二人格は生活に困る

黒咲 空気

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第1章 神からの贈り物

31話 新メンバー探しと大事な話

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8月26日
白夜は、平野と登校していた。
「なぁ、新メンバー欲しくないか?」
「なんでそう考えたんです。」
「簡単だ。前回の戦闘では全員が死にそうになり連携が困難になっていた。そんな中で安全に情報を得たり仲間を通じて全体を管理する人が大事だと思うんだ。」
「くう、貴方にしてはいい考えをしていますね。」
「俺は、ずっと天才的な考えしかないぞ」
自信満々に白夜は答えるが平野は呆れたそうなふうに「やれやれと言って」話を再開させた。
「新メンバーはありだと思うけど誰にするの?」
道をトコトコと2人は歩くが白夜は急に止まってしまった。
「あー確かに誰にするか決めてないや」
バカのみたいな反応を平野はしたが提案を示した。
「私的には策士な人で後、頭がやわらない方がいいですね。」
白夜は誰がいいかなと思考したが思い当たる節を言ってみた。
「田中さん?」
「誰ですか?」
「田中さんはすごいぞ。特にあの面白いモノマネと寒すぎるギャグ、まさにパラレルのようで田中さんを推しているんだ」
「それってつまり役に立たない人では」
白夜の手の動きは嫌々そうな手をしていたがこれ以上ツッコミができる人がいないのでこの話が寒くなっていた。
「寒くないですか?田中さんの話をすると」
「勘違いだよ」
「あ💡」
「誰かいい人いました。」
思い出したかのように白夜は、提案をした。人差し指を平野に向けて
「絵画 めい、俺と同じ組の人」
「名前聞いたことある。なんだっけIQ150の天才で将棋とかで優勝を複数取っている人」
「そうそう」
2人は学校に着くと白夜のクラスに行って人差し指でついていた絵画 めいを指した。
「あの子です。」
「ほんとだ。可愛い子だね」
「いや恐ろしいだろ」
恐怖している白夜に対して平野は何を言っているかよくわからない状況であった。
「なんで恐ろしいの」
ゆっくり聞いてみると普通に答えた。
「いや、可愛いはホラーに近い存在になる可能性があるから」
「それはゲームのしすぎでは」
「白夜さん、何を話している私について」
「うわぁびっくりした。」
絵画 めいはゆっくり近付いていたそれに全く気づかない2人であった。
「何も話してないよ」
「いや嘘だよ。絵画さんは、可愛いけど白夜からしたらホラーらしいですよ」
「白夜さんは何を根拠にして話しているのですか?」
「まぁいっか」
話を無理やり終わらせてすぐに本題に入った。
「噂を聞いているか」
「噂ですか?組みのものを襲ったとかなんとか私はそれは信じたことはないですけど」
「じゃあ真相は知っておりますか?お嬢さん」
「お嬢さん呼びを辞めなさい。真相はなんとなく考えていましたが二重人格が関係しているのでは」
「その真相を全て話す代わりに協力してくれないか?」
「協力の内容によって決める」
「俺たちを管理する役職を担当して欲しいです。」
そうお願いすると少し考えたのちに答えだした。
その答えは、YESその理由は、面白そうという理由で俺たちラスピラズリらしくていいと考えた。
とりあいず昼休みに真相を全て話すことになり平野と白夜、絵画は真相を全て話して協力者になった。
そう一方で昼休みに六花は、1人の人間を止めていた。
「すみませんお話をお願いしてもいいですか?」
その男は、とてもダンディであり人気のある人間であった。周りには誰もいなかったのが一応、心配なので校舎裏にて話すことになった。
「何かな告白ですかね?すまんが私は、ゲイではないのだ」
「違います。」
「では何?」
「本題は、アスタロイドに合わせて欲しい」
「誰ですかその人は」
とても知ってそうな反応だったので無視して六花は話を続けた。
「あなたは、最近アスタロイドという人間と会って二重人格になっているはずだけど」
と言ってとある資料を見せた。
「それをどこで見つけた。」
「3年の北村先輩でしたっけここに書いてありますよ。二重人格になり相手を北村 約時にして門番であるアスタロイドに植え付ける」
「そこまで知っているなら」
と言って人差し指を頭につけて何かを独り言のように話していた。
その瞬間、一瞬だけ光人が変わったような口調になっていた。
「六花、その資料を返してくれない」
「断る」
「分かった。じゃあその資料を白夜に見せるなよ」
「それはもちろん知っている。」
「知っているなら俺に頼み事をしにきたのか?」
「内容は、協力して暴走を先に止める」
アスタロイドは、このことを目的にして止める作戦ではあったが協力をしない選択肢を取っていた。
「俺1人で止めることができるが」
「いや無理だと思う」
六花は、すぐに無理だと断定付けたがその理由には元神であるそれだけであった。
「俺のパラレルで止められるから問題なしだ。」
「貴方のパラレルは資料で見ていたが白夜から聞いたパラレルでは風を操っていたらしい」
「風?あいつのパラレルってそれだったけ」
「?」
「?」
2人とも疑問になってしまった。両方が知っているパラレルが違ったらしい
「全てを吹っ飛ばして聞くが協力は何をするんだ」
「銀行がきた瞬間、あなたのパラレルで固定する。僕は、ラスピラズリの仲間に事情を話したり他の人間の避難をさせる。」
「時間はわかるか?」
「それは、書いてあったが時間で言うなら3時間目の2年のみの合同体育の時です」
「僕はその時、いませんがサボってそこに行きます。先生には協力者を作って起きます」
「分かった。契約成立だな」
その後、2人は別れた。白夜たちには新メンバーを六花には暴走を防ぐための準備をそれぞれしていた。
次回
ただの日常
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