【完結】逆召喚!~いつまでも黙って召喚されると思うなよ?~

オレンジペコ

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45.※気に入らない Side.リオ

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あの腹立たしい異世界人が国へと帰った。
これで邪魔者はいなくなったとホッと安堵の息を吐く。

ルルも結局異世界へ共に行くことを諦めてくれたし、あの男は一人寂しく一人で国へと帰る羽目になった。
最後の夜ルルに魔力補給と称して抱いてもらえたのだから本望だろう。
諦め悪くルルの気を引くために唇を奪い、再告白までしているのを目にして、本当に最後の最後まで腹立たしい奴だなとイラついてしまった。
あんな中途半端にルルの心に残るようなことをするからルルが泣いてしまったではないか。

(まあいい)

これからは俺が優しく優しくルルを癒してあげよう。
ルルだって、もういなくなったあいつのことなんてすぐに忘れるだろう。
結局最後まで側に居た方の勝ちなのだ。

そう思っていたのに、ルルはなかなか俺を見てはくれなかった。
どこか心ここにあらず状態で、大好きなはずの魔法にも身が入っておらず、溜息を吐いては手を止めている。
それを見るだけであの男のことを考えているのかと思えて、嫉妬に身を焦がした。

まさかいなくなった相手に対してこれほどの怒りを覚えるとは思いもしなかった。
ルルもルルだ。
あんなにどうでも良さそうだったのに、今になってどうしてと思えて仕方がなかった。

(本当は好きだったのか?)

ただの同情でも何でもなく、本当はあの男のことが好きだったのだろうか?
それともいなくなってから初めて意識したのだろうか?

(そんなこと…絶対に許さない!)

側に居るのは他の誰でもない。この俺だとルルにわからせたかった。
だからこれまで以上にルルを気にかけ尽くしに尽くす。
それでも芳しい成果が得られないから、気分転換と称してデートへと誘った。
特に断られることもなくあっさり了承してくれた姿に希望を抱く。

(ほら。やっぱり側に居る俺の方がいいだろう?)

いなくなった奴の事なんて忘れて俺と楽しい時間を過ごせばそのうち振り向いてもらえる。
そう思いながら俺はデートを満喫する。
恋人同士らしく指を絡めて手を繋ぎ、大道芸を一緒に楽しみ、屋台で美味しいものを一緒に食べ、飲み物を一緒に飲んだ。
なのにルルの表情は何故か時間を追うごとに暗く沈んでいく。

また…あの男のことを思い出しているんだろうか?
俺と一緒に居るのに?

(悔しい…!!)

そう思うと同時にそっとルルを抱きしめ、『俺はずっと側にいるから』と口にしていた。
頼むからあんな男より側にいる俺に目を向けてほしかった。
なのにやっぱりルルはどこまでも残酷に言葉の刃で俺の心を傷つけてくる。

「リオ。ごめんな。こんな俺と一緒にいても全く楽しくないだろうし、そろそろ国に帰った方がいいんじゃないか?」

それで?俺がいなくなったら俺のことで頭を一杯にしてくれるのか?
そんなはずがない。
ルルはきっとあの男のことでその頭を一杯にするのだろう。
それがどうしようもなく苛立たしくて、思わず『聞きたくない!』と言ってその唇を塞いでしまった。

「ルル。今ここにいるのは他の誰でもない。この俺だ!わかっているか?」

そして思いの丈を伝えるように吠えるようにそう言ったのに、ルルには全く何一つ伝わる様子はなく、ただ首を傾げられてしまう。

(ここまで言ってもダメなのか?!)

悔しい!
きっとルルは無自覚なんだろう。
だからこそ余計に悔しかった。

俺は『嫌でも分からせてやる!』と思い馬車へとルルを引っ張り込んで、何度も何度もその思いを伝えるべく熱く口づけを交わした。
なのにルルにはちっとも伝わらなくて泣きたくなる。
どうしたらルルは俺を意識してくれるんだろう?
大事にしているだけじゃダメなのか?
想いを伝え続けるだけじゃダメなのか?

きっとルルは俺が国に帰っても追い掛けてきてなんてくれない。
極たまに『元気かな?』と思い返してくれるだけだろう。
こんな風に気もそぞろになったりはしないはずだ。

もうそれだけで俺は気が狂いそうなほどの嫉妬に襲われた。

だから城に着いてすぐルルを部屋へと引きずるように連れて行き、ベッドへと押し倒した。

「ルルは誰にも渡さない!」

驚いたような顔で俺を見てくるルル。
それはそうだろう。
これまで優しく優しく接してきた俺が豹変するように伸し掛かってきたんだから。

「ちょっ…!リオ?!」
「ルル。俺の本気をその身に教えてやる」

そう言って首筋に唇を寄せ、前回覚えたルルの弱いところから順に攻めていく。

「んっ…リオ…っ」
「あんな男のことなんてすぐに忘れさせてやる」

そして後ろを慣らして俺は性急に身体を繋いだ。

「ひっ…!苦しっ…」

不慣れな体にそれが辛いとはわかっていたけれど、だからこそ俺を意識してもらえるんじゃないかと思った。
俺のことで頭を一杯にしてもらいたくて、焦らすように責め立て、散々啼かせて自分からねだるようなシチュエーションに持ち込んだ。

「や…っ、リオ、焦らさな…っでっ…!」
「ルル。もっともっと俺を欲しがれ」

その身体で俺を覚え込んで忘れられなくなればいい。
俺なしではいられないほど溺れて、俺を想う度に勝手に疼くようになればいい。
そうなったら勝手に心は俺へと傾くだろう。
あんな男より俺を選んで、俺のことで頭を一杯にしてくれる。
ルルの身も心も俺のものにしてやる。

「嫌、だっ…!」
「ルル。奥まで咥えこんで、俺の精液を注いでくれと言うんだ」
「そ…なの、言えない…っ」
「言うんだ」
「リオ…!どぅ…してっ…」

どこか切なげに俺を見つめてそう言ってくるルルに俺は満足げに笑う。
今この瞬間はルルの頭の中にあの男はいないというのがわかったからだ。

「ルル。そうやってずっと俺だけを見つめていろ」
「…え?ひぁあっ?!あっあっ…!いやっ…!リオ!リオぉ…っ!」

そのまま緩急をつけて何度も焦らして身体に教え込み、都度言葉も教えていくけどルルはなかなか強情だった。
身体はピクピク震えて俺を求めてやまないのに、『好きだ』『欲しい』とは言ってくれない。
『気持ちいい』と『そこはヤダ』は沢山言ってくれるのに…。
蕩けた表情で溺れていても望む言葉を言ってくれない残酷なルル。

「ルル。必ず俺だけだと言わせて見せるから…っ」

そう言いながら激しく突き上げ、身悶えながら快楽の海を泳ぐルルを限界まで抱いた。


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