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11.※救出と魔力補給
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侍女の後をつけ、やってきたのは使用人達が夜勤の時などに使う小部屋エリア。
ここはいわゆる仮眠部屋と呼ばれる場所だ。
その一室にどうやら監禁されている様子。
そんな侍女が辿り着いた部屋へ俺はサッと足を進めて、そのまま驚く侍女と共に入室。
「バド。生きてるか?」
そこにはベッドに横たわりながら顔色悪く臥せっているバドの姿があった。
「ル、ルースっ…!遅い!」
取り敢えず開口一番そんな風に怒鳴れるくらいには元気そうでよかった。
「悪かったな。世話役が何も言いに来ないからてっきり問題ないんだと思い込んでた」
そして詫びとばかりに取り敢えずキスで応急処置的に魔力を補給してやる。
「ん…んんん…っ」
でもそれだと全然足りないのか、泣きそうな顔で必死になりながらもっとと舌を絡めてきた。
どうやら本当にギリギリだったようだ。
仕方がないから重力軽減の魔法を使った上で抱き上げて、そのまま俺の部屋へと運んでいく。
途中侍女に引き留められそうになったけど、このことは父王に報告すると言ったら真っ青になりながら必死に謝っていた。
人一人の命が掛かってるんだから本気で反省してもらいたい。
流石に魔素摂取障害を甘く見過ぎだ。
ちなみに世話役はどんどん具合が悪くなるバドを見て流石に俺を呼ぼうとしてくれたらしいが、それを見た姉が彼を別室に閉じ込めてしまったらしい。
本当にやることが酷い。
後でしっかり釘を刺しておかないと。
「ほら、着いたぞ。ここが俺の部屋だ」
そして勝手知ったる自室の扉をくぐり、どんどん奥へと進んでいく。
もう面倒だからシャワーを浴びながら抱けばいいよな?
そう思いながら風呂場へ直行し、さっさと服を脱がせてシャワーの湯をぶっかけた。
監禁中は風呂に入れてもらってなかったようだし、魔力が枯渇しないよう生活魔法もバドは使えなかったから、単純にかなり汚れている。
だからキスで補給を続けながら身体を洗ってやり、そのまま後ろをほぐしてゆっくりと挿入した。
情緒も何もない?
治療行為なんだからそこは許してくれ。
なるべく早くしてやったほうがいいだろう?
「んっ…ルース…っ」
バドだって魔力不足で相当辛いのか必死に縋りついてくるし、早く中に出してやらないと。
「姉上が悪かったな」
一応そうやって謝りながら腰を支えてパンパンッと中を何度も往復する。
そのたびに気持ちよさそうに表情を緩めるバド。
なんだか可愛いな。
「あっ、あっ、ル、ルースっ!」
「ん。バド。このまま出すから、ちょっと待ってろ」
そして魔力を込めて子種をバドの奥へと注ぎ込む。
途端に嬉しそうに緩む表情に魔力が一定量満ちたのだとすぐにわかった。
治療としてはこれで終わりなんだけど…。
「ん…っ、ルース、た、頼む…イかせてくれっ…!」
どうやら今度はそっちが足りていなかったらしい。
確かにちょっと一方的ではあった。
そりゃあ折角こういった行為をしているのなら自分だってイきたいだろう。
そう思ったから、今日はお詫びも兼ねて好きなだけ付き合ってやることに。
「バド。今日はいっぱい魔力を補給してやる。お前も好きなだけイっていいからな」
どうせならどれだけ魔力を補給できるのか実験してみようか。
キスとセックスでたっぷり補給したらどれくらいの日数持つのだろう?
そんなどこか研究者思考の中で俺はバドを抱き、その後ベッドに移動してからも沢山魔力を注いでやった。
***
翌朝、疲れ果ててベッドで眠っているバドをゆっくり寝かせてやりながらそっと部屋を出る。
行き先はもちろん姉のところだ。
侍女から話を聞いたのだろう。
姉は少しバツが悪そうにしながら俺を出迎えた。
「ルルナス。ごめんなさいね」
「姉上。謝れば済むという問題じゃないんですよ。これは王家への信頼問題です。私怨であんなことをされては困ります」
「でも、私はどうしても許せなくて…」
「許せないお気持ちはわかりますけど、リセル嬢はまだ向こうの世界で生きているんですよ?今回のことを向こうが知って、復讐とばかりに彼女を殺されたら目も当てられません。そうなったら貴女のせいになるんですよ?わかってますか?」
「そ、そんな!私はそんなつもりじゃ…っ」
「そんなつもりじゃなくても貴女がした行為は友人を危機に晒す行為でした。わかったらちゃんと後でバドに謝罪してください」
「…………嫌よ」
「そうですか。言っておきますが俺が研究している帰還魔法に彼の協力は不可欠なんです。彼が死ねば今後一切皆が帰ってくることはないとだけお伝えしておきます」
「え……」
「向こうでは国の世話にならず、帰還方法を探しに各地へ散っていった者達も数多くいるんですよ。そんな彼らを一つの場所へと呼び集めてこちらに戻すのが俺が今考えている帰還魔法なんです。今回の件は危うくそれができなくなるところだったんです。姉上。もしそうなっていたら、どう責任を取るおつもりだったんですか?」
「そ…そんな…。ルルナス!ごめんなさい!私、知らなかったのよ!本当よ?!彼がそんな重大な役割を任されるだなんて考えもしていなかったのよ!お願い!いくらでも謝るから、お願い!お願いよ!見捨てないで!」
「はぁ…。それなら誠心誠意バドに謝ってください。話はそれからです」
「ぐすっ…。うぅ…。わ、わかったわ。ちゃんと謝るわ」
「そうしてください。では失礼します」
全く。泣いたからって許されるとでも思ったら大間違いだ。
「これだから女は嫌いなんだよ!」
そう思いながら今日も研究室へと足を向けた。
ここはいわゆる仮眠部屋と呼ばれる場所だ。
その一室にどうやら監禁されている様子。
そんな侍女が辿り着いた部屋へ俺はサッと足を進めて、そのまま驚く侍女と共に入室。
「バド。生きてるか?」
そこにはベッドに横たわりながら顔色悪く臥せっているバドの姿があった。
「ル、ルースっ…!遅い!」
取り敢えず開口一番そんな風に怒鳴れるくらいには元気そうでよかった。
「悪かったな。世話役が何も言いに来ないからてっきり問題ないんだと思い込んでた」
そして詫びとばかりに取り敢えずキスで応急処置的に魔力を補給してやる。
「ん…んんん…っ」
でもそれだと全然足りないのか、泣きそうな顔で必死になりながらもっとと舌を絡めてきた。
どうやら本当にギリギリだったようだ。
仕方がないから重力軽減の魔法を使った上で抱き上げて、そのまま俺の部屋へと運んでいく。
途中侍女に引き留められそうになったけど、このことは父王に報告すると言ったら真っ青になりながら必死に謝っていた。
人一人の命が掛かってるんだから本気で反省してもらいたい。
流石に魔素摂取障害を甘く見過ぎだ。
ちなみに世話役はどんどん具合が悪くなるバドを見て流石に俺を呼ぼうとしてくれたらしいが、それを見た姉が彼を別室に閉じ込めてしまったらしい。
本当にやることが酷い。
後でしっかり釘を刺しておかないと。
「ほら、着いたぞ。ここが俺の部屋だ」
そして勝手知ったる自室の扉をくぐり、どんどん奥へと進んでいく。
もう面倒だからシャワーを浴びながら抱けばいいよな?
そう思いながら風呂場へ直行し、さっさと服を脱がせてシャワーの湯をぶっかけた。
監禁中は風呂に入れてもらってなかったようだし、魔力が枯渇しないよう生活魔法もバドは使えなかったから、単純にかなり汚れている。
だからキスで補給を続けながら身体を洗ってやり、そのまま後ろをほぐしてゆっくりと挿入した。
情緒も何もない?
治療行為なんだからそこは許してくれ。
なるべく早くしてやったほうがいいだろう?
「んっ…ルース…っ」
バドだって魔力不足で相当辛いのか必死に縋りついてくるし、早く中に出してやらないと。
「姉上が悪かったな」
一応そうやって謝りながら腰を支えてパンパンッと中を何度も往復する。
そのたびに気持ちよさそうに表情を緩めるバド。
なんだか可愛いな。
「あっ、あっ、ル、ルースっ!」
「ん。バド。このまま出すから、ちょっと待ってろ」
そして魔力を込めて子種をバドの奥へと注ぎ込む。
途端に嬉しそうに緩む表情に魔力が一定量満ちたのだとすぐにわかった。
治療としてはこれで終わりなんだけど…。
「ん…っ、ルース、た、頼む…イかせてくれっ…!」
どうやら今度はそっちが足りていなかったらしい。
確かにちょっと一方的ではあった。
そりゃあ折角こういった行為をしているのなら自分だってイきたいだろう。
そう思ったから、今日はお詫びも兼ねて好きなだけ付き合ってやることに。
「バド。今日はいっぱい魔力を補給してやる。お前も好きなだけイっていいからな」
どうせならどれだけ魔力を補給できるのか実験してみようか。
キスとセックスでたっぷり補給したらどれくらいの日数持つのだろう?
そんなどこか研究者思考の中で俺はバドを抱き、その後ベッドに移動してからも沢山魔力を注いでやった。
***
翌朝、疲れ果ててベッドで眠っているバドをゆっくり寝かせてやりながらそっと部屋を出る。
行き先はもちろん姉のところだ。
侍女から話を聞いたのだろう。
姉は少しバツが悪そうにしながら俺を出迎えた。
「ルルナス。ごめんなさいね」
「姉上。謝れば済むという問題じゃないんですよ。これは王家への信頼問題です。私怨であんなことをされては困ります」
「でも、私はどうしても許せなくて…」
「許せないお気持ちはわかりますけど、リセル嬢はまだ向こうの世界で生きているんですよ?今回のことを向こうが知って、復讐とばかりに彼女を殺されたら目も当てられません。そうなったら貴女のせいになるんですよ?わかってますか?」
「そ、そんな!私はそんなつもりじゃ…っ」
「そんなつもりじゃなくても貴女がした行為は友人を危機に晒す行為でした。わかったらちゃんと後でバドに謝罪してください」
「…………嫌よ」
「そうですか。言っておきますが俺が研究している帰還魔法に彼の協力は不可欠なんです。彼が死ねば今後一切皆が帰ってくることはないとだけお伝えしておきます」
「え……」
「向こうでは国の世話にならず、帰還方法を探しに各地へ散っていった者達も数多くいるんですよ。そんな彼らを一つの場所へと呼び集めてこちらに戻すのが俺が今考えている帰還魔法なんです。今回の件は危うくそれができなくなるところだったんです。姉上。もしそうなっていたら、どう責任を取るおつもりだったんですか?」
「そ…そんな…。ルルナス!ごめんなさい!私、知らなかったのよ!本当よ?!彼がそんな重大な役割を任されるだなんて考えもしていなかったのよ!お願い!いくらでも謝るから、お願い!お願いよ!見捨てないで!」
「はぁ…。それなら誠心誠意バドに謝ってください。話はそれからです」
「ぐすっ…。うぅ…。わ、わかったわ。ちゃんと謝るわ」
「そうしてください。では失礼します」
全く。泣いたからって許されるとでも思ったら大間違いだ。
「これだから女は嫌いなんだよ!」
そう思いながら今日も研究室へと足を向けた。
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