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第5章 ー少年コクリの冒険ー
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い、それが少年の願いだった。
だから俺が・・・俺が何とかして、今回も俺のデマにして終わらせるんだ!
少年の剣を握る手に力が籠る。
・・・見つけた!!ニンゲンヘイキ!!・・・3体か・・・よし、やってやる!!
コクリは意を決して剣を振り上げニンゲンヘイキに突撃した。
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」
ニンゲンヘイキがその叫び声に気付いてコクリの方を向いたその時だった。
何発かの銃声が森の中にこだまする。
と同時にニンゲンヘイキがバタバタと倒れていく。
草むらから姿を現したのはセツナとシンラであった
「何だ、ガセじゃないじゃん!シンラ、見せ場が無くて悪いね!・・・うん?」
コクリは何が何だか分からずポカンと口を開けたまま固まっていた。
「少年、理由は分かんないけどニンゲンヘイキと戦うつもりだったのかい?そりゃ無謀ってもんさ、
・・・ただ、お姉ちゃんはそういう勇気のある子は好きだぞ!」
コクリの頭をセツナはクシャクシャっと撫でてやる。
「うっ・・・うっ・・・うわあああああああ」
コクリ少年は泣いた。色んな思いがごちゃ混ぜになって。
セツナは泣き止むまで頭を撫でてやった。
##################################
コクリは村に戻ってきた。そして今日もこう叫ぶ。
「ニンゲンヘイキが攻めてきたぞおおー!!」
今日も村は平和である。
だから俺が・・・俺が何とかして、今回も俺のデマにして終わらせるんだ!
少年の剣を握る手に力が籠る。
・・・見つけた!!ニンゲンヘイキ!!・・・3体か・・・よし、やってやる!!
コクリは意を決して剣を振り上げニンゲンヘイキに突撃した。
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!」
ニンゲンヘイキがその叫び声に気付いてコクリの方を向いたその時だった。
何発かの銃声が森の中にこだまする。
と同時にニンゲンヘイキがバタバタと倒れていく。
草むらから姿を現したのはセツナとシンラであった
「何だ、ガセじゃないじゃん!シンラ、見せ場が無くて悪いね!・・・うん?」
コクリは何が何だか分からずポカンと口を開けたまま固まっていた。
「少年、理由は分かんないけどニンゲンヘイキと戦うつもりだったのかい?そりゃ無謀ってもんさ、
・・・ただ、お姉ちゃんはそういう勇気のある子は好きだぞ!」
コクリの頭をセツナはクシャクシャっと撫でてやる。
「うっ・・・うっ・・・うわあああああああ」
コクリ少年は泣いた。色んな思いがごちゃ混ぜになって。
セツナは泣き止むまで頭を撫でてやった。
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コクリは村に戻ってきた。そして今日もこう叫ぶ。
「ニンゲンヘイキが攻めてきたぞおおー!!」
今日も村は平和である。
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