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53.※愛おしい
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一緒に湯船に浸かりながらバドと話をする。
「お前が帰ってから、急に口喧嘩する相手がいなくなったからかなんだか寂しくて、魔法の研究にも身が入らなくなったんだよな」
「…そうか」
「その内ひょっこり手土産持ってきそうな気がしてドアをつい見ちゃったりもしてたし」
「うん」
そう言いながら何故か俺に抱き着くバド。
「そうそう。リオと街歩きをしたな」
「……デートか」
「うっ。怒るなよ?あまりにも俺に元気がないからリオが気を遣って誘ってくれたんだ。気分転換にって」
「それで?気分転換はできたのか?」
「それがさぁ。ついお前ともこうして街を歩きたかったなとか思ってたら気もそぞろになっちゃって、怒ったリオに連れ帰られて抱き潰されたんだよ」
失敗失敗と言ったら物凄く複雑そうな顔をされてしまった。
うん。ゴメン。
こんな話聞きたくないよな?
そう思ったのに、バドは特に機嫌を悪くすることなく腕に力を込めてきた。
「これで無自覚とか…。本当にルースらしいな」
しかもそんな訳の分からないことを言うものだから首を傾げてしまう。
「ちなみに今、ルースはマリオン王子に会いたいか?」
「え?リオ?」
「ああ」
「う~ん。どうだろ?別れ際に泣きそうな顔になってたのは気になるけど、姉上に手紙も渡してきたから大丈夫だとは思うし、なんとか大人しく待っててほしいなとは思ってる、かな?」
まだこちらに来て一日だし、特別会いたいという気持ちは特にないような気がする。
それよりやるべきことをやらないとという気持ちの方が強かったし、バドと再会できた喜びの方が強いかもしれない。
(一か月ぶりだしな)
一日と一か月だったら懐かしさも大違いだろう。
「そうか」
そんな俺の反応に気を良くしたのか、バドは嬉しそうに俺にキスをして、この後抱いて欲しいとはにかむように言ってきた。
(可愛いな)
俺はその言葉に応えるようにキスをして、一緒にベッドへと移動することに。
「んんっ…」
久しぶりの行為に身をこわばらせるバドの緊張をほぐすように優しく愛撫を施し、その緊張をゆっくりゆっくりと緩めてやる。
最近抱かれるばっかりだったからちょっと心配だったけど、ちゃんと俺のモノは勃ったし大丈夫そうだ。
「良かった。リオに毎日抱き潰されてたから、こっち側で勃つかどうか心配だったんだよな」
だからついそんな本音が転がり落ちたんだけど、バドは『最初からそうだったが、ルースはデリカシーの欠片もないな?!』と呆れたように言ってきた。
「しょ、しょうがないだろ?!俺が抱くのってお前だけだし。向こうじゃ確認できなかったんだから!」
「……お前が抱くのは俺だけ?」
「ああ」
「他の誰かを抱きたいと、そうは思わないか?」
「特に思わないな」
「……そうか。うん。じゃあこれからもそうしてくれ」
そう言いながらバドは嬉しそうに俺にキスをしてくる。
でも『ルースのダメなところは年上の俺が教えてやる』と突然言い出し、『ベッドの上で他の男の話をするのはNGだ』と口にして、『わかったか?』と言いながらキスをしてきた。
そんないつもと違う姿に不覚にもきゅんとなる。
珍しい年上らしさを垣間見た気がして、変に意識してしまったのかもしれない。
「わ、わかった…」
おかしい。
これまで俺が常に主導権を握ってきたはずなのに、どうしてこうなった?
でも取り敢えずベッドの上でアレはなかったと反省はしたし、ちゃんとここは謝っておこうと思う。
「ちゃんと気を付ける。ゴメンな」
「ああ」
素直に謝る俺を見てバドが柔らかく笑う。
知ってるようで知らない顔をするバド。
その表情に何故か胸がドキドキして仕方がなかった。
恋とか愛とかそういうのはやっぱり全然わからないけど、これはどういう感情なんだろう?
考えてもわからないから非常に困る。
(まあいいか)
取り敢えず久しぶりのバドとの触れ合いだし、離れていた分だけいっぱい気持ちよくしてやりたい。
「ん…っ」
「は…んっ…ルース……」
バドとのキスは好きだ。
愛撫で恥じらうところは前と変わらず可愛いし、キスを繰り返しているうちに蕩けてくる表情もたまらなく好きだと思った。
懐かしい表情を目にして先程までの気持ちが段々と落ち着いてくる。
「バド。辛くないか?」
「ん…大丈夫だ……」
「そろそろ挿れていいか?」
「ああ。早くルースが欲しい」
その言葉に胸の中に嬉しさが込み上げてくる。
どうしてだろう?
なんだか以前にも増して嬉しいような気がしてならない。
(バドに『欲しい』って言われるのって、こんなに嬉しかったっけ?)
グッと腰を押し付けゆっくりゆっくり負担が少ないように中へと挿入していくと、バドが腰を突き出しながら気持ちよさそうに身を反らす。
「んぁあっ…!ル、ルース…っ!」
「バド。もうちょっと…」
「あ…あああ……っ」
ハフハフと必死に息を整える姿がどうしようもなく可愛くて、何度も何度もキスを落として落ち着かせてやる。
一生懸命俺を受け入れて、やっと落ち着いたところで手を伸ばしてギュッと俺に抱き着いてくる姿は可愛いの一言だ。
俺の名を甘く呼ぶ声も、縋る手も…なんだろう?可愛いし嬉しい。でもちょっと違うような気がしないでもない。
愛おしい?うん。なんだかその言葉がしっくりくる気がする。
一つになってバドの表情をそっと窺うと、どこか幸福感でいっぱいみたいな表情になっていて、そこにはなんだか幸せを嚙み締めているようなそんな雰囲気があった。
単純かもしれないけど、俺と繋がれて嬉しいとバドは思ってくれているんだと思うと、俺も同じように幸せな気持ちになれた気がする。
(そっか。これが『愛おしい』って感情か)
前にチラッと思ったことはあるけど、今日確信したように思う。
ずっと知りたくてわからなかった感情に初めて名前が付いた。
これはある意味進歩だ。
「バド…」
そうやって名を呼ぶと熱い眼差しで俺を見つめてくるバド。
「……っ」
そんなバドに言葉にならない『愛おしい』感情がどんどん溢れて止められない。
何か言葉が出そうで出ない、そんなもどかしい感覚に戸惑いすら覚える。
こんなこと、今まで一度だってなかったのに、どうしたらいいんだろう?
バドなら答えを知っているだろうか?
そう思ったから聞いてみた。
「バド。聞いてもいいか?」
「なんだ?」
さっき年上だし自分が教えてやると言ってくれたバドなら答えを知っているかもしれない。
「その…」
「ん?」
「お前が愛おしいって思った後から、気持ちが溢れて止められないんだ」
「……っ?!」
「それで、なんかこう何か言いたいのに言葉が出そうで出なくて困ってて」
「~~~~っ!!」
「えっと…こういうのって、どう言うのが適切…なんだ?」
教えてくれっておずおずと尋ねたら、何故か真っ赤になりながら両手で顔を覆って、思い切り俺を締め付けてきたんだが?!
「ちょっ、バド?!」
(そんなに締め付けられたらこっちも我慢ができなくなるだろう?!)
「ル、ルースが悪い!」
「なんでだよ?!わからないから聞いただけだろう?!」
「不意打ちにも程がある!…っんぁあっ!」
「教えてくれるって言うから恥を忍んで聞いたのに、そんなこと言うなんて酷くないか?」
「あっ!ル、ルース!教えるっ、教えるからっ!」
ちょっと怒りながらツンツン中を虐めてやると、慌てたように必死にそう言ってくるけど、取り敢えずキュウキュウ締め付けて可愛い声で啼き始めたから我慢できそうにない。
(可愛いな)
もういい。教えてもらうのは後からでいいだろう。
全部可愛いバドが悪いことにしてしまおう。
「はぁぅっ!」
「いっぱい弱いところ、責めてやるからな」
そう言って、俺は久方ぶりの可愛いバドを沢山堪能したのだった。
「お前が帰ってから、急に口喧嘩する相手がいなくなったからかなんだか寂しくて、魔法の研究にも身が入らなくなったんだよな」
「…そうか」
「その内ひょっこり手土産持ってきそうな気がしてドアをつい見ちゃったりもしてたし」
「うん」
そう言いながら何故か俺に抱き着くバド。
「そうそう。リオと街歩きをしたな」
「……デートか」
「うっ。怒るなよ?あまりにも俺に元気がないからリオが気を遣って誘ってくれたんだ。気分転換にって」
「それで?気分転換はできたのか?」
「それがさぁ。ついお前ともこうして街を歩きたかったなとか思ってたら気もそぞろになっちゃって、怒ったリオに連れ帰られて抱き潰されたんだよ」
失敗失敗と言ったら物凄く複雑そうな顔をされてしまった。
うん。ゴメン。
こんな話聞きたくないよな?
そう思ったのに、バドは特に機嫌を悪くすることなく腕に力を込めてきた。
「これで無自覚とか…。本当にルースらしいな」
しかもそんな訳の分からないことを言うものだから首を傾げてしまう。
「ちなみに今、ルースはマリオン王子に会いたいか?」
「え?リオ?」
「ああ」
「う~ん。どうだろ?別れ際に泣きそうな顔になってたのは気になるけど、姉上に手紙も渡してきたから大丈夫だとは思うし、なんとか大人しく待っててほしいなとは思ってる、かな?」
まだこちらに来て一日だし、特別会いたいという気持ちは特にないような気がする。
それよりやるべきことをやらないとという気持ちの方が強かったし、バドと再会できた喜びの方が強いかもしれない。
(一か月ぶりだしな)
一日と一か月だったら懐かしさも大違いだろう。
「そうか」
そんな俺の反応に気を良くしたのか、バドは嬉しそうに俺にキスをして、この後抱いて欲しいとはにかむように言ってきた。
(可愛いな)
俺はその言葉に応えるようにキスをして、一緒にベッドへと移動することに。
「んんっ…」
久しぶりの行為に身をこわばらせるバドの緊張をほぐすように優しく愛撫を施し、その緊張をゆっくりゆっくりと緩めてやる。
最近抱かれるばっかりだったからちょっと心配だったけど、ちゃんと俺のモノは勃ったし大丈夫そうだ。
「良かった。リオに毎日抱き潰されてたから、こっち側で勃つかどうか心配だったんだよな」
だからついそんな本音が転がり落ちたんだけど、バドは『最初からそうだったが、ルースはデリカシーの欠片もないな?!』と呆れたように言ってきた。
「しょ、しょうがないだろ?!俺が抱くのってお前だけだし。向こうじゃ確認できなかったんだから!」
「……お前が抱くのは俺だけ?」
「ああ」
「他の誰かを抱きたいと、そうは思わないか?」
「特に思わないな」
「……そうか。うん。じゃあこれからもそうしてくれ」
そう言いながらバドは嬉しそうに俺にキスをしてくる。
でも『ルースのダメなところは年上の俺が教えてやる』と突然言い出し、『ベッドの上で他の男の話をするのはNGだ』と口にして、『わかったか?』と言いながらキスをしてきた。
そんないつもと違う姿に不覚にもきゅんとなる。
珍しい年上らしさを垣間見た気がして、変に意識してしまったのかもしれない。
「わ、わかった…」
おかしい。
これまで俺が常に主導権を握ってきたはずなのに、どうしてこうなった?
でも取り敢えずベッドの上でアレはなかったと反省はしたし、ちゃんとここは謝っておこうと思う。
「ちゃんと気を付ける。ゴメンな」
「ああ」
素直に謝る俺を見てバドが柔らかく笑う。
知ってるようで知らない顔をするバド。
その表情に何故か胸がドキドキして仕方がなかった。
恋とか愛とかそういうのはやっぱり全然わからないけど、これはどういう感情なんだろう?
考えてもわからないから非常に困る。
(まあいいか)
取り敢えず久しぶりのバドとの触れ合いだし、離れていた分だけいっぱい気持ちよくしてやりたい。
「ん…っ」
「は…んっ…ルース……」
バドとのキスは好きだ。
愛撫で恥じらうところは前と変わらず可愛いし、キスを繰り返しているうちに蕩けてくる表情もたまらなく好きだと思った。
懐かしい表情を目にして先程までの気持ちが段々と落ち着いてくる。
「バド。辛くないか?」
「ん…大丈夫だ……」
「そろそろ挿れていいか?」
「ああ。早くルースが欲しい」
その言葉に胸の中に嬉しさが込み上げてくる。
どうしてだろう?
なんだか以前にも増して嬉しいような気がしてならない。
(バドに『欲しい』って言われるのって、こんなに嬉しかったっけ?)
グッと腰を押し付けゆっくりゆっくり負担が少ないように中へと挿入していくと、バドが腰を突き出しながら気持ちよさそうに身を反らす。
「んぁあっ…!ル、ルース…っ!」
「バド。もうちょっと…」
「あ…あああ……っ」
ハフハフと必死に息を整える姿がどうしようもなく可愛くて、何度も何度もキスを落として落ち着かせてやる。
一生懸命俺を受け入れて、やっと落ち着いたところで手を伸ばしてギュッと俺に抱き着いてくる姿は可愛いの一言だ。
俺の名を甘く呼ぶ声も、縋る手も…なんだろう?可愛いし嬉しい。でもちょっと違うような気がしないでもない。
愛おしい?うん。なんだかその言葉がしっくりくる気がする。
一つになってバドの表情をそっと窺うと、どこか幸福感でいっぱいみたいな表情になっていて、そこにはなんだか幸せを嚙み締めているようなそんな雰囲気があった。
単純かもしれないけど、俺と繋がれて嬉しいとバドは思ってくれているんだと思うと、俺も同じように幸せな気持ちになれた気がする。
(そっか。これが『愛おしい』って感情か)
前にチラッと思ったことはあるけど、今日確信したように思う。
ずっと知りたくてわからなかった感情に初めて名前が付いた。
これはある意味進歩だ。
「バド…」
そうやって名を呼ぶと熱い眼差しで俺を見つめてくるバド。
「……っ」
そんなバドに言葉にならない『愛おしい』感情がどんどん溢れて止められない。
何か言葉が出そうで出ない、そんなもどかしい感覚に戸惑いすら覚える。
こんなこと、今まで一度だってなかったのに、どうしたらいいんだろう?
バドなら答えを知っているだろうか?
そう思ったから聞いてみた。
「バド。聞いてもいいか?」
「なんだ?」
さっき年上だし自分が教えてやると言ってくれたバドなら答えを知っているかもしれない。
「その…」
「ん?」
「お前が愛おしいって思った後から、気持ちが溢れて止められないんだ」
「……っ?!」
「それで、なんかこう何か言いたいのに言葉が出そうで出なくて困ってて」
「~~~~っ!!」
「えっと…こういうのって、どう言うのが適切…なんだ?」
教えてくれっておずおずと尋ねたら、何故か真っ赤になりながら両手で顔を覆って、思い切り俺を締め付けてきたんだが?!
「ちょっ、バド?!」
(そんなに締め付けられたらこっちも我慢ができなくなるだろう?!)
「ル、ルースが悪い!」
「なんでだよ?!わからないから聞いただけだろう?!」
「不意打ちにも程がある!…っんぁあっ!」
「教えてくれるって言うから恥を忍んで聞いたのに、そんなこと言うなんて酷くないか?」
「あっ!ル、ルース!教えるっ、教えるからっ!」
ちょっと怒りながらツンツン中を虐めてやると、慌てたように必死にそう言ってくるけど、取り敢えずキュウキュウ締め付けて可愛い声で啼き始めたから我慢できそうにない。
(可愛いな)
もういい。教えてもらうのは後からでいいだろう。
全部可愛いバドが悪いことにしてしまおう。
「はぁぅっ!」
「いっぱい弱いところ、責めてやるからな」
そう言って、俺は久方ぶりの可愛いバドを沢山堪能したのだった。
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