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【真・女神転生VV1周目】修羅の墨綬【HARD人修羅撃破】
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「○○と△△の悪魔合体」っていうネットスラング使うやつ、だいたいメガテンやってない説。
あると思います!
そのスラングが差す対象みたいなの、実際のゲーム内でも特殊合体の組み合わせのうちに、ないこともないってくらいだしな。
普通の合体では、合体法則に従って既定の悪魔が生成されるだけだし、合体不可な組み合わせもたくさんある。
はい。
未だに『真・女神転生VV』クリアしてない筆者です。
とはいえ、復讐編ヨーコルートでマンセマットもサマエルも倒したので、ルシファーからの呼び出しは受けています。
ラスボス大魔王を延々待たせて、何をやってんだこの不良ナホビノはって話なんですが。
1周目で人修羅を攻略するために、ひたすら香を掘っていました。
メガテンはドーピングアイテムがお香ってのが、世界観に合ってるよね。
漫画とかでは“運の(お)香”がネタにされるんだけど。
どんな臭いなんだろうな~~~、運を上げるお香の臭いって!
元々お香は、主人公ないし人間のパーティメンバーのステータスを上げるアイテムだった。
そう、仲魔はお香でのドーピングが不可か、もしくはドーピングの概念がなかった。
『SMTV』でのドーピングは、仲魔用の〝香〟と主人公用の〝霊香〟に分かれている。
後者の入手機会は限られているが、前者は調査ポイントでの抽選でいくらでも稼げる。
もちろん、ランダムだから違うアイテムをドロップすることもあって、何度となくセーブ&ロードを繰り返す羽目にはなるが。
『SMTVV』ではショップで両方買えるようにはなるが、それには創生ルートを出現させる必要があり、一周目では不可能だ。
しかも、販売価格はめちゃくちゃ高い。
霊香は1つ10万マッカだ。
『SMTⅣF』ではDLC稼ぎ場で御魂を倒してドロップ運に縋るものだったが、あれに比べれば金さえ積めば運に頼る必要がない分、逆にいい気はする。
脱線だが、少し稼ぎ事情に触れよう。
『SMTVV』では『SMTV』になかった魔法、リベラマが復活している。
これは敵の出現率を上げる魔法だが、本作のザコ戦はシンボルエンカウントだ。
なので、単純に戦闘終了後に連続戦闘の発生確率をあげる魔法となっている。
連続戦闘には、連戦ボーナスがついて経験値と金が単純な戦闘経験数に比べて色のついたものになる。
筆者は使ったことないけどな。
金を稼ぎたければ、一部ボスとの再戦機能があるのでそれを繰り返すまで。
前に『SMTVV』の記事で触れた、魔神ダグザ(DLCボス)とひたすら戦闘していた。
その記事で作ったと述べたカディシュトゥとともに、ストーリーボスはラスボスの大魔王以外は倒した。
スキルが非常に優秀だから、作ったら終盤まで使える。
対ダグザ戦では、リリスの専用スキル「母なる土壌」がとても役に立つ。
全体に1ターンの間物理攻撃を一度無効化させるバリアを張る「物理ブロック」と、味方全体へのステータス弱体化デバフを解除する「デクンダ」の複合スキルだ。
ダグザは強力な物理攻撃を主体に繰り出してくるから、メタスキルと言っていいだろう。
もちろん属性攻撃も使ってはくるが、それらは基礎威力が低いから弱点さえカバーしておけばだいたい大丈夫だ。
カディシュトゥはダグザの弱点である破魔属性の強力な単体スキルを自力で覚えないので、そこは主人公に担当させた。
そのへんは、カディシュトゥの記事で書いたはずなので今回は割愛する。
リリスに全体全強化バフのラスタキャンディと母なる土壌、ナアマちゃんに全体全弱体化デバフのランダマイザ、アグラトちゃんに全体全回復のメディアラハンと攻撃スキル従魔の行軍を使わせ、主人公は弱点を突くのと主力技である天剣叢雲で火力を出していくスタイル。
もちろん、トドメを刺す前にはリリスとフィン・マックールを交代させて幸運スキルを発動させ、リザルトを豊かにするのを忘れてはいけない。
もっと効率のいい稼ぎはあるのかもしれないが、筆者はこれを繰り返していた。
なお、人修羅対策で仲魔に香を盛った今の最強パーティではこれよりも早くダグザを倒すことができる。
では香の話に戻ろう。
HPとMPの香/霊香は売ってくれないが、主人公に関しては1周目でもレベル99までレベリングすればかなり高い数値になるし、創生ルートではレベルキャップが150になるのでそんなに問題はないだろう。
2周目以降のルートであることを考えれば、同じように霊香獲得機会を重ねれば普通にカンストできるでしょ。
◎呪毒散布からソウルバランスへ/パールヴァティの防御相性
以前、筆者は難易度casualとはいえ『SMTV』で人修羅を攻略している。
「頭スライムでも勝てる対人修羅戦(SMT無印V)」という記事だ。
だが『SMTVV』難易度hardで人修羅に挑む場合は、まったく状況が異なるので参考にならない。
一番の問題点が、攻略の要だった「呪毒散布」の仕様変更である。
いや、呪毒散布の仕様というよりは、それを受けた再の人修羅の状態異常罹患状況の変更だ。
『SMTV』では必ず人修羅は沈黙状態になっていた。
それが、『SMTVV』では全状態異常からの抽選へと仕様が変更されていた。
これの何が問題かというと、人修羅の行動パターンである。
人修羅はHPを25%失うたびにスキル「混沌の理」を使う。
このスキルは、低くない確率で敵を即死させ、さらに敵のプレスターンを半減させるものだ。
さらに、HPが半分になるとメディアラハンを使って全回復してしまう。
おまけに人修羅が5回行動するまでに、人修羅の仲魔を1体も倒していない場合には「地母の晩餐」スキルを使用する。
これは防御相性を無視して貫通する高威力の全体物理攻撃だが、事実上の全体即死スキルである。
5ターンではなく、5回である。
人修羅のプレスターンを減らすことができなかった場合は、普通、人修羅は1ターンに2回行動機会がある。
(この人修羅、黒のバイザーを使ってちゃんと記録を出して『SMTⅢマニアクス』2周目でイザナギイザナミから行動回数増やすボーナスもらってるって意味だよな?)
つまり2ターン、誰も倒せなかった場合は非常に危険ということだ。
人修羅が5回攻撃するまでに仲魔を倒すことで、このカウントがリセットされる。
沈黙はスキル使用不可状態であり、このバステを付与して人修羅の厄介なスキルを封印してやり過ごすのが対人修羅戦のセオリーである。
ちなみに地母の晩餐は、沈黙頼りではなく人修羅の仲魔を撃破して対策するのが丸い。
そうは言ってもなんとかなるやろ!
そんな風に考えていた時期が、筆者にもありました……。
今回は呪毒散布が使えるキャラクターに、新たに凶鳥グルルが追加された!
霊長ガルーダを、異教徒が悪魔化させた存在だ。
なお、初期レベルはガルーダよりもグルルの方が高い! 皮肉!
グルルは『SMTV』で呪毒散布が可能だったどのキャラクターよりも、初期レベルが高い!
これを使わない手はないだろ、と育てた筆者だった。
結論として、沈黙付与の抽選に負けてグルルに沈黙役を任せることは断念した。
そこで新たに白羽の矢が立ったのは、魔人ブラックライダーだった。
黙示録の四騎士が一騎である彼は、全体に確率で沈黙を付与できる全体万能属性攻撃スキル「ソウルバランス」を習得する。なお、他の悪魔に合体で継承できない固有スキルだ。
人修羅が主人公を務める『SMTⅢマニアクス』で初実装されたキャラクターなのは、皮肉かもしれない。
Twitterなどで人修羅攻略を調べると、今回はブラックライダーに沈黙付与役を任せるのがセオリーだと言われている。
実はそのことは、人修羅に挑む前から筆者も知っていた。
知っていたが、信用しなかったのだ。
敵全体に沈黙を付与する汎用スキル「マカジャマオン」およびその効果を発動するアイテム「封技の秘石」。
これを、人修羅に呪毒散布で沈黙を付与できなかった際、使ったことがある。
結果は、人修羅どころかその仲魔にすら沈黙を付与できなかった。
ゆえに、似たようなものだと高を括って信用しなかったのだ。
なお悪いのは、ソウルバランスは命中率が低いことがスキル説明に明記されている。
絶対ダメじゃん。
しかし、どうしても呪毒散布に限界を感じてしまい、ダメ元でブラックライダーを育成した。
結果。
素直に攻略情報に従うべきだね~~~~!!
人修羅、倒せました!!
いや、もちろん弱体付与率自体は呪毒散布に劣る(※体感)。
でも、ちゃんと通用するし成功したら沈黙以外の状態異常は抽選されない。
しかも、呪毒散布では沈黙状態にならないケルベロス(「頭スライムでも勝てる対人修羅戦(SMT無印V)」参照)らも沈黙状態にできる。
つまり人修羅の仲魔の使うデカジャ、デクンダ、ラスタキャンディ、ランダマイザを阻止できる。
体感だが運の値が100未満だと、敵に沈黙付与するどころかこちらが敵の従える仲魔らの持つ状態異常スキルのえじきになってしまう。
命中率が低い点は、命中率を上げるパッシブスキルの「獣眼」「龍眼」を継承することでカバーできる。
ネットの作例では効果の低い「獣眼」も併用していたが、筆者は香で速さをドーピングするので「獣眼」はカット。
代わりにランダマイザを覚えさせた。
MP消費は増えるが、デバフ役を任せる人員がブラックライダーしかいないので仕方ない。
主人公は火力要員にしたいのと、何より技スぺがない。
ということで、最初のパーティ紹介だ。
筆者の採用した魔人ブラックライダーは、こんな感じ!
Lv.99 魔人ブラックライダー
HP777
MP999
力58
体152
魔90
速150
運150
氷結+7 衝撃⁻5 呪殺+2 万能+9 補助+5
ソウルバランス+9
不屈の闘志
物理反射
衝撃反射
奈落のマスク
龍眼
ランダマイザ+5
延長強化・大
アタッカーではなくサポーターなので、火力の源である魔よりも体速運を重視。
個人的に重要ステータスを150まで盛るのが、一つの目安。
人修羅の至高の魔弾を喰らっても、一撃で落ちない体とHP、回避することもある速という感じ。
物理反射ではなく物理耐性に抑えて、死亡遊戯の的にするならもう少し体は盛りたいところ。
筆者はそれは別の悪魔に任せたので、ブラックライダーは物理反射とした。
もちろん、体を盛れば盛るだけ至高の魔弾からのメギドラオンコンボに耐えやすくはなる。
運をさらに盛れば、沈黙付与の確率も上がると思われるが……運の香は集めるのがまあまあしんどい。
龍眼だけでも、速を盛っているのと基本的にがんばってバフデバフを行うので、ソウルバランスはだいたい当たる。
たまに外れるけど、ホント、たまにって感じ。
『ポケモン』の命中率95%の技みたいな感じ。
デクンダすぐに使われるから、延長強化・大はいらんかもと過ったが、沈黙付与が成功したときには働くから持っていて損はない。
ケルベロスとトールは落とさない方針は、無印での攻略から継続なので氷結適正はどうでもいいが、余裕があれば呪殺適正は上げてもいいのかも。
呪殺の秘石で敵のピクシーを攻撃をするときの、気休めになる。
もちろん、今回はブラックライダーがソウルバランスで全体攻撃を行うのと、アタッカーも全体攻撃を使う関係上、ケルベロスもトールも落ちやすくなっている。
しかし人修羅はケルベロスとトールが落とされたとき、だいたい同じケルベロスとトールを召喚していたのであまり気にする必要はないだろう。
つまり、
ケルベロス(回復なし)→ピクシー(回復持ち)
トール(回復なし)→パールヴァティ(回復持ち)
→回復スキル持ちが2体存在する状況が頻発
……ということにはならなかったということだ。
ディアでも人修羅の体力を8000以上回復するので、シャレにならない。
パールヴァティの弱点を筆者は頻繁に誤解(氷結や呪殺だと勘違い)してミスしていたが、弱点は火炎である。
人修羅撃破に成功した際の戦闘では、さすがに覚えていたが。
パールヴァティは、なんかタイトルごとに弱点が変わりやすい……?
パールヴァティはシヴァ最初の妻サティが転生して、再度シヴァと結婚する女神である。
〝ダクシャ(サティの父。二神が結婚する前からシヴァのことが嫌い)が、シヴァ抜きで犠牲祭(不明。検索して出てくるガディマイ祭ではないのではないか)を催すと、シヴァの名誉を守るため炎のなかに身を投じて死ぬ。〝〟
(『真・女神転生 悪魔事典』p.37 新紀元社)※()内は筆者註。
『SMTⅢ』には、転生前のサティも炎に身を包んだ女神として登場する(レベルアップでパールヴァティに変化する)。
ちなみに防御相性は同書によれば、火炎吸収、破魔反射、氷結弱点であり、それはパールヴァティ(『SMTⅢ』)も同様だ。
火炎弱点に変わったのは、どうも『SMTⅣ』からの模様(※『DSJ』では破魔無効、弱点なし)。
『DSJ』やSFC時代のパールヴァティは防御相性が近作よりも強い……。
そして種族が地母神なのは、『SMTⅢ』だけかな?
リマスター版の出た『ライドウ』でのパールヴァティは、なんかマジで別物みたいな防御相性だな。
呪殺弱点と勘違いしたのは、『SMTⅢ』で破魔属性スキル「裁きの雷火」「汚れ無き威光」を習得するから破魔系=呪殺弱点みたいなイメージが残っていたからだろうな。
火炎弱点、氷結・破魔耐性である。
『SMTⅣ』であった呪殺耐性は消えているが、弱点ではない。
人修羅の召喚する悪魔に、(耐性持ちはいるが)破魔・呪殺に対して無効以上の防御相性を持つものはいない。
いっそ物理(みんなのトラウマ、ギリメカラは物理反射)よりも安心して打てるまである。
◎ブラックライダー以外のパーティー①ナホビノ
Lv.99 合一神 ナホビノ(主人公)
HP872
MP774
力226
体96
魔91
速111
運96
物理、火炎、氷結、電撃、衝撃、破魔、呪殺、万能、バステ+9 回復、補助+5
防御相性 アモンの写せ身(物理・破魔・呪殺耐性、火炎吸収、氷結弱点)
天剣叢雲+9
布瑠言霊+5
佐世木ノ舞+5
万能プレロマ
万能ギガプレロマ
不屈の闘志
奈落のマスク
氷結反射
任意のステータス強化は、ほぼ力に振った!
レベルアップ時のランダム強化値を厳選するまではやってないが、任意のポイントはほぼ力。
序盤、たまに速に振ったこともあったくらい。
無印『SMTV』よりもステータスを盛る機会が追加されているため、1周目でもこのステータスを実現できた。
最初から力に振ったため、最初魔型を志向していた『SMTV』3周目(人修羅casual撃破時)の力(156)を上回っている。
アモンの写せ身は氷結弱点だが、パッシブスキルで弱点を補った。
奈落のマスクは、運が100未満であればケルベロスのフォッグナーなどを普通に喰らってしまう。
しかし人修羅の混沌の理による即死対策で、仕方なく習得。
基礎威力が低いとはいえ、力依存で属性攻撃を行える〇龍撃シリーズを人修羅対策のために一つ一つ消していくのはとても辛かった。
一時は全属性をカバーしたからな。
ナホビノが弱点をついてプレスターンを増やして起点をつくり、仲魔にバフデバフを行わせて────というリズムは、さらなる力を得るために捨て去った。
とくに白龍撃を消した際には「今後どうやってダグザ倒すんだよ」と思ったものだ。
なお後述するアタッカーがマジで強いので、それは完全に杞憂となる。
マガツヒスキルは最初物珍しさから、ブラックライダーの「至高の魔弾・改」を試したこともあった。
レベル依存と言いながら、ブラックライダーとナホビノではナホビノの方が威力が高かった。
レベル依存ではなく、力依存では?
マガツヒスキルは行動回数を消費しないため、その後に手番を消費することができる。
ゆえに至高の魔弾・改の場合は、至高の魔弾・改+ブラックライダーもしくはナホビノの攻撃ということができる。
ナホビノから人修羅への至高の魔弾・改の威力は4600弱。その後に天剣叢雲で1700強のダメージを与えることができる。
バフデバフ状況は忘れたが、それぞれ2段階掛かっていたと思う。
これは最適解ではないと、すぐに気が付いた。
これなら「分身創造」の方が、ダメージの期待値が高い。
というのも、『SMTVV』から追加されたナホビノ専用マガツヒスキル「分身創造」は同じ行動を4回取れる状態を自分に付与するものだからだ。
分身創造からの天剣叢雲を4回。
この4回は通常と同様にクリティカルが発生する可能性もある。
対ダグザ戦では、2~3回クリティカルが発生したことさえあった。
(ただし、2回以上クリティカルが発生しても、プレスターンが増加するのは1回のみ)
呪毒散布を使用する必要がなくなったから、分身創造を使用できる機会が増加するのは大きい。
今回、一番大きいと思ったのは『SMTVV』で新たに追加されたナホビノ専用スキル「佐世木ノ舞」だ。
ターン中に一度しか使えないが、マガツヒゲージを増加させることができる。
『FGO』でいえば、NPチャージスキルだ。NP20増加相当かな?
あるのとないのとでは、全然違う。
なんとなくこの手番でナホビノにやらしたいことがない、という時にマガツヒゲージを増やせるのはデカい。
分身創造や、後述するデカジャオンを使える機会が増えるってことだからな。
布瑠言霊は前作からある、死亡した仲魔を全快で召喚できる便利スキル。
正直、必須。
人修羅の至高の魔弾事故、混沌の理で体や運の低い仲魔はバンバン倒れるから。
地母の晩餐をうっかり喰らって、不屈の闘志が切れた仲魔を呼び戻すのにも重宝する。
演出をスキップできないので、どうせならMPも全快での再召喚に強化をお願いしたいところ。
「運のいい人の近くにいると、他の人まで運がよくなる」という説があるように、仲魔の運を盛った影響でナホビノの回比率も上がった気がしていた。
だが、命中/回比率は運ではなく速から算出されるものである。
そして、ナホビノの速は100を超えている。
実力だったのでは?
◎ブラックライダー以外のパーティー②コノハナサクヤ
Lv.98 国津神 コノハナサクヤ
ユニークスキル 繁栄の誓約
自信の全能力が上昇している状態だと、使用した回復スキルのHP及びMP回復量が大幅に増加する。
HP943
MP981
力65
体318
魔123
速250
運150
物理⁻3 火炎+4 電撃⁻3 衝撃+3 回復、補助+5
木花之栄+5
ヒュギエイアの杯+5
物理耐性
電撃反射
不屈の闘志
奈落のマスク
延長強化
延長強化・大
今回からDLCで追加された悪魔である。
手持ちに彼女の父、国津神オオヤマツミがいると特殊な回復マガツヒスキルを使用できるが使うつもりがなかったので手持ちにオオヤマツミはいない。
役割は、回復兼バッファー。そして体の値でわかるように、タンクである。
美と儚さの象徴であり、嫋やかな乙女である。
姉のイワナガヒメ(※未登場。ヤマタノオロチと同一説とかは一旦忘れろ)ではなく、コノハナサクヤがタンクである。
318も体があると、物理耐性込みとはいえ人修羅の死亡遊戯のダメージを2ケタ台に抑えることができる。
いささかオーバースペックのきらいはあるが、万能属性である至高の魔弾のダメージを抑えるためには仕方ない。
クリティカルされないために運を上げ、回避を願って速も引き上げている。
実際、何度か人修羅の攻撃を回避できたのでまずまずといったところか。
最初は物理耐性ではなく物理反射をつけて、ナホビノだけにタンクを担ってもらっていたが上に記した通りナホビノの体は96しかない。
100未満のステータスは人修羅戦では役に立たないといっても、過言ではない。
アタッカー以外には付けている不屈の闘志は、戦闘中に死亡しても一度だけ全快で復活できるパッシブスキルだ。
これに加えてナホビノは、木彫りの山羊というアイテムを所持することで合計二回、全快で復活できる。
にもかかわらず、人修羅攻略中にはナホビノが三回倒されてゲームオーバーという事態が連続したため、コノハナサクヤの物理反射を取り上げて物理耐性にスキルを降格させた。
(※パーティー全員の物理防御相性が無効以上になると、人修羅は死亡遊戯をやめて万能属性でクリティカル率が高い至高の魔弾を撃ちまくるようになるので、最低一人は物理耐性に留めねば非常に危険)
これにより人修羅の死亡遊戯の標的が分散され、ナホビノの生存率が大きく向上した。
ナホビノの写せ身をアモンのものから物理反射/吸収のものに変えれば、だいたいの写せ身は代わりに現状より弱点が増えてそれを潰すのが大変。
新たに物理反射/吸収を習得させるのも、大変。
大変とは具体的に、技スぺを圧迫するゆえまた何かスキルを捨てる必要が発生するということだ。
物理弱点、四大属性半減、呪殺・混乱・魅了無効のナアマちゃんの写せ身をナホビノに付けて、氷結反射→物理吸収に変更しようかとも思った。
しかし、コノハナサクヤの物理防御相性を反射→耐性に変えることで、それをせずとも勝てた。
上で触れたサティ/パールヴァティとは経緯が真逆レベルで違うが、火と切り離すことのできない女神だったりする。
天孫ニニギの妻となって子を身ごもるも、ニニギからそれを国津神の子ではないかと疑われる。
怒ったコノハナサクヤは産屋に火を点け、天津神の子なら無事に生まれるでしょうといって見事に子を産んでみせた。
生まれた子は、のちに筆者の大嫌いな神話「海幸山幸神話」の主要登場人物へと成長していく。
コノハナサクヤのポジションは、無印では北欧の女神イズンが担っていたものである。
というのもコノハナサクヤの「木花之栄」が、イズンの「黄金のリンゴ」の上位互換なのである。
どちらもラスタキャンディと全体回復の複合スキルなのだが、木花之栄は微量だがMPまで回復する。
微量とはいえ、MP回復アイテムのチャクラドロップよりも回復量が多いし、全体に効果がある。
個人的には、アイドル然としたイズンの方が好きなので思うところはあるが、強力なので今回はコノハナサクヤにこの役割を担ってもらった。
イズンには、既に発売されたリマスター版『ライドウ』の世界でがんばってもらうことにしよう。
新規に追加されたらしいからね。
もう一つ、コノハナサクヤには重要なものがある。
それがマガツヒスキル「デカジャオン」だ。
通常のデカジャ同様に敵全体のステータス上昇効果を打ち消し、さらに状態異常耐性を戦闘開始時に引き戻し、相手に有利な効果をすべて打ち消す。
敵のステータスが上昇しているタイミングに合わせて撃つことは少なかったが、本命は敵の「状態異常耐性を戦闘開始時に引き戻」すことにある。
戦闘中に状態異常にかかるうち、キャラクターはそれへの耐性を付けていき、付与率はどんどん下がっていく。
つまり、ブラックライダーのソウルバランスで沈黙を付与できる確率が下がっていくということだ。
これでは事故を防げない。
ゆえに、ナホビノの分身創造だけでなく折を見てコノハナサクヤのデカジャオンも使用し、人修羅パーティーの沈黙罹患率を戻してやった。
実際の判定にどれだけ寄与したかは知る術がないが、体感役に立ったように思う。
◎アタッカーたち
以上のブラックライダー、ナホビノ、コノハナサクヤが固定メンバーだ。
呪毒散布でモー・ショボーを採用していた無印の頃は、アタッカーを地母神イナンナにしたタイミングではハーレムパーティ(せやろか)が成立することもあったが、モー・ショボーの枠が死神になっているので最初から成立しない。
残り1枠は人修羅が召喚する悪魔に応じて、変えていく属性アタッカーだ。
具体的には、魔神ゼウス、魔神コンス・ラー、魔王ベルゼブブだ。
むさくるしいメンツで申し訳ないが、紹介していこう。
(……一応、ベルゼブブは女性型デザインが存在しているんだがな。もう出さないのか、アトラス!)
・魔神 ゼウス Lv.98
HP600
MP503
力300
体77
魔87
速102
運73
物理+4 電撃+9 衝撃⁻6 万能+2 補助+2
ケラウノス+9
万物粉砕+4
物理反射
電撃吸収
衝撃反射
奈落のマスク
電撃プレロマ
電撃ギガプレロマ
ユニークスキル「ヘルケイオス」により、ストックに生存する仲魔の数に応じて電撃スキルのクリティカル発生率と命中率が上昇する、物理アタッカーもとい力依存電撃アタッカー。
人修羅加入用にスペースを1枠開けていたので、全力は出し切れていないかもしれない。
専用スキルを3つも持つのだが、1つは消した。
ケラウノスが力依存で防御相性を貫通する電撃属性攻撃なので、これを主体に戦っていく。
人修羅の召喚する邪神ギリメカラ、幻魔クー・フーリンの弱点を突くことができる。
ギリメカラは物理反射な代わりに、電撃・衝撃・破魔と3つも弱点がある。
が、他に衝撃弱点の悪魔は原則倒さない魔神トールのみなので、今回衝撃属性アタッカーは採用していない。
万物粉砕だが、こちらは相手全体の攻撃・防御を1段階下げる効果付きの全体物理攻撃だ。
命中・回避率は下げてくれないが、ギリメカラがいないときであれば補助的に使用した。
元々高い速はともかく、体と運を底上げしていないためフォッグナーなどの状態異常スキルを喰らったり、人修羅の攻撃で落ちたりするのはゼウスが一番多かった。
運が低いと、奈落のマスクはマジで気休め以下になってしまう。
混沌の理でもよく落ちたから、確信している。
力を300まで盛るとクリティカルと剛力の秘石(次回の力依存攻撃の威力を上げる)込みのケラウノスが、ギリメカラやクー・フーリンに1万を超えるダメージを叩き込むこともあった。
500まで盛れば、一撃で葬れたりするのだろうか?
・魔神 コンス・ラー Lv.99
HP568
MP828
力78
体77
魔350
速77
運85
物理+3 火炎+9 氷結⁻5 破魔+9 万能+4
ヘリオポリスの暁+9
トリスアギオン+9
物理反射
氷結反射
コンセントレイト
マハンマバリオン
火炎プレロマ
火炎ギガプレロマ
ユニークスキル「ラーの目」は交代先の仲魔に、次回の魔依存攻撃の威力を上げるチャージ効果を付与する効果を持つ。
しかし、だいたい交代するのは力依存アタッカーのゼウスだったため無意味だった。
ヘリオポリスの暁は今回追加された新しい専用スキルで、全体に特大威力の火炎属性で攻撃し、さらに相手全体の攻撃を1段階下げる。
しかも、防御相性を貫通する。
無印ではこのポジションは魔王アモンだった。
アモンも専用の全体貫通火炎スキルを持つが、攻撃低下効果はない。
敵にデクンダを使われても、ブラックライダーのランダマイザと併せて攻撃だけは2段階下げることも可能になるので、気休めと馬鹿にはできない。
敵で一番最初に攻撃する人修羅はデカジャやデクンダを使わないため、最強キャラの攻撃を下げられるなら十分に価値がある。
前述したように、人修羅の手番は何もなければターン内に2回回ってくる。
そのため、その間にデカジャやデクンダ及びバフデバフを使われたら、2回目の攻撃に関してはその限りではない。
だがバフデバフの価値は、そのスキル自体の効果だけではない。
解除スキルを人修羅の仲魔に使わせて、連中の手番を消費させることにまで価値がある。
フォッグナーなどの敵による状態異常、クリティカル攻撃、メギドラオンなどを使われるよりはマシなのだ。
それに寄与するというだけでも、今回はアモンよりコンス・ラーを採用する理由たり得る。
全体魔法だが貫通効果があるため、火炎を弱点とするパールヴァティやジャックフロストと火炎反射のケルベロスが同時に召喚されていても平気で使える。
トリスアギオンは、汎用防御相性貫通火炎魔法(単体)である。
グルルによる呪毒散布で人修羅を邪魔する場合には、睡眠状態に陥る敵も出てくるので使用価値があった。
ヘリオポリスの暁で起こしたくない敵がいる場合、睡眠以外の状態異常の敵を殴るのに有用だったのだ。
しかし、ブラックライダーのソウルバランスを軸にする場合はあまり必要とはいえない。
ヘリオポリスの暁が全体でも特大威力なのに対し、トリスアギオンは単体だが大威力だ。
これなら
・破魔ギガプレロマ
・奈落のマスク
・不屈の闘志
などのスキルを覚えさせた方がよい。
作戦変更によるスキル有用度の変動を、完全に失念していた。
(とはいえ香集めの際に遭遇したザコとの戦闘では、使い勝手が良かったのだが)
マハンマバリオンはギリメカラ相手に、ゼウスに交代せず戦いたくなったときのためのサブウェポンである。
それに価値を置かないなら、
トリスアギオン、マハンマバリオン→奈落のマスク、不屈の闘志
とスキルを置き換えてもいいだろう。
・魔王 ベルゼブブ Lv.99
HP594
MP696
力78
体83
魔92
速100
運102
火炎⁻6 氷結+2 電撃+5 破魔⁻2 呪殺+9 回復⁻4 補助+5
死蠅の葬列+9
ランダマイザ+5
貫く闘気+5
物理反射
火炎反射
呪殺ギガプレロマ
大魔脈
延長強化・大
ユニークスキル「ビヨンデッタ」はアクティブに「大天使」「女神」「鬼女」「地母神」がいない時、ベルゼブブの使う能力低下効果が2段階になるというもの。
「女神」でこの効果を邪魔するイズンではなく、「国津神」なためこの効果を邪魔しないコノハナサクヤを使え、という制作のメッセージをひしひしと感じる。
実際、ベルゼブブが出張っているときはデバフを彼に任せられるので、ブラックライダーはソウルバランスを撃ちまくれた。
呪殺アタッカーとして、気軽に人修羅のHPを8000でも1万でも回復するピクシーを落とすのが主な起用理由。
だが魔が92しかない。
何を隠そう、ベルゼブブには香ドーピングをしていない。
いや、もし人修羅を倒せなかったらベルゼブブ用にも香を集める必要があったが、幸いにも倒せてしまった。
ゆえに、他のメンバーに比べてステータスが控えめなのである。
しかも素のステータスが魔型ではなく、速運寄りという。
だから大丈夫かなぁ、とは思ったが手の空いている者が呪殺の秘石でピクシーを攻撃すれば問題はなかった。
一人ぐらいならカバーできるね、ってわかった。
◎諦めないこと
人修羅はHPが半分を切ると、メディアラハンで全体を全回復すると書いた。
筆者はこれを防げなかった時点で、人修羅への挑戦を諦めてゲームを終了していた。
というのも、ドーピングが足りていないときはMP回復アイテムが足りなくなっていたからだ。
バッファー、デバッファーのMP回復が追いつかないのに、アタッカーまでMP不足に喘ぐ。
そんな状況でもう一回、最初からやり直しになればジリ貧になって負けるのは目に見えていた。
ゆえに、メディアラハンを防げなかった段階でこちらも撤退。
しかし、ドーピングも進んでゼウスやコンス・ラーがいい火力を出すようになった時。
メディアラハンを使われたけども、もしかしたら、勝てるのでは?
上記のステータスまで仲魔を育てた際、その直感に従って戦闘を続行した結果。
ついに、人修羅を撃破したのである。
ベルゼブブの魔も300まで上げないとダメかな、と思っていた矢先だったので、感動はひとしおであった。
◎香集め
1周目hardで人修羅を倒すとかいうバカをやりたい人で見ていない人はいないと思うが、筆者は「生臭坊主のゲームメモ」様の記述を参考にして香を集めたので、バカをやりたい人は「生臭坊主のゲームメモ」様を参考にしてください。
ありがとうございました。
体力の香、速さの香、運の香に関しては紹介されている調査スポット周辺の調査スポットでも、獲得できることがある。
やってみた感想として、速さの香、運の香の出る調査スポットは、比較的出現率が低い気がする。
アサクサでの気力の香集めかコマガタでの力の香集めが、一番、目当ての香が出やすいと感じた。
特にアサクサでの気力の香集め(ナビ:アイトワラス)は、道中や周辺でガーネット(3つ集めると速さの香1個とクイーンメイブ(千代田区)/アティス(新宿区 カブキチョウ)が交換してくれる)が出る。
気力の香スポットが出現していないとき代わりに出現しがちな、そのスポットから半円状に伸びた道の先にスポットでは、稀に運の香が得られる。大半は、悪魔戦闘なんだけど、悪魔もサキミタマがまあまあ出る。
不忍池とアサクサ広小路でダイヤモンドを集める場合は、他に抽選されるガーネット集めもがんばりたいところ。
速さの香は狙い辛いため、効率は悪いがガーネットも馬鹿にならない。
せっかくアプデで追加されたドスケベナビのクレオパトラに宝石を拾わせたり拾わせなかったりというプレイを楽しんでいたのに、またクソやかましいアイトワラスを連れ歩く羽目になるとは思わなかった……でも1周目hardで人修羅を倒すって、そういうことなのよね。
ひょっとしたら、クレオパトラやヘルズエンジェルにも超お得稼ぎスポットがあるのかもしれないけど、筆者はその検証をしている書き込みを見たことがない。
◎仲魔にするではなく、仲魔に〝なる〟
人修羅を倒した人たちの書き込みを見ていて、気になっていた表現だ。
実際に倒してみて、凄まじい達成感に浸っていると、人修羅が仲魔になるイベントが発生。
そして、パーティー画面を見てみると。
人修羅がパーティーの先頭になっているのだ。
ははーん、なるほどね。
そういうことか。
先輩主人公である人修羅へのリスペクトとして、ナホビノが人修羅の仲魔になったかのような配置演出をしたのね。
別にこのゲーム、ナホビノをパーティー最後尾(手番を4番目にする)にできるから、先頭に配置したから何って感じではあるんだけどね。
行間を勝手に埋めて妄想、いいと思います。
ストーリーが薄い、と批判されがちな『SMTⅢ』や『SMTV』だが、わりと冒険の中で勝手にないイベントやない会話を脳内で捏造して、勝手に濃厚なゲーム体験だったと思い込む才能があるとあまり「薄い」とは感じないんだよね。
特に『SMTⅢ』。
違うゲームだが『ペルソナ4』でのボス戦で、雪子が鳴神の絶体絶命の危機をスキルで救った〝偶然〟によって筆者のプレイでは「メインヒロインは雪子」と大決定したことがあったしなぁ。
実際、あんなのあったら惚れると思う。
スポーツの試合にドラマを見出すように、RPGの戦闘にドラマを見出すとテキスト以上の物語体験を浴びることができるのである。
◎おわりに
なんと『SMTVV』には人修羅より強いボスが追加されている!!
今更ネタバレもクソもないから書くが、原天使サタンと軍神マサカド公だ!!
特にマサカド公は、どうも2周目以降でないと戦えないみたいだし、しかも創世ルート必須という。
いや、もう無印4周したんですけど!?
いつになるかわかんないけど、倒したら筆者のことだから記事書きそう。
既にプレイ時間は190時間を超え、やっぱりメガテン1周目は200時間くらいかけてしまうものなのか。
ではまた!
あると思います!
そのスラングが差す対象みたいなの、実際のゲーム内でも特殊合体の組み合わせのうちに、ないこともないってくらいだしな。
普通の合体では、合体法則に従って既定の悪魔が生成されるだけだし、合体不可な組み合わせもたくさんある。
はい。
未だに『真・女神転生VV』クリアしてない筆者です。
とはいえ、復讐編ヨーコルートでマンセマットもサマエルも倒したので、ルシファーからの呼び出しは受けています。
ラスボス大魔王を延々待たせて、何をやってんだこの不良ナホビノはって話なんですが。
1周目で人修羅を攻略するために、ひたすら香を掘っていました。
メガテンはドーピングアイテムがお香ってのが、世界観に合ってるよね。
漫画とかでは“運の(お)香”がネタにされるんだけど。
どんな臭いなんだろうな~~~、運を上げるお香の臭いって!
元々お香は、主人公ないし人間のパーティメンバーのステータスを上げるアイテムだった。
そう、仲魔はお香でのドーピングが不可か、もしくはドーピングの概念がなかった。
『SMTV』でのドーピングは、仲魔用の〝香〟と主人公用の〝霊香〟に分かれている。
後者の入手機会は限られているが、前者は調査ポイントでの抽選でいくらでも稼げる。
もちろん、ランダムだから違うアイテムをドロップすることもあって、何度となくセーブ&ロードを繰り返す羽目にはなるが。
『SMTVV』ではショップで両方買えるようにはなるが、それには創生ルートを出現させる必要があり、一周目では不可能だ。
しかも、販売価格はめちゃくちゃ高い。
霊香は1つ10万マッカだ。
『SMTⅣF』ではDLC稼ぎ場で御魂を倒してドロップ運に縋るものだったが、あれに比べれば金さえ積めば運に頼る必要がない分、逆にいい気はする。
脱線だが、少し稼ぎ事情に触れよう。
『SMTVV』では『SMTV』になかった魔法、リベラマが復活している。
これは敵の出現率を上げる魔法だが、本作のザコ戦はシンボルエンカウントだ。
なので、単純に戦闘終了後に連続戦闘の発生確率をあげる魔法となっている。
連続戦闘には、連戦ボーナスがついて経験値と金が単純な戦闘経験数に比べて色のついたものになる。
筆者は使ったことないけどな。
金を稼ぎたければ、一部ボスとの再戦機能があるのでそれを繰り返すまで。
前に『SMTVV』の記事で触れた、魔神ダグザ(DLCボス)とひたすら戦闘していた。
その記事で作ったと述べたカディシュトゥとともに、ストーリーボスはラスボスの大魔王以外は倒した。
スキルが非常に優秀だから、作ったら終盤まで使える。
対ダグザ戦では、リリスの専用スキル「母なる土壌」がとても役に立つ。
全体に1ターンの間物理攻撃を一度無効化させるバリアを張る「物理ブロック」と、味方全体へのステータス弱体化デバフを解除する「デクンダ」の複合スキルだ。
ダグザは強力な物理攻撃を主体に繰り出してくるから、メタスキルと言っていいだろう。
もちろん属性攻撃も使ってはくるが、それらは基礎威力が低いから弱点さえカバーしておけばだいたい大丈夫だ。
カディシュトゥはダグザの弱点である破魔属性の強力な単体スキルを自力で覚えないので、そこは主人公に担当させた。
そのへんは、カディシュトゥの記事で書いたはずなので今回は割愛する。
リリスに全体全強化バフのラスタキャンディと母なる土壌、ナアマちゃんに全体全弱体化デバフのランダマイザ、アグラトちゃんに全体全回復のメディアラハンと攻撃スキル従魔の行軍を使わせ、主人公は弱点を突くのと主力技である天剣叢雲で火力を出していくスタイル。
もちろん、トドメを刺す前にはリリスとフィン・マックールを交代させて幸運スキルを発動させ、リザルトを豊かにするのを忘れてはいけない。
もっと効率のいい稼ぎはあるのかもしれないが、筆者はこれを繰り返していた。
なお、人修羅対策で仲魔に香を盛った今の最強パーティではこれよりも早くダグザを倒すことができる。
では香の話に戻ろう。
HPとMPの香/霊香は売ってくれないが、主人公に関しては1周目でもレベル99までレベリングすればかなり高い数値になるし、創生ルートではレベルキャップが150になるのでそんなに問題はないだろう。
2周目以降のルートであることを考えれば、同じように霊香獲得機会を重ねれば普通にカンストできるでしょ。
◎呪毒散布からソウルバランスへ/パールヴァティの防御相性
以前、筆者は難易度casualとはいえ『SMTV』で人修羅を攻略している。
「頭スライムでも勝てる対人修羅戦(SMT無印V)」という記事だ。
だが『SMTVV』難易度hardで人修羅に挑む場合は、まったく状況が異なるので参考にならない。
一番の問題点が、攻略の要だった「呪毒散布」の仕様変更である。
いや、呪毒散布の仕様というよりは、それを受けた再の人修羅の状態異常罹患状況の変更だ。
『SMTV』では必ず人修羅は沈黙状態になっていた。
それが、『SMTVV』では全状態異常からの抽選へと仕様が変更されていた。
これの何が問題かというと、人修羅の行動パターンである。
人修羅はHPを25%失うたびにスキル「混沌の理」を使う。
このスキルは、低くない確率で敵を即死させ、さらに敵のプレスターンを半減させるものだ。
さらに、HPが半分になるとメディアラハンを使って全回復してしまう。
おまけに人修羅が5回行動するまでに、人修羅の仲魔を1体も倒していない場合には「地母の晩餐」スキルを使用する。
これは防御相性を無視して貫通する高威力の全体物理攻撃だが、事実上の全体即死スキルである。
5ターンではなく、5回である。
人修羅のプレスターンを減らすことができなかった場合は、普通、人修羅は1ターンに2回行動機会がある。
(この人修羅、黒のバイザーを使ってちゃんと記録を出して『SMTⅢマニアクス』2周目でイザナギイザナミから行動回数増やすボーナスもらってるって意味だよな?)
つまり2ターン、誰も倒せなかった場合は非常に危険ということだ。
人修羅が5回攻撃するまでに仲魔を倒すことで、このカウントがリセットされる。
沈黙はスキル使用不可状態であり、このバステを付与して人修羅の厄介なスキルを封印してやり過ごすのが対人修羅戦のセオリーである。
ちなみに地母の晩餐は、沈黙頼りではなく人修羅の仲魔を撃破して対策するのが丸い。
そうは言ってもなんとかなるやろ!
そんな風に考えていた時期が、筆者にもありました……。
今回は呪毒散布が使えるキャラクターに、新たに凶鳥グルルが追加された!
霊長ガルーダを、異教徒が悪魔化させた存在だ。
なお、初期レベルはガルーダよりもグルルの方が高い! 皮肉!
グルルは『SMTV』で呪毒散布が可能だったどのキャラクターよりも、初期レベルが高い!
これを使わない手はないだろ、と育てた筆者だった。
結論として、沈黙付与の抽選に負けてグルルに沈黙役を任せることは断念した。
そこで新たに白羽の矢が立ったのは、魔人ブラックライダーだった。
黙示録の四騎士が一騎である彼は、全体に確率で沈黙を付与できる全体万能属性攻撃スキル「ソウルバランス」を習得する。なお、他の悪魔に合体で継承できない固有スキルだ。
人修羅が主人公を務める『SMTⅢマニアクス』で初実装されたキャラクターなのは、皮肉かもしれない。
Twitterなどで人修羅攻略を調べると、今回はブラックライダーに沈黙付与役を任せるのがセオリーだと言われている。
実はそのことは、人修羅に挑む前から筆者も知っていた。
知っていたが、信用しなかったのだ。
敵全体に沈黙を付与する汎用スキル「マカジャマオン」およびその効果を発動するアイテム「封技の秘石」。
これを、人修羅に呪毒散布で沈黙を付与できなかった際、使ったことがある。
結果は、人修羅どころかその仲魔にすら沈黙を付与できなかった。
ゆえに、似たようなものだと高を括って信用しなかったのだ。
なお悪いのは、ソウルバランスは命中率が低いことがスキル説明に明記されている。
絶対ダメじゃん。
しかし、どうしても呪毒散布に限界を感じてしまい、ダメ元でブラックライダーを育成した。
結果。
素直に攻略情報に従うべきだね~~~~!!
人修羅、倒せました!!
いや、もちろん弱体付与率自体は呪毒散布に劣る(※体感)。
でも、ちゃんと通用するし成功したら沈黙以外の状態異常は抽選されない。
しかも、呪毒散布では沈黙状態にならないケルベロス(「頭スライムでも勝てる対人修羅戦(SMT無印V)」参照)らも沈黙状態にできる。
つまり人修羅の仲魔の使うデカジャ、デクンダ、ラスタキャンディ、ランダマイザを阻止できる。
体感だが運の値が100未満だと、敵に沈黙付与するどころかこちらが敵の従える仲魔らの持つ状態異常スキルのえじきになってしまう。
命中率が低い点は、命中率を上げるパッシブスキルの「獣眼」「龍眼」を継承することでカバーできる。
ネットの作例では効果の低い「獣眼」も併用していたが、筆者は香で速さをドーピングするので「獣眼」はカット。
代わりにランダマイザを覚えさせた。
MP消費は増えるが、デバフ役を任せる人員がブラックライダーしかいないので仕方ない。
主人公は火力要員にしたいのと、何より技スぺがない。
ということで、最初のパーティ紹介だ。
筆者の採用した魔人ブラックライダーは、こんな感じ!
Lv.99 魔人ブラックライダー
HP777
MP999
力58
体152
魔90
速150
運150
氷結+7 衝撃⁻5 呪殺+2 万能+9 補助+5
ソウルバランス+9
不屈の闘志
物理反射
衝撃反射
奈落のマスク
龍眼
ランダマイザ+5
延長強化・大
アタッカーではなくサポーターなので、火力の源である魔よりも体速運を重視。
個人的に重要ステータスを150まで盛るのが、一つの目安。
人修羅の至高の魔弾を喰らっても、一撃で落ちない体とHP、回避することもある速という感じ。
物理反射ではなく物理耐性に抑えて、死亡遊戯の的にするならもう少し体は盛りたいところ。
筆者はそれは別の悪魔に任せたので、ブラックライダーは物理反射とした。
もちろん、体を盛れば盛るだけ至高の魔弾からのメギドラオンコンボに耐えやすくはなる。
運をさらに盛れば、沈黙付与の確率も上がると思われるが……運の香は集めるのがまあまあしんどい。
龍眼だけでも、速を盛っているのと基本的にがんばってバフデバフを行うので、ソウルバランスはだいたい当たる。
たまに外れるけど、ホント、たまにって感じ。
『ポケモン』の命中率95%の技みたいな感じ。
デクンダすぐに使われるから、延長強化・大はいらんかもと過ったが、沈黙付与が成功したときには働くから持っていて損はない。
ケルベロスとトールは落とさない方針は、無印での攻略から継続なので氷結適正はどうでもいいが、余裕があれば呪殺適正は上げてもいいのかも。
呪殺の秘石で敵のピクシーを攻撃をするときの、気休めになる。
もちろん、今回はブラックライダーがソウルバランスで全体攻撃を行うのと、アタッカーも全体攻撃を使う関係上、ケルベロスもトールも落ちやすくなっている。
しかし人修羅はケルベロスとトールが落とされたとき、だいたい同じケルベロスとトールを召喚していたのであまり気にする必要はないだろう。
つまり、
ケルベロス(回復なし)→ピクシー(回復持ち)
トール(回復なし)→パールヴァティ(回復持ち)
→回復スキル持ちが2体存在する状況が頻発
……ということにはならなかったということだ。
ディアでも人修羅の体力を8000以上回復するので、シャレにならない。
パールヴァティの弱点を筆者は頻繁に誤解(氷結や呪殺だと勘違い)してミスしていたが、弱点は火炎である。
人修羅撃破に成功した際の戦闘では、さすがに覚えていたが。
パールヴァティは、なんかタイトルごとに弱点が変わりやすい……?
パールヴァティはシヴァ最初の妻サティが転生して、再度シヴァと結婚する女神である。
〝ダクシャ(サティの父。二神が結婚する前からシヴァのことが嫌い)が、シヴァ抜きで犠牲祭(不明。検索して出てくるガディマイ祭ではないのではないか)を催すと、シヴァの名誉を守るため炎のなかに身を投じて死ぬ。〝〟
(『真・女神転生 悪魔事典』p.37 新紀元社)※()内は筆者註。
『SMTⅢ』には、転生前のサティも炎に身を包んだ女神として登場する(レベルアップでパールヴァティに変化する)。
ちなみに防御相性は同書によれば、火炎吸収、破魔反射、氷結弱点であり、それはパールヴァティ(『SMTⅢ』)も同様だ。
火炎弱点に変わったのは、どうも『SMTⅣ』からの模様(※『DSJ』では破魔無効、弱点なし)。
『DSJ』やSFC時代のパールヴァティは防御相性が近作よりも強い……。
そして種族が地母神なのは、『SMTⅢ』だけかな?
リマスター版の出た『ライドウ』でのパールヴァティは、なんかマジで別物みたいな防御相性だな。
呪殺弱点と勘違いしたのは、『SMTⅢ』で破魔属性スキル「裁きの雷火」「汚れ無き威光」を習得するから破魔系=呪殺弱点みたいなイメージが残っていたからだろうな。
火炎弱点、氷結・破魔耐性である。
『SMTⅣ』であった呪殺耐性は消えているが、弱点ではない。
人修羅の召喚する悪魔に、(耐性持ちはいるが)破魔・呪殺に対して無効以上の防御相性を持つものはいない。
いっそ物理(みんなのトラウマ、ギリメカラは物理反射)よりも安心して打てるまである。
◎ブラックライダー以外のパーティー①ナホビノ
Lv.99 合一神 ナホビノ(主人公)
HP872
MP774
力226
体96
魔91
速111
運96
物理、火炎、氷結、電撃、衝撃、破魔、呪殺、万能、バステ+9 回復、補助+5
防御相性 アモンの写せ身(物理・破魔・呪殺耐性、火炎吸収、氷結弱点)
天剣叢雲+9
布瑠言霊+5
佐世木ノ舞+5
万能プレロマ
万能ギガプレロマ
不屈の闘志
奈落のマスク
氷結反射
任意のステータス強化は、ほぼ力に振った!
レベルアップ時のランダム強化値を厳選するまではやってないが、任意のポイントはほぼ力。
序盤、たまに速に振ったこともあったくらい。
無印『SMTV』よりもステータスを盛る機会が追加されているため、1周目でもこのステータスを実現できた。
最初から力に振ったため、最初魔型を志向していた『SMTV』3周目(人修羅casual撃破時)の力(156)を上回っている。
アモンの写せ身は氷結弱点だが、パッシブスキルで弱点を補った。
奈落のマスクは、運が100未満であればケルベロスのフォッグナーなどを普通に喰らってしまう。
しかし人修羅の混沌の理による即死対策で、仕方なく習得。
基礎威力が低いとはいえ、力依存で属性攻撃を行える〇龍撃シリーズを人修羅対策のために一つ一つ消していくのはとても辛かった。
一時は全属性をカバーしたからな。
ナホビノが弱点をついてプレスターンを増やして起点をつくり、仲魔にバフデバフを行わせて────というリズムは、さらなる力を得るために捨て去った。
とくに白龍撃を消した際には「今後どうやってダグザ倒すんだよ」と思ったものだ。
なお後述するアタッカーがマジで強いので、それは完全に杞憂となる。
マガツヒスキルは最初物珍しさから、ブラックライダーの「至高の魔弾・改」を試したこともあった。
レベル依存と言いながら、ブラックライダーとナホビノではナホビノの方が威力が高かった。
レベル依存ではなく、力依存では?
マガツヒスキルは行動回数を消費しないため、その後に手番を消費することができる。
ゆえに至高の魔弾・改の場合は、至高の魔弾・改+ブラックライダーもしくはナホビノの攻撃ということができる。
ナホビノから人修羅への至高の魔弾・改の威力は4600弱。その後に天剣叢雲で1700強のダメージを与えることができる。
バフデバフ状況は忘れたが、それぞれ2段階掛かっていたと思う。
これは最適解ではないと、すぐに気が付いた。
これなら「分身創造」の方が、ダメージの期待値が高い。
というのも、『SMTVV』から追加されたナホビノ専用マガツヒスキル「分身創造」は同じ行動を4回取れる状態を自分に付与するものだからだ。
分身創造からの天剣叢雲を4回。
この4回は通常と同様にクリティカルが発生する可能性もある。
対ダグザ戦では、2~3回クリティカルが発生したことさえあった。
(ただし、2回以上クリティカルが発生しても、プレスターンが増加するのは1回のみ)
呪毒散布を使用する必要がなくなったから、分身創造を使用できる機会が増加するのは大きい。
今回、一番大きいと思ったのは『SMTVV』で新たに追加されたナホビノ専用スキル「佐世木ノ舞」だ。
ターン中に一度しか使えないが、マガツヒゲージを増加させることができる。
『FGO』でいえば、NPチャージスキルだ。NP20増加相当かな?
あるのとないのとでは、全然違う。
なんとなくこの手番でナホビノにやらしたいことがない、という時にマガツヒゲージを増やせるのはデカい。
分身創造や、後述するデカジャオンを使える機会が増えるってことだからな。
布瑠言霊は前作からある、死亡した仲魔を全快で召喚できる便利スキル。
正直、必須。
人修羅の至高の魔弾事故、混沌の理で体や運の低い仲魔はバンバン倒れるから。
地母の晩餐をうっかり喰らって、不屈の闘志が切れた仲魔を呼び戻すのにも重宝する。
演出をスキップできないので、どうせならMPも全快での再召喚に強化をお願いしたいところ。
「運のいい人の近くにいると、他の人まで運がよくなる」という説があるように、仲魔の運を盛った影響でナホビノの回比率も上がった気がしていた。
だが、命中/回比率は運ではなく速から算出されるものである。
そして、ナホビノの速は100を超えている。
実力だったのでは?
◎ブラックライダー以外のパーティー②コノハナサクヤ
Lv.98 国津神 コノハナサクヤ
ユニークスキル 繁栄の誓約
自信の全能力が上昇している状態だと、使用した回復スキルのHP及びMP回復量が大幅に増加する。
HP943
MP981
力65
体318
魔123
速250
運150
物理⁻3 火炎+4 電撃⁻3 衝撃+3 回復、補助+5
木花之栄+5
ヒュギエイアの杯+5
物理耐性
電撃反射
不屈の闘志
奈落のマスク
延長強化
延長強化・大
今回からDLCで追加された悪魔である。
手持ちに彼女の父、国津神オオヤマツミがいると特殊な回復マガツヒスキルを使用できるが使うつもりがなかったので手持ちにオオヤマツミはいない。
役割は、回復兼バッファー。そして体の値でわかるように、タンクである。
美と儚さの象徴であり、嫋やかな乙女である。
姉のイワナガヒメ(※未登場。ヤマタノオロチと同一説とかは一旦忘れろ)ではなく、コノハナサクヤがタンクである。
318も体があると、物理耐性込みとはいえ人修羅の死亡遊戯のダメージを2ケタ台に抑えることができる。
いささかオーバースペックのきらいはあるが、万能属性である至高の魔弾のダメージを抑えるためには仕方ない。
クリティカルされないために運を上げ、回避を願って速も引き上げている。
実際、何度か人修羅の攻撃を回避できたのでまずまずといったところか。
最初は物理耐性ではなく物理反射をつけて、ナホビノだけにタンクを担ってもらっていたが上に記した通りナホビノの体は96しかない。
100未満のステータスは人修羅戦では役に立たないといっても、過言ではない。
アタッカー以外には付けている不屈の闘志は、戦闘中に死亡しても一度だけ全快で復活できるパッシブスキルだ。
これに加えてナホビノは、木彫りの山羊というアイテムを所持することで合計二回、全快で復活できる。
にもかかわらず、人修羅攻略中にはナホビノが三回倒されてゲームオーバーという事態が連続したため、コノハナサクヤの物理反射を取り上げて物理耐性にスキルを降格させた。
(※パーティー全員の物理防御相性が無効以上になると、人修羅は死亡遊戯をやめて万能属性でクリティカル率が高い至高の魔弾を撃ちまくるようになるので、最低一人は物理耐性に留めねば非常に危険)
これにより人修羅の死亡遊戯の標的が分散され、ナホビノの生存率が大きく向上した。
ナホビノの写せ身をアモンのものから物理反射/吸収のものに変えれば、だいたいの写せ身は代わりに現状より弱点が増えてそれを潰すのが大変。
新たに物理反射/吸収を習得させるのも、大変。
大変とは具体的に、技スぺを圧迫するゆえまた何かスキルを捨てる必要が発生するということだ。
物理弱点、四大属性半減、呪殺・混乱・魅了無効のナアマちゃんの写せ身をナホビノに付けて、氷結反射→物理吸収に変更しようかとも思った。
しかし、コノハナサクヤの物理防御相性を反射→耐性に変えることで、それをせずとも勝てた。
上で触れたサティ/パールヴァティとは経緯が真逆レベルで違うが、火と切り離すことのできない女神だったりする。
天孫ニニギの妻となって子を身ごもるも、ニニギからそれを国津神の子ではないかと疑われる。
怒ったコノハナサクヤは産屋に火を点け、天津神の子なら無事に生まれるでしょうといって見事に子を産んでみせた。
生まれた子は、のちに筆者の大嫌いな神話「海幸山幸神話」の主要登場人物へと成長していく。
コノハナサクヤのポジションは、無印では北欧の女神イズンが担っていたものである。
というのもコノハナサクヤの「木花之栄」が、イズンの「黄金のリンゴ」の上位互換なのである。
どちらもラスタキャンディと全体回復の複合スキルなのだが、木花之栄は微量だがMPまで回復する。
微量とはいえ、MP回復アイテムのチャクラドロップよりも回復量が多いし、全体に効果がある。
個人的には、アイドル然としたイズンの方が好きなので思うところはあるが、強力なので今回はコノハナサクヤにこの役割を担ってもらった。
イズンには、既に発売されたリマスター版『ライドウ』の世界でがんばってもらうことにしよう。
新規に追加されたらしいからね。
もう一つ、コノハナサクヤには重要なものがある。
それがマガツヒスキル「デカジャオン」だ。
通常のデカジャ同様に敵全体のステータス上昇効果を打ち消し、さらに状態異常耐性を戦闘開始時に引き戻し、相手に有利な効果をすべて打ち消す。
敵のステータスが上昇しているタイミングに合わせて撃つことは少なかったが、本命は敵の「状態異常耐性を戦闘開始時に引き戻」すことにある。
戦闘中に状態異常にかかるうち、キャラクターはそれへの耐性を付けていき、付与率はどんどん下がっていく。
つまり、ブラックライダーのソウルバランスで沈黙を付与できる確率が下がっていくということだ。
これでは事故を防げない。
ゆえに、ナホビノの分身創造だけでなく折を見てコノハナサクヤのデカジャオンも使用し、人修羅パーティーの沈黙罹患率を戻してやった。
実際の判定にどれだけ寄与したかは知る術がないが、体感役に立ったように思う。
◎アタッカーたち
以上のブラックライダー、ナホビノ、コノハナサクヤが固定メンバーだ。
呪毒散布でモー・ショボーを採用していた無印の頃は、アタッカーを地母神イナンナにしたタイミングではハーレムパーティ(せやろか)が成立することもあったが、モー・ショボーの枠が死神になっているので最初から成立しない。
残り1枠は人修羅が召喚する悪魔に応じて、変えていく属性アタッカーだ。
具体的には、魔神ゼウス、魔神コンス・ラー、魔王ベルゼブブだ。
むさくるしいメンツで申し訳ないが、紹介していこう。
(……一応、ベルゼブブは女性型デザインが存在しているんだがな。もう出さないのか、アトラス!)
・魔神 ゼウス Lv.98
HP600
MP503
力300
体77
魔87
速102
運73
物理+4 電撃+9 衝撃⁻6 万能+2 補助+2
ケラウノス+9
万物粉砕+4
物理反射
電撃吸収
衝撃反射
奈落のマスク
電撃プレロマ
電撃ギガプレロマ
ユニークスキル「ヘルケイオス」により、ストックに生存する仲魔の数に応じて電撃スキルのクリティカル発生率と命中率が上昇する、物理アタッカーもとい力依存電撃アタッカー。
人修羅加入用にスペースを1枠開けていたので、全力は出し切れていないかもしれない。
専用スキルを3つも持つのだが、1つは消した。
ケラウノスが力依存で防御相性を貫通する電撃属性攻撃なので、これを主体に戦っていく。
人修羅の召喚する邪神ギリメカラ、幻魔クー・フーリンの弱点を突くことができる。
ギリメカラは物理反射な代わりに、電撃・衝撃・破魔と3つも弱点がある。
が、他に衝撃弱点の悪魔は原則倒さない魔神トールのみなので、今回衝撃属性アタッカーは採用していない。
万物粉砕だが、こちらは相手全体の攻撃・防御を1段階下げる効果付きの全体物理攻撃だ。
命中・回避率は下げてくれないが、ギリメカラがいないときであれば補助的に使用した。
元々高い速はともかく、体と運を底上げしていないためフォッグナーなどの状態異常スキルを喰らったり、人修羅の攻撃で落ちたりするのはゼウスが一番多かった。
運が低いと、奈落のマスクはマジで気休め以下になってしまう。
混沌の理でもよく落ちたから、確信している。
力を300まで盛るとクリティカルと剛力の秘石(次回の力依存攻撃の威力を上げる)込みのケラウノスが、ギリメカラやクー・フーリンに1万を超えるダメージを叩き込むこともあった。
500まで盛れば、一撃で葬れたりするのだろうか?
・魔神 コンス・ラー Lv.99
HP568
MP828
力78
体77
魔350
速77
運85
物理+3 火炎+9 氷結⁻5 破魔+9 万能+4
ヘリオポリスの暁+9
トリスアギオン+9
物理反射
氷結反射
コンセントレイト
マハンマバリオン
火炎プレロマ
火炎ギガプレロマ
ユニークスキル「ラーの目」は交代先の仲魔に、次回の魔依存攻撃の威力を上げるチャージ効果を付与する効果を持つ。
しかし、だいたい交代するのは力依存アタッカーのゼウスだったため無意味だった。
ヘリオポリスの暁は今回追加された新しい専用スキルで、全体に特大威力の火炎属性で攻撃し、さらに相手全体の攻撃を1段階下げる。
しかも、防御相性を貫通する。
無印ではこのポジションは魔王アモンだった。
アモンも専用の全体貫通火炎スキルを持つが、攻撃低下効果はない。
敵にデクンダを使われても、ブラックライダーのランダマイザと併せて攻撃だけは2段階下げることも可能になるので、気休めと馬鹿にはできない。
敵で一番最初に攻撃する人修羅はデカジャやデクンダを使わないため、最強キャラの攻撃を下げられるなら十分に価値がある。
前述したように、人修羅の手番は何もなければターン内に2回回ってくる。
そのため、その間にデカジャやデクンダ及びバフデバフを使われたら、2回目の攻撃に関してはその限りではない。
だがバフデバフの価値は、そのスキル自体の効果だけではない。
解除スキルを人修羅の仲魔に使わせて、連中の手番を消費させることにまで価値がある。
フォッグナーなどの敵による状態異常、クリティカル攻撃、メギドラオンなどを使われるよりはマシなのだ。
それに寄与するというだけでも、今回はアモンよりコンス・ラーを採用する理由たり得る。
全体魔法だが貫通効果があるため、火炎を弱点とするパールヴァティやジャックフロストと火炎反射のケルベロスが同時に召喚されていても平気で使える。
トリスアギオンは、汎用防御相性貫通火炎魔法(単体)である。
グルルによる呪毒散布で人修羅を邪魔する場合には、睡眠状態に陥る敵も出てくるので使用価値があった。
ヘリオポリスの暁で起こしたくない敵がいる場合、睡眠以外の状態異常の敵を殴るのに有用だったのだ。
しかし、ブラックライダーのソウルバランスを軸にする場合はあまり必要とはいえない。
ヘリオポリスの暁が全体でも特大威力なのに対し、トリスアギオンは単体だが大威力だ。
これなら
・破魔ギガプレロマ
・奈落のマスク
・不屈の闘志
などのスキルを覚えさせた方がよい。
作戦変更によるスキル有用度の変動を、完全に失念していた。
(とはいえ香集めの際に遭遇したザコとの戦闘では、使い勝手が良かったのだが)
マハンマバリオンはギリメカラ相手に、ゼウスに交代せず戦いたくなったときのためのサブウェポンである。
それに価値を置かないなら、
トリスアギオン、マハンマバリオン→奈落のマスク、不屈の闘志
とスキルを置き換えてもいいだろう。
・魔王 ベルゼブブ Lv.99
HP594
MP696
力78
体83
魔92
速100
運102
火炎⁻6 氷結+2 電撃+5 破魔⁻2 呪殺+9 回復⁻4 補助+5
死蠅の葬列+9
ランダマイザ+5
貫く闘気+5
物理反射
火炎反射
呪殺ギガプレロマ
大魔脈
延長強化・大
ユニークスキル「ビヨンデッタ」はアクティブに「大天使」「女神」「鬼女」「地母神」がいない時、ベルゼブブの使う能力低下効果が2段階になるというもの。
「女神」でこの効果を邪魔するイズンではなく、「国津神」なためこの効果を邪魔しないコノハナサクヤを使え、という制作のメッセージをひしひしと感じる。
実際、ベルゼブブが出張っているときはデバフを彼に任せられるので、ブラックライダーはソウルバランスを撃ちまくれた。
呪殺アタッカーとして、気軽に人修羅のHPを8000でも1万でも回復するピクシーを落とすのが主な起用理由。
だが魔が92しかない。
何を隠そう、ベルゼブブには香ドーピングをしていない。
いや、もし人修羅を倒せなかったらベルゼブブ用にも香を集める必要があったが、幸いにも倒せてしまった。
ゆえに、他のメンバーに比べてステータスが控えめなのである。
しかも素のステータスが魔型ではなく、速運寄りという。
だから大丈夫かなぁ、とは思ったが手の空いている者が呪殺の秘石でピクシーを攻撃すれば問題はなかった。
一人ぐらいならカバーできるね、ってわかった。
◎諦めないこと
人修羅はHPが半分を切ると、メディアラハンで全体を全回復すると書いた。
筆者はこれを防げなかった時点で、人修羅への挑戦を諦めてゲームを終了していた。
というのも、ドーピングが足りていないときはMP回復アイテムが足りなくなっていたからだ。
バッファー、デバッファーのMP回復が追いつかないのに、アタッカーまでMP不足に喘ぐ。
そんな状況でもう一回、最初からやり直しになればジリ貧になって負けるのは目に見えていた。
ゆえに、メディアラハンを防げなかった段階でこちらも撤退。
しかし、ドーピングも進んでゼウスやコンス・ラーがいい火力を出すようになった時。
メディアラハンを使われたけども、もしかしたら、勝てるのでは?
上記のステータスまで仲魔を育てた際、その直感に従って戦闘を続行した結果。
ついに、人修羅を撃破したのである。
ベルゼブブの魔も300まで上げないとダメかな、と思っていた矢先だったので、感動はひとしおであった。
◎香集め
1周目hardで人修羅を倒すとかいうバカをやりたい人で見ていない人はいないと思うが、筆者は「生臭坊主のゲームメモ」様の記述を参考にして香を集めたので、バカをやりたい人は「生臭坊主のゲームメモ」様を参考にしてください。
ありがとうございました。
体力の香、速さの香、運の香に関しては紹介されている調査スポット周辺の調査スポットでも、獲得できることがある。
やってみた感想として、速さの香、運の香の出る調査スポットは、比較的出現率が低い気がする。
アサクサでの気力の香集めかコマガタでの力の香集めが、一番、目当ての香が出やすいと感じた。
特にアサクサでの気力の香集め(ナビ:アイトワラス)は、道中や周辺でガーネット(3つ集めると速さの香1個とクイーンメイブ(千代田区)/アティス(新宿区 カブキチョウ)が交換してくれる)が出る。
気力の香スポットが出現していないとき代わりに出現しがちな、そのスポットから半円状に伸びた道の先にスポットでは、稀に運の香が得られる。大半は、悪魔戦闘なんだけど、悪魔もサキミタマがまあまあ出る。
不忍池とアサクサ広小路でダイヤモンドを集める場合は、他に抽選されるガーネット集めもがんばりたいところ。
速さの香は狙い辛いため、効率は悪いがガーネットも馬鹿にならない。
せっかくアプデで追加されたドスケベナビのクレオパトラに宝石を拾わせたり拾わせなかったりというプレイを楽しんでいたのに、またクソやかましいアイトワラスを連れ歩く羽目になるとは思わなかった……でも1周目hardで人修羅を倒すって、そういうことなのよね。
ひょっとしたら、クレオパトラやヘルズエンジェルにも超お得稼ぎスポットがあるのかもしれないけど、筆者はその検証をしている書き込みを見たことがない。
◎仲魔にするではなく、仲魔に〝なる〟
人修羅を倒した人たちの書き込みを見ていて、気になっていた表現だ。
実際に倒してみて、凄まじい達成感に浸っていると、人修羅が仲魔になるイベントが発生。
そして、パーティー画面を見てみると。
人修羅がパーティーの先頭になっているのだ。
ははーん、なるほどね。
そういうことか。
先輩主人公である人修羅へのリスペクトとして、ナホビノが人修羅の仲魔になったかのような配置演出をしたのね。
別にこのゲーム、ナホビノをパーティー最後尾(手番を4番目にする)にできるから、先頭に配置したから何って感じではあるんだけどね。
行間を勝手に埋めて妄想、いいと思います。
ストーリーが薄い、と批判されがちな『SMTⅢ』や『SMTV』だが、わりと冒険の中で勝手にないイベントやない会話を脳内で捏造して、勝手に濃厚なゲーム体験だったと思い込む才能があるとあまり「薄い」とは感じないんだよね。
特に『SMTⅢ』。
違うゲームだが『ペルソナ4』でのボス戦で、雪子が鳴神の絶体絶命の危機をスキルで救った〝偶然〟によって筆者のプレイでは「メインヒロインは雪子」と大決定したことがあったしなぁ。
実際、あんなのあったら惚れると思う。
スポーツの試合にドラマを見出すように、RPGの戦闘にドラマを見出すとテキスト以上の物語体験を浴びることができるのである。
◎おわりに
なんと『SMTVV』には人修羅より強いボスが追加されている!!
今更ネタバレもクソもないから書くが、原天使サタンと軍神マサカド公だ!!
特にマサカド公は、どうも2周目以降でないと戦えないみたいだし、しかも創世ルート必須という。
いや、もう無印4周したんですけど!?
いつになるかわかんないけど、倒したら筆者のことだから記事書きそう。
既にプレイ時間は190時間を超え、やっぱりメガテン1周目は200時間くらいかけてしまうものなのか。
ではまた!
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