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初めての会話
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彼と会う日がきた。
会う日といっても、彼にショーのチケットを貰って、そのお金を渡すだけ。
でも、それでも私は前日からすごく楽しみで早く会いたくて
今日はいつもよりちゃんとオシャレしてメイクもした。
髪型もいつもと違うふうに結んだ。
約束の時間になって私は走って教室を出た。
彼が待ってる。
そう思っただけで胸が踊った。
でも彼の背中が見えた途端になんだか急に恥ずかしくなって隠れてしまった。
どうしよう。
時間がない中彼はきっと待ってくれているのに。
でも私にはそのまま勢いよく声をかける勇気もなかった。
時間はあっという間に過ぎる。
私は意を決して彼の元へ駆け寄った。
きっと彼は私の顔を知らないだろうから、
私から声を掛けるしかないのだ。
「ごめんね、遅れちゃって。チケットもらいに来ました。」
私が言うと彼は笑った。
『ごめんね、こっちまで来てもらっちゃって。すごく助かったよ。』
「い、いえ・・・。」
私は彼の顔を見れなかったから俯きがちにお金を渡し、チケットを貰った。
『ありがとう。』
「い、いえ、楽しみにしてます。」
『ふはっ、なんで敬語?』
彼はまた笑ってくれた。
私は自分でも顔が熱いのがわかるくらいに沸騰していた。
「じゃ、じゃあ!」
せっかくの彼との時間、
私は逃げるようにその場を去った。
会う日といっても、彼にショーのチケットを貰って、そのお金を渡すだけ。
でも、それでも私は前日からすごく楽しみで早く会いたくて
今日はいつもよりちゃんとオシャレしてメイクもした。
髪型もいつもと違うふうに結んだ。
約束の時間になって私は走って教室を出た。
彼が待ってる。
そう思っただけで胸が踊った。
でも彼の背中が見えた途端になんだか急に恥ずかしくなって隠れてしまった。
どうしよう。
時間がない中彼はきっと待ってくれているのに。
でも私にはそのまま勢いよく声をかける勇気もなかった。
時間はあっという間に過ぎる。
私は意を決して彼の元へ駆け寄った。
きっと彼は私の顔を知らないだろうから、
私から声を掛けるしかないのだ。
「ごめんね、遅れちゃって。チケットもらいに来ました。」
私が言うと彼は笑った。
『ごめんね、こっちまで来てもらっちゃって。すごく助かったよ。』
「い、いえ・・・。」
私は彼の顔を見れなかったから俯きがちにお金を渡し、チケットを貰った。
『ありがとう。』
「い、いえ、楽しみにしてます。」
『ふはっ、なんで敬語?』
彼はまた笑ってくれた。
私は自分でも顔が熱いのがわかるくらいに沸騰していた。
「じゃ、じゃあ!」
せっかくの彼との時間、
私は逃げるようにその場を去った。
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