オムライス食べたい　～ゲーム漫画アニメの感想、それからオカルトや都市伝説について思ったこと書く意識の低いエッセイ～

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ドラマ『鈴木先生』を見よう！

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◎『鈴木先生』とは？

　武富健治による日本の漫画作品。『漫画アクション』（双葉社）で2005年13号（6月7日号）から2011年2号（1月18日号）まで不定期で連載していた。単行本は全11巻が刊行されている。（Wikipedia）

　中学校教師である鈴木先生には、婚約者がいる。
　しかし、受け持つクラスの一人の女子生徒に歪んだ感情を抱いている。
　自分のよろしくない欲望を自覚して葛藤し、しかし日々起こる生徒たちの問題にも対処していくのだった。

　みたいな漫画だったと記憶している。

　というのも、筆者がこの作品を読んだのは大学生の頃、サークルの先輩が部室に持ってきたものを何巻か読んだだけだからだ。
　女性の先輩で、恣意的な切り取りをするならリアル『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』のアリナさんのような人だった。
　どういう切り取りをしたかは、読者の想像に任せるが、容姿が理由でないとだけは言っておく。

　ただ、のちにドラマ版をアマゾンプライムビデオで発見（現在は配信していた痕跡すらない）して鑑賞した際には「こ、こんな話だったか……！？」といい意味で驚いた。

◎ドラマ『鈴木先生』を見よう！

　見よう！

　などと勧めておいて恐縮なのだが、現在、このドラマを配信しているサービスはひょっとしたらU-NEXTしかないかもしれない。

　ドラマ化は2011年（テレビ東京系列）と古い作品であるため、それもあいまってのことかもしれない。
　なんと、Wikipediaによればあの人気俳優の長谷川博己の初主演作であるという。
『シンゴジラ』とかで有名な、あの俳優さんね。

　日本の漫画の実写化は、本当に酷い作品が多いが、これについてはDVD（Blu-ray）－BOXを所持する価値すらある。
　良かった漫画の実写化作品といえば、筆者はこの作品を一番に挙げたいほどだ。
　なお、劇場版は見たことがないのでわからない。

　概要というか、あらすじは上で原作について述べた通りなのだが、基本的にクラスで起きる事件が中学生の性の問題だった、という印象が強い。

　女子生徒が泣きながら「だってナマでする方が気持ちいいんだもん」（要旨）などと訴えるシーンまであり、『FGO』のBOXイベントの時に見ていた筆者が「攻めた作品だなぁ～～～！！」と舌を巻いた記憶がある。

　そういった中学生役に攻めた芝居をさせる点もいいのだが、ドラマ版一番の魅力は主人公の鈴木先生が毎回、トラブルの解決で対立する足子先生をぐうの音も出ないほどにやりこめて言い負かすところにある。

◎足子先生とは？

『鈴木先生』登場人物の一人である。

　家庭科の先生なのだが、これがまあ酷いヒステリー持ちのフェミなのである。

　そう、日本のドラマでフェミがやられ役の悪役であった時代が、たしかにあったのだ！

　中学生によろしくない欲望を抱いて葛藤する男性の主人公が、中年フェミを完膚なきまでに言い負かし、憤死させる痛快なドラマがあったのだ！

　視聴率はかなり振るわなかったらしいが、GYAO！で見逃し配信をしたところ反響は大きかったようで、また日本民間放送連盟賞を受賞、劇場版が作られたという。（Wikipedia）

『FGO』のBOX周回しなきゃいけないのに、いつしか手を止めてドラマを見入っていたような記憶がある。

　日本のテレビドラマを見てくれるのが夫への不満以外何も持たない中高年の主婦層しかいないんです、感マシマシなのがタイトルから伝わってくるような、最近のドラマとは大違いである。

　アマゾンプライムビデオから配信されていた痕跡すら抹消されている理由は、huluなどの出現でほとんど日本のドラマを配信しなくなったからかもしれない。

　だが、本当にそれだけなのか……邪推してしまうのは、筆者だけであろうか？

◎おわりに

　前回に続いて、都市伝説の話もせずただ作品をおすすめする記事になってしまった。
　昔なつかしの商品紹介系Youtuberかな？
　あえて都市伝説に寄せるなら、このドラマは東日本大震災の影響で放送開始が2011年4月11日から25日にずれ込んでいる。（Wikipedia）
　要するに、ある都市伝説系Youtuberの言うように「スカイツリーが出来てから日本によくないことが続いている」説を採用するなら、テレビドラマが腐っていく直前の面白かったドラマの一つ、と言えるかもしれない。
　記憶を頼りに書いた記事だから、ひょっとしたら内容が間違っているかもしれない。
　人間の記憶が当てにならないのは、犯人の身長や年格好が「それ誰でもあてはまるやん！」と言われる証言になってしまう事例などでも明らかである。
　羽振りのいい人は円盤を買うなりU-NEXTに加入するなどして見て欲しいし、もし万が一再放送があれば見てもらいたい。

　ではまた！

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