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【王妃の帰還】
104.王妃の帰還③
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「そう…。王妃様が帰ってきたの」
「そうみたいです」
その後なんとか落ち着いたセドを執務室まで送り届け、傍に居て欲しいとごねるセドから逃げ姫の元に戻り報告を入れたんだけど、姫はあまり気にした様子もなくそう言ってきた。
「王妃様については陛下からも少し聞いたことがあるのよ。どうもかなり無邪気な方のようね」
「む、無邪気…」
あれをそんな一言で終わらせてもいいんだろうか?
「それにしても凄かったですよ?なんせあのセドの…王子の殺気を受けても全く動じないどころか、反抗期呼ばわりでしたし」
「え……」
流石にこれには姫も驚いた様子。
「あれは確かに水と油といった感じで、怒るのもわかると言うか…」
「そう。でもまあ大丈夫でしょう。私はこっちに飛び火してこなければ大丈夫だし、なにかあってもアルフレッドが守ってくれるのよね?」
「それはまあそうですけど…」
(飛び火…。飛び火かぁ……)
確かにセドの八つ当たりが姫にまで及んだらきっちり守る気ではいるけれど……。
今のところ陛下の方に任せておけば大丈夫なのかな?
セドも俺を挟んで姫とは最低限の接触だし、王妃とはそれ以上に接点は生じないはず。
多分こちらから関わろうとしない限り、そんなに関わり合いになる事もないとは思う。
そう思っていたのだけど────。
「王妃様がこちらに来られます」
王妃が戻って3日ほど過ぎた日の事、そんな先触れがあり、暫くして台風はやってきた。
「…………貴方がセドリックの正妃、アルメリアかしら?」
「はい。ご挨拶が遅れ申し訳ございません。お初にお目に掛かります。ミラルカ皇国から参りました、アルメリア=ミラルカ=ブルーフェリアでございます」
「そう。私はこの国の王妃、メルティアナ=アンシャンテ=ブルーフェリアよ。早速だけど、貴女。セドリックと別れなさい」
「……は?」
「ですから、セドリックと離縁してミラルカに帰れと言っているの」
いきなり暴言が来て、姫も俺達護衛騎士一同も目を丸くして驚いてしまう。
「聞けばセドリックは貴女に満足できず、側室を迎えたらしいじゃないの。しかも男を!妻として夫を満足させられないのは妃として失格よ。後継ぎの子だけ置いて今すぐミラルカへ帰ってちょうだい」
はっきり言って絶句するとはこのことかと思ってしまう程、衝撃的な発言だった。
「子供はちゃんと私の手で育ててあげるから何も心配はいらないわ。話はそれだけよ」
そして王妃は言うだけ言って満足したのかそのままあっという間に部屋から出て行ってしまう。
残された俺達は唖然呆然でそれを見遣るばかり。
「姫……」
あまりのことに全員声を失っていたが、俺はハッと我に返って恐る恐る姫へと声を掛けてみる。
姫もショックだったと思うし、こういう場合なんて言えばいいんだろう?
「…………大丈夫よ、アルフレッド。そうね。そうよね」
「ひ、姫?」
「ここはやっぱり、出て行ったふりでもしてどこかでのんびりしましょうか?」
「え?」
「王妃様はどうやら私がお邪魔のようだし、仕事を全部押し付けて差し上げるわ。国に帰れと言ってくるからには、それくらい全部まるっと引き受けてくださるわよね?」
「ひ…姫……」
どうやら姫にしては珍しく、物凄くお怒りのようだ。
こんな風に笑顔なのに目が座っていて、怒りを押し殺すように低い声で話す姫なんて初めて見た。
やっぱりルカ殿下を置いて国に帰れと言われたのが大きいのだろうか?
「まあとは言え貴方を連れて行ったら王子の逆鱗に触れてしまうわ。貴方はここに残って情報収集をしてもらえるかしら?」
「ええっ?!」
「護衛にはオーガスト達を連れていくから大丈夫よ」
「で、でもっ!」
「これは命令よ、アルフレッド。あの王妃…私を追い出したことを思い知ればいいんだわ」
「…姫」
「ああ、でもルカは当然連れて行くわよ?ついでに良い視察場所がないか、今からセドリック王子に聞いてきてもらえないかしら?」
「はあ…。わかりました。姫がそう言うなら聞いてきます」
「宜しくね、アルフレッド」
笑顔でそうお願いされたので、俺は渋々セドのところへと向かい相談をしてみた。
「────というわけで、王妃様の目を躱すのにふさわしい視察場所のご相談に伺いました」
一応側妃ではなく姫の筆頭騎士長としてセドにお伺いを立ててみたんだけど、セドはその話を聞いて物凄く怒っていた。
それはもう、セドの殺気に慣れているはずの側近のノヴァが蒼白になって、セドの視界に入らない位置にさり気なく移動して息を整えるくらいには本気の殺気が溢れかえっていたんだ。
俺は平気だけど、文官にこれはキツいと思う。
「あの女……」
そして地を這うようなセドの声が部屋へと響いた。
この場合姫のことではなく王妃のことだろう。
もし姫のことだったら俺は怒るぞ?
「姫としてはルカ殿下を奪われないよう連れていきたいとのことでした」
「それは構わん。あのバカ女には姫はミラルカに帰ったと伝え、しっかり責任を取ってもらうとしよう。念には念を入れて姫の馬車の安全確認はしっかりしてから送りだすように。場所は…そうだな、詫びも込めて観光地が近いヒルガーロイズあたりでどうだと言っておけ。ここから三日くらいの距離だから子連れでも行きやすいだろう」
「伝えておきます。あと……」
「なんだ?」
「姫は護衛にオーガストを連れて行くと言っているので、その間俺の仕事の采配をどうしたらいいかの相談も」
勿論他の護衛騎士達を鍛える気は満々だけど、逆に言うと姫がいないとそれしかできることがない。
言ってみれば暇だ。
何か他に仕事はないだろうかと思ってそう尋ねたら、それまで不機嫌だったセドがちょっと嬉しそうな顔になって、自分の傍に居て欲しいと言ってきた。
「やはり姫はわかっているな。お前をちゃんとここに置いていってくれるとは」
「姫は俺を連れて行くと王子の逆鱗に触れるからと言っていました」
「そうか。そうだな。お前を連れて行ったら即日あの女を斬り殺してでも追っていたと思うぞ?俺は別にそれでもよかったが」
「…………」
(サラッと笑顔でとんでもないことを言うな?!)
「さあ、そういうことなら護衛騎士の仕事はもうおしまいだ。アルフレッド、さっさといつも通りの態度で俺を癒してくれ」
「……報告から戻ってからでいいですか?」
「ノヴァ。姫に今の件を伝えてくるように。視察はついでで構わないから、ゆっくりと親子で観光を楽しんできてくれ、とな」
「はっ」
「なっ?!」
「はぁ…今日からお前を独り占めか。これで少しは気も楽になるな」
「ちょ、待てよ!俺は姫の馬車を点検したり準備をしたり引継ぎだってあるんだからな?!」
でもセドはそんなこと全く聞く耳を持ってはくれない。
「そんなもの、全部まとめてオーガストに丸投げしておけ。ノヴァが伝えてくれるはずだ。今お前が一番すべきことは俺を癒すことだろう?」
そう言いながらセドは俺をしっかり捕まえてギュウギュウ抱きしめてきた。
(俺はぬいぐるみじゃないぞ?!)
そうは思ったものの、あんな母親だとセドがこうなるのもわかる気はするなとちょっと思ったのだった。
「そうみたいです」
その後なんとか落ち着いたセドを執務室まで送り届け、傍に居て欲しいとごねるセドから逃げ姫の元に戻り報告を入れたんだけど、姫はあまり気にした様子もなくそう言ってきた。
「王妃様については陛下からも少し聞いたことがあるのよ。どうもかなり無邪気な方のようね」
「む、無邪気…」
あれをそんな一言で終わらせてもいいんだろうか?
「それにしても凄かったですよ?なんせあのセドの…王子の殺気を受けても全く動じないどころか、反抗期呼ばわりでしたし」
「え……」
流石にこれには姫も驚いた様子。
「あれは確かに水と油といった感じで、怒るのもわかると言うか…」
「そう。でもまあ大丈夫でしょう。私はこっちに飛び火してこなければ大丈夫だし、なにかあってもアルフレッドが守ってくれるのよね?」
「それはまあそうですけど…」
(飛び火…。飛び火かぁ……)
確かにセドの八つ当たりが姫にまで及んだらきっちり守る気ではいるけれど……。
今のところ陛下の方に任せておけば大丈夫なのかな?
セドも俺を挟んで姫とは最低限の接触だし、王妃とはそれ以上に接点は生じないはず。
多分こちらから関わろうとしない限り、そんなに関わり合いになる事もないとは思う。
そう思っていたのだけど────。
「王妃様がこちらに来られます」
王妃が戻って3日ほど過ぎた日の事、そんな先触れがあり、暫くして台風はやってきた。
「…………貴方がセドリックの正妃、アルメリアかしら?」
「はい。ご挨拶が遅れ申し訳ございません。お初にお目に掛かります。ミラルカ皇国から参りました、アルメリア=ミラルカ=ブルーフェリアでございます」
「そう。私はこの国の王妃、メルティアナ=アンシャンテ=ブルーフェリアよ。早速だけど、貴女。セドリックと別れなさい」
「……は?」
「ですから、セドリックと離縁してミラルカに帰れと言っているの」
いきなり暴言が来て、姫も俺達護衛騎士一同も目を丸くして驚いてしまう。
「聞けばセドリックは貴女に満足できず、側室を迎えたらしいじゃないの。しかも男を!妻として夫を満足させられないのは妃として失格よ。後継ぎの子だけ置いて今すぐミラルカへ帰ってちょうだい」
はっきり言って絶句するとはこのことかと思ってしまう程、衝撃的な発言だった。
「子供はちゃんと私の手で育ててあげるから何も心配はいらないわ。話はそれだけよ」
そして王妃は言うだけ言って満足したのかそのままあっという間に部屋から出て行ってしまう。
残された俺達は唖然呆然でそれを見遣るばかり。
「姫……」
あまりのことに全員声を失っていたが、俺はハッと我に返って恐る恐る姫へと声を掛けてみる。
姫もショックだったと思うし、こういう場合なんて言えばいいんだろう?
「…………大丈夫よ、アルフレッド。そうね。そうよね」
「ひ、姫?」
「ここはやっぱり、出て行ったふりでもしてどこかでのんびりしましょうか?」
「え?」
「王妃様はどうやら私がお邪魔のようだし、仕事を全部押し付けて差し上げるわ。国に帰れと言ってくるからには、それくらい全部まるっと引き受けてくださるわよね?」
「ひ…姫……」
どうやら姫にしては珍しく、物凄くお怒りのようだ。
こんな風に笑顔なのに目が座っていて、怒りを押し殺すように低い声で話す姫なんて初めて見た。
やっぱりルカ殿下を置いて国に帰れと言われたのが大きいのだろうか?
「まあとは言え貴方を連れて行ったら王子の逆鱗に触れてしまうわ。貴方はここに残って情報収集をしてもらえるかしら?」
「ええっ?!」
「護衛にはオーガスト達を連れていくから大丈夫よ」
「で、でもっ!」
「これは命令よ、アルフレッド。あの王妃…私を追い出したことを思い知ればいいんだわ」
「…姫」
「ああ、でもルカは当然連れて行くわよ?ついでに良い視察場所がないか、今からセドリック王子に聞いてきてもらえないかしら?」
「はあ…。わかりました。姫がそう言うなら聞いてきます」
「宜しくね、アルフレッド」
笑顔でそうお願いされたので、俺は渋々セドのところへと向かい相談をしてみた。
「────というわけで、王妃様の目を躱すのにふさわしい視察場所のご相談に伺いました」
一応側妃ではなく姫の筆頭騎士長としてセドにお伺いを立ててみたんだけど、セドはその話を聞いて物凄く怒っていた。
それはもう、セドの殺気に慣れているはずの側近のノヴァが蒼白になって、セドの視界に入らない位置にさり気なく移動して息を整えるくらいには本気の殺気が溢れかえっていたんだ。
俺は平気だけど、文官にこれはキツいと思う。
「あの女……」
そして地を這うようなセドの声が部屋へと響いた。
この場合姫のことではなく王妃のことだろう。
もし姫のことだったら俺は怒るぞ?
「姫としてはルカ殿下を奪われないよう連れていきたいとのことでした」
「それは構わん。あのバカ女には姫はミラルカに帰ったと伝え、しっかり責任を取ってもらうとしよう。念には念を入れて姫の馬車の安全確認はしっかりしてから送りだすように。場所は…そうだな、詫びも込めて観光地が近いヒルガーロイズあたりでどうだと言っておけ。ここから三日くらいの距離だから子連れでも行きやすいだろう」
「伝えておきます。あと……」
「なんだ?」
「姫は護衛にオーガストを連れて行くと言っているので、その間俺の仕事の采配をどうしたらいいかの相談も」
勿論他の護衛騎士達を鍛える気は満々だけど、逆に言うと姫がいないとそれしかできることがない。
言ってみれば暇だ。
何か他に仕事はないだろうかと思ってそう尋ねたら、それまで不機嫌だったセドがちょっと嬉しそうな顔になって、自分の傍に居て欲しいと言ってきた。
「やはり姫はわかっているな。お前をちゃんとここに置いていってくれるとは」
「姫は俺を連れて行くと王子の逆鱗に触れるからと言っていました」
「そうか。そうだな。お前を連れて行ったら即日あの女を斬り殺してでも追っていたと思うぞ?俺は別にそれでもよかったが」
「…………」
(サラッと笑顔でとんでもないことを言うな?!)
「さあ、そういうことなら護衛騎士の仕事はもうおしまいだ。アルフレッド、さっさといつも通りの態度で俺を癒してくれ」
「……報告から戻ってからでいいですか?」
「ノヴァ。姫に今の件を伝えてくるように。視察はついでで構わないから、ゆっくりと親子で観光を楽しんできてくれ、とな」
「はっ」
「なっ?!」
「はぁ…今日からお前を独り占めか。これで少しは気も楽になるな」
「ちょ、待てよ!俺は姫の馬車を点検したり準備をしたり引継ぎだってあるんだからな?!」
でもセドはそんなこと全く聞く耳を持ってはくれない。
「そんなもの、全部まとめてオーガストに丸投げしておけ。ノヴァが伝えてくれるはずだ。今お前が一番すべきことは俺を癒すことだろう?」
そう言いながらセドは俺をしっかり捕まえてギュウギュウ抱きしめてきた。
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