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高校生編
4 外堀が埋まってる・・・
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「ね、甲斐。甲斐が私の事を好きなのは・・・なんとなく分かったけど、結婚するかしないかって、今決めなきゃいけないの?まだ私、甲斐の気持ちすらどうしていいのか分からないのに」
自分で言ってて恥ずかしい。まだ、甲斐のことは彼氏だと決めてすらいないというのに。
仮に甲斐と付き合うことにしたとして。
まずは友達から彼氏になって、それからゆっくりと時間をかけて、ようやく結婚が普通だと思うんだけど。甲斐は自分の事を従弟で幼馴染だからその辺はすっ飛ばしても大丈夫だと思ってたりしたんだろうか。
家族の前で大々的にプロポーズもしたし、それで一安心だろうって?
ううん、例えそうでもやっぱり告白と同時に返事を出すなんてやっぱり無理。
「今日は返事出来ないってこと?」
もー、どうして、甲斐はそんなに急ぐかなぁ!少しは言われた方の身にもなって欲しい。
「だって、結婚だよ?そんなに直ぐに答えなんて出ないよ。まずはお試しで彼氏から!それから考える。じゃないと断るから。じっくり時間をかけて答えを出したいの」
ちょっと強気に出てみた。
だって結婚だよ?一生モノの事だよ?ペットを飼うのとは規模が違う。
「仮って・・・」
不服らしい。甲斐は顔を顰めている。
えーっと、やっぱり仮は嫌か。だよね。そりゃ、そうだよね。
「・・・じゃあ、仮は無くてもいいから。彼氏からお願い」
譲歩して彼氏なら、まあ直ぐに許容出来る範囲内だ。なのに。
・・・ちょっと。彼氏ならいいよって言ってるのに、どうしてそんなに不安そうな顔するかな?なんだかこっちが虐めてるみたいじゃない。彼氏のどこが不満だっていうの?
「・・・分かった。じゃあ彼氏からね」
もー、なんなのよ。最初に言い出したのは甲斐じゃない。全部すっ飛ばして、結婚申し込む方がおかしいんだからね。
渋々といった体《てい》の様子の甲斐に遥は納得がいかない。
「で、そろそろ私の手を解放して欲しいんだけど」
目の前にひざまかせたままというこの体勢は、どうにも落ち着かない。しかも、家族限定とはいえ、ギャラリーがいっぱいとか。どんな羞恥プレイだ。
ようやく甲斐は遥が恥ずかしがっているのを分かってくれたらしく、仕方なさそうにしながら手を離すと、元の自分の席へと戻ってくれた。椅子が多少乱暴に扱われて音を立てた。
ここで遥は深呼吸をした。
なんだかなぁ。甲斐、急に性格変わってる?さっきから別人相手にしてるようで、落ち着かない~。
こんなにあからさまな拗ね方は初めて見るかもしれない。
そう思ったのは遥だけじゃなかったらしい。お母さん達も声には出さなかったけど、ちょっと吃驚してるっぽい。
「姉ちゃん、俺が言うのもなんだけどさ。オッケーの返事、今のうちにした方がいいと思うよー?このチャンス逃すとずっと結婚出来ないどころか、彼氏すら出来なくなるって。絶対」
「なんでそう言い切れるのよ、朔夜」
思わず弟の朔夜にむっとした。なんで絶対とまで言い切るのよ。失礼な。
結婚は兎も角、彼氏すら出来ないとは言い過ぎだと思う。まだ十代のぴちぴち(死語)に言うセリフじゃない。
例え甲斐と付き合わなくたって、これから先彼氏ぐらい見つけて見せるわよ。その可能性位きっとあるはずだ。その気になれば、彼氏の1人や2人・・・。
・・・出来るハズ。多分、・・・きっと。
「甲斐以上の優良物件が他に現れると思う?無理だって。漫画オタクで、方向音痴ってだけでも相当彼氏が出来る可能性低いのに、めちゃくちゃイケメン好きだし」
真実の羅列に遥は頭上に架空の岩がドンと乗っかった気がした。
「見た目も、いまいちだし?」
更に巨大な岩が増量した気がした。床に体ごとめり込みそうだ。
我が弟ながら、容赦ない・・・。いや、弟だからかこそか。
「良い所って言ったら、好き嫌いなく、食欲旺盛なとこ?」
「褒めてなーい!」
むきーっっっ。それって全く持って褒めてなーい!
酷い、皆して頷いてるし・・・。味方がいないって、孤独・・・。
「だから、年齢がちょっと早いってなんて言ってないでさぁ、姉ちゃんは甲斐の結婚受ければいいじゃん。苗字ちょっと変わるぐらいで、家も隣で直ぐに実家に里帰り出来るんだし、部屋は絶対に広くなるし、嫁姑の確執がないんだぜ?相当お買い得だと思うんだけど」
確かに、家は隣にあって使っていない部屋もあるのは知ってるから、一部屋使わせて貰えるかもしれない。
あ、凄い心が動かされるかも。
今使っている遥と朔夜の部屋は、昔お母さんが手芸するのに使っていた部屋を子供部屋として開けてくれたのをリフォームして二部屋にして作ってもらったもの。だから、四畳半と狭い。
広い部屋かぁ。いいなぁ。
毎日布団を敷いたりしなくてもいいようにベッドが置けるとか、おっきな本棚を設置して積み上げている本を全部を並べて仕舞うことが出来るなんて、まさしく夢!
まだ何一つ決断したわけでもないのに、遥は都合がいいようなことばかり想像を膨らませ始めた。
「それにさあ、甲斐がどれくらい姉ちゃんの事思い続けていたか知ってる?もう十年だぞ?一度くらい振られたとしても、絶対諦めないって。諦めきれなくてストーカー並みに付きまとって他の男なんて近寄らせないって。だから甲斐に決めた方がいいって」
「えっ、十年前!?嘘っ」
いや、ちょっと、それどういう事っ!?十年前って言ったら、七才か八才だよね。小学一年頃って。ええーっっ!?ずっと前から好きだったとは本人から聞いたけど、そんなに前から?
「朔夜っ」
甲斐は隠しておきたかったのか顔を真っ赤にさせ、朔夜にバラされたことを焦っている。
甲斐の態度を見れば一目瞭然。衝撃的すぎる事実を聞かされた遥は、感動するどころか、逆に引いた。
「あら、ほんとよ?親である私が保証するわ。甲斐ってば、十年も前に私達だけじゃなく、遥のお父さん、お母さんにも遥と結婚したいって言ってたのよ?」
ころころと笑いながら菜々叔母さんが暴露した。
「ええっ!?甲斐ってば、そんなこと言ってたの!?本当に?」
「本当よ」
お母さんまで、同意した。
「18という年齢は確かに早いけど、甲斐ならお母さん達も安心して遥の事を任せられるし。結婚しても全然構わないわよ。後は遥がどうしたいか決めるだけ」
お母さんの言葉に、横でお父さんまで真面目顔で頷いてるし。
逃げ道すらないらしい。
「・・・・・・」
―――マジですか。
楽しい筈の遥の誕生日は、波乱に満ちあふれていた。
自分で言ってて恥ずかしい。まだ、甲斐のことは彼氏だと決めてすらいないというのに。
仮に甲斐と付き合うことにしたとして。
まずは友達から彼氏になって、それからゆっくりと時間をかけて、ようやく結婚が普通だと思うんだけど。甲斐は自分の事を従弟で幼馴染だからその辺はすっ飛ばしても大丈夫だと思ってたりしたんだろうか。
家族の前で大々的にプロポーズもしたし、それで一安心だろうって?
ううん、例えそうでもやっぱり告白と同時に返事を出すなんてやっぱり無理。
「今日は返事出来ないってこと?」
もー、どうして、甲斐はそんなに急ぐかなぁ!少しは言われた方の身にもなって欲しい。
「だって、結婚だよ?そんなに直ぐに答えなんて出ないよ。まずはお試しで彼氏から!それから考える。じゃないと断るから。じっくり時間をかけて答えを出したいの」
ちょっと強気に出てみた。
だって結婚だよ?一生モノの事だよ?ペットを飼うのとは規模が違う。
「仮って・・・」
不服らしい。甲斐は顔を顰めている。
えーっと、やっぱり仮は嫌か。だよね。そりゃ、そうだよね。
「・・・じゃあ、仮は無くてもいいから。彼氏からお願い」
譲歩して彼氏なら、まあ直ぐに許容出来る範囲内だ。なのに。
・・・ちょっと。彼氏ならいいよって言ってるのに、どうしてそんなに不安そうな顔するかな?なんだかこっちが虐めてるみたいじゃない。彼氏のどこが不満だっていうの?
「・・・分かった。じゃあ彼氏からね」
もー、なんなのよ。最初に言い出したのは甲斐じゃない。全部すっ飛ばして、結婚申し込む方がおかしいんだからね。
渋々といった体《てい》の様子の甲斐に遥は納得がいかない。
「で、そろそろ私の手を解放して欲しいんだけど」
目の前にひざまかせたままというこの体勢は、どうにも落ち着かない。しかも、家族限定とはいえ、ギャラリーがいっぱいとか。どんな羞恥プレイだ。
ようやく甲斐は遥が恥ずかしがっているのを分かってくれたらしく、仕方なさそうにしながら手を離すと、元の自分の席へと戻ってくれた。椅子が多少乱暴に扱われて音を立てた。
ここで遥は深呼吸をした。
なんだかなぁ。甲斐、急に性格変わってる?さっきから別人相手にしてるようで、落ち着かない~。
こんなにあからさまな拗ね方は初めて見るかもしれない。
そう思ったのは遥だけじゃなかったらしい。お母さん達も声には出さなかったけど、ちょっと吃驚してるっぽい。
「姉ちゃん、俺が言うのもなんだけどさ。オッケーの返事、今のうちにした方がいいと思うよー?このチャンス逃すとずっと結婚出来ないどころか、彼氏すら出来なくなるって。絶対」
「なんでそう言い切れるのよ、朔夜」
思わず弟の朔夜にむっとした。なんで絶対とまで言い切るのよ。失礼な。
結婚は兎も角、彼氏すら出来ないとは言い過ぎだと思う。まだ十代のぴちぴち(死語)に言うセリフじゃない。
例え甲斐と付き合わなくたって、これから先彼氏ぐらい見つけて見せるわよ。その可能性位きっとあるはずだ。その気になれば、彼氏の1人や2人・・・。
・・・出来るハズ。多分、・・・きっと。
「甲斐以上の優良物件が他に現れると思う?無理だって。漫画オタクで、方向音痴ってだけでも相当彼氏が出来る可能性低いのに、めちゃくちゃイケメン好きだし」
真実の羅列に遥は頭上に架空の岩がドンと乗っかった気がした。
「見た目も、いまいちだし?」
更に巨大な岩が増量した気がした。床に体ごとめり込みそうだ。
我が弟ながら、容赦ない・・・。いや、弟だからかこそか。
「良い所って言ったら、好き嫌いなく、食欲旺盛なとこ?」
「褒めてなーい!」
むきーっっっ。それって全く持って褒めてなーい!
酷い、皆して頷いてるし・・・。味方がいないって、孤独・・・。
「だから、年齢がちょっと早いってなんて言ってないでさぁ、姉ちゃんは甲斐の結婚受ければいいじゃん。苗字ちょっと変わるぐらいで、家も隣で直ぐに実家に里帰り出来るんだし、部屋は絶対に広くなるし、嫁姑の確執がないんだぜ?相当お買い得だと思うんだけど」
確かに、家は隣にあって使っていない部屋もあるのは知ってるから、一部屋使わせて貰えるかもしれない。
あ、凄い心が動かされるかも。
今使っている遥と朔夜の部屋は、昔お母さんが手芸するのに使っていた部屋を子供部屋として開けてくれたのをリフォームして二部屋にして作ってもらったもの。だから、四畳半と狭い。
広い部屋かぁ。いいなぁ。
毎日布団を敷いたりしなくてもいいようにベッドが置けるとか、おっきな本棚を設置して積み上げている本を全部を並べて仕舞うことが出来るなんて、まさしく夢!
まだ何一つ決断したわけでもないのに、遥は都合がいいようなことばかり想像を膨らませ始めた。
「それにさあ、甲斐がどれくらい姉ちゃんの事思い続けていたか知ってる?もう十年だぞ?一度くらい振られたとしても、絶対諦めないって。諦めきれなくてストーカー並みに付きまとって他の男なんて近寄らせないって。だから甲斐に決めた方がいいって」
「えっ、十年前!?嘘っ」
いや、ちょっと、それどういう事っ!?十年前って言ったら、七才か八才だよね。小学一年頃って。ええーっっ!?ずっと前から好きだったとは本人から聞いたけど、そんなに前から?
「朔夜っ」
甲斐は隠しておきたかったのか顔を真っ赤にさせ、朔夜にバラされたことを焦っている。
甲斐の態度を見れば一目瞭然。衝撃的すぎる事実を聞かされた遥は、感動するどころか、逆に引いた。
「あら、ほんとよ?親である私が保証するわ。甲斐ってば、十年も前に私達だけじゃなく、遥のお父さん、お母さんにも遥と結婚したいって言ってたのよ?」
ころころと笑いながら菜々叔母さんが暴露した。
「ええっ!?甲斐ってば、そんなこと言ってたの!?本当に?」
「本当よ」
お母さんまで、同意した。
「18という年齢は確かに早いけど、甲斐ならお母さん達も安心して遥の事を任せられるし。結婚しても全然構わないわよ。後は遥がどうしたいか決めるだけ」
お母さんの言葉に、横でお父さんまで真面目顔で頷いてるし。
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