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第84話 2018グロウ
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ロシアでの大冒険を終えて、7月4日の夜に関西国際空港に着いた薫。
「最後のW杯楽しかった。ありがとうな、博信。」
「あぁ、薫も社長として頑張れよ。」
時刻は21時を回っていたので、空港内のホテルに1泊する薫。翌朝、チェックアウトを済ませ、エアポートリムジンバスで京都に帰る。
「はぁ~、暑いな!!!」
盆地の京都は、夏になると非常に蒸し暑くなる。キャリーバッグを引っ張りながら、のんびりと帰路に着く。家に帰ると、久美と京香・桃香が迎えてくれた。
「ただいま!!」
「おかえり、薫君!!」
再会を喜ぶ薫。その日の夕食は、家族でそうめんを食べた。
「TVで観てたで。本田圭佑、スーパーサブやったな。」
「せやろ?あの状況下でホンマに対したモンやで。」
ベスト8にあと一歩まで行った日本。1998年からW杯を観てきた薫にとっては、感慨深いものがあった。
「ホンマにW杯出てからの20年間で、日本サッカーは急成長した。立派なモンやで。」
「それはそうやね。」
夕食を済ませ、子ども達が寝た後で2人きりで、薫がW杯に行っていた間の出来事を話す。
「えっ?!大阪北部地震?!大丈夫やったか?」
2018年6月18日 午前7時58分、大阪北部を震源とする地震が発生。地震の規模はマグニチュード6.1、最大震度は6弱。大阪オフィスにいた博信と真緒は無事だったようだ。
「良かった。皆無事やったんやな。」
それを聞いて、薫はホッと胸を撫で下ろした。グラビアの仕事も順調なようだ。帰国から5日間のOFFを経て、7月10日に皆と再会した。
皆はクールビズをしている。水槽の金魚は数が増えた。
「皆、ただいま!!!!」
「社長!お帰りなさい!!」
「地震は大丈夫でしたよ。」
自分の代理を務めたくれた副社長の那月を労う。
「ありがとうな、那月。」
「はい。」
ここから夏本番ということで、グラビア撮影に本腰を入れて、様々な企画を行なっていく。専属グラビアアイドルの、ゆかり・麻衣・真紀子・李月を推しながら、他の事務所のグラビアアイドルともコラボする。
撮影企画
7月14日
ゆかりと現役高校生モデルとの共演。
「坂本優奈 18歳です。」
黒髪ポニーテールの清楚な美少女。ゆかりと同じく新体操経験者で、それを活かして、京都市内の体育館を借りて撮影。ゆかりはお互い白を基調としたレオタードに着て、リボンやフープなどの種目を行なう。レオタードには虹が描かれている。
「これや、これ。」
W杯での撮影経験を活かし、躍動感ある写真を収めた。
忙しくなる日々でも、オンとオフの切り替えは行ない、絶対に徹夜はしない。
「W杯は、フランスが優勝か。エムパベ、19歳?!スゴないか!!!」
7月17日
李月のグラビア撮影。神戸市で行なう。海開きしたばかりの須磨海水浴場。まだ人は少ない。
「須磨も、大分綺麗になったんやな。」
ワンピースを着て、砂浜を歩く。海の家でクリームソーダを飲む所も絵になる。黒髪を結った所が可愛い。
「乙な感じがあってええな。」
その後も7月の撮影は続き、8月に入る。中旬にグラビア企画を考えている。束の間の夏休み、薫は大阪にいる倉橋優子に会いに行く。大阪北部地震で被災した時は、大変だったと語る。
「そうやったんや。それは大変やったな…。」
「薫さんは、W杯行ってたんですね。それはスゴいです。」
「まぁ、今回でサッカー関係の仕事は、最後にした。俺は、もう社長やしな。グラビアカメラマンとジャーナリスト、この2つがメインになってくるやろうからな。」
沙耶香と再会。小学5年生になった沙耶香、水泳に打ち込み、二次性徴と相俟って、背は高くなり、体も大きくなっている。
「沙耶香ちゃん、また一段とデカくなったな。」
「薫さん、久しぶりです。」
貝塚にある二色の浜海水浴場に遊びに行く。スクール水着で泳ぐ沙耶香、薫は夢中でシャッターを切る。
「沙耶香ちゃん、グラビアアイドルとしてもイケそうやな。」
海の家にて、クリームソーダで乾杯。
「沙耶香が高校生なったら、グラビア撮ってくれる?」
「そうやな。17歳ぐらいになったら、グラビア撮ったるわ。セブンティーンが1番エエからな。」
「セブンティーン、バニラとか?」
「いや、それはアイスの方や!!」
8月になり、女子高生モデル達とのコラボ企画を開催。舞鶴市でお泊まり会。
女子高生モデル
・河野美由紀(18)
・原田真由香(18)
・桜田美穂(18)
河野美由紀 京都府出身。黒髪ロングのスレンダーな子。原田真由香 大阪府出身。女子校育ちのお嬢様。桜田美穂 京都府出身。黒髪ショートのムッチリした子。水着姿を撮影。
「やっぱ、現役高校生は最高やな。」
夜は、夏祭りをイメージし、奇祭として、サラシとふんどし姿を撮る。3人のリアクションは様々。
「決まってる?美穂のお尻大きい?」
ノリノリで神輿を担ぐ美穂。
「日本の夏の原風景ね。」
ロマンチックな気分になる美由紀。
「お尻丸出しやし、恥ずかしいな…。」
赤面する真由香。Strawberry Milkのグラビアアイドル達と共演し、神輿を担いで走り回る。土俵で女相撲をしている所を、余すとこなくシャッターを切って収める。最後は、スタッフが1人ずつ桶で水をかける。冷水を浴びて、気持ちよさそうな所を撮り、ふんどしが食い込む成長期のお尻と、ぷっくりした秘部も収めた。
夏が終わり、グラビア撮影が舞い込む。ジャーナリストとしても、9月に起きた北海道胆振東部地震の撮影に行き、現地の様子を伝えたりした。
「大阪北部地震、平成30年度西日本豪雨、北海道胆振東部地震、今年は自然災害が相次いだな。」
父親としても、京香と桃香の運動会を観に行ったりした。
「京香、1位やったな!!」
「桃香も頑張ったな!!!」
天皇の生前退位によって、平成は2019年4月30日を持って終了する。
「平成終わるんか…。激動やったな…。次はどんな時代になるんやろうか。」
年末、皆で忘年会をし、家族で年越しをして、2018年は幕を閉じた。
「最後のW杯楽しかった。ありがとうな、博信。」
「あぁ、薫も社長として頑張れよ。」
時刻は21時を回っていたので、空港内のホテルに1泊する薫。翌朝、チェックアウトを済ませ、エアポートリムジンバスで京都に帰る。
「はぁ~、暑いな!!!」
盆地の京都は、夏になると非常に蒸し暑くなる。キャリーバッグを引っ張りながら、のんびりと帰路に着く。家に帰ると、久美と京香・桃香が迎えてくれた。
「ただいま!!」
「おかえり、薫君!!」
再会を喜ぶ薫。その日の夕食は、家族でそうめんを食べた。
「TVで観てたで。本田圭佑、スーパーサブやったな。」
「せやろ?あの状況下でホンマに対したモンやで。」
ベスト8にあと一歩まで行った日本。1998年からW杯を観てきた薫にとっては、感慨深いものがあった。
「ホンマにW杯出てからの20年間で、日本サッカーは急成長した。立派なモンやで。」
「それはそうやね。」
夕食を済ませ、子ども達が寝た後で2人きりで、薫がW杯に行っていた間の出来事を話す。
「えっ?!大阪北部地震?!大丈夫やったか?」
2018年6月18日 午前7時58分、大阪北部を震源とする地震が発生。地震の規模はマグニチュード6.1、最大震度は6弱。大阪オフィスにいた博信と真緒は無事だったようだ。
「良かった。皆無事やったんやな。」
それを聞いて、薫はホッと胸を撫で下ろした。グラビアの仕事も順調なようだ。帰国から5日間のOFFを経て、7月10日に皆と再会した。
皆はクールビズをしている。水槽の金魚は数が増えた。
「皆、ただいま!!!!」
「社長!お帰りなさい!!」
「地震は大丈夫でしたよ。」
自分の代理を務めたくれた副社長の那月を労う。
「ありがとうな、那月。」
「はい。」
ここから夏本番ということで、グラビア撮影に本腰を入れて、様々な企画を行なっていく。専属グラビアアイドルの、ゆかり・麻衣・真紀子・李月を推しながら、他の事務所のグラビアアイドルともコラボする。
撮影企画
7月14日
ゆかりと現役高校生モデルとの共演。
「坂本優奈 18歳です。」
黒髪ポニーテールの清楚な美少女。ゆかりと同じく新体操経験者で、それを活かして、京都市内の体育館を借りて撮影。ゆかりはお互い白を基調としたレオタードに着て、リボンやフープなどの種目を行なう。レオタードには虹が描かれている。
「これや、これ。」
W杯での撮影経験を活かし、躍動感ある写真を収めた。
忙しくなる日々でも、オンとオフの切り替えは行ない、絶対に徹夜はしない。
「W杯は、フランスが優勝か。エムパベ、19歳?!スゴないか!!!」
7月17日
李月のグラビア撮影。神戸市で行なう。海開きしたばかりの須磨海水浴場。まだ人は少ない。
「須磨も、大分綺麗になったんやな。」
ワンピースを着て、砂浜を歩く。海の家でクリームソーダを飲む所も絵になる。黒髪を結った所が可愛い。
「乙な感じがあってええな。」
その後も7月の撮影は続き、8月に入る。中旬にグラビア企画を考えている。束の間の夏休み、薫は大阪にいる倉橋優子に会いに行く。大阪北部地震で被災した時は、大変だったと語る。
「そうやったんや。それは大変やったな…。」
「薫さんは、W杯行ってたんですね。それはスゴいです。」
「まぁ、今回でサッカー関係の仕事は、最後にした。俺は、もう社長やしな。グラビアカメラマンとジャーナリスト、この2つがメインになってくるやろうからな。」
沙耶香と再会。小学5年生になった沙耶香、水泳に打ち込み、二次性徴と相俟って、背は高くなり、体も大きくなっている。
「沙耶香ちゃん、また一段とデカくなったな。」
「薫さん、久しぶりです。」
貝塚にある二色の浜海水浴場に遊びに行く。スクール水着で泳ぐ沙耶香、薫は夢中でシャッターを切る。
「沙耶香ちゃん、グラビアアイドルとしてもイケそうやな。」
海の家にて、クリームソーダで乾杯。
「沙耶香が高校生なったら、グラビア撮ってくれる?」
「そうやな。17歳ぐらいになったら、グラビア撮ったるわ。セブンティーンが1番エエからな。」
「セブンティーン、バニラとか?」
「いや、それはアイスの方や!!」
8月になり、女子高生モデル達とのコラボ企画を開催。舞鶴市でお泊まり会。
女子高生モデル
・河野美由紀(18)
・原田真由香(18)
・桜田美穂(18)
河野美由紀 京都府出身。黒髪ロングのスレンダーな子。原田真由香 大阪府出身。女子校育ちのお嬢様。桜田美穂 京都府出身。黒髪ショートのムッチリした子。水着姿を撮影。
「やっぱ、現役高校生は最高やな。」
夜は、夏祭りをイメージし、奇祭として、サラシとふんどし姿を撮る。3人のリアクションは様々。
「決まってる?美穂のお尻大きい?」
ノリノリで神輿を担ぐ美穂。
「日本の夏の原風景ね。」
ロマンチックな気分になる美由紀。
「お尻丸出しやし、恥ずかしいな…。」
赤面する真由香。Strawberry Milkのグラビアアイドル達と共演し、神輿を担いで走り回る。土俵で女相撲をしている所を、余すとこなくシャッターを切って収める。最後は、スタッフが1人ずつ桶で水をかける。冷水を浴びて、気持ちよさそうな所を撮り、ふんどしが食い込む成長期のお尻と、ぷっくりした秘部も収めた。
夏が終わり、グラビア撮影が舞い込む。ジャーナリストとしても、9月に起きた北海道胆振東部地震の撮影に行き、現地の様子を伝えたりした。
「大阪北部地震、平成30年度西日本豪雨、北海道胆振東部地震、今年は自然災害が相次いだな。」
父親としても、京香と桃香の運動会を観に行ったりした。
「京香、1位やったな!!」
「桃香も頑張ったな!!!」
天皇の生前退位によって、平成は2019年4月30日を持って終了する。
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