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48.戸惑い
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異世界へと降り立ち、思い切り息を吸う。
「うわ…魔素の量、凄っ」
もうそれだけでここが俺がいた世界とは全然違うと実感する。
そりゃあこれだけ魔素が溢れた世界から来たらバドの身体もびっくりして病気になるなと思った。
「それにしても…」
はぁ…と息を吐き思うのは、先程のリオの泣きそうな顔。
「あれ、絶対泣いただろうな…」
まさかあの場にやってくるなんて思ってもみなかったし、姉に手紙を託してきたとはいえ罪悪感が半端ない。
なんとか姉が上手いこと言って落ち着かせてくれるといいのだけど。
「ごめんな。リオ」
申し訳ない気持ちがあるにはあるけど、俺もここに遊びにやってきたわけじゃないんだし許してほしい。
そして取り敢えず気持ちを切り替えるべく改めて周囲を見回してみる。
どうやら俺は神殿っぽい建物の中にある開けた場所に降り立ったようで、見る限り周囲に人の気配はない。
「一先ず大丈夫そうだけど、この魔素には早めに対処した方が良さそうだな」
あまりにも周囲にある魔素量が元の世界と違い過ぎる。
俺はただでさえ魔力量が多い方だから、魔力過多症とかにならないように気をつけないと。
そう思ったから、面倒だけど即席で魔法陣を作成することにした。
ちなみに魔力過多症という病気は冒険者とかが主になりやすい病気だ。
スタンピードの兆候が見られそうな森などの調査に向かい、そこに溢れる大量の魔素に長時間触れていると発症することがあるらしい。
治療法も確立されてはいるものの、こっちだと即対処できる医師もいなさそうだし、自分で予防できるならその方がいいに決まってる。
「取り敢えず体内の魔力量が元の魔力の1.5倍量を超えたら知らせる感じで組めばいいかな?」
実感がなくてもそれを施した魔石が光ればわかるから、都度魔法を使って外に放出すればいいだろうか?
「いや。もしもの時を考えて魔石の方に過剰魔力を溜めていく仕様にしようか」
魔力過多状態に身体が馴染み過ぎないように気を付けていればあの病気は発症しないはずだし、その方が確実に予防に繋がるような気がする。
「これでよしっと」
サクッと手持ちの魔石にそれを施して適当に紐に括りつけ、ネックレスのように首から下げる。
それからすぐに探査魔法でバドや召喚された者達の魔力を探った。
バドの魔力はもうすっかり覚え込んでいるし、向こうからの召喚者達の魔力は軒並みここでは上がっているようだし、あっという間に探査は終わる。
俺の魔力も爆上がりだから他国に散った者達の魔力もあっさり苦労することなく把握することができた。
「良かった。死者はいなさそうだな」
万が一にでも死人が出ていたらどうしようかと思っていたが、そちらに関しては大丈夫そうでホッと安堵の息を吐く。
「さて次はっと…。ああ、バドがこっちに来るな」
たまたま降り立った場所に人けがなかったのをいいことに暫くその場にいたのが功を奏したのか、何やら護衛と思わしき者達を引き連れたバドがバタバタとこちらへやってくる姿が目に飛び込んできた。
「ルース!!」
俺の顔を見てぐしゃっと顔を歪ませたバドが俺の名を呼びながら走ってきて、思わず両手を広げてしまった俺の腕の中へと飛び込んでくる。
「会いたかった……」
ギュッと抱き着きながらそんなことを言われて、胸が締め付けられるような錯覚に襲われる。
「俺も…お前に会いたかった」
気づけばポロリとそんな言葉が俺の口から零れ落ちていて、ジワリと胸が温かくなった。
「もう…会えないかと……」
「来るって言っただろう?」
「でも…」
「約束は守るよ」
「ルース…」
潤んだ目で見つめられて思わず身悶えそうになる。
(可愛っ…)
でもそこで俺はふと我に返った。
(……あれ?俺、これまでどんな顔でバドに接してたっけ?)
久しぶり過ぎて忘れてしまった。
そのせいでなんだか急に気恥ずかしくなって、戸惑いが俺の中へと広がっていく。
(え?前ってこんな感じだったっけ?)
手の位置とかもこれでよかったのかが急にわからなくなって、思わずそっとバドから身を離してしまう。
「んんっ。取り敢えず無事に会えてよかった。えっと…一先ずどこかで話せないか?」
バドとの距離感が思い出せなくて、そのせいで目を合わせるのもなんだか後ろめたくて、つい咳払いをした上で目を逸らしてしまった。
我ながら挙動不審もいいところだ。
だからそんな俺を見てバドがちょっと悲しそうに目を伏せ、暗い表情を浮かべたのには気づいていなかった。
「……わかった。こっちだ。ついてきてくれ」
クルリと踵を返しさっさと歩いていってしまうバド。
きっと俺の態度が気に障ったんだろう。
本当にゴメンとしか言いようがない。
でも何をどう言っていいのかわからないし、護衛の兵達も多々いる中であまりおかしな言動もできないから今は黙ってついて行った方がいいだろうと判断して、俺はひたすらバドの背を追いかけた。
***
バドに案内されてやってきたのは城の一室だった。
やけに広い部屋だし、きっとバドの私室だろうと思ったのだけど、バドの口から飛び出したのはここは俺に用意された部屋とのことで非常に驚いた。
「え?本当に?」
「ああ。滞在中は好きに使って欲しい」
俺の対面のソファに座って紅茶を飲みながらそう言うバドの態度は先程と比べて随分他人行儀になってしまっている。
これもきっと俺の挙動不審な態度のせいだろう。
なんだか居た堪れない。
「隣は俺の部屋だから、何かあったら気軽に言ってくれ」
けれどこの部屋はまさかまさかでバドの部屋の隣だったらしい。
それってもしかして本当なら王子妃用の部屋なのではないだろうか?
そう考えると本当に使っていいのかと言いたくなってしまう。
だって俺は別にバドの妃になるわけじゃないし、どう考えてもおかしいだろう?
「えっと…俺がこの部屋使うのっておかしくないか?」
だからそう言ったのだけど、そう口にした途端バドの顔が苦々しく歪んで、ガチャンと手荒にカップをソーサーへと戻した。
「……皆、下がれ」
そして部屋に控えていた侍女達を全部下げて人払いをしたかと思うと、何故か睨まれながら泣かれた。
(なんでだ?!)
「バ、バド?」
「俺は……本当にお前に会いたかったんだ」
「え?あ、う、うん?」
「離れている間に、お前がマリオン王子とくっつくんじゃないかって…不安でしょうがなかった」
それはまあ確かにそうだろう。
バドがいた時からリオはグイグイ俺に迫っていたし、正直気が気でなかった気持ちもわからなくはない。
でも次いでバドの口から飛び出した言葉には物申したい気持ちでいっぱいだった。
「お前は俺より……マリオン王子を選んだんだな」
「は?!そんなわけないだろう?!」
「嘘を吐け!マリオン王子に気を遣って俺から距離を取ろうとしてるんだろう?!」
(え?!)
まあ一般的に婚約者がいたらそうなるかもしれないけど、バドだって俺とリオの婚約が俺の本意じゃなかったって知ってるはずなのにおかしくないだろうか?
「誤解だ!さっきのは単に急にお前との距離感がわからなくなってああなっただけで…っ!」
「距離感ってなんだ!そんな誤魔化し、聞きたくない!」
「だからっ!誤魔化しとかそういうのじゃなくてっ、久しぶりにお前に会ったから嬉しくて思わず抱きしめたけど、お前が可愛いから、こんなに可愛かったっけって思って、そうしたらどうしていいかわからなくなったんだよ!悪かったな、挙動不審で!!」
真っ赤になりながらそう叫ぶように言って両手で顔を覆ったらバドが急に黙った。
まさかそんなことを言われるとは思ってもみなかったからだろう。
なんだか本当に自爆した感でいっぱいだ。
恥ずかしすぎて穴があったら入りたい気分だ。
頼むから暫く一人にしてほしいと俺が思ったのも仕方のないことだろう。
「うわ…魔素の量、凄っ」
もうそれだけでここが俺がいた世界とは全然違うと実感する。
そりゃあこれだけ魔素が溢れた世界から来たらバドの身体もびっくりして病気になるなと思った。
「それにしても…」
はぁ…と息を吐き思うのは、先程のリオの泣きそうな顔。
「あれ、絶対泣いただろうな…」
まさかあの場にやってくるなんて思ってもみなかったし、姉に手紙を託してきたとはいえ罪悪感が半端ない。
なんとか姉が上手いこと言って落ち着かせてくれるといいのだけど。
「ごめんな。リオ」
申し訳ない気持ちがあるにはあるけど、俺もここに遊びにやってきたわけじゃないんだし許してほしい。
そして取り敢えず気持ちを切り替えるべく改めて周囲を見回してみる。
どうやら俺は神殿っぽい建物の中にある開けた場所に降り立ったようで、見る限り周囲に人の気配はない。
「一先ず大丈夫そうだけど、この魔素には早めに対処した方が良さそうだな」
あまりにも周囲にある魔素量が元の世界と違い過ぎる。
俺はただでさえ魔力量が多い方だから、魔力過多症とかにならないように気をつけないと。
そう思ったから、面倒だけど即席で魔法陣を作成することにした。
ちなみに魔力過多症という病気は冒険者とかが主になりやすい病気だ。
スタンピードの兆候が見られそうな森などの調査に向かい、そこに溢れる大量の魔素に長時間触れていると発症することがあるらしい。
治療法も確立されてはいるものの、こっちだと即対処できる医師もいなさそうだし、自分で予防できるならその方がいいに決まってる。
「取り敢えず体内の魔力量が元の魔力の1.5倍量を超えたら知らせる感じで組めばいいかな?」
実感がなくてもそれを施した魔石が光ればわかるから、都度魔法を使って外に放出すればいいだろうか?
「いや。もしもの時を考えて魔石の方に過剰魔力を溜めていく仕様にしようか」
魔力過多状態に身体が馴染み過ぎないように気を付けていればあの病気は発症しないはずだし、その方が確実に予防に繋がるような気がする。
「これでよしっと」
サクッと手持ちの魔石にそれを施して適当に紐に括りつけ、ネックレスのように首から下げる。
それからすぐに探査魔法でバドや召喚された者達の魔力を探った。
バドの魔力はもうすっかり覚え込んでいるし、向こうからの召喚者達の魔力は軒並みここでは上がっているようだし、あっという間に探査は終わる。
俺の魔力も爆上がりだから他国に散った者達の魔力もあっさり苦労することなく把握することができた。
「良かった。死者はいなさそうだな」
万が一にでも死人が出ていたらどうしようかと思っていたが、そちらに関しては大丈夫そうでホッと安堵の息を吐く。
「さて次はっと…。ああ、バドがこっちに来るな」
たまたま降り立った場所に人けがなかったのをいいことに暫くその場にいたのが功を奏したのか、何やら護衛と思わしき者達を引き連れたバドがバタバタとこちらへやってくる姿が目に飛び込んできた。
「ルース!!」
俺の顔を見てぐしゃっと顔を歪ませたバドが俺の名を呼びながら走ってきて、思わず両手を広げてしまった俺の腕の中へと飛び込んでくる。
「会いたかった……」
ギュッと抱き着きながらそんなことを言われて、胸が締め付けられるような錯覚に襲われる。
「俺も…お前に会いたかった」
気づけばポロリとそんな言葉が俺の口から零れ落ちていて、ジワリと胸が温かくなった。
「もう…会えないかと……」
「来るって言っただろう?」
「でも…」
「約束は守るよ」
「ルース…」
潤んだ目で見つめられて思わず身悶えそうになる。
(可愛っ…)
でもそこで俺はふと我に返った。
(……あれ?俺、これまでどんな顔でバドに接してたっけ?)
久しぶり過ぎて忘れてしまった。
そのせいでなんだか急に気恥ずかしくなって、戸惑いが俺の中へと広がっていく。
(え?前ってこんな感じだったっけ?)
手の位置とかもこれでよかったのかが急にわからなくなって、思わずそっとバドから身を離してしまう。
「んんっ。取り敢えず無事に会えてよかった。えっと…一先ずどこかで話せないか?」
バドとの距離感が思い出せなくて、そのせいで目を合わせるのもなんだか後ろめたくて、つい咳払いをした上で目を逸らしてしまった。
我ながら挙動不審もいいところだ。
だからそんな俺を見てバドがちょっと悲しそうに目を伏せ、暗い表情を浮かべたのには気づいていなかった。
「……わかった。こっちだ。ついてきてくれ」
クルリと踵を返しさっさと歩いていってしまうバド。
きっと俺の態度が気に障ったんだろう。
本当にゴメンとしか言いようがない。
でも何をどう言っていいのかわからないし、護衛の兵達も多々いる中であまりおかしな言動もできないから今は黙ってついて行った方がいいだろうと判断して、俺はひたすらバドの背を追いかけた。
***
バドに案内されてやってきたのは城の一室だった。
やけに広い部屋だし、きっとバドの私室だろうと思ったのだけど、バドの口から飛び出したのはここは俺に用意された部屋とのことで非常に驚いた。
「え?本当に?」
「ああ。滞在中は好きに使って欲しい」
俺の対面のソファに座って紅茶を飲みながらそう言うバドの態度は先程と比べて随分他人行儀になってしまっている。
これもきっと俺の挙動不審な態度のせいだろう。
なんだか居た堪れない。
「隣は俺の部屋だから、何かあったら気軽に言ってくれ」
けれどこの部屋はまさかまさかでバドの部屋の隣だったらしい。
それってもしかして本当なら王子妃用の部屋なのではないだろうか?
そう考えると本当に使っていいのかと言いたくなってしまう。
だって俺は別にバドの妃になるわけじゃないし、どう考えてもおかしいだろう?
「えっと…俺がこの部屋使うのっておかしくないか?」
だからそう言ったのだけど、そう口にした途端バドの顔が苦々しく歪んで、ガチャンと手荒にカップをソーサーへと戻した。
「……皆、下がれ」
そして部屋に控えていた侍女達を全部下げて人払いをしたかと思うと、何故か睨まれながら泣かれた。
(なんでだ?!)
「バ、バド?」
「俺は……本当にお前に会いたかったんだ」
「え?あ、う、うん?」
「離れている間に、お前がマリオン王子とくっつくんじゃないかって…不安でしょうがなかった」
それはまあ確かにそうだろう。
バドがいた時からリオはグイグイ俺に迫っていたし、正直気が気でなかった気持ちもわからなくはない。
でも次いでバドの口から飛び出した言葉には物申したい気持ちでいっぱいだった。
「お前は俺より……マリオン王子を選んだんだな」
「は?!そんなわけないだろう?!」
「嘘を吐け!マリオン王子に気を遣って俺から距離を取ろうとしてるんだろう?!」
(え?!)
まあ一般的に婚約者がいたらそうなるかもしれないけど、バドだって俺とリオの婚約が俺の本意じゃなかったって知ってるはずなのにおかしくないだろうか?
「誤解だ!さっきのは単に急にお前との距離感がわからなくなってああなっただけで…っ!」
「距離感ってなんだ!そんな誤魔化し、聞きたくない!」
「だからっ!誤魔化しとかそういうのじゃなくてっ、久しぶりにお前に会ったから嬉しくて思わず抱きしめたけど、お前が可愛いから、こんなに可愛かったっけって思って、そうしたらどうしていいかわからなくなったんだよ!悪かったな、挙動不審で!!」
真っ赤になりながらそう叫ぶように言って両手で顔を覆ったらバドが急に黙った。
まさかそんなことを言われるとは思ってもみなかったからだろう。
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