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ヒメと明彦4、良子・芳芳編
第32話 美姫の裏切り1
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20世紀のいつか、良子大学1、芳子大学1、明彦大学2、雅子大学3
月曜日の午後、発作的に自分の部屋で服や下着をバックに闇雲に詰めて、家を飛び出した。入試試験全フケ事件からもう4ヶ月。耐えられなかった。
元町の喫茶店でどうしようか?と考えながら、紅茶を飲んだ。店を出た時、偶然、達夫をみかけた。行くあてのない家出だったので、私から声をかけた。彼が中華街にアパートを借りている一人暮らしということを寝物語に聞いていたのだ。私、都合のいい女なんだろうか?良子だったら「わたくし、そんな行動原理で何かした経験はありませんわ!」と言うだろう。いいんだよ、良子は良子、私は私。
そう言えば、渋谷で占いのおばあさんがいて、占ってもらったことがあった。「嬢ちゃん、あんたは、積極性があって、考えるよりも先に行動に移す直感的なタイプだよ。リスクを考えずに動いてしまう。だから、失敗が多い。人の意見や価値観を素直に聞き入れられない、自分とは違う考え方に拒否反応が出てしまう。言葉が強過ぎて、人間関係がこじれてしまう。注意するんだよ」と言われた。全部じゃないけど当たっているが、ムカッときた。
2月の大学入試を全部フケてから、パパもママも私を見る目は冷たい。2月からもう4ヶ月も経っているけど、行動制限がかかっている。明彦のアパートにいます、という手も使えなくなった。だって、彼のアパートにいないんだもん。浮気したんだから行きにくいのだ。
予備校の申請を強制的にやらされて、今年は予備校への提出のつきそいにママが一緒。明彦じゃ手ぬるいと思ったんだろう。もちろん、彼はバイトで忙しく、そんな暇はなかったのだけど。
息が詰まるから、3回に1回は予備校に行くフリをして、公園で時間を潰したり、美術館で時間を潰したり。良子なら、そういう行動は逃避行動と言います、となじるんだろう。でもね、良子も大学合格したから、予備校でお目付け役がいないんだよ。予備校なら、浪人した知り合いもいる。残念なのは、達夫も大学合格したから予備校で会うということはできなかった。でも、私は、大学の入学試験を落ちたわけじゃない。全フケして受けなかっただけだ・・・受験しなかっただけ・・・
最初の大学の入学試験で、ちょっと寝坊して、電車が遅れたりして、間に合わなかったのが始まり。誰にも言えない。滑り止めだったので、次から頑張れば良いと思ったけど、モチベーションが下がった。次の試験は時間の余裕があったけど、試験会場の手前で足が萎えた。それから、ズルズルと全フケになった。
誰にも言わず、全フケはしばらく黙っていた。合格発表で大学に見に行くのも辛いから、大学から合格通知と入学手続きの書類が来るから見に行かない!と言って誤魔化した。良子が私の受けた大学は一緒に見に行けるじゃない?行こうよ、と誘われたけど、行かなかった。だんだん、パパ、ママ、良子が様子が変だと思ってきて問い詰められた。全フケを白状した。最初のつまづきはあまりに情けないので言わなかった。
パパ、ママ、茨木の大学から帰ってきていてこの話を聞いたお兄ちゃん、良子が激怒した。家の応接間で4人に問い詰められた。そこに、ママか良子に聞いたんだろう、明彦がノコノコやってきて、間に割って入った。
まあまあ、浪人したと思って、また予備校に通って来年受ければいいじゃないですか。みんな浪人してますよ、いい経験だと思って、あまり問い詰めてもヒメが可哀想でしょう?と事を丸く収めようとする。パパ、ママ、お兄ちゃん、明彦で事後対策とか相談しだした。明彦だって、私の味方をするフリをして、みんなとグルじゃんか!
・・・良子に耳を引っ張られて、私の部屋に連れて行かれた。良子にホッペタを思いっきりひっぱたかれた。ムカッとした。お前なんかにビンタされる覚えはない。私は引っ叩き返した。頬をおさえて、目を見開いて睨まれた。フン、お嬢様は人にビンタされたことがないんだろう?スッキリした。
「フン!良子は第1志望に合格したからいいじゃないか!私のことは、ほっておいてよ!」
「そういうわけにはまいりません!美姫!あなた何を考えているの!去年の秋から様子が変だったでしょ?いろいろなものから逃避しても、問題は解決しません!問題に向き合いなさい!明彦も来年また受ければいいことだ、ってパパ、ママ、お兄様に言ってくれてるでしょ?」
「良子も明彦も、パパとママとグルだよ!明彦も私の心配をするフリをしてグルだ!」
「あなた、何を言っているの?明彦は味方になってくれてるじゃないの?」
「なんだ?良子?明彦の肩をやけにもつね?明彦は私の彼氏だよ?あんたのじゃないよ!」
「そうよ。当たり前じゃないの」
「何が当たり前だ!人の彼氏とエッチしておいて!」私から三人でしようよ、と言ったのはわかっているけど。
「三人の合意でしてました。美姫が不服ならもう彼とはいたしません」
「あんたは、どうせ他に男もいるだろう?中学校以来、何人の男と今まで寝てきた?相手には困らないじゃないか?私なんか、明彦しか経験してないもん!」自分で言っていて説得力はないと思った。達夫とセックスしちゃったんだから。
良子の目を盗んで、明彦のアパートに泊まったとママにウソをついて、達夫と外泊していたんだから。だけど、それもこれも、明彦が私をかまってくれなかった、良子が私を監視ばっかりして味方になってくれなかったせいじゃないか!
「美姫!私は、去年の夏から、明彦と美姫としかセックスしてません!誰でも彼でもお股を開くような女じゃありません!」こいつ!人がチクッとくることを言いやがった!
「おうおう、人の彼氏とさんざんやっておいて、開き直った!明彦としかエッチしてないって?どうせ、私のいない時に二人で隠れてやってたんだ!そうに決まってる!」
「なんの根拠があってそんなことを言うかしら!」
月曜日の午後、発作的に自分の部屋で服や下着をバックに闇雲に詰めて、家を飛び出した。入試試験全フケ事件からもう4ヶ月。耐えられなかった。
元町の喫茶店でどうしようか?と考えながら、紅茶を飲んだ。店を出た時、偶然、達夫をみかけた。行くあてのない家出だったので、私から声をかけた。彼が中華街にアパートを借りている一人暮らしということを寝物語に聞いていたのだ。私、都合のいい女なんだろうか?良子だったら「わたくし、そんな行動原理で何かした経験はありませんわ!」と言うだろう。いいんだよ、良子は良子、私は私。
そう言えば、渋谷で占いのおばあさんがいて、占ってもらったことがあった。「嬢ちゃん、あんたは、積極性があって、考えるよりも先に行動に移す直感的なタイプだよ。リスクを考えずに動いてしまう。だから、失敗が多い。人の意見や価値観を素直に聞き入れられない、自分とは違う考え方に拒否反応が出てしまう。言葉が強過ぎて、人間関係がこじれてしまう。注意するんだよ」と言われた。全部じゃないけど当たっているが、ムカッときた。
2月の大学入試を全部フケてから、パパもママも私を見る目は冷たい。2月からもう4ヶ月も経っているけど、行動制限がかかっている。明彦のアパートにいます、という手も使えなくなった。だって、彼のアパートにいないんだもん。浮気したんだから行きにくいのだ。
予備校の申請を強制的にやらされて、今年は予備校への提出のつきそいにママが一緒。明彦じゃ手ぬるいと思ったんだろう。もちろん、彼はバイトで忙しく、そんな暇はなかったのだけど。
息が詰まるから、3回に1回は予備校に行くフリをして、公園で時間を潰したり、美術館で時間を潰したり。良子なら、そういう行動は逃避行動と言います、となじるんだろう。でもね、良子も大学合格したから、予備校でお目付け役がいないんだよ。予備校なら、浪人した知り合いもいる。残念なのは、達夫も大学合格したから予備校で会うということはできなかった。でも、私は、大学の入学試験を落ちたわけじゃない。全フケして受けなかっただけだ・・・受験しなかっただけ・・・
最初の大学の入学試験で、ちょっと寝坊して、電車が遅れたりして、間に合わなかったのが始まり。誰にも言えない。滑り止めだったので、次から頑張れば良いと思ったけど、モチベーションが下がった。次の試験は時間の余裕があったけど、試験会場の手前で足が萎えた。それから、ズルズルと全フケになった。
誰にも言わず、全フケはしばらく黙っていた。合格発表で大学に見に行くのも辛いから、大学から合格通知と入学手続きの書類が来るから見に行かない!と言って誤魔化した。良子が私の受けた大学は一緒に見に行けるじゃない?行こうよ、と誘われたけど、行かなかった。だんだん、パパ、ママ、良子が様子が変だと思ってきて問い詰められた。全フケを白状した。最初のつまづきはあまりに情けないので言わなかった。
パパ、ママ、茨木の大学から帰ってきていてこの話を聞いたお兄ちゃん、良子が激怒した。家の応接間で4人に問い詰められた。そこに、ママか良子に聞いたんだろう、明彦がノコノコやってきて、間に割って入った。
まあまあ、浪人したと思って、また予備校に通って来年受ければいいじゃないですか。みんな浪人してますよ、いい経験だと思って、あまり問い詰めてもヒメが可哀想でしょう?と事を丸く収めようとする。パパ、ママ、お兄ちゃん、明彦で事後対策とか相談しだした。明彦だって、私の味方をするフリをして、みんなとグルじゃんか!
・・・良子に耳を引っ張られて、私の部屋に連れて行かれた。良子にホッペタを思いっきりひっぱたかれた。ムカッとした。お前なんかにビンタされる覚えはない。私は引っ叩き返した。頬をおさえて、目を見開いて睨まれた。フン、お嬢様は人にビンタされたことがないんだろう?スッキリした。
「フン!良子は第1志望に合格したからいいじゃないか!私のことは、ほっておいてよ!」
「そういうわけにはまいりません!美姫!あなた何を考えているの!去年の秋から様子が変だったでしょ?いろいろなものから逃避しても、問題は解決しません!問題に向き合いなさい!明彦も来年また受ければいいことだ、ってパパ、ママ、お兄様に言ってくれてるでしょ?」
「良子も明彦も、パパとママとグルだよ!明彦も私の心配をするフリをしてグルだ!」
「あなた、何を言っているの?明彦は味方になってくれてるじゃないの?」
「なんだ?良子?明彦の肩をやけにもつね?明彦は私の彼氏だよ?あんたのじゃないよ!」
「そうよ。当たり前じゃないの」
「何が当たり前だ!人の彼氏とエッチしておいて!」私から三人でしようよ、と言ったのはわかっているけど。
「三人の合意でしてました。美姫が不服ならもう彼とはいたしません」
「あんたは、どうせ他に男もいるだろう?中学校以来、何人の男と今まで寝てきた?相手には困らないじゃないか?私なんか、明彦しか経験してないもん!」自分で言っていて説得力はないと思った。達夫とセックスしちゃったんだから。
良子の目を盗んで、明彦のアパートに泊まったとママにウソをついて、達夫と外泊していたんだから。だけど、それもこれも、明彦が私をかまってくれなかった、良子が私を監視ばっかりして味方になってくれなかったせいじゃないか!
「美姫!私は、去年の夏から、明彦と美姫としかセックスしてません!誰でも彼でもお股を開くような女じゃありません!」こいつ!人がチクッとくることを言いやがった!
「おうおう、人の彼氏とさんざんやっておいて、開き直った!明彦としかエッチしてないって?どうせ、私のいない時に二人で隠れてやってたんだ!そうに決まってる!」
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