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49.戸惑い Side.バド
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多分その光に気づいた者は俺以外にいなかっただろう。
来る日も来る日も『ルースが今日こそここに来るんじゃないか』と焦がれるように外を見続けていた俺だからこそ分かったんだと思う。
淡く優しい光が真昼間に中央神殿の方角で一瞬だけ眩く光ったのを、俺は確かに見た。
「ルース…」
俺はそれを見て胸が弾むのを感じた。
見間違いじゃないかと確認する意味で懐かしいルースの魔力を探る。
するとすぐに慣れ親しんだルースの魔力を感じることができて、泣きたいほど嬉しくなった。
(来てくれた…)
またルースに会える。
それが何よりも嬉しくて俺はすぐさま迎えに行くべく部屋から飛び出したのだが、そんな俺を見て護衛達が慌てて止めに入る。
「王太子殿下!どちらへ?!」
「神殿だ!そこをどけ!」
「お待ちください!王の許可なく城から出ることは禁止されております!すぐに許可を…っ」
「そんなもの、待っていられるか!急ぐんだ!」
そう言ったにもかかわらず酷い足止めを食らい、結局許可が下りるまではと引き留められてイライラしながらその時を待った。
こうしている間にもルースがどこかへ行ってしまうのではないかと気が気でなくて、絶えずルースの気を探ってしまう始末。
こちらに戻ってすぐ医師に診てもらったが、魔素摂取障害の症状はすっかり治まり、こうして魔法も問題なく使えるようになったからこそできる芸当だ。
(早くルースのところに行きたい)
そう思っていたところで大至急迎えに行けという父のお達しが出て、俺は護衛達と共に急いでルースのいるであろう場所へと向かった。
そして辿り着いた先には恋焦がれていたルースの姿があって、泣きたいほど嬉しい気持ちが込み上げて思わずその名を呼んだら、ルースは笑顔で俺を見て両手を広げてくれる。
俺はそれが嬉しくて、迷うことなくその腕の中へと飛び込みその身をギュッと抱きしめた。
(ああ…ルースだ)
ふわりと香る優しくも懐かしい香りとその温もりにホッとする。
「会いたかった……」
夢ではなく現実でまた会える日を待ち焦がれていた。
(ずっとずっと、会いたかったんだ)
そう思いながら気持ちを吐露するように呟けば、ルースの口からも『会いたかった』という言葉が零れ落ちた。
俺とは違うと────そうわかってはいるけど、会いたかったと言われて素直に嬉しくて、つい甘えるように身を寄せてしまう。
「もう…会えないかと……」
「来るって言っただろう?」
「でも…」
「約束は守るよ」
「ルース…」
ルースは俺が好きで会いに来てくれたわけじゃない。
約束だから会いに来てくれた。
でも、それでいい。
今ここにあのライバルである男はいない。
それだけでも邪魔されずに済むと思えて嬉しかった。
なのにルースは何を思ったのか急に態度を改めて、そっと俺から身を離してしまう。
「んんっ。取り敢えず無事に会えてよかった。えっと…一先ずどこかで話せないか?」
取り繕うように咳払いをし、俺から目を逸らしにかかるルース。
もしかしてと嫌な予感が頭を過る。
俺がこちらに戻ってから早ひと月。
その間あの男が大人しくしているはずなんてなかった。
それはつまり一つの可能性を示唆するもので…。
「……わかった。こっちだ。ついてきてくれ」
(嫌だ。認めたくない)
胸の内で嫉妬が激しく渦を巻く。
ルースが自分よりもあの男を選んだという事実がどうしても受け入れがたかった。
だから心を落ち着かせるためにもルースから離れ、ルースのために用意した部屋へと案内すべく俺はスタスタと歩き始めた。
***
部屋へと案内し、ここはルースの部屋だと淡々と述べる俺。
流石にこんなに短時間で気持ちの整理がつくはずもなく、俺はできる限り冷静を装ってなんとか言葉を紡ぐ。
こうでもしないと辛過ぎて泣きそうだった。
(でも…部屋も隣にしてもらったし、ここからでもなんとか挽回できないか?)
諦め悪くそんなことを考えてしまう自分が嫌だ。
でもやはり諦めたくはないし、マリオン王子にルースを渡したくない気持ちが大きかった。
なのにルースはそんな僅かな期待を打ち砕くようにその言葉を口にした。
「えっと…俺がこの部屋使うのっておかしくないか?」
それは俺と明確に距離を置きたいと言われたようなもので、ショックとしか言いようがない言葉だった。
流石に限界だ。
泣きたい。
でも僅かな矜持からなんとか人払いだけは済ませ、ルースを睨みつけた。
悲しくて胸が張り裂けそうで涙があふれて止められない。
折角会えたのに、どうしてルースはこんなに残酷なんだろう?
「バ、バド?」
突然泣き出した俺に驚いたのか、ルースが焦ったように俺に声を掛けてくる。
そんなルースに構わず俺は行き場のない思いを吐き出すように自分の気持ちを口にする。
「俺は……本当にお前に会いたかったんだ」
「え?あ、う、うん?」
「離れている間に、お前がマリオン王子とくっつくんじゃないかって…不安でしょうがなかった」
本当に、不安な一か月だったんだ。
でも離れていて俺が何もできない間にルースはマリオン王子と相思相愛になってしまった。
それが悲しくて悔しくて辛かった。
「お前は俺より……マリオン王子を選んだんだな」
言われなくても態度でわかる。
そう思いながら身を切る思いでそう口にしたのに、ルースの口から飛び出たのはまさかの否定の言葉だった。
「は?!そんなわけないだろう?!」
「嘘を吐け!マリオン王子に気を遣って俺から距離を取ろうとしてるんだろう?!」
「誤解だ!さっきのは単に急にお前との距離感がわからなくなってああなっただけで…っ!」
「距離感ってなんだ!そんな誤魔化し、聞きたくない!」
言い訳なんて聞きたくない。
そう思ったのに────。
「だからっ!誤魔化しとかそういうのじゃなくてっ、久しぶりにお前に会ったから嬉しくて思わず抱きしめたけど、お前が可愛いから、こんなに可愛かったっけって思って、そうしたらどうしていいかわからなくなったんだよ!悪かったな、挙動不審で!!」
そんなことを言い放ち真っ赤になるルースを前にして、俺は一瞬何を言われたのかわからずその場でフリーズしてしまう。
「……っ」
(俺が可愛くて…?)
思わず目の前のルースをマジマジと見つめ、それが誤魔化しのための言葉でも何でもない本音だというのを感じ戸惑いを覚えた。
(……え?)
つまり、別にマリオン王子は関係なかったということなんだろうか?
そう考えてからもう一度先程のルースの言葉を頭の中でリフレインしてみる。
久しぶりに会えて嬉しかった。
可愛いと思ったらどうしていいのかわからなくなった。
そして…距離感が分からなくなった。
それらが示唆することはというと────俺には一つしかない思いつかないのだが…。
(…本当に?)
来る日も来る日も『ルースが今日こそここに来るんじゃないか』と焦がれるように外を見続けていた俺だからこそ分かったんだと思う。
淡く優しい光が真昼間に中央神殿の方角で一瞬だけ眩く光ったのを、俺は確かに見た。
「ルース…」
俺はそれを見て胸が弾むのを感じた。
見間違いじゃないかと確認する意味で懐かしいルースの魔力を探る。
するとすぐに慣れ親しんだルースの魔力を感じることができて、泣きたいほど嬉しくなった。
(来てくれた…)
またルースに会える。
それが何よりも嬉しくて俺はすぐさま迎えに行くべく部屋から飛び出したのだが、そんな俺を見て護衛達が慌てて止めに入る。
「王太子殿下!どちらへ?!」
「神殿だ!そこをどけ!」
「お待ちください!王の許可なく城から出ることは禁止されております!すぐに許可を…っ」
「そんなもの、待っていられるか!急ぐんだ!」
そう言ったにもかかわらず酷い足止めを食らい、結局許可が下りるまではと引き留められてイライラしながらその時を待った。
こうしている間にもルースがどこかへ行ってしまうのではないかと気が気でなくて、絶えずルースの気を探ってしまう始末。
こちらに戻ってすぐ医師に診てもらったが、魔素摂取障害の症状はすっかり治まり、こうして魔法も問題なく使えるようになったからこそできる芸当だ。
(早くルースのところに行きたい)
そう思っていたところで大至急迎えに行けという父のお達しが出て、俺は護衛達と共に急いでルースのいるであろう場所へと向かった。
そして辿り着いた先には恋焦がれていたルースの姿があって、泣きたいほど嬉しい気持ちが込み上げて思わずその名を呼んだら、ルースは笑顔で俺を見て両手を広げてくれる。
俺はそれが嬉しくて、迷うことなくその腕の中へと飛び込みその身をギュッと抱きしめた。
(ああ…ルースだ)
ふわりと香る優しくも懐かしい香りとその温もりにホッとする。
「会いたかった……」
夢ではなく現実でまた会える日を待ち焦がれていた。
(ずっとずっと、会いたかったんだ)
そう思いながら気持ちを吐露するように呟けば、ルースの口からも『会いたかった』という言葉が零れ落ちた。
俺とは違うと────そうわかってはいるけど、会いたかったと言われて素直に嬉しくて、つい甘えるように身を寄せてしまう。
「もう…会えないかと……」
「来るって言っただろう?」
「でも…」
「約束は守るよ」
「ルース…」
ルースは俺が好きで会いに来てくれたわけじゃない。
約束だから会いに来てくれた。
でも、それでいい。
今ここにあのライバルである男はいない。
それだけでも邪魔されずに済むと思えて嬉しかった。
なのにルースは何を思ったのか急に態度を改めて、そっと俺から身を離してしまう。
「んんっ。取り敢えず無事に会えてよかった。えっと…一先ずどこかで話せないか?」
取り繕うように咳払いをし、俺から目を逸らしにかかるルース。
もしかしてと嫌な予感が頭を過る。
俺がこちらに戻ってから早ひと月。
その間あの男が大人しくしているはずなんてなかった。
それはつまり一つの可能性を示唆するもので…。
「……わかった。こっちだ。ついてきてくれ」
(嫌だ。認めたくない)
胸の内で嫉妬が激しく渦を巻く。
ルースが自分よりもあの男を選んだという事実がどうしても受け入れがたかった。
だから心を落ち着かせるためにもルースから離れ、ルースのために用意した部屋へと案内すべく俺はスタスタと歩き始めた。
***
部屋へと案内し、ここはルースの部屋だと淡々と述べる俺。
流石にこんなに短時間で気持ちの整理がつくはずもなく、俺はできる限り冷静を装ってなんとか言葉を紡ぐ。
こうでもしないと辛過ぎて泣きそうだった。
(でも…部屋も隣にしてもらったし、ここからでもなんとか挽回できないか?)
諦め悪くそんなことを考えてしまう自分が嫌だ。
でもやはり諦めたくはないし、マリオン王子にルースを渡したくない気持ちが大きかった。
なのにルースはそんな僅かな期待を打ち砕くようにその言葉を口にした。
「えっと…俺がこの部屋使うのっておかしくないか?」
それは俺と明確に距離を置きたいと言われたようなもので、ショックとしか言いようがない言葉だった。
流石に限界だ。
泣きたい。
でも僅かな矜持からなんとか人払いだけは済ませ、ルースを睨みつけた。
悲しくて胸が張り裂けそうで涙があふれて止められない。
折角会えたのに、どうしてルースはこんなに残酷なんだろう?
「バ、バド?」
突然泣き出した俺に驚いたのか、ルースが焦ったように俺に声を掛けてくる。
そんなルースに構わず俺は行き場のない思いを吐き出すように自分の気持ちを口にする。
「俺は……本当にお前に会いたかったんだ」
「え?あ、う、うん?」
「離れている間に、お前がマリオン王子とくっつくんじゃないかって…不安でしょうがなかった」
本当に、不安な一か月だったんだ。
でも離れていて俺が何もできない間にルースはマリオン王子と相思相愛になってしまった。
それが悲しくて悔しくて辛かった。
「お前は俺より……マリオン王子を選んだんだな」
言われなくても態度でわかる。
そう思いながら身を切る思いでそう口にしたのに、ルースの口から飛び出たのはまさかの否定の言葉だった。
「は?!そんなわけないだろう?!」
「嘘を吐け!マリオン王子に気を遣って俺から距離を取ろうとしてるんだろう?!」
「誤解だ!さっきのは単に急にお前との距離感がわからなくなってああなっただけで…っ!」
「距離感ってなんだ!そんな誤魔化し、聞きたくない!」
言い訳なんて聞きたくない。
そう思ったのに────。
「だからっ!誤魔化しとかそういうのじゃなくてっ、久しぶりにお前に会ったから嬉しくて思わず抱きしめたけど、お前が可愛いから、こんなに可愛かったっけって思って、そうしたらどうしていいかわからなくなったんだよ!悪かったな、挙動不審で!!」
そんなことを言い放ち真っ赤になるルースを前にして、俺は一瞬何を言われたのかわからずその場でフリーズしてしまう。
「……っ」
(俺が可愛くて…?)
思わず目の前のルースをマジマジと見つめ、それが誤魔化しのための言葉でも何でもない本音だというのを感じ戸惑いを覚えた。
(……え?)
つまり、別にマリオン王子は関係なかったということなんだろうか?
そう考えてからもう一度先程のルースの言葉を頭の中でリフレインしてみる。
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