【完結】逆召喚!~いつまでも黙って召喚されると思うなよ?~

オレンジペコ

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38.※俺とルルの×××。Side.リオ

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ルルを騙してしまった。
それでも、ルルが欲しかったんだ。

ルルの後孔をじっくり慣らし、朝起きてパニックになったルルをなし崩し的に抱こうと思った。
でも俺の汚い考えを神は許さなかったのか、絶妙なタイミングで邪魔が入ってしまう。
正直ショックなんてものではなかった。
後ちょっとだったのに。

結果的に婚約という形になって俺からすれば良かったのだが、ルルは納得がいっていないようだった。
これはマズい。
このまま逃げられたくはない。
いつもいつも上手くいきそうで残念な結果に終わるのは俺が悪いんだろうか?
ネルフィン国の神は『愛する者には誠実であれ』と説いているし、誠実でないのが問題だったのかもしれない。
でもそうなってくるとどうしていいのかがわからなくて悩みに悩む。

ルルは兄弟の末っ子というのもあって、誰かにしてもらうことには慣れっこだと教えてくれたのはルルの二番目の兄だった。
だからそういうのはスルーされやすいとのこと。
でも慣れているからこそ流されやすい面もあるとも教えてもらった。
だからこれ幸いと上手く手中に収めるべく動いていたのに、その手が使えないのは正直痛手だった。

(誠実にってどうすればいいんだ?)

それが分からぬままその日を過ごし、朝の約束を盾にルルの部屋へと足を運んだ。
数少ないチャンスは確実に手にしたいし、抱ける可能性があるなら足を運ばないという選択肢などなかったのだ。

「ルル」

部屋を訪れた俺をルルがギクシャクと出迎えてくれる。
そんな姿も可愛くて思わず抱きしめてしまう。

「朝の続き…凄く楽しみにしていたんだ」

そっと耳元に囁くだけで真っ赤になって照れる姿に胸が熱くなった。
朝のことを思い出してくれたんだろうか?
もしかしたら今日は一日中俺のことで頭を一杯にしてくれていたのかもしれない。
そう考えるだけで滾ってしまう浅ましい自分がいた。
だからつい気持ちを押し付けるように何度も何度もルルへと口づけてしまう。
ここで沢山想いを伝えればなし崩し的に事に及べる。そう思ってしまった。
けれどそう考えた途端、俺へ与えられたのはやんわりとした拒絶の意思────。
ルルの手にそっと力が込められ、軽く押されたのだ。

「ルル?」
「は、ぁ、リ、リオ…」

ルルのその行為がショックで、誤魔化すように別の言葉を口にする。

「苦しかったか?」
「ん…違…う」
「どうした?」

頼むから拒絶しないで欲しい。
そう願いながら、嫌われないようにと優しく声を掛ける。
すると申し訳なさそうにしながらルルは今の心境を口にしてくれた。

「俺…やっぱりこのまま流されて抱かれるのは違う気がして…」
「うん」
「リオが俺を想ってくれてるのは凄くわかるから、納得した上でこういうのはしたいなって……」

どうやら嫌われたわけではなさそうでホッと安堵の息を吐く。
それに『納得した上で抱かれたい』とルルは言ってくれた。
その言葉に思わず胸が弾んでしまう。

ここでちゃんと誠実に向き合って、自分の気持ちを伝えてルルの説得ができたなら、ルルは流されて俺に抱かれるのではなく自分の意思で俺に抱かれてくれるのでは?
そんな期待を抱きながら、俺はルルを熱く見つめた。

ここで失敗するわけにはいかない。
そこで俺はできる限り誠実と思われる行動に出ることにした。
紳士的に『ちゃんと話そう』と言い、ルルをソファへと誘導する。
そしてまずは俺の気持ちをしっかりと伝えてみた。
なし崩し的に婚約者となってしまった形ではあるけれど、もちろんルルの気持ちを大事にしたいこと。
ルルにはちゃんと俺を好きになってもらって、ルルの意思で国に来て欲しいとも伝えた。
それと同時にルルに異世界には行ってほしくないという本心もしっかりと伝えておいた。
あんな誘拐犯の国にルルが行って、万が一にでも殺されたらと思うと怖いのだと。
するとルルはそこまでは考えていなかったのか、なるほどと言って少し思案しているように見えた。
これで異世界行きを確実に考え直してもらえるといいのだけど…。

とは言えここで話が終わってしまってはルルとの関係が進まないのは確実だった。
ここはもう一歩踏み込んでみるべきだろうと思い、懸命に頭を働かせてみる。

「ルル。ルルがあの男を意識しているのかいないのかは知らないが、俺はあの男に嫉妬している」
「え?」
「病気を盾にお前と肌を重ねているのが凄く嫌だ」
「…………」
「ルルはそうは言っても義務だろうというかもしれない。でもあの男は、ルルに惚れている俺からすればライバルなんだ」

正確に言えばあの男に嫉妬しているというよりも、ルルと寝ている点において嫉妬しているという方が正しい。
病気だからと言って何度もルルと閨を共にできるなんて、当然羨ましくないわけがなかった。
俺だってルルと寝たい。
愛し合いたい。
それが本音だった。

「だから…俺にもルルと肌を合わせるチャンスを与えてくれないか?」

そんな狭量な俺の言葉は即却下されても全くおかしくはなかった。
ただの我儘。そう言われても仕方のない言葉だったのに、何が琴線に触れたのか、ルルは何故か前向きな言葉を口にしてくれる。

「…わかった。でもそれでリオを好きになるって言う保証はできない。それでもいいのか?」

好きになる保証がないと言われたけど、今の突き放されそうな現状と比べたら可能性が上がる分一歩進むと言ってもいい。
答え次第でルルが抱けて、その先のチャンスにも繋がるのだから当然引く気なんて一切なかった。

「ああ。それでも、同じフィールドに立てるだけマシだ」
「そっか」

そしてルルは俺に抱かれる決心がついたのか、了承の返事を返してくれたのだった。


***


可愛い、可愛い、可愛い。
潤滑油を使い後ろをほぐしながらキスをして、合間合間に肌を愛撫してやるとルルが可愛い声で啼いた。
拒絶されることなく行為を受け入れてくれるのが何よりも嬉しい。
どんどん敏感に育っていく姿を見て胸がいっぱいになると共に、こんなに可愛いのにこれまで誰にも抱かれたことがないなんて嘘だろうと言いたくなった。
まるで俺に抱かれるためだけに待っていてくれたみたいで、凄く嬉しくて、夢中になってその肌を堪能してしまう。

「あ…んっ…ふぁ…っ」

それにコリコリと前立腺を優しく刺激するたびに口から甘い声が零れ落ちて、淫靡に耳を擽ってくるからたまらなかった。
これでこれまで抱く側だったなんてあり得ないだろう。

(ルル…。俺のルル)

ルルの初めてをこれからもらえるのが嬉しくて、痛くないようにとしっかりと後ろを拡張していく。
そうして丁寧に注挿を繰り返し、指の本数を増やしているうちにルルは甘イキし始めて、俺に熱い眼差しを向けてくれるようになった。
その瞳はまるで早く欲しいと言わんばかりに蕩け切っている。

「ルル。可愛い」
「ん…リオ……」
「そろそろ一つになりたい。いいか?」

そう尋ねた俺にルルは小さく頷いて、『来て』と言ってくれた。
夢にまで見たルルの言葉に感極まって泣きそうになってしまう。
ルルが俺を求めてくれた────それが何よりも嬉しくて、暴走しそうになる自分を抑えるのが大変だった。

(ルルは初めてなんだ。優しくしないと)

そう自分にしっかりと言い聞かせ、なんとか笑みを浮かべながらルルを安心させるように優しく言葉を紡ぐ。

「ルル。愛してる」

そして俺は念願だったルルの中へとゆっくりと身を沈めたのだった。



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