黒衣の魔道士

オレンジペコ

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主な登場人物

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★黒魔道士 → 基本的に自分の欲望に忠実で、遊びを楽しんだり自由を好む。悪だろうとなんだろうと利用できるものは何でも受け入れる傾向がある。割と寛容であっさりした性格の者が多い。

☆白魔道士 → 基本的に自分の正義を貫くので、悪と判断したものに対しては厳しい。割と潔癖で融通が利かない者が多い。




・クレイ=レイン
優秀な黒魔道士。
黒衣を纏う23才の黒髪の青年。
他に類を見ないほど魔力が高く非常に優れた魔道士ではあるが、人付き合いは不得手。
美しい紫の瞳を持っているが、普段は魔法で青く見せ隠している。

◇クレイの主な眷属達◇
ヒュース…ロックウェルにつけられた古参の眷属
コート…クレイが子供の頃から一緒にいる古参の眷属
バルナ…同じくクレイが子供の頃から一緒にいる古参の眷属
カルディア…クレイが家を出てから契約した古参の眷属
ミラン…同じくクレイが家を出てから契約した古参の眷属
レオ…比較的新しい眷属で、最近まで眠っていた。


・ロックウェル=グロリアス
アストラス国の王宮魔道士長を務める優秀な白魔道士。
24才の銀髪の青年。
クレイの想い人。
後に眷属を従える(キサラとヴァリアーク)。


・シリィ=ラーク
王宮の白魔道士で第一部隊に所属するロックウェルの部下。
18才の小柄な少女。
隣国の王子ライアードの(元)婚約者。
クレイの事が好き。


・ライアード=リュミエール
隣国ソレーユの第二王子で、ロイドの主人(26才)。
プラチナブロンドの長髪を緩く編み背へと流す長身の男性。
シリィの(元)婚約者。
変わった性癖の持ち主。


・ロイド
隣国ソレーユの21才の黒魔道士。
一見無害そうに見える優しげなヘーゼル・アイの持ち主だが、プライドが高く口も悪い。
昔はボロスと名乗っていたが、その能力の高さからライアードに召し上げられ、お抱え黒魔道士となった。
新魔法を開発するのが好き。
クレイに惚れこんでいる。
ナッシュ、パウロ、アラン、ダートはじめ、全部で11体の眷属を抱えている。


・サシェ=ラーク
王宮で働く官吏。
シリィの姉で絶世の美女。


・ファル
40過ぎのベテラン魔道士。
クレイが家を出た直後に知り合い、魔道士としてのあれこれを教えてくれた恩人。
豪快な性格で人が好く、情報通。


・レノバイン=アート
高い魔力を有し、ドラゴンの化身と称されたアストラス国の初代国王。
美しいアメジストの瞳を持つ。


・ブランシュ=アート
クレイの本当の父親で、現アストラス国王。
紺藍に近い紫の瞳を持つ。


・ハインツ=アート
王と側室クララとの間に生まれたアストラス国の第五王子。
魔力を秘めた紫の瞳を持つ14才(→15才)の少年。
王命でルイという名の世話役がつき、常に身の安全が図られている。
後に気の合う眷属を従える(ルルカスとライラ)。


・ショーン
王宮の『魔法薬物研究開発室』室長。
王からの依頼をこなす茶色いくせ毛の陽気な男。


・フェルネス
アストラス国の元魔道士長。
王妃の命令でハインツに呪を掛けていた張本人。


・ターシェ=アート
アストラス国王妃。
4人の王子がいるが、いずれも不貞の果てに産んだ子。
相手は国王の義弟(国王の妹の伴侶)。


・ルドルフ=アート
王妃の息子でアストラス国の第一王子。
紺藍の瞳を持つ28才の青年。
魔力はないが、その分国政を学んだり剣技を磨いたりと自分なりに頑張っている努力家。


・リーネ
王宮の黒魔道士で第一部隊に所属するロックウェルの部下。
魔道士長の座を狙っている。


・ドルト=レイン
現国王の右腕として働く大貴族。
レイン家の当主でクレイが尊敬する育ての親。


・ミシェル=リュミエール
ソレーユの皇太子でライアードの兄(29才)。
アイスブロンドの髪を持つ美丈夫。
粘着質な面はあるが基本的に努力家で真面目。
ロイドを目の敵にしている。
アルバートのことが昔から好き。


・ジャスティン=オルター
ミシェルの親友で騎士。
ミシェルを庇い20才の若さでこの世を去った。
アルバートの兄。


・アルバート=オルター
ソレーユの第一騎士団所属の騎士。
ジャスティンの弟で25才。
アッシュブラウンの柔らかな髪と緑の瞳を持つ。
ミシェルの事が昔から好き。




↓上記メイン以外の主な登場人物達↓

◆アストラス国◆

・ミュラ=レイン
クレイの母。
レイン家に嫁いだ貴族の娘。


・サイナス=アート
王妃の息子でアストラス国の第二王子。
紺藍の瞳を持つ27才の青年。
常に優秀な兄の下で比べられていたため兄に対して劣等感がある。


・ニコラス=アート
王妃の息子でアストラス国の第三王子。
紺藍の瞳を持つ25才の青年。


・ノーティアス=アート
王妃の息子でアストラス国の第四王子。
紺藍の瞳を持つ24才の青年。


◇王宮の魔道士◇
<第一部隊> 白黒魔道士混合での40名構成
アレス…冷静な性格の白魔道士
シオン…軽い性格の白魔道士
レアーノ…シオンとよく一緒にいる明るい白魔道士。彼女募集中。
アリア…厳しい性格の女白魔道士
ベリル…生真面目な性格の女白魔道士
ルーシュ…クレイの話を聞きに行った黒魔道士の一人
サイファ…クレイの話を聞きに行った黒魔道士の一人
メロウ…クレイの話を聞きに行った黒魔道士の一人
メリッサ…クレイに頼まれてシュバルツに色気指導をした女黒魔道士
カサドラ…ルドルフの花嫁候補の一人である女黒魔道士


<第二部隊> 白魔道士のみの60名構成
カイン…第二部隊の部隊長。黒魔道士排除派のメンバー。
コーネリア…第一部隊に入れる実力がありながら現在の地位に留まる女白魔道士。ロックウェルが好き。
ドルイット
クール
フィリップ
シャーロット


<第三部隊> 黒魔道士のみの50名構成
カルロ…リーネの前に部隊長だった黒魔道士。
レーチェ…初の部隊長の座を狙っていた女黒魔道士。ルドルフの花嫁候補の一人。
レイス…眷属を四体抱えているが三体眠らせ実力を隠しているスパイ黒魔道士。
ソフィア…貴族に見初められた新人女黒魔道士。


【ショーンの部下】
ジュリー…ルドルフの花嫁候補の内の一人
ミシェイラ…ルドルフの花嫁候補の内の一人


・アイリス
クレイ達の昔の仲間の内の一人で女白魔道士。
クレイが好きで、毎年トルテッティから帰る度にクレイを誘っていたセフレ的存在。


・ローラ
同じくクレイ達の昔の仲間の一人で女白魔道士。
ロックウェルの初めての彼女で、アイリスの友人。


・アルブロス
アストラスの大臣の一人。初代レノバイン王の崇拝者。



◆ソレーユ国◆

・アンドレ…アストラスとの魔道士交流会でソレーユの魔道士代表を務めた実力者。


・ティア=リュミエール
ミシェルの妻。
ストロベリーブロンドの髪と赤い瞳を持つ気の強そうな美女。
宰相の娘でプライドは高い。
ミシェルとの間に利発な7才の息子がいる。


・リルフェ=リュミエール
ミシェルの妻。
青みがかった銀髪と深いマリンブルーの瞳を持つおっとりとした美女。
外交大臣の娘で、ティアに取り入りつつほぼ彼女に決まっていたミシェルの妻の座へと割り込み、首尾よく皇太子妃へとおさまった。
ティアの息子と生まれが半年違いの息子がいる。


・ステファン=フォルト
新しくミシェルのお抱え白魔道士となったアストラスの貴族。
ロックウェルの幼馴染兼元恋人。



◆トルテッティ国◆

・アベル=シュネーヴァイス
身分を隠してアストラス国内で修業中のトルテッティ国の皇太子。
流しの高位の白魔道士としてアストラスの貴族の中ではそれなりに名が知られている。
インテリ眼鏡で美しい外見を持ってはいるが、性格が極悪。


・フローリア=シュネーヴァイス
アベルの妹でトルテッティ国の姫。(19才)
絹糸のような真っ直ぐで美しい金の髪を持つ。
シュバルツのセフレ。


・シュバルツ=シュネーヴァイス
トルテッティの王弟の息子で、アベルとフローリアの従兄弟にあたる。(20才)
同じく綺麗な金の髪と白皙の美貌の持ち主。
実は魔法研究が趣味。
ロイドにベタ惚れとなる。


・グスター…アストラスとの魔道士交流会で魔道士代表を務めたトルテッティの魔道士総括長。


・ミシェル=シュネーヴァイス
トルテッティの王弟。シュバルツの父。
白魔道士至上主義で、ロイドのことを嫌っている。






※随時必要に応じて追加予定。

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