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第四章 フォルクナー帝国編Ⅱ(只今恋愛&婚約期間堪能中)

93-(裏)※ルマンドのスキルが美味しすぎた Side.メイビス

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※ルマンド目線だったらそこまでエロくなかったけど、メイビス視点だと全然違ったので苦手な方はスルーで飛ばしてください。もともと没にしようかなと思ってた部分なので飛ばして読んでもらっても全く問題ありません。
単純にメイビスの心境ってこんなんなんだな~と流し読み程度で知ってもらえるだけで充分です。


******************


ルマンドとの初めては少し失敗してしまった。
優しく優しく抱こうと決めていたのに、繋がっていっぱいいっぱいなのにも関わらず俺の望みが叶ってよかったなんて言って笑うから────もうその言葉だけでイクかと思った。
理性が吹き飛ばなくて良かったとは思うけど、余裕なんて微塵も残らなくて、初めてのルマンドを置いてけぼりにして一人でイッてしまうという情けない状況になってしまった。
ちょっとこれは流石にマズいので、今度はいっぱいイかせてあげようとあれこれ頑張ったのが悪かったんだろうか?

(これは────)

「うっ…ふぅう……」

全身敏感になりすぎて涙目でこちらを見てくるルマンドはいつも以上にエロくて可愛い。
けれど……。

「も、これ以上は…絶対漏れちゃう……から、ヤダ……」

必死に手で口を押えながら泣き事を言われた。
そう言えば最初の時も前立腺を刺激するように突き上げてたら必死に我慢して嫌だ嫌だと言っていた気がする。
ちょっと思い当たる現象はあるんだが、もしかしてそれだろうか?
本当にそれだったならすごく嬉しいのだけど……。
ルマンドは我慢強いからきっとこのままだと出すに出せなくてこの行為自体嫌になってしまうかもしれない。
それは困る。

(俺に見えなくて…且つベッド以外なら大丈夫…か?)

ダメ元で洗い場に連れて行ってみようか?
それならルマンドも気が楽かもしれない。

「ルマンド。それなら洗い場に行こうか?それなら気にしない?」

そう提案するとどこかホッとしたような顔で頷いてくれたので、一旦抜いて横抱きにしてそちらへと連れて行った。

「じゃあここに掴まって?」
「ん……」
「俺には見えないし、出したかったら気にせず出していいから」

そして掴まりやすいところに掴まらせて、今度はバックでゆっくりと貫いていく。

「あッ……!」

凄く気持ちよさそうな声でルマンドが啼いて、今度は安心するように腰を揺らし始めた。

「はぁ…やぁ…ッ、気持ちいッ……!」

顔が見えないせいかトロトロの甘い声で囀られてこっちまで猛ってしまう。

(待ってくれ…これは思った以上に可愛すぎる……!)

まだ初日なのに俺に挿れられてこんなに感じてくれるなんて最高過ぎるだろう。
どうやら思った以上に身体の相性がいいみたいで、口から飛び出す言葉は俺を求めているとしか思えないものばかりだし、中だって俺を離したくないというように絡みついてきていた。
どうしてこんなにエロいんだろう?こんなところまで好みだと言ったら怒られるだろうか?

「あッあッ…そこ、いいッ!」
「ここか?」
「あッ、ヤダッ!あぅ…また、きちゃうから……止まって……!」
「大丈夫。漏らしてもここなら気にしなくていいから」
「はッ、あぅッ、やっ…出るッ!も、無理、出る、出る────ッ!」

これ以上我慢できないように前を扱きあげるとルマンドがたまらないとばかりに身を震わせて、その瞬間を迎えた。

プシュッ…!

思った通りルマンドの前から白濁ではなく透明のものが飛び出してきたので俺は満足げに笑みを浮かべる。
粗く息を吐きカクンと力を失ったルマンドの身体が前に倒れそうになったので、それを支えてそっと髪に口づけを落とした。
どうもルマンドは感じやすい体質のようで、先程から何度も我慢していたのはこれだったようだ。

「今のは潮吹きって言うんだ。気持ちいいと出るものだから気にしなくていい」
「はぁ…あ……」

ここでちゃんと教えておかないと勘違いしてしまうかもしれないと、一応説明を付け加えておく。
性教育を受けていないのならきっと知らないだろうから……。
けれどルマンドは絶頂から戻ってこられないのかちょっと放心状態になっているため聞こえていないかもしれない。
取り敢えずルマンドを丁寧に清めてやり、今日はこの辺で切り上げて寝かせてやろうとベッドへと優しく運ぶことにした。

「ルマンド…大丈夫か?」
「ん…気持ち良過ぎておかしくなるかと思った……」

ベッドまで運ぶと少し落ち着いたのか頬を染めながらも素直に言葉を溢してくれる。
しかもそんな最高の誉め言葉をもらえるなんて……嬉しすぎて仕方がない。
これで最初の失敗はなかったことになっただろうか?

「その……呆れた…んじゃないか?」
「何が?」
「えっと……俺、あんなこと…しちゃったし……」

けれどルマンドはどうも潮吹きを気にしてしまったらしくやたらと落ち込んでいた。
先程のフォローの言葉はやはり聞こえていなかったらしい。

「全然大丈夫だし、俺は感じてもらえて嬉しかった。それに……恥ずかしいと言うなら俺だって早いと思われてないか心配してる」

フォローは入れたけどルマンドがそれで納得するとは限らない。
だから敢えて自分の恥ずかしい面を前面に出して、お互い様だという方向に持って行こうと思い直した。
でもルマンドは俺がそれを口にしたのが意外だったようで、目を丸くしている。

「ルマンドが可愛いことを言うからちょっと気持ちの面で余裕がなくなったんだ。ルマンドだって一緒だろう?」

俺が好き過ぎて気持ち良くなってくれたからああなったんじゃないのかと冗談めかして笑顔で聞いたら真っ赤になりながら小さく頷いてくれる。

「だからお相子」
「お相子……」
「そう」
「そっか…うん。それなら…いい、かな?」

こうして二人の初めてはちょっとお互い恥ずかしがって終わりを迎えた。

「身体は大丈夫か?」
「うん。平気」
「そうか。じゃあ今日はゆっくり休んで明日は朝日を一緒に見ような」
「うん。絶景を見ながら出来たら楽しそうだな」
「…………ッ!」

ルマンド。温泉ですることが前提なのか?まさか温泉でしかしないとか言わないよな?違うよな?
────それは絶対におかしいから!

「あっあぁっ…」

でも翌朝絶景を見ながら感動するルマンドが可愛くて結局バックで挿れてしまった。

「んあぁああッ…!おっきぃ……ッ」

挿れただけで甘い声をあげながらうっとりするルマンドにこれはもう無理だと諦めてしまう。
こんなに気持ちよさそうな顔をされたらもう毎日ここに通いたくなった。

「ルマンド。そのまま昨日みたいにイッて?」
「え?ふぁッ…あッメイビスッ!それダメだったらッ!」
「いいから…ほら……。昨日覚えただろう?潮吹き」
「あ、嫌ぁッ!イッちゃう!イッちゃう!」
「沢山イこう?そのうち中イキも覚えるだろうから、覚えたらベッドでするようにしような?それまではここで練習」
「ひっ…!そんなにいっぱい奥突かれたら変になるから…ッ!」

その声にもしかして覚えるのが早いのかなと少し期待が高まる。
必死に声を殺そうとしてるけど全くできてないあたり快楽にはかなり弱いとみた。
これなら奥でイケるようになったらもっとハマってくれるかもしれない。

「メイビスッ…これ……多分俺…ダメみたい…………」

感じるルマンドを堪能していたら、不意にそんな言葉が耳へと飛び込んできた。

「え?何が?」
「スキル!俺、補助魔法とか…言語を覚える関係でラーニングスキル高くなってて、これ、予想外にエッチなこともすぐ覚えるみたいなんだ…だからッ……も、許してッ………!」

お願いだと涙目で訴えられるけど、なんだその副次的なご利益はと気持ちが高ぶってしまう。
それで昨日からあんなに敏感だったのだろうか?
教えたらこういう行為もすぐ覚えるってことなのか?それは……美味しすぎないか?
じゃあ今日早速色々教えてしまおうかという気持ちがむくむく湧いてきてしまう。

「メイビス…!そんなに嬉しそうに目を輝かせてないでッ!頼むからッ!ひゃぁっ!」

結局そのあとすぐにベッドへと攫って行って、これまでを取り戻すかのように抱いて中へと子種を注ぎこんだ。
休憩中の文句なんて可愛いものだ。
ちょっと色々試してはみたけれど、俺は別に酷く抱いてるわけではなく優しく可愛がってるだけなんだから────。
我慢してきた分、これくらいは許して欲しい。

その後ルマンドは中イキもあっという間に覚えてほぼ快楽堕ち状態に陥っていた。
下手にレベルも高いから気絶できないのか、何度もイキまくって目はハートでも浮かんでそうなくらいトロトロに蕩けている。
快楽に染まり俺しか映してない瞳と蕩ける表情は本当に最高でしかない。

「ルマンド…こんな可愛い姿を隠してるなんて……もう嬉しすぎてたまらないッ」
「……っっ!ぁんッ!」
「俺以外にこんな姿絶対に見せないでくれ…」

答える代わりにすっかり俺を覚え込んだ中がギュッと締め付けてきて離さないとばかりに応えてくれる。

「もう一回、俺のを奥まで注いでいいか?」
「んッ…んぁ……ああぁぁあッ!いぃぃッ!!」
「……ッ!」

俺の手で感極まったようにベッドに沈んだルマンドが愛おしすぎて何度も何度もキスを落とした。

(ルマンド…やっと捕まえた。もう絶対離さない。離せない。愛してる)

幸せいっぱいになりながら慈しんでいると、暫くしてルマンドがはふはふと息をしながら何かを訴えてきた。

「メイ…ビス……」
「そろそろ疲れて限界?」

(さすがにそろそろ解放した方がいいだろうな…)

あんまりしつこくして次から拒否されても嫌だし、名残惜しいけど続きはまた明日なんて考えていた。
なのにルマンドはどこまでも俺の予想を裏切っていく。

「ん…。でも奥がヒクヒクしてて…変なんだ……」
「…………?」
「ここ、教えて?」

そっと俺が入ってる奥のあたりの下腹部に手を添えてグッと位置を教えるように押しながらお願いされる。

(ルマンド……)

これには思わず天を仰ぎたくなってしまった。
きっとただ単に知りたかっただけだと思うんだ。でも……。
ラーニングスキル……俺は今日ほどそれに感謝したことはなかった。
知らないことはどんどん知りたくなるんだったよな?確か。

(エロい…エロ過ぎる……。美味しすぎてもうどうしたらいいんだろう?)

教えてというのなら是非教えたい。
でも本当に?いいんだろうか?
一応確認したけどルマンドは教えてほしいと重ねて訴えてくる。
なんて予想外のおねだりをしてくれるんだルマンド…。
そんなに言うなら教えてもいいんだよな?
昨日の今日でもう結腸責めなんて…たまらない。
もちろん期待には応えるしきっちり責任は取るから、任せておいてくれ。

「ひっ…!嘘ッ!そんなとこ、これ以上入らないぃぃッ!!」
「すぐに覚えるから大丈夫。ほら、キスして余計な力は抜こう?」
「アッアッ…!んっんんんッ!ふぁッ?あ、変ッ変になるぅ…ッ!気持ちいッ、そこ、気持ちいッよぉ…ッ!いやッ!あぁああッ!」

ああ、その顔は本当に最高だ。腰も突き出して本当に気持ちよさそう。
自分で腰を振って俺を受け入れて、入り口だけじゃなく奥の入り口も締めてきてるから二か所で味わってくれてるんだよな?嬉しすぎてもうどうにかなりそうだ。
ここまでくるのに時間がかかった分、これはもう女神が俺に微笑んでくれたとしか考えられない。
それ程のご褒美────。
もう俺はルマンドを抱かない日々には絶対に戻れそうにない。

「ルマンド…ココにもいっぱい注いでやるからな」
「んやぁ…ッ!はぁぁッ!やっやっ…ッ!その辺、ダメッ!気持ち良過ぎるぅうッ!!」
「ん…いっぱい覚えていっぱいイこうな?なんでも教えてあげるから、もっともっと俺に夢中になってほしい」

そして奥の奥まで全部攻略してルマンドを自分のものに出来た俺は、城に戻ったらすぐにでも父に報告に行って、結婚準備に入ってもいいか聞こうと思ったのだった。
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