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第四章 思わぬ誤解とライバル出現に焦る俺
81.謝罪
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ディオの部屋に入って、一緒にソファーへと座る。
勿論ディオは俺の膝の上だ。
異論は認めない。
ずっと会いたいのを我慢してたのに気持ちが離れたなんて誤解された上、他に男ができそうになってたんだ。
絶対離さない。
それから先程文官から預かった書類だけを片付けてもらい、改めて気持ちを伝えることにした。
「ディオ。会いたかった」
「うん。俺も…すごく、すごく会いたかった」
これ以上ないほど気持ちが込められた言葉に胸が苦しくなる。
正直罵られるよりもずっと胸にきた。
ギュッと抱きしめてやることしかできない自分が情けない。
「取り敢えず、色々誤解を解きたい」
そう言って、まずはこれまでの経緯と今日来た理由から話すことに。
「ディオがすごく忙しそうだから、負担をかけたくなくて、通話も控えて、会いにいくのも我慢してたんだ。でもやっぱり会いたいし声は聞きたいし温もりも感じたいしって思って…そうだ結婚式を早めたら早くガヴァムに行けるって思いついたんだ。それでディア王女にも提案したんだけど、そんなことより早くディオに会いに行けってずっと言われてて、その矢先に『とうとうディオに見放されたかも』なんて真っ青な顔で言われたんだ。ディオが浮気してるっぽいって」
「浮気?」
「そう。ただディオに限ってそれはないだろうって言ったんだけど、他の男の影がチラついてるって聞かされて、居ても立っても居られなくなってワイバーンを飛ばしてきた。だからディオとツンナガールが繋がった時はすごくホッとしたし、焦って急いでたからちょっと事務的に返す羽目になったんだ。それと、男の影がチラつくなら尚更結婚式の日程を早めてディオの側にいないと盗られるかもって思って、つい強い口調であんな風に言ってしまって……まさかそれで誤解されるなんて思ってもみなかったんだ。本当に、すまなかった!」
素直に頭を下げる。
正直言ってディオの反応を知るのが怖い。
でもディオは怒らなかった。
「そっか」
それどころかどこか安心したように肩の力を抜き、ちょっと困ったように笑ったんだ。
「一応言っておくけど、俺は浮気はしてない」
「うん。それはシグにも聞いた。ここ暫くパーシバルが毎日チェスをしに来てたって」
「うん。ただの外交の一環だよ。やましいことは何もない」
ディオはそう言うけど、あっちは油断できないから、後でシグに相談しよう。
「それと…もう一つ、ディオに謝らないといけないことがある」
こっちの方が多分怒られる可能性が高いし、嫌悪される可能性も高い。
シグにもアホの極みと言われたし、今の自分ならそれが一番悪かったのだとよくわかるから────。
「うん。何かな?」
「ディオが好き過ぎて、ディア王女が万が一にでもディオの側妃に収まらないようにと思わせぶりな態度を取るようにしてた!」
「……え?」
「だって嫌だろう?!ヴィオレッタ王女はディオに恋愛感情はないし、寝るのだって後継のためだからなんとか割り切れるけど、それ以上増えたら俺のディオが減る!そうなるくらいならディア王女がディオの方に行かないようになんとしてでもゴッドハルトに留め置かないとって……暴走した」
これには流石のディオも予想外過ぎたのか、絶句している。
「え…っと?取り敢えず、ディアが俺と結婚するのは死んでもないから、安心してほしい…な?」
なんとか持ち直してそう言ってくれたけど、絶対ディオに呆れられてる!!
どれだけ嫉妬深いんだ、って!
「ディオ、傷つけて悪かった!馬鹿な俺が全部悪い!謝って許してもらえるなんて思ってない。でも挽回のチャンスだけは与えてほしい!」
もう一度ちゃんと謝るけど、ディオはまだ混乱している様子。
本当に我ながら何をやらかしているのか。
「え……っと、取り敢えず状況はわかったから、今度二人でディアに謝ろう。多分一番の被害者はディアだと思うし」
ディオの優しさが半端ない。
自分の方が傷ついたくせに、妹のケアの方を優先するなんて。
「ディオ!本当に悪かった!」
しかも重ねて謝る俺までディオは許そうとしてくれる。
「ルーセウス。そんなに謝らなくていいよ。俺だって…怖がらずに聞けばよかったんだ。俺への気持ちはもうないのかって」
「そんなこと…っ」
「そう。聞けばルーセウスは多分すぐに答えてくれた。否定…してくれた。信じきれなかったのは俺の弱さだ。報告だけで不安を募らせて、自分で確認するのを怠った。だから…俺も悪い」
「ディオ…」
チュッ。
まるで『仲直りをしよう?』と言うようにキスをされ、誘うように首に腕を回され、確認するように見つめられる。
────試されていると直感した。
多分まだディオの中では不安が燻っている。
当然だ。
でも『信じたいから、信じさせてほしい』とこんな行動に出たんだろう。
健気過ぎて泣けてくる。
「ディオ。いっぱい愛していいか?」
「…うん。愛されたい」
その答えにたまらなくなって、そのまま貪るように口づけてしまった。
***
「ん…ふ……っ」
それからベッドに移動して、服を脱がせあって肌を重ねる。
キスをしながら愛撫して、会えなかった分いっぱい愛そうと思った。
なのに、これまでと違う事に気がついてしまう。
(ディオの反応がイマイチだ)
疑われていた弊害か?
それとも久しぶりだから?
疲れているからって可能性もなくはないな。
愛撫で少しは感じてくれているものの、明らかに以前より感度が下がっている。
(うーん…。よし!もう一回快楽堕ちするくらい丁寧にやり直すか)
その方が他の男なんて目に入らなくなるからいいよな?
そうだ。そうしよう。
「ディオ。久し振りで感度も落ちてるようだし、今日は詫びも兼ねていっぱいじっくり時間をかけて愛するからな」
「え?あっ、ルーセウス、待って!」
「待たない。ディオはすぐ本音を隠すから、もう一度俺の前では全部曝け出していいんだって教え込みたい」
そう言ったら真っ赤になって恥ずかしそうに目を逸らされた。
可愛い。
でも、そこで思わぬ事を聞かされた。
「……その、朝飲んだ薬がまだ効いてて」
「薬?」
何の薬だろう?
もしかして…?
「えっと…性欲を遠ざける薬…なんだ」
やっぱりだ。
どうやら俺に会えない間ディオは日々をそれで乗り切っていたらしい。
別にそれは仕方がない事だとは思うけど…。
「多分それで感度が落ちてるだけで、薬が切れたらいつもと同じくらい感じるはず」
「うん?」
「だから、薬が切れた時を考えて、そこまでじっくりやらなくても大丈夫だって言いたくて…」
ディオが言いにくそうに言ってくる。
つまりじっくりされると後で感じ過ぎて困る、と?
(良い事を聞いたな)
「ちなみに薬はいつもどれくらいに切れるんだ?」
「うーん…大体いつもルーセウスとツンナガールで話す時間くらいかな?」
それならざっくり後二時間はある。
道理で感度が下がってるわけだ。
(でもディオは俺が来るって分かってて薬を飲んだんだよな…)
つまり元々今日は抱いてもらえないと判断していたということだ。
結構ショックだぞ?
どれだけ心が離れたと思われてたんだ、俺は。
やっぱり一から愛情を注ぎ直さないと。
「わかった。じゃあ様子を見ながらちゃんとする」
ディオの感じ方で薬の切れ具合を判断して、徐々に堕としていって、最後に完堕ちさせればいいな。
そう考えをまとめ、俺はゆっくりじっくり愛撫を再開させた。
勿論ディオは俺の膝の上だ。
異論は認めない。
ずっと会いたいのを我慢してたのに気持ちが離れたなんて誤解された上、他に男ができそうになってたんだ。
絶対離さない。
それから先程文官から預かった書類だけを片付けてもらい、改めて気持ちを伝えることにした。
「ディオ。会いたかった」
「うん。俺も…すごく、すごく会いたかった」
これ以上ないほど気持ちが込められた言葉に胸が苦しくなる。
正直罵られるよりもずっと胸にきた。
ギュッと抱きしめてやることしかできない自分が情けない。
「取り敢えず、色々誤解を解きたい」
そう言って、まずはこれまでの経緯と今日来た理由から話すことに。
「ディオがすごく忙しそうだから、負担をかけたくなくて、通話も控えて、会いにいくのも我慢してたんだ。でもやっぱり会いたいし声は聞きたいし温もりも感じたいしって思って…そうだ結婚式を早めたら早くガヴァムに行けるって思いついたんだ。それでディア王女にも提案したんだけど、そんなことより早くディオに会いに行けってずっと言われてて、その矢先に『とうとうディオに見放されたかも』なんて真っ青な顔で言われたんだ。ディオが浮気してるっぽいって」
「浮気?」
「そう。ただディオに限ってそれはないだろうって言ったんだけど、他の男の影がチラついてるって聞かされて、居ても立っても居られなくなってワイバーンを飛ばしてきた。だからディオとツンナガールが繋がった時はすごくホッとしたし、焦って急いでたからちょっと事務的に返す羽目になったんだ。それと、男の影がチラつくなら尚更結婚式の日程を早めてディオの側にいないと盗られるかもって思って、つい強い口調であんな風に言ってしまって……まさかそれで誤解されるなんて思ってもみなかったんだ。本当に、すまなかった!」
素直に頭を下げる。
正直言ってディオの反応を知るのが怖い。
でもディオは怒らなかった。
「そっか」
それどころかどこか安心したように肩の力を抜き、ちょっと困ったように笑ったんだ。
「一応言っておくけど、俺は浮気はしてない」
「うん。それはシグにも聞いた。ここ暫くパーシバルが毎日チェスをしに来てたって」
「うん。ただの外交の一環だよ。やましいことは何もない」
ディオはそう言うけど、あっちは油断できないから、後でシグに相談しよう。
「それと…もう一つ、ディオに謝らないといけないことがある」
こっちの方が多分怒られる可能性が高いし、嫌悪される可能性も高い。
シグにもアホの極みと言われたし、今の自分ならそれが一番悪かったのだとよくわかるから────。
「うん。何かな?」
「ディオが好き過ぎて、ディア王女が万が一にでもディオの側妃に収まらないようにと思わせぶりな態度を取るようにしてた!」
「……え?」
「だって嫌だろう?!ヴィオレッタ王女はディオに恋愛感情はないし、寝るのだって後継のためだからなんとか割り切れるけど、それ以上増えたら俺のディオが減る!そうなるくらいならディア王女がディオの方に行かないようになんとしてでもゴッドハルトに留め置かないとって……暴走した」
これには流石のディオも予想外過ぎたのか、絶句している。
「え…っと?取り敢えず、ディアが俺と結婚するのは死んでもないから、安心してほしい…な?」
なんとか持ち直してそう言ってくれたけど、絶対ディオに呆れられてる!!
どれだけ嫉妬深いんだ、って!
「ディオ、傷つけて悪かった!馬鹿な俺が全部悪い!謝って許してもらえるなんて思ってない。でも挽回のチャンスだけは与えてほしい!」
もう一度ちゃんと謝るけど、ディオはまだ混乱している様子。
本当に我ながら何をやらかしているのか。
「え……っと、取り敢えず状況はわかったから、今度二人でディアに謝ろう。多分一番の被害者はディアだと思うし」
ディオの優しさが半端ない。
自分の方が傷ついたくせに、妹のケアの方を優先するなんて。
「ディオ!本当に悪かった!」
しかも重ねて謝る俺までディオは許そうとしてくれる。
「ルーセウス。そんなに謝らなくていいよ。俺だって…怖がらずに聞けばよかったんだ。俺への気持ちはもうないのかって」
「そんなこと…っ」
「そう。聞けばルーセウスは多分すぐに答えてくれた。否定…してくれた。信じきれなかったのは俺の弱さだ。報告だけで不安を募らせて、自分で確認するのを怠った。だから…俺も悪い」
「ディオ…」
チュッ。
まるで『仲直りをしよう?』と言うようにキスをされ、誘うように首に腕を回され、確認するように見つめられる。
────試されていると直感した。
多分まだディオの中では不安が燻っている。
当然だ。
でも『信じたいから、信じさせてほしい』とこんな行動に出たんだろう。
健気過ぎて泣けてくる。
「ディオ。いっぱい愛していいか?」
「…うん。愛されたい」
その答えにたまらなくなって、そのまま貪るように口づけてしまった。
***
「ん…ふ……っ」
それからベッドに移動して、服を脱がせあって肌を重ねる。
キスをしながら愛撫して、会えなかった分いっぱい愛そうと思った。
なのに、これまでと違う事に気がついてしまう。
(ディオの反応がイマイチだ)
疑われていた弊害か?
それとも久しぶりだから?
疲れているからって可能性もなくはないな。
愛撫で少しは感じてくれているものの、明らかに以前より感度が下がっている。
(うーん…。よし!もう一回快楽堕ちするくらい丁寧にやり直すか)
その方が他の男なんて目に入らなくなるからいいよな?
そうだ。そうしよう。
「ディオ。久し振りで感度も落ちてるようだし、今日は詫びも兼ねていっぱいじっくり時間をかけて愛するからな」
「え?あっ、ルーセウス、待って!」
「待たない。ディオはすぐ本音を隠すから、もう一度俺の前では全部曝け出していいんだって教え込みたい」
そう言ったら真っ赤になって恥ずかしそうに目を逸らされた。
可愛い。
でも、そこで思わぬ事を聞かされた。
「……その、朝飲んだ薬がまだ効いてて」
「薬?」
何の薬だろう?
もしかして…?
「えっと…性欲を遠ざける薬…なんだ」
やっぱりだ。
どうやら俺に会えない間ディオは日々をそれで乗り切っていたらしい。
別にそれは仕方がない事だとは思うけど…。
「多分それで感度が落ちてるだけで、薬が切れたらいつもと同じくらい感じるはず」
「うん?」
「だから、薬が切れた時を考えて、そこまでじっくりやらなくても大丈夫だって言いたくて…」
ディオが言いにくそうに言ってくる。
つまりじっくりされると後で感じ過ぎて困る、と?
(良い事を聞いたな)
「ちなみに薬はいつもどれくらいに切れるんだ?」
「うーん…大体いつもルーセウスとツンナガールで話す時間くらいかな?」
それならざっくり後二時間はある。
道理で感度が下がってるわけだ。
(でもディオは俺が来るって分かってて薬を飲んだんだよな…)
つまり元々今日は抱いてもらえないと判断していたということだ。
結構ショックだぞ?
どれだけ心が離れたと思われてたんだ、俺は。
やっぱり一から愛情を注ぎ直さないと。
「わかった。じゃあ様子を見ながらちゃんとする」
ディオの感じ方で薬の切れ具合を判断して、徐々に堕としていって、最後に完堕ちさせればいいな。
そう考えをまとめ、俺はゆっくりじっくり愛撫を再開させた。
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