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【王妃の帰還】
103.王妃の帰還②
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セドが酷い。
何をそんなにピリピリしてるのか知らないけど、ここ最近で一番殺気を巻き散らしている気がする。
俺はいいんだ、別に。
殺気自体好きだから。
でも姫が────。
「寒いっ!寒いわ!」
怖すぎて寒いのよと姫がガタガタ震えて部屋で毛布にくるまりながら震えている。
それでも根性で仕事だけはしてくれているので凄いなと思う。
とは言え流石に俺も気になったのでセドに直接聞いてみたんだけど、『手紙のせいだ。元凶はそのうちわかる』の一点張りで教えてもらえなかった。
(そのうちわかるって言うなら今教えてくれてもいいのに…)
セドをあんなに怒らせる手紙の相手って一体誰だろう?
できれば早く落ち着いてほしいんだが。
夜は壊れるんじゃないかと思う程激しく抱いてくるし、剣を合わせる時も滅茶苦茶殺気立っててはっきり言って相手をできるのが俺かオーガストくらいしかいない。
オーガストなんかは「魔王だな」って言いながらちょっとビビってたくらいだ。
元凶が来るなら来るで、早く来て欲しい。
そうして数日が過ぎ、やっとセドがピリピリしていた理由がわかった。
「王妃様。長旅お疲れ様です」
ブルーグレイの宰相がそう挨拶をし、侍女を連れた一人の女性を案内しているのを見回り途中に見掛けたのだ。
(王妃…?)
それってセドの母親なんじゃないかと思い、咄嗟に気配を消して柱の影に身を寄せ様子を窺う。
そこにはゴージャスな美女がいて、如何にも金かけてますって装いに身を包んでいた。
何だかとっても不機嫌そう。
「まずは陛下の元にご案内いたします」
「……行かないわ」
「何故です?」
「出迎えにも来てくれないなんて信じられない!それでも夫なの?!」
「王妃様。陛下もお忙しいお方ですので」
「そうは言っても12年ぶりの妻の帰国なのよ?恋しかったと言って出迎えるべきだわ!」
王妃はもういい年なのに子供っぽくそんな事を言い出した。
(っていうか、12年って長過ぎだろ?!)
どんだけ旦那と子供を放ったらかしにしてるんだ?
これで好意的に出迎えてもらえると思っているところがある意味凄い。
(これはセドも不機嫌になるな)
もうこのやり取りだけで十分それがよくわかった。
きっと昔からこういう人で、セドはそんな彼女が嫌いだったんだろう。
「薄情な夫よりも可愛い息子に会いたいわ!セドリックのところに案内してちょうだい!」
(うげっ…)
セドほど可愛い息子という言葉が似合わない男もいない気がするが、大丈夫だろうか?
そう思っていると、騒ぎを聞きつけたのか俺を探してたのかどちらかは知らないが、ちょうどセドがこちらにやってくるのが見えた。
「まあ!セドリック?セドリックでしょう?」
パッと顔を輝かせた王妃がそうやってセドに声を掛けるが、セドの態度は物凄く冷たくて、凍えるんじゃないかと思う程その場にいた宰相が震えてしまっている。
「宰相。父の元にはもう連れて行ったのか?」
「い、いえ。これからお連れしようと…」
「ならさっさと連れていけ。目障りだ」
「はっ、はい!」
宰相はセドの怒りに触れて可哀想なくらい怯えてしまっているが、対する王妃はお花畑な思考全開なのか、恐れることなくセドに話しかける。
「まあ、セドリック!本当に立派になったのね。でもね?目障りとか言ってはダメよ?宰相が可哀想でしょう?」
「……俺は宰相ではなく貴女に言ったのだが?」
「それなら余計にいけないわ。本当にあの人ったら子供をこんな風に育てるなんて、なんて人なのかしら!血も涙もない男だわ」
どうやら彼女の中ではセドの性格の悪さは全部陛下のせいになっているらしい。
「そうね。可愛いセドリックのためですもの。迎えに来ない限り挨拶になんて行くつもりはなかったけど、直談判をしに行ってくるわ」
「相変わらずふざけた女だな。なんでもいい。さっさと俺の前から消えろ」
「もう!反抗期なんだから!流石に反抗期が長過ぎよ?お母様には丁寧にお話ししてと昔きちんと教えたでしょう?」
「…………(今すぐ殺したい)」
(セ、セド~~~~?!)
絶対心の中で殺したいって言ったよな?!
殺気が半端なくバンバン出てるんだけど、どうして王妃は平気なのか理解できない。
鈍感にも程があるだろう。
「待っててね、セドリック。私が貴方に笑顔を取り戻させてあげるわ!」
そう言って王妃は先程までの態度が嘘のように陛下の元へと去って行った。
後には周囲で成り行きを見守っていた、セドの殺気でへたり込んだ者達の姿があるばかり。
流石にこのまま見過ごすのもどうかと思い、そっと気配を戻してセドへと声を掛けてみる。
「セ…セド?」
「…アルフレッド」
「その…お疲れ」
あんな母親で大変だなと言ったらいいのか、取り敢えず落ち着けと言ってやればいいのかどっちだと思っていたら、あっという間に俺のところまでやってきてそのまま抱きしめられ口づけられてしまう。
「んんぅ…」
「はぁ…アルフレッド」
何度も何度も重ねられる唇────。
これは絶対あれだ。
あまりにも怒りが過ぎて、何とか落ち着こうとして俺にキスしてるんだろう。
もうずいぶん長く一緒に居るし、俺にだってそれくらいのことはわかる。
「取り敢えず、殺すのはやめような?」
でも一応それだけは言っておいた。
***
【Side.ブルーグレイ国王】
妃がアンシャンテから戻ったと報告を受けた。
セドリックからはさっさと始末しろと言われたが、流石に話し合いもせずにそれはなと思ったので、ここに到着したらすぐに連れてくるようにと宰相に言っておいた。
だからすぐに来るだろうと思っていたのに、何故かなかなか来ない。
もしやセドリックに捕まって剣でも突きつけられているのではと思って、迎えに行った方がいいのかとハラハラしていたのだが────。
「陛下!!」
バァン!と勢いよく扉が開き、応接間へと妃が姿を見せた。
実に12年ぶりの再会だ。
けれどその顔には怒りの表情が見て取れる。
「陛下!セドリックをあんな風に育てるなんて、酷いですわ!!」
開口一番がそれかとガックリしてしまう。
これでは別れたあの日の続きそのものではないか。
あの日も彼女はセドリックが反抗期だと言って部屋に飛び込んで来て、散々喚き散らして、こちらが取り合う気がないのを見るや否やもう限界だから国に帰ると言ってあっという間に荷物を纏めて飛び出していったのだ。
勢いだけですぐに帰るだろうと思ったものの、実際はそのまま本当に母国へと帰ってしまい、手紙で数度やり取りした後は金を送ってくれという返事が来るばかり。
彼女曰く、セドリックの教育法を見直した上で迎えに来いとのこと。
普通に考えて一国の王がそんなに長く国を空けることはできないし、セドリックの教育法はしっかりしたものだったから変える気もなかった。
そもそも彼女に任せる方が不安だった。
『セド君を素敵なキラキラ王子にしてみせるわ!』と言って、勉強を進めている最中の本を押しのけ、ロマンス小説を山積みにしてこっちを読めと言ってくるような女なのだ。
セドリックが怒るのも無理はない。
「読んでくれたかしら?」
「邪魔なので全部焼き捨てました。二度と俺の勉強の邪魔をしないでください」
そう言い放ったセドリックの目は、本気でぶっ殺すぞと言っているようで怖かったと教育係が震えながら報告してきたのを思い出す。
因みにその時の妃の反応はというと、確か「女心の勉強だって大事なのに!」だったと思う。
セドリックが嫌うのもよくわかるほどのお花畑具合だ。
あれから十二年。
少しは大人になったかと思ったが、彼女は当時とちっとも変わっていなくて逆にびっくりしてしまった。
これではセドリックの妃としてやってきたアルメリア姫の方がずっと思慮深くて大人だろう。
(……さて、どうしたものか)
この傍迷惑な妃と離縁して放り出すのは簡単だが、他国の目というものもある。
ここにきて、セドリックが言っていたように道中の事故に見せかけるのも手ではあったなと、ほんの少しだけ思ったのだった。
何をそんなにピリピリしてるのか知らないけど、ここ最近で一番殺気を巻き散らしている気がする。
俺はいいんだ、別に。
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でも姫が────。
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「王妃様。長旅お疲れ様です」
ブルーグレイの宰相がそう挨拶をし、侍女を連れた一人の女性を案内しているのを見回り途中に見掛けたのだ。
(王妃…?)
それってセドの母親なんじゃないかと思い、咄嗟に気配を消して柱の影に身を寄せ様子を窺う。
そこにはゴージャスな美女がいて、如何にも金かけてますって装いに身を包んでいた。
何だかとっても不機嫌そう。
「まずは陛下の元にご案内いたします」
「……行かないわ」
「何故です?」
「出迎えにも来てくれないなんて信じられない!それでも夫なの?!」
「王妃様。陛下もお忙しいお方ですので」
「そうは言っても12年ぶりの妻の帰国なのよ?恋しかったと言って出迎えるべきだわ!」
王妃はもういい年なのに子供っぽくそんな事を言い出した。
(っていうか、12年って長過ぎだろ?!)
どんだけ旦那と子供を放ったらかしにしてるんだ?
これで好意的に出迎えてもらえると思っているところがある意味凄い。
(これはセドも不機嫌になるな)
もうこのやり取りだけで十分それがよくわかった。
きっと昔からこういう人で、セドはそんな彼女が嫌いだったんだろう。
「薄情な夫よりも可愛い息子に会いたいわ!セドリックのところに案内してちょうだい!」
(うげっ…)
セドほど可愛い息子という言葉が似合わない男もいない気がするが、大丈夫だろうか?
そう思っていると、騒ぎを聞きつけたのか俺を探してたのかどちらかは知らないが、ちょうどセドがこちらにやってくるのが見えた。
「まあ!セドリック?セドリックでしょう?」
パッと顔を輝かせた王妃がそうやってセドに声を掛けるが、セドの態度は物凄く冷たくて、凍えるんじゃないかと思う程その場にいた宰相が震えてしまっている。
「宰相。父の元にはもう連れて行ったのか?」
「い、いえ。これからお連れしようと…」
「ならさっさと連れていけ。目障りだ」
「はっ、はい!」
宰相はセドの怒りに触れて可哀想なくらい怯えてしまっているが、対する王妃はお花畑な思考全開なのか、恐れることなくセドに話しかける。
「まあ、セドリック!本当に立派になったのね。でもね?目障りとか言ってはダメよ?宰相が可哀想でしょう?」
「……俺は宰相ではなく貴女に言ったのだが?」
「それなら余計にいけないわ。本当にあの人ったら子供をこんな風に育てるなんて、なんて人なのかしら!血も涙もない男だわ」
どうやら彼女の中ではセドの性格の悪さは全部陛下のせいになっているらしい。
「そうね。可愛いセドリックのためですもの。迎えに来ない限り挨拶になんて行くつもりはなかったけど、直談判をしに行ってくるわ」
「相変わらずふざけた女だな。なんでもいい。さっさと俺の前から消えろ」
「もう!反抗期なんだから!流石に反抗期が長過ぎよ?お母様には丁寧にお話ししてと昔きちんと教えたでしょう?」
「…………(今すぐ殺したい)」
(セ、セド~~~~?!)
絶対心の中で殺したいって言ったよな?!
殺気が半端なくバンバン出てるんだけど、どうして王妃は平気なのか理解できない。
鈍感にも程があるだろう。
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「んんぅ…」
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でも一応それだけは言っておいた。
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勢いだけですぐに帰るだろうと思ったものの、実際はそのまま本当に母国へと帰ってしまい、手紙で数度やり取りした後は金を送ってくれという返事が来るばかり。
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そもそも彼女に任せる方が不安だった。
『セド君を素敵なキラキラ王子にしてみせるわ!』と言って、勉強を進めている最中の本を押しのけ、ロマンス小説を山積みにしてこっちを読めと言ってくるような女なのだ。
セドリックが怒るのも無理はない。
「読んでくれたかしら?」
「邪魔なので全部焼き捨てました。二度と俺の勉強の邪魔をしないでください」
そう言い放ったセドリックの目は、本気でぶっ殺すぞと言っているようで怖かったと教育係が震えながら報告してきたのを思い出す。
因みにその時の妃の反応はというと、確か「女心の勉強だって大事なのに!」だったと思う。
セドリックが嫌うのもよくわかるほどのお花畑具合だ。
あれから十二年。
少しは大人になったかと思ったが、彼女は当時とちっとも変わっていなくて逆にびっくりしてしまった。
これではセドリックの妃としてやってきたアルメリア姫の方がずっと思慮深くて大人だろう。
(……さて、どうしたものか)
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