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華蓮~カレンの幼年期
ep15:華蓮視点⑤
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コッソリと魔法の自主トレを始めてから1年が過ぎた。
3歳になった私は、父が雇った家庭教師から、令嬢として必要な作法や知識の他に、魔法を学び始めた。
2歳の間に毎日本を読み、魔力が尽きる寸前まで魔法を使っていたおかげで、知力と魔力はCまで上がっている。
「お嬢様は素晴らしい才能をお持ちですね。将来はきっと大魔導士になれるでしょう」
魔法担当家庭教師のクレール先生は、私を絶賛してくれた。
彼はゲームにも登場する人で、魔法に長けた者が多いと言われるソレイユ王国出身の魔導士だ。
でも、ゲームではルナばかり絶賛していて、カレンを褒めるシーンは無かった。
多分、クレール先生も、カレンのルナに対する嫉妬の原因だったのかな。
ゲームのカレンは、褒めて伸びるタイプではなかった。
多分、褒められることで自信過剰になり、自らの才能を伸ばすことをしないタイプだと思う。
「先生、私はもっと魔法を使えるようになりたいわ。どうすればいいか教えて下さる?」
「勿論お教えしますとも。お嬢様は大魔導士になりたいですか?」
「なりたいわ。そのためなら、努力は惜しまないつもりよ」
「なんと素晴らしい向上心! お嬢様には私がもつ全ての知識と技術を習得して頂きましょう」
クレール先生の「本気の授業」は、普通の子ならついていけないレベルの高度なものだった。
初期の知力Fのルナがその域までいくには、数年かかるかもしれない。
でも、知力Cの私なら、真面目に授業に取り組めば、しっかり頭に入る内容だった。
「では、あそこのゴブリンを燃やしてみて下さい」
「はい」
しばらくすると、クレール先生は私を初心者向けダンジョンに連れて行ってくれた。
ゲームでは、エトワール国立学院に入学したルナたちが、最初の授業で行く場所だった。
ゴブリンは下級の魔物で、物理攻撃以外はしてこない。
闇・火・風の中級魔法を使える私なら、勝てる筈だよと先生は言う。
私は先生の指示に従い、火属性の中級魔法を起動した。
火属性魔法:敵を焼き尽くす炎(ブリュレ・ヴォ・ゼネミ)
私の手から放たれた大きな炎の玉は、ゴブリンの胸に当たると一気に広がり包み込む。
炎が消えるとゴブリンも消えていて、空中からポトンと1つ魔石が落ちた。
「魔力操作も威力も充分ですね。お嬢様ならソレイユ魔法学院への推薦入学も夢ではないですよ」
「本当?」
「ええ、卒業生の私が保証しますし、推薦できますからね」
教え子の才能に期待するクレール先生が言う。
でも、ソレイユ魔法学院は、ちょっと……。
シナリオ通りなら、クレール先生の祖国ソレイユは、私が5歳になる頃に滅亡してしまうから。
「先生には、私が入学するまでご指導をお願いしたいですわ」
「はい、喜んで」
学園への入学は、基本的に6歳から。
私が6歳になる頃には、ソレイユ魔法学院は無くなっている筈。
でも今そんなことを言っても誰も信じないし、変な子だと思われるだけでしょうね。
だから私は、ソレイユ魔法学院を目指す子供としてクレール先生の教えを受け続けた。
3歳になった私は、父が雇った家庭教師から、令嬢として必要な作法や知識の他に、魔法を学び始めた。
2歳の間に毎日本を読み、魔力が尽きる寸前まで魔法を使っていたおかげで、知力と魔力はCまで上がっている。
「お嬢様は素晴らしい才能をお持ちですね。将来はきっと大魔導士になれるでしょう」
魔法担当家庭教師のクレール先生は、私を絶賛してくれた。
彼はゲームにも登場する人で、魔法に長けた者が多いと言われるソレイユ王国出身の魔導士だ。
でも、ゲームではルナばかり絶賛していて、カレンを褒めるシーンは無かった。
多分、クレール先生も、カレンのルナに対する嫉妬の原因だったのかな。
ゲームのカレンは、褒めて伸びるタイプではなかった。
多分、褒められることで自信過剰になり、自らの才能を伸ばすことをしないタイプだと思う。
「先生、私はもっと魔法を使えるようになりたいわ。どうすればいいか教えて下さる?」
「勿論お教えしますとも。お嬢様は大魔導士になりたいですか?」
「なりたいわ。そのためなら、努力は惜しまないつもりよ」
「なんと素晴らしい向上心! お嬢様には私がもつ全ての知識と技術を習得して頂きましょう」
クレール先生の「本気の授業」は、普通の子ならついていけないレベルの高度なものだった。
初期の知力Fのルナがその域までいくには、数年かかるかもしれない。
でも、知力Cの私なら、真面目に授業に取り組めば、しっかり頭に入る内容だった。
「では、あそこのゴブリンを燃やしてみて下さい」
「はい」
しばらくすると、クレール先生は私を初心者向けダンジョンに連れて行ってくれた。
ゲームでは、エトワール国立学院に入学したルナたちが、最初の授業で行く場所だった。
ゴブリンは下級の魔物で、物理攻撃以外はしてこない。
闇・火・風の中級魔法を使える私なら、勝てる筈だよと先生は言う。
私は先生の指示に従い、火属性の中級魔法を起動した。
火属性魔法:敵を焼き尽くす炎(ブリュレ・ヴォ・ゼネミ)
私の手から放たれた大きな炎の玉は、ゴブリンの胸に当たると一気に広がり包み込む。
炎が消えるとゴブリンも消えていて、空中からポトンと1つ魔石が落ちた。
「魔力操作も威力も充分ですね。お嬢様ならソレイユ魔法学院への推薦入学も夢ではないですよ」
「本当?」
「ええ、卒業生の私が保証しますし、推薦できますからね」
教え子の才能に期待するクレール先生が言う。
でも、ソレイユ魔法学院は、ちょっと……。
シナリオ通りなら、クレール先生の祖国ソレイユは、私が5歳になる頃に滅亡してしまうから。
「先生には、私が入学するまでご指導をお願いしたいですわ」
「はい、喜んで」
学園への入学は、基本的に6歳から。
私が6歳になる頃には、ソレイユ魔法学院は無くなっている筈。
でも今そんなことを言っても誰も信じないし、変な子だと思われるだけでしょうね。
だから私は、ソレイユ魔法学院を目指す子供としてクレール先生の教えを受け続けた。
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