【完結】逆召喚!~いつまでも黙って召喚されると思うなよ?~

オレンジペコ

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22.※母の言葉

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「アッアッ!ル、ルースっ!」

すっかり馴染んだ中を擦り上げながら突き上げると、バドの口から甘やかな声が飛び出してくる。
ともすれば恥ずかしさに閉じようとする両足をしっかりと左右に広げ、身を割り込ませてキスをしながら奥まで突いてやったらたちまち嬌声をあげた。

「んぁあっ!気持ちいっ!ルースッ、ルースッ!」

キュウゥッと締めあげながら俺を味わうバドは凄く気持ちよさそうで、ついつい悪戯心が擽られてしまうから性質たちが悪い。

(胸も可愛がったらもっと啼くのかな?)

そう思いながらキュッと胸の突起をつまみ、クリクリと指先でこねると締めつけが更に強くなって、必死に逃げようとし始めた。

「ひぁああっ!いやっ、嫌だっ…!ルースッ!」
「こら。逃げるな。大丈夫。ほら。抱き着いていいから」

そう言いながらバドの腕を俺へと絡ませ、腰を引き寄せながら奥を強めに突き上げる。

「んっ…あっ…!」

すると一瞬意識でも飛んだのか惚けたようにビクッと身を震わせ、それと同時に中もピクピクと絡みつくような動きを見せた。
これは……もしかしてイッたんだろうか?

(でも…出てないよな?)

多分感じ過ぎたとかそんな感じ?
よくわからないけど、出てないなら続けた方がいいんだろうなと思って、そのまま前でイけるように頑張ってみたんだけど────。

(やっぱこれイッてるな)

前を握って先端を親指でクリクリしたり、玉をモミモミしたりもしたからちゃんと前でもイッたんだけど、なんて言うんだろう?
う~ん…イキっぱなし?

「ふぁあっ!あっ、あっ、イイッ!イイッ!」

理性が吹き飛んだように喘ぎ声を上げ、感じ過ぎてポロポロ涙を溢しながら俺に縋ってくるバド。
そんなバドにキスを落としながら、俺はなんだかよくわからない感情を持て余し、甘やかすように沢山魔力を送り込んだのだった。


***


「……昨日の俺の醜態は今すぐ忘れろ」

バドの朝起きてからの第一声はそれだった。
まあ言いたい気持ちはよくわかる。
年下の俺に翻弄されまくって恥ずかしいんだろう。
ここは忘れたフリをするのが大人だよな?うん。

「何のことかわからないな」

だからニコッとそう言ってやったのに、やっぱりバドは墓穴を掘るんだ。

「だから!昨夜の痴態だ!お前に散々縋ってねだってたアレだ!」

ああうん。思い出すだけでちょっと頬が緩みそうになるアレか。
アレは凄く良かった。
理性飛びまくってたからか、腰を自分で振りながらキュウキュウ締めつけて、もっといっぱい擦ってっておねだりしてたよな。
ああいうのは大好きだから忘れるのはちょっと…。

そうやって思い返してたら向こうにもそれが伝わったんだろう。
『今すぐ記憶から削除しろ』と言って枕で殴られた。
酷いな。
暴力反対!

「わかった、わかった!もう忘れたから叩くな!俺はもう行くけど、バドはもうちょっとゆっくり寝てろよ?」

久し振りに抱かれたんだし、魔力は満たされて体調は良くなっていても流石に動けないだろう。
無理はしない方がいい。

「じゃあな」

そう言ってベッドから降りようとしたら、グイッと引っ張られてチュッと軽く口づけられた。

「その…えっと…ま、また差し入れに行くから」

ちょっと頬を染めて気まずそうに言ってくるその姿は正直初々しくて可愛い。

(いってらっしゃいのキスとか、反則だろ?)

そんな事を思いながら、俺は気恥ずかしさを誤魔化すようにその場から急いで離脱した。




そしてやってきたのは朝食の席。
今日は珍しく家族が皆揃っている。
いつもはもっとバラバラなのに、どうかしたんだろうか?
そう思って首を傾げていると、父が口火を切った。

「ルルナス。昨日マリオン王子から暫くこの城に滞在したいという申し出があった」

なるほど。その報告か。
それなら納得だ。

「それなら昨夜リオから聞きました。具体的にどれくらいの予定ですか?」

だからそう聞いたのだけど、返ってきた答えは意外なものだった。

「…マリオン王子曰く、お前を落とすまでだそうだ」
「は?」

なんだか聞き捨てならない事を言われた気がするんだけど?

「それはどういう?」
「だから、お前と相思相愛になった時点で一時帰国して、婚約を整えて出直しますと言われたんだ!」
「ブッ…!ゴホッ!ゲホッ!」

思ってもみなかった事を言われて思わず噎せてしまう。
自信家だとは思ったけど、まさかそこまで父に言っているなんて思いもよらなかった。
しかも兄妹達は全員リオの味方っぽい。

「父上。この際すぐにでも婚約をしては如何です?お互い初恋同士ということですし、私はルルナスの幸せのためにも是非と思うのですが」
「兄上?!」
「私も賛成ですわ。身の程を弁えないどこかの異世界人より余程好ましい方ですし、マリオン王子にならルルナスを幸せにしていただけると昨夜確信致しました」
「姉上?!」
「俺も賛成です。ルルナスは末っ子で甘やかされて育ってきたし、ああいう全部受け入れてくれそうな相手の方が合うと思います」
「ええっ?!」

まさかの満場一致でリオを推された。
これはマズイのでは?!
そう思ったところで、父が厳かに言った。

「だが、男だ」

(うん?)

「でもルルナスの初恋相手ですよ?」
「それでも私はルルナスに女性と結婚して欲しいんだ!」

どうやら父的にまだそこは諦めきれないらしい。
でもそのお陰でリオと強制的に婚約という線は消えそうでホッとした。
本当に勘弁してもらいたい。
外堀をガンガン埋められたら流石に焦る。

「ルルナス」

と、ここでこれまで黙っていた母がそっと口を開いた。

「マリオン王子が貴方の初恋相手だとは聞いて知っていますが、昔と今は分けて考えなさい。まずはしっかりとマリオン王子との時間をとって、今のマリオン王子の為人を見るところから始めてはどうです?」
「母上…」
「昔から結婚相手は両目でしっかり見て決めろと言うではありませんか。周囲や雰囲気に流されて決めずに、貴方は貴方の目で見て決めなさい」

その言葉に俺は一番俺のことを考えてくれているなと思って、感動してしまった。
流石王妃だ。

まあ母がそう言うのには、政略結婚で失敗した過去の王族達のやらかした歴史が関係してるんだろうけど。
父や兄妹達を見て改めて思うけど、うちの家系は即断即決で事をなすところが多分にあって、時にそれでやらかしてしまうため、基本的に伴侶は思慮深い相手を選ぶよう教育されていたりする。
好みや条件だけで飛びつくと失敗するぞと言うのは、それこそ幼い頃から絵本などで教えられてきた。
俺は王太子じゃないからそこまで言われないけど、次期王となる兄は割とその辺はシビアに相手を見られるから大変だと思う。

「父上も母上も、どうしてルルナスとマリオン王子を素直に祝福できないんです?!」
「そうですわ!ルルナスが可哀想です!」

(いや、勝手に婚約決められる方が困るんだけど?!)

「えっと…兄上、姉上。俺は母上の意見に賛成なので、どうぞお気遣いなく」
「ルルナス…」
「向こうだって昔と今の俺の違いがわかればきっと現実も見えてくるでしょう」

その言葉に父がパッと顔を輝かせ、期待に満ちた目で俺を見てくる。

「と言うことは、ルルナスは今のところ全くマリオン王子との婚約は考えていないということだな?」
「え?ええ。まあ」
「そうかそうか。それなら良かった。では引き続き私の方でお前好みの可愛らしい嫁を見繕っておいてやるとしよう」

ホクホク顔でそう言う父を兄と姉は睨みつけ、母がスパッと釘を刺した。

「貴方。それは気が早いですわ。マリオン王子に誠意は見せねばなりません。一先ずそちらは保留にしてくださいませ」

こうして俺は婚約は回避されたものの、研究以外の時間は殆どリオと過ごすことになったのだった。

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