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69.すべてが覆った日 Side.スルーダ国王
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それはまさに考えたことすらない、青天の霹靂とも言える出来事そのものだった。
息子であるバドが異世界の優秀な王子を誑し込み、こちらへと連れてきたのを受け、是が非でもこの国に縛り付けようと思い、契約という名の婚姻届けにサインまでさせ、これで万事安泰だと上機嫌に日々を送っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?
その日の午後の昼下がり、いつもと変わらず執務を執り行い、いつも通りの平穏な時間を過ごしていた。
そんな自分の元へ、今日は聖女様はいらっしゃらないのかという問い合わせが入った。
どうせ教会だろうと思いその時はそう伝えたが、その後もちらほらと異世界人が今日は休業しているようだという話が聞こえてきた。
医者も、商人も、騎士も、他にも次々耳へと飛び込んでくる。
一人や二人なら兎も角、こんなことは初めての事。
流石に一体どういうことだと訝しく思いすぐに調べさせると、どうやら一つ所に集まっているようだという情報が入ってきた。
異世界人達には大抵護衛という名の監視がついているため、そこ経由で情報は入ってくるし、まず間違いはないだろう。
場所は特に怪しい場所というわけではなく、憩いの場として開放されている街の中心地。噴水広場だという。
皆そこにまるで待ち合わせのように集まり、そわそわしながら誰かを待っているらしい。
すぐさま馬車を出しそこへと向かうと、確かにそこにはこれまで召喚されてきた者達が一堂に揃っていた。
「これは何事だ!」
問い詰めるようにそう声を上げると、様子を窺っていた平民達は空気を呼んだのかササッと彼らから距離を取り、ひそひそしながら一定の距離で囲うように輪を作った。
そのせいで真ん中にある噴水付近には必然的に召喚者達だけが残る形となった。
ザッと見る限り特に武器の類を手にしている者はいないようだが、何故か召喚された当初の服を着ている者が殆どだ。
(……?何が目的で集まった?)
服装以外、特に気になる点はない。
敢えて言うなら国を出たはずの者の姿もあるということくらいだろうか?
とは言え、何かを企んでいるとしてもこちらには多数の騎士達もいるため、取り押さえろと言えば即座に彼らを取り押さえることはできるだろう。
周囲も平民達が集まっているためしっかりと囲まれている。
逃げることは難しいはず。
そう思ったからこそ焦ることなく話しかけた。
「お前達。今日は皆集まっているようだが、異世界人の集まりでもあるのか?」
そう問うた自分に、誰も口を開こうとはしない。
ただどこか嬉しそうに笑みを浮かべるばかりだ。
それからどれくらいそうしていただろうか?
そこへルルナス王子がやってきた。
「皆!揃っているか?」
「はい!全員揃っています!」
「そうか」
こちらを無視し話が勝手に進んでいく。
どうやら彼らの待ち人はルルナス王子だったらしい。
彼は儀式を通すことなく、ただ一人自力で異世界へと渡ってきた者だが────。
それを思い出し、嫌な予感が頭を過った。
(もしや……)
そう考えると共に私は即座に動き、ルルナス王子の手首をガシッと掴んだ。
「ルルナス王子!もしやこれは…っ」
そこまで言った時だった。
ルルナス王子がこれまでの無邪気にも見える笑みと全く異なる笑みをその顔へと浮かべたのを確かに見た。
そして『時間だ』という言葉と共に見たこともない魔法陣が辺り一面へと広がって眩い光を放ちだす。
「なっ?!」
あっと言う間にその光は召喚者達の姿を包み込み、何が起ころうとしているのかをこちらへと伝えてきた。
「つ、捕まえろ!!誰一人として異世界へ帰すな!!」
「残念。もう手遅れだ」
ルルナス王子の姿は消えることなく目の前にあったが、他の者達の姿は騎士達が触れる前に全て光と共に消失し、後には誰一人として残されてはいなかった。
「こんな…こんな馬鹿な……」
まさに一瞬の出来事。
これまで長き年月をかけ毎年召喚してきた者達が、ほんの瞬きの間に全ていなくなってしまった。
その衝撃は大きい。
「いつまでも俺達が黙っていると思ったら大間違いだ。同胞は返してもらったぞ?」
冷たく響くルルナス王子の声。
「よ、よくもっ!よくもこのようなっ…!」
我が国の利になる王子だと思った。
御しやすい、子供だと思っていた。
それなのに────!
逆上して攻撃しようと魔法を唱える。
「『猛き炎よ、目の前の愚かなる者に…』」
「『解除』『範囲魔法。加重、重力三倍』」
「ぐはっ…!」
あっさりと発動途中の魔法がキャンセルされ、逆に重力が身の上へと襲い掛かってくる。
周囲を見渡すとこの辺り一帯の者達が全て地へと押さえつけられていた。
「いや~こっちは魔素が豊富だから魔法使い放題で嬉しいな?」
「ぐ…ぐぅうっ……」
目の前にいるのは悪魔か何かだろうか?
まさかこれほど規格外の魔法を使ってくるなんて思いもしなかった。
「さて、交渉といこうか?」
そして神の如き美しく残酷な笑みを浮かべ、ルルナス王子はこちらへと向かいあり得ないことを言い放つ。
「取り敢えず、王位を第二王子に譲ってもらって、退位しようか?」
「な、何を…!」
普通ここで交渉するなら『バドを王座につけろ』ではないのだろうか?
「その上で求めるのはバドと俺の身の安全の確保。それ以外を求める気はない」
「う、嘘を吐け!これだけのことをしでかして、それで終わるはずがなかろう?!」
何を企んでいると睨みつけると、ルルナス王子は更にあり得ないことを言い出した。
「企んでることと言えば魔素を使った魔法文明の発展、かな?正直こっちの人達はこの豊富な魔素を全く活用してないだろう?流石に勿体なさすぎるし、邪魔な王様を排除して好き勝手に発展させちゃいたいなと」
その言葉に度肝を抜かれたのは自分だけではない。
それはある意味こちらにとって良いことづくめの話ではないのだろうか?
召喚者達が全ていなくなったのは痛手だが、それ以上にプラスが期待できるのではなかろうか?
「ま、それもバドがいなかったらやる気はないし、危害を加えられた時点でさっさと引き上げるけど」
『どうする?』と笑顔で言い放たれ、私はブルリと身震いしてしまう。
これでは退位せざるを得ないではないか。
「ちなみに退位せずとも安全を保証すればよいのではないか?」
「ハハッ!本気で言っているのか?流石に召喚者達を全員奪われた責任は生じるだろう?責任はトップがとるものだ」
そこは諦めろと言われ、私はガックリと肩を落とした。
確かに言われてみればその通りかもしれない。
そして召喚者達を帰した当本人を重用すべくバドを王に据えて、その伴侶としてルルナス王子を据えれば反発は少なからず出てくるはず。
それを踏まえての先の条件というわけだ。
「……わかった。私は責任を取り退位し、王位をビージーへと譲り、バドには大公の位を与えよう」
それで全てが丸く収まるのならその条件を飲まざるを得ない。
こうして我々は異世界の王子の掌の上で踊らされ、国を半ば明け渡すことになったのだった。
息子であるバドが異世界の優秀な王子を誑し込み、こちらへと連れてきたのを受け、是が非でもこの国に縛り付けようと思い、契約という名の婚姻届けにサインまでさせ、これで万事安泰だと上機嫌に日々を送っていたのに、どうしてこんなことになったのだろう?
その日の午後の昼下がり、いつもと変わらず執務を執り行い、いつも通りの平穏な時間を過ごしていた。
そんな自分の元へ、今日は聖女様はいらっしゃらないのかという問い合わせが入った。
どうせ教会だろうと思いその時はそう伝えたが、その後もちらほらと異世界人が今日は休業しているようだという話が聞こえてきた。
医者も、商人も、騎士も、他にも次々耳へと飛び込んでくる。
一人や二人なら兎も角、こんなことは初めての事。
流石に一体どういうことだと訝しく思いすぐに調べさせると、どうやら一つ所に集まっているようだという情報が入ってきた。
異世界人達には大抵護衛という名の監視がついているため、そこ経由で情報は入ってくるし、まず間違いはないだろう。
場所は特に怪しい場所というわけではなく、憩いの場として開放されている街の中心地。噴水広場だという。
皆そこにまるで待ち合わせのように集まり、そわそわしながら誰かを待っているらしい。
すぐさま馬車を出しそこへと向かうと、確かにそこにはこれまで召喚されてきた者達が一堂に揃っていた。
「これは何事だ!」
問い詰めるようにそう声を上げると、様子を窺っていた平民達は空気を呼んだのかササッと彼らから距離を取り、ひそひそしながら一定の距離で囲うように輪を作った。
そのせいで真ん中にある噴水付近には必然的に召喚者達だけが残る形となった。
ザッと見る限り特に武器の類を手にしている者はいないようだが、何故か召喚された当初の服を着ている者が殆どだ。
(……?何が目的で集まった?)
服装以外、特に気になる点はない。
敢えて言うなら国を出たはずの者の姿もあるということくらいだろうか?
とは言え、何かを企んでいるとしてもこちらには多数の騎士達もいるため、取り押さえろと言えば即座に彼らを取り押さえることはできるだろう。
周囲も平民達が集まっているためしっかりと囲まれている。
逃げることは難しいはず。
そう思ったからこそ焦ることなく話しかけた。
「お前達。今日は皆集まっているようだが、異世界人の集まりでもあるのか?」
そう問うた自分に、誰も口を開こうとはしない。
ただどこか嬉しそうに笑みを浮かべるばかりだ。
それからどれくらいそうしていただろうか?
そこへルルナス王子がやってきた。
「皆!揃っているか?」
「はい!全員揃っています!」
「そうか」
こちらを無視し話が勝手に進んでいく。
どうやら彼らの待ち人はルルナス王子だったらしい。
彼は儀式を通すことなく、ただ一人自力で異世界へと渡ってきた者だが────。
それを思い出し、嫌な予感が頭を過った。
(もしや……)
そう考えると共に私は即座に動き、ルルナス王子の手首をガシッと掴んだ。
「ルルナス王子!もしやこれは…っ」
そこまで言った時だった。
ルルナス王子がこれまでの無邪気にも見える笑みと全く異なる笑みをその顔へと浮かべたのを確かに見た。
そして『時間だ』という言葉と共に見たこともない魔法陣が辺り一面へと広がって眩い光を放ちだす。
「なっ?!」
あっと言う間にその光は召喚者達の姿を包み込み、何が起ころうとしているのかをこちらへと伝えてきた。
「つ、捕まえろ!!誰一人として異世界へ帰すな!!」
「残念。もう手遅れだ」
ルルナス王子の姿は消えることなく目の前にあったが、他の者達の姿は騎士達が触れる前に全て光と共に消失し、後には誰一人として残されてはいなかった。
「こんな…こんな馬鹿な……」
まさに一瞬の出来事。
これまで長き年月をかけ毎年召喚してきた者達が、ほんの瞬きの間に全ていなくなってしまった。
その衝撃は大きい。
「いつまでも俺達が黙っていると思ったら大間違いだ。同胞は返してもらったぞ?」
冷たく響くルルナス王子の声。
「よ、よくもっ!よくもこのようなっ…!」
我が国の利になる王子だと思った。
御しやすい、子供だと思っていた。
それなのに────!
逆上して攻撃しようと魔法を唱える。
「『猛き炎よ、目の前の愚かなる者に…』」
「『解除』『範囲魔法。加重、重力三倍』」
「ぐはっ…!」
あっさりと発動途中の魔法がキャンセルされ、逆に重力が身の上へと襲い掛かってくる。
周囲を見渡すとこの辺り一帯の者達が全て地へと押さえつけられていた。
「いや~こっちは魔素が豊富だから魔法使い放題で嬉しいな?」
「ぐ…ぐぅうっ……」
目の前にいるのは悪魔か何かだろうか?
まさかこれほど規格外の魔法を使ってくるなんて思いもしなかった。
「さて、交渉といこうか?」
そして神の如き美しく残酷な笑みを浮かべ、ルルナス王子はこちらへと向かいあり得ないことを言い放つ。
「取り敢えず、王位を第二王子に譲ってもらって、退位しようか?」
「な、何を…!」
普通ここで交渉するなら『バドを王座につけろ』ではないのだろうか?
「その上で求めるのはバドと俺の身の安全の確保。それ以外を求める気はない」
「う、嘘を吐け!これだけのことをしでかして、それで終わるはずがなかろう?!」
何を企んでいると睨みつけると、ルルナス王子は更にあり得ないことを言い出した。
「企んでることと言えば魔素を使った魔法文明の発展、かな?正直こっちの人達はこの豊富な魔素を全く活用してないだろう?流石に勿体なさすぎるし、邪魔な王様を排除して好き勝手に発展させちゃいたいなと」
その言葉に度肝を抜かれたのは自分だけではない。
それはある意味こちらにとって良いことづくめの話ではないのだろうか?
召喚者達が全ていなくなったのは痛手だが、それ以上にプラスが期待できるのではなかろうか?
「ま、それもバドがいなかったらやる気はないし、危害を加えられた時点でさっさと引き上げるけど」
『どうする?』と笑顔で言い放たれ、私はブルリと身震いしてしまう。
これでは退位せざるを得ないではないか。
「ちなみに退位せずとも安全を保証すればよいのではないか?」
「ハハッ!本気で言っているのか?流石に召喚者達を全員奪われた責任は生じるだろう?責任はトップがとるものだ」
そこは諦めろと言われ、私はガックリと肩を落とした。
確かに言われてみればその通りかもしれない。
そして召喚者達を帰した当本人を重用すべくバドを王に据えて、その伴侶としてルルナス王子を据えれば反発は少なからず出てくるはず。
それを踏まえての先の条件というわけだ。
「……わかった。私は責任を取り退位し、王位をビージーへと譲り、バドには大公の位を与えよう」
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