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62.告白 Side.バド&ルルナス
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ルースに好きだと告白された。
ルースがこちらに来てから早三週間。
無自覚ながら俺を好きだと思ってくれているのはちゃんと知っていたものの、まさかこんなに早く自覚して告白してもらえるなんて思いもよらなかったから、凄く驚いてしまった。
年単位も覚悟していただけに夢じゃないかと疑ったくらいだ。
ここ最近を振り返ってみると、手を繋ぐことが増え、一緒に出掛けることが増えた。
勿論それは召喚者達に会いに行くという理由があってのことだが、半分はデート感覚だったと言ってもいいかもしれない。
少なくとも俺はそうだった。
出会った当初のルースならきっと手は繋いでくれず、一人で地図を片手にスタスタ歩いていっていたと思うし、俺に笑いかけるなんてそもそもしなかったと思う。
『ちんたらせずさっさと行くぞ!時間は有限なんだからな!』くらい言ってきてたとも思う。
でも今のルースは俺の手を取り、指まで絡めて同じ歩調で歩いてくれる。
『バドは何が好きだ?』と、俺を知りたいとばかりに好みをわざわざ訊いてくれる。
これまでなら自己完結していたようなことでも『バドはどう思う?』とか『バドの考えも教えてくれ』なんて口にしてくれるようになった。
俺を尊重してくれるようになったルース。
そんな風に少しずつ変わっていくルースを傍で見て、その成長が嬉しくもあり、眩しくもあった。
自分もこんな風に少しでも成長できているだろうか?
ルースが呆れないほどには成長したい。
そう思ったから改めて国政の勉強をしたいと思い、図書室へと向かった。
その間ルースは例の魔法陣について書かれた本をじっくり読みこんだり、新しい魔法を思いつくままノートに書いたりと好きに過ごしていた。
ある意味平和な時間を二人で過ごし、夜は毎日抱いてもらう日々。
こんなにも毎日抱かれる日がやってくるなんて再会するまで思ってもみなかっただけに、未だに夢の中にいるんじゃないかと思ってしまう時があるほどだった。
だからルースの告白もその延長線上に感じて、やっぱり夢だったのかと思ってしまったのだ。
ルースが国に帰ってしまうタイミングというのもまた、それに輪をかけたのだろう。
でも結果的にそれは夢でも何でもなく現実で、ルースは俺が好きだと言ってくれた。
愛してると言って何度も何度もキスをくれた。
感無量とはこのことだろうか?
嬉しすぎて涙が零れ落ちた。
そこからは思いをぶつけ合うように溶け合って、沢山ルースに愛してもらった。
これまでも散々抱かれてきたけれど、なんと言うか、ルースが好きだと伝えてくるように抱いてきたのは初めてだったように思う。
これまではどちらかというと『沢山気持ちよくしてやる』という感じだったのが、余裕なんてかなぐり捨てて、好きだと全身で訴えてきていた。
そのせいで俺は疑う余地すら一切なく、ルースに溺れまくった。
そして俺はあっさりと思ったんだ。
これだけ思ってくれているのなら戻っても大丈夫だろうと。
きっとマリオン王子はそう簡単にルースを諦めたりはしないだろう。
でも、今のルースなら大丈夫な気がした。
ちゃんと俺の元に戻ってくると言ってくれたルースを信じよう。
そんな思いで俺は光に包み込まれるルースを笑顔で見送った。
***
【Side.ルルナス】
白光に包まれ、ふわりと浮かんだ感覚がおさまってから目を開けると、そこは見慣れた自国の城にある中庭だった。
夜の冷えた空気と、あちらとは違う薄い魔素の気配に『ああ、帰ってきたんだな』と実感する。
そんな俺に声を掛けてくる者があった。
「ルル?」
見るとそこには驚いたように立つリオの姿があって、どうやら夜の散歩中だったらしい。
「リオ。ただいま」
「……おかえり」
どこか懐かしむような不思議な表情になるリオに首を傾げていると、フッと笑ってそっと近づいてきてそのままふわりと肩掛けを羽織らせてくれる。
「寒いだろう?温かくしていないと風邪を引くぞ?」
「ありがとう」
思っていたのとは違うリオの様子にどこかでホッとしつつ笑顔で礼を言う。
「リオ。急にいなくなってゴメンな」
「……ああ」
そう言うや否やそっと優しく抱き寄せられて『無事でよかった』と安堵したように告げられる。
心配をかけたようで申し訳ない。
でもこの分なら落ち着いて話ができそうだと思い、俺は時間が大丈夫なら少し話したいと伝え、近くのベンチへと移動した。
「姉上から手紙を受け取ったと思うけど、やっぱり向こうに行って実際に召喚された人達と会ったのは正解だったと思う」
バドだけだと全然信用してもらえなかったからと言ったら『それはそうだろう』とバッサリ言われた。
「普通に考えてあの人攫いの国の言葉を真面に聞くものなどほぼいないだろう」
「う…ま、まあそうなんだ。だから俺が行って良かったなと」
それからこちらに戻ってきたのは打ち合わせのためで、再度向こうに行く予定だということも話し、今度はちゃんとリオに『行かせてほしい』と言ってみた。
「……本当は行って欲しくないが、どうせルルは何を言われても行く気なんだろう?」
しかもそんなことまで言われてしまう。
まあその通りなんだけど。
「ああ」
「じゃあ止めても無駄じゃないか」
「ゴメン」
本当に無駄な話をしてしまって申し訳ない限りだ。
でもそんな俺をリオはまるで憑き物が落ちたかのように穏やかに見て、『わかった』と了承の言葉を口にする。
そして思いがけないことを言ってきた。
「その代わり、ルルに頼みたいことがある」
「なんだ?」
「明日、きっとジードリオ王子がルルにノートを渡してくると思うんだ」
「ノート?」
「そう。俺のことが詳細に書かれたノートだ。できればそれを俺にもらえないか?」
(リオのことが書かれたノート?なんだそれ?)
不思議に思って首を傾げていると、種明かしのようにリオはここ数週間の話を教えてくれる。
曰く、ジードリオ兄上が幻影魔法で俺の身代わりをしてくれていて、リオはそれに気づいていないふりを続けていたということを。
「えぇぇ……?」
正直驚き過ぎて言葉が出ない。
でも元々が俺が急にいなくなったせいでリオが魔力暴走を引き起こしたのが原因らしいので、何も文句は言えない。
兄はずっと俺に扮してフォローに入ってくれていて、リオとの時間を過ごしながらノートに色々書き留めてくれていたのだとか。
どうやらそれを見てみたいらしい。
「それにしても…兄上も思い切ったことをしたなぁ」
最初だけなら兎も角、リオならすぐに気づくとわかりそうなものだけど、全く気づかなかったんだろうか?
「リオは素直に騙されてくれるタイプじゃないことくらい分かると思うんだけど」
「ジードリオ王子は俺のそういう面は知らないんだから仕方がない」
「あ~…兄上は基本的に子供は子供って見てるところがあるしな」
「でもそんなジードリオ王子の優しさに俺は救われたよ」
「そっか。それならよかった」
そういうことなら兄のやったことも無駄ではなかったと思えて、自然と笑顔が零れ落ちた。
そんな俺に、リオが思い切ったように声を掛けてくる。
「ルル」
「ん?」
「…………正直に答えてほしい」
その言葉に思わずハッとしてリオを見た。
聞かれることがなんとなく分かったからだ。
「ルルは俺よりあの男の方が好きか?」
真剣な目で問われ、俺は誤魔化すことなく素直に頷いた。
「ああ。俺はバドが好きだ」
「それは…もう覆ることはないんだな?」
「ああ。ゴメン」
リオには辛い言葉だと思う。
でもこうして自分から聞いてきたからにはきっとケジメをつけたかったんだろうと思い、ちゃんと真剣に答えを返した。
「いや…いいんだ」
リオは落ち込んだようにはしたものの、バドが帰った後の俺の様子や俺が向こうに行ってしまったことなどからある程度覚悟はしていたらしい。
「振られる覚悟はちゃんとできていた。こんな風に落ち着いて聞けたのもきっとジードリオ王子のお陰だと思う」
泣きそうな顔でそう言われたけど、今度はちゃんと受け止められると口にしたリオの表情はしっかりと前を向いているように見えたし、これなら大丈夫だろうとも思えた。
そしてリオはそっとベンチから立ち上がり、『さっきのノートの件は忘れないでくれ』と言ってそのまま去っていく。
後に取り残された俺は一仕事終えた後のように深く溜息を吐いて、リオがそこまで欲しがるノートには一体何が書かれてあるんだろうと思いながら自室へと戻ったのだった。
ルースがこちらに来てから早三週間。
無自覚ながら俺を好きだと思ってくれているのはちゃんと知っていたものの、まさかこんなに早く自覚して告白してもらえるなんて思いもよらなかったから、凄く驚いてしまった。
年単位も覚悟していただけに夢じゃないかと疑ったくらいだ。
ここ最近を振り返ってみると、手を繋ぐことが増え、一緒に出掛けることが増えた。
勿論それは召喚者達に会いに行くという理由があってのことだが、半分はデート感覚だったと言ってもいいかもしれない。
少なくとも俺はそうだった。
出会った当初のルースならきっと手は繋いでくれず、一人で地図を片手にスタスタ歩いていっていたと思うし、俺に笑いかけるなんてそもそもしなかったと思う。
『ちんたらせずさっさと行くぞ!時間は有限なんだからな!』くらい言ってきてたとも思う。
でも今のルースは俺の手を取り、指まで絡めて同じ歩調で歩いてくれる。
『バドは何が好きだ?』と、俺を知りたいとばかりに好みをわざわざ訊いてくれる。
これまでなら自己完結していたようなことでも『バドはどう思う?』とか『バドの考えも教えてくれ』なんて口にしてくれるようになった。
俺を尊重してくれるようになったルース。
そんな風に少しずつ変わっていくルースを傍で見て、その成長が嬉しくもあり、眩しくもあった。
自分もこんな風に少しでも成長できているだろうか?
ルースが呆れないほどには成長したい。
そう思ったから改めて国政の勉強をしたいと思い、図書室へと向かった。
その間ルースは例の魔法陣について書かれた本をじっくり読みこんだり、新しい魔法を思いつくままノートに書いたりと好きに過ごしていた。
ある意味平和な時間を二人で過ごし、夜は毎日抱いてもらう日々。
こんなにも毎日抱かれる日がやってくるなんて再会するまで思ってもみなかっただけに、未だに夢の中にいるんじゃないかと思ってしまう時があるほどだった。
だからルースの告白もその延長線上に感じて、やっぱり夢だったのかと思ってしまったのだ。
ルースが国に帰ってしまうタイミングというのもまた、それに輪をかけたのだろう。
でも結果的にそれは夢でも何でもなく現実で、ルースは俺が好きだと言ってくれた。
愛してると言って何度も何度もキスをくれた。
感無量とはこのことだろうか?
嬉しすぎて涙が零れ落ちた。
そこからは思いをぶつけ合うように溶け合って、沢山ルースに愛してもらった。
これまでも散々抱かれてきたけれど、なんと言うか、ルースが好きだと伝えてくるように抱いてきたのは初めてだったように思う。
これまではどちらかというと『沢山気持ちよくしてやる』という感じだったのが、余裕なんてかなぐり捨てて、好きだと全身で訴えてきていた。
そのせいで俺は疑う余地すら一切なく、ルースに溺れまくった。
そして俺はあっさりと思ったんだ。
これだけ思ってくれているのなら戻っても大丈夫だろうと。
きっとマリオン王子はそう簡単にルースを諦めたりはしないだろう。
でも、今のルースなら大丈夫な気がした。
ちゃんと俺の元に戻ってくると言ってくれたルースを信じよう。
そんな思いで俺は光に包み込まれるルースを笑顔で見送った。
***
【Side.ルルナス】
白光に包まれ、ふわりと浮かんだ感覚がおさまってから目を開けると、そこは見慣れた自国の城にある中庭だった。
夜の冷えた空気と、あちらとは違う薄い魔素の気配に『ああ、帰ってきたんだな』と実感する。
そんな俺に声を掛けてくる者があった。
「ルル?」
見るとそこには驚いたように立つリオの姿があって、どうやら夜の散歩中だったらしい。
「リオ。ただいま」
「……おかえり」
どこか懐かしむような不思議な表情になるリオに首を傾げていると、フッと笑ってそっと近づいてきてそのままふわりと肩掛けを羽織らせてくれる。
「寒いだろう?温かくしていないと風邪を引くぞ?」
「ありがとう」
思っていたのとは違うリオの様子にどこかでホッとしつつ笑顔で礼を言う。
「リオ。急にいなくなってゴメンな」
「……ああ」
そう言うや否やそっと優しく抱き寄せられて『無事でよかった』と安堵したように告げられる。
心配をかけたようで申し訳ない。
でもこの分なら落ち着いて話ができそうだと思い、俺は時間が大丈夫なら少し話したいと伝え、近くのベンチへと移動した。
「姉上から手紙を受け取ったと思うけど、やっぱり向こうに行って実際に召喚された人達と会ったのは正解だったと思う」
バドだけだと全然信用してもらえなかったからと言ったら『それはそうだろう』とバッサリ言われた。
「普通に考えてあの人攫いの国の言葉を真面に聞くものなどほぼいないだろう」
「う…ま、まあそうなんだ。だから俺が行って良かったなと」
それからこちらに戻ってきたのは打ち合わせのためで、再度向こうに行く予定だということも話し、今度はちゃんとリオに『行かせてほしい』と言ってみた。
「……本当は行って欲しくないが、どうせルルは何を言われても行く気なんだろう?」
しかもそんなことまで言われてしまう。
まあその通りなんだけど。
「ああ」
「じゃあ止めても無駄じゃないか」
「ゴメン」
本当に無駄な話をしてしまって申し訳ない限りだ。
でもそんな俺をリオはまるで憑き物が落ちたかのように穏やかに見て、『わかった』と了承の言葉を口にする。
そして思いがけないことを言ってきた。
「その代わり、ルルに頼みたいことがある」
「なんだ?」
「明日、きっとジードリオ王子がルルにノートを渡してくると思うんだ」
「ノート?」
「そう。俺のことが詳細に書かれたノートだ。できればそれを俺にもらえないか?」
(リオのことが書かれたノート?なんだそれ?)
不思議に思って首を傾げていると、種明かしのようにリオはここ数週間の話を教えてくれる。
曰く、ジードリオ兄上が幻影魔法で俺の身代わりをしてくれていて、リオはそれに気づいていないふりを続けていたということを。
「えぇぇ……?」
正直驚き過ぎて言葉が出ない。
でも元々が俺が急にいなくなったせいでリオが魔力暴走を引き起こしたのが原因らしいので、何も文句は言えない。
兄はずっと俺に扮してフォローに入ってくれていて、リオとの時間を過ごしながらノートに色々書き留めてくれていたのだとか。
どうやらそれを見てみたいらしい。
「それにしても…兄上も思い切ったことをしたなぁ」
最初だけなら兎も角、リオならすぐに気づくとわかりそうなものだけど、全く気づかなかったんだろうか?
「リオは素直に騙されてくれるタイプじゃないことくらい分かると思うんだけど」
「ジードリオ王子は俺のそういう面は知らないんだから仕方がない」
「あ~…兄上は基本的に子供は子供って見てるところがあるしな」
「でもそんなジードリオ王子の優しさに俺は救われたよ」
「そっか。それならよかった」
そういうことなら兄のやったことも無駄ではなかったと思えて、自然と笑顔が零れ落ちた。
そんな俺に、リオが思い切ったように声を掛けてくる。
「ルル」
「ん?」
「…………正直に答えてほしい」
その言葉に思わずハッとしてリオを見た。
聞かれることがなんとなく分かったからだ。
「ルルは俺よりあの男の方が好きか?」
真剣な目で問われ、俺は誤魔化すことなく素直に頷いた。
「ああ。俺はバドが好きだ」
「それは…もう覆ることはないんだな?」
「ああ。ゴメン」
リオには辛い言葉だと思う。
でもこうして自分から聞いてきたからにはきっとケジメをつけたかったんだろうと思い、ちゃんと真剣に答えを返した。
「いや…いいんだ」
リオは落ち込んだようにはしたものの、バドが帰った後の俺の様子や俺が向こうに行ってしまったことなどからある程度覚悟はしていたらしい。
「振られる覚悟はちゃんとできていた。こんな風に落ち着いて聞けたのもきっとジードリオ王子のお陰だと思う」
泣きそうな顔でそう言われたけど、今度はちゃんと受け止められると口にしたリオの表情はしっかりと前を向いているように見えたし、これなら大丈夫だろうとも思えた。
そしてリオはそっとベンチから立ち上がり、『さっきのノートの件は忘れないでくれ』と言ってそのまま去っていく。
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