こくら物語 (物語シリーズ③ )

✿モンテ✣クリスト✿

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第1章 こくら物語 Ⅰ 標準語

第10話 葛藤中です、ハイ

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※この物語、一人称の語り手がクルクル変わります。
 前回の話の続きの聞き手もクルクル変わります。混乱されないように。
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 お寿司を食べた。食べさせたいんだよぉ~。と私は言う。エビは?と聞く。好きだ、というので口に押し込む。うまい!と彼。

 ねえ、マグロは?いいね。ハイ、あ~ん。イクラは?ちょっとね。じゃあ、私が食べちゃう。ウニも食べれば?いいの?なんて言いながら、寿司の二十貫パック、稲荷寿司の八貫入パック、鰻のパックもみんな消えた。

 なんだ、二人とも、とっても空腹だったんだ。でも、こういう感じで食べるのは私にとって新鮮。こんなこと、DV男としたことないもん。

 それから、なんとなく身の上話になった。彼は日本人の女性と5年間結婚して別れたそうだ。性格の不一致と言う。お金遣いが荒かったんだよ。ふ~ん。結婚するって、いろいろ相手に合わさないといけないのに、その元妻は気遣いしなかったんだね。

 私は聞かれなかったけど、元カレの話をした。大学で初めてあった話。私から告った話。親に内緒でカレの部屋に転がり込んだ話。酒乱の彼が酔うと私を殴った話。ほら、見てよ。まだ、アザが残っているんだよ、と、明彦に右腕を見せる。ひどく殴られたんだね、と彼は言う。

 うん、それが、だんだん、ほぼ毎晩のようにDVされ出して、大学卒業してから、彼が留守の間に置き手紙を残して、飛び出したの。その後は、直美さんのバーで話したように、バックを抱えて、プータロウになった。

 直美さんのお店を手伝って、ちょっとお小遣いをもらって、一緒に住まないか?って彼女に言われたけど、なんか、悪くって、漫画喫茶なんかを転々としている。でも、飛び出してから男性経験はないの。

 親?ダメダメ、姉が良い子で、私は悪い子だから、両親には嫌われている。今さら実家に戻る気はないんだ~、って。

「論評は控える。人それぞれだ。それで、今は、見知らぬ男性と大阪行きのフェリーの部屋に一緒で、男性は、ミキちゃんをどう抱こうか、葛藤中ってことだ」
「私もどう抱かれようか、葛藤中です、ハイ」

 こういうことかな?とか明彦は言って私の肩を抱いた。私は目をつぶって顎をあげた。さっきキスしたんで、うまいのはわかってる。あれ?何々味のキスとか、あれってどうなった?私は、お稲荷さん味で、唐揚げ味で、彼が最後に食べたのは鰻だったかしら?もう、ツバも混ざっているんでわからない。スコッチの味はする。

 タオルから腕を入れてきて、胸を触られた。ゾクゾクするよぉ~。彼がスコッチを口に含んで私に飲ませた。他人の口に含まれたスコッチの味は甘かった。こういうのは、良い。ボォ~っとした。

 いつの間にか、彼がベッドのシーツをはいで、私をベッドに横たえた。タオルをはがれる。彼が、デスクの上の0.01ミリの箱を取ろうとしている。

「明彦、0.01ミリ、忘れて。ナマでしよ。ナマがいい。明彦のをそのまま感じたい」と言った。
「妊娠しちゃうぞ」
「妊娠したらどうする?」
「子供、欲しいの?そりゃあ、責任取らないと。結婚でもしますか?」
「ああ、いいわあ。ひと回り違う若妻になれるのね?って、明彦、私ね、今日、超安全日なのよ。だから、妊娠しませんって。もしも万が一の時は、アフターピルを飲むから、心配なし。ナマでしましょ」
「ミキちゃんがいいなら、私はいいよ」
「ねえ、もう私のあそこ、大洪水でジンジンしてるの。もう何もしないで、挿れて」

 脚を開いて彼を受け入れる。メリメリしなかった。ニュルンと入った。ゆっくりと奥の方に挿れられる。すごくゆっくり。まだ入るの?まだ?これ、長いね?まだ?・・・全部入ったみたい。もう、私のは目一杯奥まで入ってる。私の中がいっぱいだよ。体が勝手に動いて、腰を突き上げちゃってる。

 しばらくゆっくり動いていたけど、だんだん、動きが早くなった。私は声がでちゃう。キスされた。鼻でふいごみたいに荒い息をしている。呼吸困難じゃないか。これは!こんなの初めて!今まで、私、ほんとに逝ったことがなかったんだ!

 うぉ~、これ、ダメじゃん!反則だぞ!1回で終わらせてくれない!逝こうとして、途中で止められて焦らされたり。明彦に私、貪られている。いや、明彦もかなり我慢してる。私のあそこはいいのかな?なんて、考える余裕がない。いや、かんがてるな、これは。

 ものすごい長い時間、体位を変えられて、体を貪られた。何度逝ったかわかんない。最後に、正常位で抱きしめられながら、彼が逝った。熱いのが私の中に注ぎ込まれる。すごい幸福感と安心感があるもんだ。半分、意識がなくなっちゃった。

 それからですね、私たちは、セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、何か食べる、 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、、何か食べる 👉 セックス 👉 シャワー 👉 酒を飲む、何か食べる・・・あれ?何度したんだろう?

 寝たのは、朝の五時頃だった。二人とも、これ以上やったら死んでしまうと思った。大阪南港に着くのが九時半だから四時間は眠れるかな?なんて考えている内に彼に抱きつきながら、ガァ~って寝ちゃった。

 朝、シャワー 👉 何か飲む、何か食べる 👉 セックス 、はしませんでした。これ以上、👉 セックス したら、彼は腎虚になるだろう。私は一生、がに股で歩かないといけなくなる。でもなあ、彼は海外に帰っちゃうんだよね。あ~あ、寂しい。

「ミキちゃん、これからどうする?私は打ち合わせがあるから、これから、梅田に行く。ホテルに荷物を預けて、客先に行かないといけないんだ。打合せが終わるのが5時過ぎ。キミはどうする?帰りの船で帰る?大阪を回って、新幹線で小倉に帰る?チケットは買ってあげる。私の帰国の飛行機は明日の関空便なんだ」と言われた。

「ねえ、明彦、私、なんども抱かれて抱かれて、今、ガニ股状態。でも、夕方には回復する。だから、打合せが終わって、ホテルにチェックインしたら、今晩、23才の女の子をまた犯す気がある?私、犯されてもいいよ。いいえ、明彦に犯されたい!それで、明日、空港にお見送りに行きたい!」
「・・・いいけど・・・それじゃあ、私が帰り辛くなっちゃうなあ・・・」
「おおお!それ、良い!後ろ髪、バンバン引きます!」
「じゃあ、そうしようか」

 大阪南港に着いた。下船口のタラップの斜路を降りて、ターミナルビルに来た。

 直美さんがいた。直美さんが立っていた。おおっと!

「迎えに来たわよ、ミキちゃん」とママが言う。
「ねえ、明彦?これ、今晩、3P?」と明彦の顔を見た。
「えええ?」
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