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窮奇
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『『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性”』が大炎上した。
https://kai-you.net/article/93374/page/2
あの悪名高い『虎に翼』の脚本家だけあり、フェミニズムやポリコレへの強いこだわりがあるようだ。
何があったかというと、脚本家の吉田恵里香氏が『ぼっち・ざ・ろっく!』において、原作の描写を〝ノイズ〟と呼んだことが原作への敬意に欠けるということで、オタクたちの怒りを買ったのである。
具体的には「バイトに行くのが嫌すぎて、水風呂に入って風邪を引こうとするぼっちちゃん」のシーンを、「(原作では普通に裸で入るシーンを)自宅で水風呂に入るのに水着を着用させ」て描いたことを〝覇権を狙う上ではそうした描写はノイズになると思ったんです〟と吉田氏は言ってしまったのだ。
別に入浴シーンとはいえ、必ずしも乳首が出るわけではないのは知っての通り。
わざわざ水着を着せる必要性は、ない。
また、女の子たちがお互いの胸の大きさについて言及しあう描写を〝「現実ではそんな会話しない」と強く否定した〟。
これに関しても〝「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切〟った。
そりゃあ、フェミニストはしないでしょうね。
「現実」でするしないに拘らず、「する」ようにファンタジーをきちんと表現するのがクリエイターの仕事ではないのか?
必要なのは「リアリティ」であって「リアル」ではない。
リアルをリアリティと同義であるように誤認させる手口は、非常に卑劣なプロパガンダに他ならない。
口癖のように『ぼざろ』へ言及した箇所ではノイズノイズと繰り返す。
ノイズがあると広い層へ訴求できないんだ~、と言い訳がましいことを宣うが、『TIGER & BUNNY』のバーナビーのセクシーシーンがある回を吉田氏が務めているという話もある。
男の裸やBLは無罪で、女キャラには入浴シーンに水着を着させて胸揺れにも否定的な態度を脚本家が取るというのは、如何なものか。ダブスタ以外の何ものでもない。
オリジナル作品よりも、圧倒的に原作付きの作品で仕事することが多いのが日本のアニメ脚本の現状だけに、これは看過できない。
そのダブスタを貫きたいなら、原作付きの仕事は断っていただきたい。
もしくは、男しか登場しない作品だけ担当していただきたい。
想像してみて欲しい。
この脚本家が、女性キャラのセクシーシーンのあるあなたの好きな作品をアニメ化して、本当に「売り」を表現してくれると信頼できるだろうか?
筆者には、一切そう思えない。
仮にセクシーシーンを原作通りに表現したとして、海外のアニメ/ゲームのローカライザーのようにセリフをポリコレ改悪しないと、どうして信じられようか。
少なくとも筆者は、吉田恵里香氏は信用ならない脚本家だと感じ、本稿を書いている。
◎「言葉のプロ」
原作者がアニメの脚本を肯定している、と擁護する者もいるが、今回の問題はそこではない。
(原作者が自作のアニメ化作品を否定するとかなり角が立つ。全員がヒラコー氏くらい強硬でいいはずだ。擁護派はそのへんの事情を意図的に無視している)
これは他人のふんどしで相撲を取る脚本家が、原作の描写をノイズと言った不敬罪についての炎上である。
芸能人がやたら「お仕事で〇〇という体験をさせていただいたときに~」と鼻につくほど気を遣った言い回しをするのをよく聞くが、あの逆である。
言葉のプロとして不適切な言葉を使うのは失格だ、いやいやノイズは業界では普通に使われる言葉だ、とSNSではバトルが発生したようだが、筆者に言わせれば「人前に出て話すときの安全策を知らない」に尽きると思う。
対比として芸能人の言葉遣いの例を出したのは、それが理由だ。
トークイベントに登壇し、その内容が記事にされることの影響力を把握していない。
ゆえに、脚本家の内心にあるオタクに対する“加害性”が丸出しになり、炎上に至った。
筆者はそう邪推する。
◎窮奇
虎に翼と鬼に金棒は同じ意味だと思われがちだが、前者は否定的な意味で使われる言葉である。
https://reibuncnt.jp/24136#toc2
敵や望ましくない人物がさらに力を得る、よろしくない状況を差す言葉なのだ。
由来は『韓非子』だそうだが、筆者としては四凶の一、窮奇を思い出してしまう。
この窮奇とは「翼を持つ虎」の姿で「悪人に助力する」という中国の伝説上の存在である。
欧米のエンタメをダメにしたポリコレに与するのは、「悪人に助力する」行為に他ならない。
吉田氏といえば
『【批判殺到】虎に翼・ぼざろの脚本家(吉田恵里香)さん、ウルトラマンに興味を抱く息子に危機感「4歳の息子をジェンダーレスに育ててます」』
https://posfie.com/@yonepo665/p/8zZpNnJ
の人である。
息子さんのウルトラマンや怪獣への憧れや「男は約束を守るものだ」という発言を否定し、ジェンダーレスなどという不自然な教育を行う人物だ。
別に「女はどうしようもない嘘つきだ」などと言っているわけでなし、微笑ましい発言ではないか。
実態としては男も女も誠実な人もいれば病的な嘘つきもいるわけだし、それは個人に留まらず、国連までもが金儲けのためにデマをまき散らしているのは読者諸賢も知るところである。
「男は約束を守るものだ」と何かで見た男の子が、熱いものを感じてそれを真似る。
脚本家の息子としては、自分にとって何が「熱い」のかを自覚する原体験の一歩だと思う。
それをコントロールしようとするのは、〝危機感〟を覚えるのは、親のエゴであろう。
欧米からのポリコレ濁流を跳ね返さなければいけない日本の現状にとって、このような脚本家が出しゃばるのはまさに“虎に翼”である。
◎まとめ
今回の炎上は、吉田氏がトークイベントで余計なことを言ってしまったから起きたことだ。
『ぼざろ』放送当時にぼっちちゃんの水着水風呂入浴が炎上せず、今炎上しているのはそれが理由だ。
そもそも『虎に翼』の脚本家が書いていることすら、認知されなかった可能性まである。
筆者もまったく知らなかった。
『ぼざろ』は筆者も後追いで一気に観たが、そんな思想を反映させるような作品ではないだろう。
というわけで、読者はドシドシ脚本家になって、おっぱいがぶるんぶるんするアニメをドシドシ世に送り出してください。
よろしくお願いします。
https://kai-you.net/article/93374/page/2
あの悪名高い『虎に翼』の脚本家だけあり、フェミニズムやポリコレへの強いこだわりがあるようだ。
何があったかというと、脚本家の吉田恵里香氏が『ぼっち・ざ・ろっく!』において、原作の描写を〝ノイズ〟と呼んだことが原作への敬意に欠けるということで、オタクたちの怒りを買ったのである。
具体的には「バイトに行くのが嫌すぎて、水風呂に入って風邪を引こうとするぼっちちゃん」のシーンを、「(原作では普通に裸で入るシーンを)自宅で水風呂に入るのに水着を着用させ」て描いたことを〝覇権を狙う上ではそうした描写はノイズになると思ったんです〟と吉田氏は言ってしまったのだ。
別に入浴シーンとはいえ、必ずしも乳首が出るわけではないのは知っての通り。
わざわざ水着を着せる必要性は、ない。
また、女の子たちがお互いの胸の大きさについて言及しあう描写を〝「現実ではそんな会話しない」と強く否定した〟。
これに関しても〝「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切〟った。
そりゃあ、フェミニストはしないでしょうね。
「現実」でするしないに拘らず、「する」ようにファンタジーをきちんと表現するのがクリエイターの仕事ではないのか?
必要なのは「リアリティ」であって「リアル」ではない。
リアルをリアリティと同義であるように誤認させる手口は、非常に卑劣なプロパガンダに他ならない。
口癖のように『ぼざろ』へ言及した箇所ではノイズノイズと繰り返す。
ノイズがあると広い層へ訴求できないんだ~、と言い訳がましいことを宣うが、『TIGER & BUNNY』のバーナビーのセクシーシーンがある回を吉田氏が務めているという話もある。
男の裸やBLは無罪で、女キャラには入浴シーンに水着を着させて胸揺れにも否定的な態度を脚本家が取るというのは、如何なものか。ダブスタ以外の何ものでもない。
オリジナル作品よりも、圧倒的に原作付きの作品で仕事することが多いのが日本のアニメ脚本の現状だけに、これは看過できない。
そのダブスタを貫きたいなら、原作付きの仕事は断っていただきたい。
もしくは、男しか登場しない作品だけ担当していただきたい。
想像してみて欲しい。
この脚本家が、女性キャラのセクシーシーンのあるあなたの好きな作品をアニメ化して、本当に「売り」を表現してくれると信頼できるだろうか?
筆者には、一切そう思えない。
仮にセクシーシーンを原作通りに表現したとして、海外のアニメ/ゲームのローカライザーのようにセリフをポリコレ改悪しないと、どうして信じられようか。
少なくとも筆者は、吉田恵里香氏は信用ならない脚本家だと感じ、本稿を書いている。
◎「言葉のプロ」
原作者がアニメの脚本を肯定している、と擁護する者もいるが、今回の問題はそこではない。
(原作者が自作のアニメ化作品を否定するとかなり角が立つ。全員がヒラコー氏くらい強硬でいいはずだ。擁護派はそのへんの事情を意図的に無視している)
これは他人のふんどしで相撲を取る脚本家が、原作の描写をノイズと言った不敬罪についての炎上である。
芸能人がやたら「お仕事で〇〇という体験をさせていただいたときに~」と鼻につくほど気を遣った言い回しをするのをよく聞くが、あの逆である。
言葉のプロとして不適切な言葉を使うのは失格だ、いやいやノイズは業界では普通に使われる言葉だ、とSNSではバトルが発生したようだが、筆者に言わせれば「人前に出て話すときの安全策を知らない」に尽きると思う。
対比として芸能人の言葉遣いの例を出したのは、それが理由だ。
トークイベントに登壇し、その内容が記事にされることの影響力を把握していない。
ゆえに、脚本家の内心にあるオタクに対する“加害性”が丸出しになり、炎上に至った。
筆者はそう邪推する。
◎窮奇
虎に翼と鬼に金棒は同じ意味だと思われがちだが、前者は否定的な意味で使われる言葉である。
https://reibuncnt.jp/24136#toc2
敵や望ましくない人物がさらに力を得る、よろしくない状況を差す言葉なのだ。
由来は『韓非子』だそうだが、筆者としては四凶の一、窮奇を思い出してしまう。
この窮奇とは「翼を持つ虎」の姿で「悪人に助力する」という中国の伝説上の存在である。
欧米のエンタメをダメにしたポリコレに与するのは、「悪人に助力する」行為に他ならない。
吉田氏といえば
『【批判殺到】虎に翼・ぼざろの脚本家(吉田恵里香)さん、ウルトラマンに興味を抱く息子に危機感「4歳の息子をジェンダーレスに育ててます」』
https://posfie.com/@yonepo665/p/8zZpNnJ
の人である。
息子さんのウルトラマンや怪獣への憧れや「男は約束を守るものだ」という発言を否定し、ジェンダーレスなどという不自然な教育を行う人物だ。
別に「女はどうしようもない嘘つきだ」などと言っているわけでなし、微笑ましい発言ではないか。
実態としては男も女も誠実な人もいれば病的な嘘つきもいるわけだし、それは個人に留まらず、国連までもが金儲けのためにデマをまき散らしているのは読者諸賢も知るところである。
「男は約束を守るものだ」と何かで見た男の子が、熱いものを感じてそれを真似る。
脚本家の息子としては、自分にとって何が「熱い」のかを自覚する原体験の一歩だと思う。
それをコントロールしようとするのは、〝危機感〟を覚えるのは、親のエゴであろう。
欧米からのポリコレ濁流を跳ね返さなければいけない日本の現状にとって、このような脚本家が出しゃばるのはまさに“虎に翼”である。
◎まとめ
今回の炎上は、吉田氏がトークイベントで余計なことを言ってしまったから起きたことだ。
『ぼざろ』放送当時にぼっちちゃんの水着水風呂入浴が炎上せず、今炎上しているのはそれが理由だ。
そもそも『虎に翼』の脚本家が書いていることすら、認知されなかった可能性まである。
筆者もまったく知らなかった。
『ぼざろ』は筆者も後追いで一気に観たが、そんな思想を反映させるような作品ではないだろう。
というわけで、読者はドシドシ脚本家になって、おっぱいがぶるんぶるんするアニメをドシドシ世に送り出してください。
よろしくお願いします。
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