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28.譲れないもの Side.バド
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ルースの初恋相手がやってきて、城に滞在することになった。
ルースは好みから完全に外れていると言っていたけど、そんなのは嘘だと思う。
だってこれっぽっちも拒絶する気配がないんだから。
ルースに告白して、その後なんだかんだとルースと良い雰囲気になれたと思っていたのに、それはまるで幻だったかのように翌日にはあのマリオン王子に取って代わられてしまった。
いくら何でも早すぎる!
成長して好みから外れたとはいえ、きっと顔そのものがルース好みなんだろう。
年下だし、初恋相手だし、どうしたってハードルは下がるのかもしれない。
その証拠に、ルースは研究以外の一日の時間をほとんど全部あの男と過ごしていた。
いくら身内からそうしろと言われたからってそれはないだろうと言いたい。
俺だってルースとの時間を何とか確保したいと思っているのに、それが全部削られるのだから文句だって言いたくなる。
なのにルースは『仕方ないだろ?母上がちゃんと向き合うようにって言ってきたんだから』の一点張り。
ルースはマリオン王子との時間に最初は戸惑い、居心地悪そうにしていたくせに、いつの間にか恋人同士のような雰囲気を漂わせ始めていて正直気が気でない。
俺だってあんな風にルースとイチャイチャしてみたい。
でも、ルースの兄弟達には嫌われているし、あそこまで深く同じ時間を過ごすことなんてできるはずもなかった。
差し入れに行くくらいが関の山で、魔力切れにでもならない限り俺とルースの時間共有はできそうにない。
距離の縮め方がただでさえわかっていない俺があのマリオン王子に敵うはずがなかった。
(強敵過ぎる…!)
ルースの好みのタイプから大きく外れているくせにあそこまでラブラブになれるその手腕が信じられなかった。
どうやったらあんな男に勝てるのだろう?
そもそもルースだって満更でもなさそうだし、もうとっくに落とされているんじゃないだろうか?
そんなもやもやした気持ちで今日も差し入れを手にルースの研究室へと向かうと、研究員が今日もマリオン王子が来ていて今は奥の部屋で仲良くお茶をしていると教えてくれた。
これは乱入してOKと言ってくれているのか?
俺からすれば黙ってこのままあの男にルースを奪われたくはないから是非邪魔してやりたいところなのだが。
「ロードクルス殿は本当にお下手ですね。折角ルルナス王子と上手くいきそうだったのに、どうしてこんなに追い抜かれる羽目に?」
研究員の一人が俺へと残念そうな目を向けてくる。
この研究員は俺とルースの仲を密かに応援してくれていたようで、思い切り溜息を吐かれてしまった。
「お、俺が悪いのか?!」
「攻め方が弱いんですよ。ルルナス王子は言ってもまだ17才。恋に恋するお年頃なので好みの相手であればふらっとしてしまうことだってあるんです」
「俺もマリオン王子もルースの好みからは外れているだろう?」
「そうですよ?でもギャップ萌えで貴方のことはかなり好意的に見ていたでしょう?」
その研究員曰く、ルースは俺を『可愛い』と好意的に見ていたから攻め方次第で落とせたはずだと言う。
年上だからというマイナス要素があったにもかかわらずグラつかせることができたのはある意味脈ありだったと。
なのにここにきてマリオン王子に負けているから残念なのだと言われてしまった。
「マリオン王子の凄いところはあくまでも『自分』で勝負しているところですよね。年下という有利なポイントは元からありましたけど、普通なら相手の好みに寄せて弱弱しく可愛らしい振る舞いにいきそうなものですけど、マリオン王子は自分の持ち味を十分に生かしつつルルナス王子に好きになってもらおうと頑張っているところが素敵なんです」
その言葉に俺はグッと言葉に詰まった。
確かにマリオン王子は物凄く正攻法で真正面からルースに接している。
上辺だけ取り繕っているわけじゃないし、その分不利であるはずなのにそれを吹き飛ばす勢いでルースを落とそうとしているのだ。
俺より二つも年下なのにそれができるというところがまた凄い。
俺には絶対にできない芸当だ。
(それでも…負けたくない)
ルースを奪われたくない。
そう強く思う俺だったが、そんな俺をジッと見つめた後、ふとその研究員は何気なく尋ねてきた。
「そうそう。ルルナス王子の頑張りでもうすぐ貴方を元の世界に戻せるようになるんですが、貴方はどうされたいですか?」
ニコリと告げられるある意味残酷な言葉。
それはルースとの別れを示唆していたから。
正直国に帰れること自体は凄く嬉しい。
向こうに召喚してしまった者達をこちらに帰すこと自体もまあ仕方のないことだと今は思っている。
だから父達を説得するのもまた俺に課せられた重要な役割だと理解だってしているし、ちゃんと責務は果たすつもりだ。
国としては重要人物達を失うことになってしまうが、そこは俺が持ち帰ったこちらの知識を活用して補填したいとも思ってはいる。
向こうに帰ればもう魔素摂取障害の症状からは解放されるだろうし、もし治り切っていなかった場合は同じ魔力型の相手から補給をしてもらえばいい。
そう考えたところで────俺は愕然となった。
(…………ルース以外と寝る?)
普通に考えて、輸血という手段が向こうにない以上それしか方法はない。
必要であれば誰かと寝るか定期的にキスをするしかないだろう。
第一魔法と第二魔法が俺と同じ相手は自国には普通にいるし、こちらほど少なくはない。
確か側近にも二、三人いたし、探せば文官にだっている。
弟だって同じ型だった。
だから困ることはない。
でも────。
(……嫌だ)
義務でだろうとなんだろうとルース以外と肌を重ねるのもキスをするのも嫌だと思った。
俺はきっと最初からルースだから抱かれるのを承知したのだと思う。
抱かれたから好きになった、そんな吊り橋効果が始まりだったとばかり思っていたのに、本当は違ったのかもしれない。
「俺は……」
ルースが好きだ。
ずっと一緒に居たい。
でも……それは叶うはずがないことだ。
何故なら俺はルースの求めに従って、自国へ帰らなければならないのだから。
そして一度帰ったら二度とこちらへは帰ってこられない。
住んでいる世界そのものが違うのだから当然だ。
わかっているようでわかっていなかった。
だからそんな現実をまざまざと突きつけられて俺は蒼白になった。
「もし……ルースがマリオン王子よりも俺を選んでくれたら…」
再度こちらへ呼んでもらうことはできるんだろうか?
恋仲になることができたら────。
「貴方がさっさとルルナス王子を落としていたならルルナス王子はあれこれ考えてくれたでしょうが……」
困ったように研究員はそんなことを口にしてくる。
「現状負けてますし、ここからの巻き返しはかなり難しいですよね?」
そしてグサッと容赦のない言葉を言ってきた。
「今からだと余程頑張らないと」
「……わかっている」
そう。わかってはいるんだ。
もっと早くルースを振り向かせることができていたなら、あの優しいルースのことだ。
色々考えて手を打ってはくれただろう。
でもそれは俺の甘えでしかないし、それを強制することなんてできるはずもない。
(俺はどうしたらいいんだ?)
答えを出せないまま、俺はふらりとルースの元へと足を運ぶ。
けれどそこでマリオン王子の膝の上でキスをし、熱く見つめ合う姿を目にしたところで、何もかもが全て吹き飛んでしまった。
「なっ…」
どこからどう見てもじゃれ合っている恋人同士にしか見えない二人が自分の目の前にいる。
きっとここで自分が何もアクションを起こさなかったら二人はこのまま普通にくっつくんだろう。
それが一目でわかってしまう光景に泣きたくなる。
ルースは抱かれる側はお断りと以前言ってはいたが、どこからどう見ても落とされたら最後抱かれる側一直線だ。
ここまで目の前で見せつけられて、落とされないなんてどうして思えるだろう?
(嫌だ……)
嫌だ嫌だ嫌だ。
(絶対に譲れない!)
そんな強い思いが込み上げてきて、俺は空気を読むことなく割り込み、勢いよくルースをマリオン王子から引き剥がした。
ルースは好みから完全に外れていると言っていたけど、そんなのは嘘だと思う。
だってこれっぽっちも拒絶する気配がないんだから。
ルースに告白して、その後なんだかんだとルースと良い雰囲気になれたと思っていたのに、それはまるで幻だったかのように翌日にはあのマリオン王子に取って代わられてしまった。
いくら何でも早すぎる!
成長して好みから外れたとはいえ、きっと顔そのものがルース好みなんだろう。
年下だし、初恋相手だし、どうしたってハードルは下がるのかもしれない。
その証拠に、ルースは研究以外の一日の時間をほとんど全部あの男と過ごしていた。
いくら身内からそうしろと言われたからってそれはないだろうと言いたい。
俺だってルースとの時間を何とか確保したいと思っているのに、それが全部削られるのだから文句だって言いたくなる。
なのにルースは『仕方ないだろ?母上がちゃんと向き合うようにって言ってきたんだから』の一点張り。
ルースはマリオン王子との時間に最初は戸惑い、居心地悪そうにしていたくせに、いつの間にか恋人同士のような雰囲気を漂わせ始めていて正直気が気でない。
俺だってあんな風にルースとイチャイチャしてみたい。
でも、ルースの兄弟達には嫌われているし、あそこまで深く同じ時間を過ごすことなんてできるはずもなかった。
差し入れに行くくらいが関の山で、魔力切れにでもならない限り俺とルースの時間共有はできそうにない。
距離の縮め方がただでさえわかっていない俺があのマリオン王子に敵うはずがなかった。
(強敵過ぎる…!)
ルースの好みのタイプから大きく外れているくせにあそこまでラブラブになれるその手腕が信じられなかった。
どうやったらあんな男に勝てるのだろう?
そもそもルースだって満更でもなさそうだし、もうとっくに落とされているんじゃないだろうか?
そんなもやもやした気持ちで今日も差し入れを手にルースの研究室へと向かうと、研究員が今日もマリオン王子が来ていて今は奥の部屋で仲良くお茶をしていると教えてくれた。
これは乱入してOKと言ってくれているのか?
俺からすれば黙ってこのままあの男にルースを奪われたくはないから是非邪魔してやりたいところなのだが。
「ロードクルス殿は本当にお下手ですね。折角ルルナス王子と上手くいきそうだったのに、どうしてこんなに追い抜かれる羽目に?」
研究員の一人が俺へと残念そうな目を向けてくる。
この研究員は俺とルースの仲を密かに応援してくれていたようで、思い切り溜息を吐かれてしまった。
「お、俺が悪いのか?!」
「攻め方が弱いんですよ。ルルナス王子は言ってもまだ17才。恋に恋するお年頃なので好みの相手であればふらっとしてしまうことだってあるんです」
「俺もマリオン王子もルースの好みからは外れているだろう?」
「そうですよ?でもギャップ萌えで貴方のことはかなり好意的に見ていたでしょう?」
その研究員曰く、ルースは俺を『可愛い』と好意的に見ていたから攻め方次第で落とせたはずだと言う。
年上だからというマイナス要素があったにもかかわらずグラつかせることができたのはある意味脈ありだったと。
なのにここにきてマリオン王子に負けているから残念なのだと言われてしまった。
「マリオン王子の凄いところはあくまでも『自分』で勝負しているところですよね。年下という有利なポイントは元からありましたけど、普通なら相手の好みに寄せて弱弱しく可愛らしい振る舞いにいきそうなものですけど、マリオン王子は自分の持ち味を十分に生かしつつルルナス王子に好きになってもらおうと頑張っているところが素敵なんです」
その言葉に俺はグッと言葉に詰まった。
確かにマリオン王子は物凄く正攻法で真正面からルースに接している。
上辺だけ取り繕っているわけじゃないし、その分不利であるはずなのにそれを吹き飛ばす勢いでルースを落とそうとしているのだ。
俺より二つも年下なのにそれができるというところがまた凄い。
俺には絶対にできない芸当だ。
(それでも…負けたくない)
ルースを奪われたくない。
そう強く思う俺だったが、そんな俺をジッと見つめた後、ふとその研究員は何気なく尋ねてきた。
「そうそう。ルルナス王子の頑張りでもうすぐ貴方を元の世界に戻せるようになるんですが、貴方はどうされたいですか?」
ニコリと告げられるある意味残酷な言葉。
それはルースとの別れを示唆していたから。
正直国に帰れること自体は凄く嬉しい。
向こうに召喚してしまった者達をこちらに帰すこと自体もまあ仕方のないことだと今は思っている。
だから父達を説得するのもまた俺に課せられた重要な役割だと理解だってしているし、ちゃんと責務は果たすつもりだ。
国としては重要人物達を失うことになってしまうが、そこは俺が持ち帰ったこちらの知識を活用して補填したいとも思ってはいる。
向こうに帰ればもう魔素摂取障害の症状からは解放されるだろうし、もし治り切っていなかった場合は同じ魔力型の相手から補給をしてもらえばいい。
そう考えたところで────俺は愕然となった。
(…………ルース以外と寝る?)
普通に考えて、輸血という手段が向こうにない以上それしか方法はない。
必要であれば誰かと寝るか定期的にキスをするしかないだろう。
第一魔法と第二魔法が俺と同じ相手は自国には普通にいるし、こちらほど少なくはない。
確か側近にも二、三人いたし、探せば文官にだっている。
弟だって同じ型だった。
だから困ることはない。
でも────。
(……嫌だ)
義務でだろうとなんだろうとルース以外と肌を重ねるのもキスをするのも嫌だと思った。
俺はきっと最初からルースだから抱かれるのを承知したのだと思う。
抱かれたから好きになった、そんな吊り橋効果が始まりだったとばかり思っていたのに、本当は違ったのかもしれない。
「俺は……」
ルースが好きだ。
ずっと一緒に居たい。
でも……それは叶うはずがないことだ。
何故なら俺はルースの求めに従って、自国へ帰らなければならないのだから。
そして一度帰ったら二度とこちらへは帰ってこられない。
住んでいる世界そのものが違うのだから当然だ。
わかっているようでわかっていなかった。
だからそんな現実をまざまざと突きつけられて俺は蒼白になった。
「もし……ルースがマリオン王子よりも俺を選んでくれたら…」
再度こちらへ呼んでもらうことはできるんだろうか?
恋仲になることができたら────。
「貴方がさっさとルルナス王子を落としていたならルルナス王子はあれこれ考えてくれたでしょうが……」
困ったように研究員はそんなことを口にしてくる。
「現状負けてますし、ここからの巻き返しはかなり難しいですよね?」
そしてグサッと容赦のない言葉を言ってきた。
「今からだと余程頑張らないと」
「……わかっている」
そう。わかってはいるんだ。
もっと早くルースを振り向かせることができていたなら、あの優しいルースのことだ。
色々考えて手を打ってはくれただろう。
でもそれは俺の甘えでしかないし、それを強制することなんてできるはずもない。
(俺はどうしたらいいんだ?)
答えを出せないまま、俺はふらりとルースの元へと足を運ぶ。
けれどそこでマリオン王子の膝の上でキスをし、熱く見つめ合う姿を目にしたところで、何もかもが全て吹き飛んでしまった。
「なっ…」
どこからどう見てもじゃれ合っている恋人同士にしか見えない二人が自分の目の前にいる。
きっとここで自分が何もアクションを起こさなかったら二人はこのまま普通にくっつくんだろう。
それが一目でわかってしまう光景に泣きたくなる。
ルースは抱かれる側はお断りと以前言ってはいたが、どこからどう見ても落とされたら最後抱かれる側一直線だ。
ここまで目の前で見せつけられて、落とされないなんてどうして思えるだろう?
(嫌だ……)
嫌だ嫌だ嫌だ。
(絶対に譲れない!)
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