった。日本刀を持った姿も撮り、京都での撮影は終了。
「玲子ちゃん、様になってたよ。」
「そうですか。日本刀持つなんて思いませんでしたよ。」
イメージビデオでは、浴衣の妖艶なサービスショットも撮った。
4月、神戸にて撮影。モデルの桜田ひよりはフワフワした雰囲気の子で、玲子とは対照的であった。三宮の南京町では、チャイナドレスを着て、広場で撮影。青いチャイナドレスで、ポーズをとる。
「「「ストリートファイター」」の春麗みたいや。」
「春麗、懐かしいな。」
南京町で、町中華を堪能する場面もイメージビデオに収める。小籠包をレンゲに乗せて、箸で先端を割り、中のスープを吸う所や、熱々の春巻きや餃子をふーふーしながら食べる所の口元を丁寧に撮影。他にも、北野異人館街で、優雅なアフタヌーンティーや俗世間的な新開地でのショットも収めた。
「この門通ったら、大人の世界なんですね。お風呂でHなことするんですよね?」
「まぁ、そうやな。」
5月、薫は初めてインドへ行った。香港経由で行き、ニューデリーのインディラガンディー国際空港に到着。エアポートリムジンでニューデリー市街地に到着。
「ここがインドか。カオスやな。」
人口過密のインドの首都 ニューデリーは、雑多な雰囲気があり、牛が普通に歩いている。モデルの宮原楓にとって、初の海外であるインド。インパクトは大きい。
「カレーのニオイがするけん。」
「ホンマや。」
ニューデリーでは、民族衣装のサリーを着て撮影。現地の美女と共に写真に収める。
「インドは、美女多いな。」
インド料理に舌鼓を打つ。ビリヤニ・タンドリーチキン・バターチキンカレーなど、どれもこれも美味であった。
「美味か。」
コルカタやムンバイでも撮影し、ガンジス川エリアで撮影。生と死を感じさせる雰囲気と、そこで沐浴する人々、火葬場で死体を焼く光景、唯一無二の世界観があった。
「ガンダーラやな。」
ニューデリーの街を楽しむ。楓は、インドのことが気に入ったようだ。
「薫さん、ウチを冒険に連れて行ってくれてありがとう!」
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