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20.呼び出し Side.アルバーニ侯爵(子爵)
支度を終えやってきたエヴァンジェリンの顔色の悪さを見て、体調が悪いのかと尋ねたものの特にそういうわけではないと返ってきた。
本当に大丈夫だろうか?
儚げな容姿が更に際立って見えるし心配だ。
(まあ城に行きさえすれば、愛しの王子がいくらでも労わってくれるだろう)
そんな風に思いながら意気揚々と王城の門をくぐり、城内へと入った。
案内されたのは謁見の間。
中に入るとそこには険しい顔をした大臣達が勢揃いしていた。
これはいよいよ予想が的中したのではないかと思ってしまう。
きっと皆王子妃としてエヴァンジェリンが相応しいかどうか見極めようとしているのだろう。
そんな事を考えながら跪き、王の言葉を待った。
「……面を上げよ」
王の隣には王子の姿がある。
これはいよいよかとドキドキしながら発せられるであろう言葉に胸を躍らせた。
けれど────。
「アルバーニ子爵。此度のこと、とても遺憾である」
その言葉の意味が分からず内心首を傾げてしまう。
何が遺憾なのだろうか?
王子に説得され無理にエヴァンジェリンとの婚約を認めることになったことだろうか?
まあ王子はきっとエヴァンジェリン以外と結婚したくないと直談判してくれたのだろうし、気持ちはわからなくはない。
ここはひとつ、広い心で許してもらいたいものだ。
「陛下。どうか発言をお許しください」
「……言い分くらいは聞いてやる。申してみよ」
「ははっ。陛下におかれましては格下げとなった我が家にご不満もあるでしょうが、ここはひとつ、広い心で双方の仲をお許しいただければと」
「向こうはそれを全く望んでいないようだが?」
望んでいない?
そんなことあるはずがない。
王子とエヴァンジェリンは相思相愛だ。
一体何を言い出すのやら。
「それは誤解でございます。エヴァンジェリンは今でも王子を信じ愛しておりますので」
だからそう言ったのに、何故かそれを聞いた者達が一斉にざわめいた。
「子爵。何故この話に王子が関係してくるのだ?今問題視しているのはそこの…お前の娘のやらかした、隣国での公爵夫人及び公爵家子息夫妻に対する殺人未遂と器物損壊の件だぞ?」
「はい?」
言われている意味がさっぱり分からない。
何故隣国の公爵夫人や子息夫妻をエヴァンジェリンが殺害しようとしたなんて話が出てくるのだろう?
「もしや何も知らぬのか?」
「え…は、はい。私には何のことだかサッパリ…」
「身に覚えがないとでも?!バーリッジ公爵家から何かなかったのか?」
「は…はい。あっ!そう言えばここに来る直前に請求書が来たと執事が言っておりました。その件でしょうか?」
けれどそう口にした途端、叱責が飛んできた。
「この、馬鹿者が!!その場で確認しなかったのか?!」
それほど大事なものだったのだろうか?
それならそうと言ってくれればよかったのに。
この時はまだそう軽く考えていたのだが、続く言葉に蒼白になってしまった。
「先日そなたの娘エヴァンジェリンが隣国の宰相夫人達を風魔法で攻撃し、その余波で応接室までズタズタにしたと連絡が入ったのだぞ?!こちらでも大至急騎士達を派遣し確認に行かせたが、それはもう酷いものだったそうだ」
「え?!」
「夫人は知っての通り現王の妹で、王が昔から大層可愛がっているというのは誰もが知っている話だ!サイヒュージ国の王が怒り心頭でどう責任を取るつもりだと言ってきて大変なことになっている!宰相も大変お怒りで、これまで我が国へと優遇してくれていたあれこれを一度厳正な目で見直させてもらうと言ってきた。このままではこれまでの友好関係にヒビが入って取り返しがつかなくなるかもしれんのだぞ?!最早アルバーニ子爵家だけで責任が取れる話ではなくなっているのだと、わかっているのか?!」
その話を聞いて信じられない思いで娘の方へと目を向けると、エヴァンジェリンはいきなり号泣し始めてしまう。
「も、申し訳ございません!ランスロットを前に怒りが爆発してしまい、公爵夫人のご不興を買ってしまいました!どうか、どうかお許しを!!」
どうやらやらかしてしまったのは本当のようだが、それもこれもランスロットのせいらしい。
どこまでも腹立たしい奴だと怒りが湧いてしまう。
「へ、陛下!どうかお許しを!それもこれもランスロットが…!」
「ええい!この期に及んでまたランスロットに罪を擦り付ける気か?!しかも不興を買ったくらいの軽い話でないことさえ分からぬとは…貴族失格だ!そなた達は爵位と領地を剥奪し、財産は全て没収とする!せめてもの情けで弁済はそこからしておいてやる。即刻この国から出ていけ!」
「なっ、そんな?!我々に平民になり下がれと?!」
「そうだ!お前達は身分剥奪の上国外追放とする!ああ、ちなみにサイヒュージ国にはお前達の入国は禁じられたから、行くのなら他の国に行け。わかったな?」
その言葉に一気に蒼白になる。
他の隣り合う国と言うと内海を渡った先にある内乱が絶えない国ナナシェ一択だ。
あんなところに行けばすぐにでも死んでしまう。
「お、お許しを!私はまだ死にたくはありません!」
「知らぬ!お前の娘のやらかしたことはそれだけ国際問題だったとよくわかっただろう?親の責務として受け入れるのだな」
王の言葉に震えが走る。
もうこうなったら王子に縋るより他にない。
「王子!どうかご慈悲を!我々をお助けください!」
「無理だ。調べたところお前の長男も相当な借金を抱えていることが分かった。今回の賠償金と慰謝料、それとそちらの借金を返せば資産など残りはしない。お前達の平民落ちは妥当な判断だ。借金を抱えずに済んだだけでも良しとすべきだろう」
「で、でしたらせめて平民としてこの国に置いてください!お願いします!心を入れ替えて汗水たらしてでも真面目に暮らしますので!」
「…………父上。こう申しておりますが?」
「我々としてはサイヒュージ国へ誠意を見せねばならん。アルバーニ子爵。お前達がどうしてもこの国に住みたいのなら貧民窟にならその身を置くことを許そう。どうだ?」
貧民窟?
あそこは犯罪者の温床となっていて、毎日人が死ぬ場所と聞いたことがある。
食べ物も仕事も殆どなく奪い合いで命が散ることも日常茶飯事だとか。
そんなことを思い出し、思わず背筋が凍ってしまう。
これではナナシェに行った方がマシかもしれない。
どうすべきかと頭を必死に悩ませていると、これまで黙っていたエヴァンジェリンが泣きながら訴えてきた。
「貧民窟なんかに行ったらどんな目に遭うかわかりませんわ!お父様!大人しく隣国に参りましょう?!」
考えるまでもないと言ってくる娘に確かに自分だけなら兎も角、若くて美しいエヴァンジェリンには無理だとすぐに結論付けた。
「では…ナナシェへ向かおうと思います」
なんとかひっそりと僻地で暮らしていけば争いに巻き込まれず生き残れるかもしれない。
そこに僅かな希望を見出し、渋々そう口にする。
「そうか。ではせめてもの情けで家族揃って馬車で港まで送ってやろう。これまでの忠誠に免じ三日分の衣食くらいは用意してやる。感謝するように」
「ははっ。ご温情に感謝申し上げます」
これしか言えない自分が憎い!
ついこの間までこの国に必要ないのはランスロットだと思っていたのに、何故自分達の方が国から追い出されることになってしまったのか…。
それもこれもできれば全部ランスロットのせいにしてしまいたいが、この件に関しては公爵夫人に手を出したエヴァンジェリンが悪い。
あそこは真実、手を出してはいけない地雷だったのだから────。
(くそぉおおおっ!)
こうして我々は一家揃って平民へと成り下がり、情けなくも国を出る羽目になったのだった。
本当に大丈夫だろうか?
儚げな容姿が更に際立って見えるし心配だ。
(まあ城に行きさえすれば、愛しの王子がいくらでも労わってくれるだろう)
そんな風に思いながら意気揚々と王城の門をくぐり、城内へと入った。
案内されたのは謁見の間。
中に入るとそこには険しい顔をした大臣達が勢揃いしていた。
これはいよいよ予想が的中したのではないかと思ってしまう。
きっと皆王子妃としてエヴァンジェリンが相応しいかどうか見極めようとしているのだろう。
そんな事を考えながら跪き、王の言葉を待った。
「……面を上げよ」
王の隣には王子の姿がある。
これはいよいよかとドキドキしながら発せられるであろう言葉に胸を躍らせた。
けれど────。
「アルバーニ子爵。此度のこと、とても遺憾である」
その言葉の意味が分からず内心首を傾げてしまう。
何が遺憾なのだろうか?
王子に説得され無理にエヴァンジェリンとの婚約を認めることになったことだろうか?
まあ王子はきっとエヴァンジェリン以外と結婚したくないと直談判してくれたのだろうし、気持ちはわからなくはない。
ここはひとつ、広い心で許してもらいたいものだ。
「陛下。どうか発言をお許しください」
「……言い分くらいは聞いてやる。申してみよ」
「ははっ。陛下におかれましては格下げとなった我が家にご不満もあるでしょうが、ここはひとつ、広い心で双方の仲をお許しいただければと」
「向こうはそれを全く望んでいないようだが?」
望んでいない?
そんなことあるはずがない。
王子とエヴァンジェリンは相思相愛だ。
一体何を言い出すのやら。
「それは誤解でございます。エヴァンジェリンは今でも王子を信じ愛しておりますので」
だからそう言ったのに、何故かそれを聞いた者達が一斉にざわめいた。
「子爵。何故この話に王子が関係してくるのだ?今問題視しているのはそこの…お前の娘のやらかした、隣国での公爵夫人及び公爵家子息夫妻に対する殺人未遂と器物損壊の件だぞ?」
「はい?」
言われている意味がさっぱり分からない。
何故隣国の公爵夫人や子息夫妻をエヴァンジェリンが殺害しようとしたなんて話が出てくるのだろう?
「もしや何も知らぬのか?」
「え…は、はい。私には何のことだかサッパリ…」
「身に覚えがないとでも?!バーリッジ公爵家から何かなかったのか?」
「は…はい。あっ!そう言えばここに来る直前に請求書が来たと執事が言っておりました。その件でしょうか?」
けれどそう口にした途端、叱責が飛んできた。
「この、馬鹿者が!!その場で確認しなかったのか?!」
それほど大事なものだったのだろうか?
それならそうと言ってくれればよかったのに。
この時はまだそう軽く考えていたのだが、続く言葉に蒼白になってしまった。
「先日そなたの娘エヴァンジェリンが隣国の宰相夫人達を風魔法で攻撃し、その余波で応接室までズタズタにしたと連絡が入ったのだぞ?!こちらでも大至急騎士達を派遣し確認に行かせたが、それはもう酷いものだったそうだ」
「え?!」
「夫人は知っての通り現王の妹で、王が昔から大層可愛がっているというのは誰もが知っている話だ!サイヒュージ国の王が怒り心頭でどう責任を取るつもりだと言ってきて大変なことになっている!宰相も大変お怒りで、これまで我が国へと優遇してくれていたあれこれを一度厳正な目で見直させてもらうと言ってきた。このままではこれまでの友好関係にヒビが入って取り返しがつかなくなるかもしれんのだぞ?!最早アルバーニ子爵家だけで責任が取れる話ではなくなっているのだと、わかっているのか?!」
その話を聞いて信じられない思いで娘の方へと目を向けると、エヴァンジェリンはいきなり号泣し始めてしまう。
「も、申し訳ございません!ランスロットを前に怒りが爆発してしまい、公爵夫人のご不興を買ってしまいました!どうか、どうかお許しを!!」
どうやらやらかしてしまったのは本当のようだが、それもこれもランスロットのせいらしい。
どこまでも腹立たしい奴だと怒りが湧いてしまう。
「へ、陛下!どうかお許しを!それもこれもランスロットが…!」
「ええい!この期に及んでまたランスロットに罪を擦り付ける気か?!しかも不興を買ったくらいの軽い話でないことさえ分からぬとは…貴族失格だ!そなた達は爵位と領地を剥奪し、財産は全て没収とする!せめてもの情けで弁済はそこからしておいてやる。即刻この国から出ていけ!」
「なっ、そんな?!我々に平民になり下がれと?!」
「そうだ!お前達は身分剥奪の上国外追放とする!ああ、ちなみにサイヒュージ国にはお前達の入国は禁じられたから、行くのなら他の国に行け。わかったな?」
その言葉に一気に蒼白になる。
他の隣り合う国と言うと内海を渡った先にある内乱が絶えない国ナナシェ一択だ。
あんなところに行けばすぐにでも死んでしまう。
「お、お許しを!私はまだ死にたくはありません!」
「知らぬ!お前の娘のやらかしたことはそれだけ国際問題だったとよくわかっただろう?親の責務として受け入れるのだな」
王の言葉に震えが走る。
もうこうなったら王子に縋るより他にない。
「王子!どうかご慈悲を!我々をお助けください!」
「無理だ。調べたところお前の長男も相当な借金を抱えていることが分かった。今回の賠償金と慰謝料、それとそちらの借金を返せば資産など残りはしない。お前達の平民落ちは妥当な判断だ。借金を抱えずに済んだだけでも良しとすべきだろう」
「で、でしたらせめて平民としてこの国に置いてください!お願いします!心を入れ替えて汗水たらしてでも真面目に暮らしますので!」
「…………父上。こう申しておりますが?」
「我々としてはサイヒュージ国へ誠意を見せねばならん。アルバーニ子爵。お前達がどうしてもこの国に住みたいのなら貧民窟にならその身を置くことを許そう。どうだ?」
貧民窟?
あそこは犯罪者の温床となっていて、毎日人が死ぬ場所と聞いたことがある。
食べ物も仕事も殆どなく奪い合いで命が散ることも日常茶飯事だとか。
そんなことを思い出し、思わず背筋が凍ってしまう。
これではナナシェに行った方がマシかもしれない。
どうすべきかと頭を必死に悩ませていると、これまで黙っていたエヴァンジェリンが泣きながら訴えてきた。
「貧民窟なんかに行ったらどんな目に遭うかわかりませんわ!お父様!大人しく隣国に参りましょう?!」
考えるまでもないと言ってくる娘に確かに自分だけなら兎も角、若くて美しいエヴァンジェリンには無理だとすぐに結論付けた。
「では…ナナシェへ向かおうと思います」
なんとかひっそりと僻地で暮らしていけば争いに巻き込まれず生き残れるかもしれない。
そこに僅かな希望を見出し、渋々そう口にする。
「そうか。ではせめてもの情けで家族揃って馬車で港まで送ってやろう。これまでの忠誠に免じ三日分の衣食くらいは用意してやる。感謝するように」
「ははっ。ご温情に感謝申し上げます」
これしか言えない自分が憎い!
ついこの間までこの国に必要ないのはランスロットだと思っていたのに、何故自分達の方が国から追い出されることになってしまったのか…。
それもこれもできれば全部ランスロットのせいにしてしまいたいが、この件に関しては公爵夫人に手を出したエヴァンジェリンが悪い。
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