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第一部 アストラス編~王の落胤~
15.※捕食
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サシェを助けシリィへと引き渡した後クレイが背を向けたのを受け、ロックウェルは考えるよりも先に体が動いていた。
ずっと…あの日からクレイの事を考えていた。
ずっと…あの表情が頭に引っ掛かって離れなかった。
正直何を話せばいいのかなんてわからない。
けれど何か話さなければと、何かに追い立てられるように追い掛け、気が急くままに名を呼んだ。
そうやって折角意を決して呼び止めたのにもかかわらず、クレイは自分の話など一切聞いてはくれなかった。
何故呼び止めたのか────尋ねすらしてくれなかった。
どうしていつもこいつは自分の思い通りにならないのだろう?
今回の件だってそうだ。
逃げたと思えばこっそり裏から手を貸してきていた。
これでは薄情者と切り捨てることすらできないではないか。
「クレイ…お前は一体私をどうしたいんだ?」
「え?」
壁に追い込まれ、驚きに目を見開いたクレイに全く悪気がないことは理解できたが、心を占めるこの存在をメチャクチャにしてやりたい衝動をどうしても抑えることができなかった。
どうあっても自分と同じ土俵に立たせることが困難なのであれば、いっそ自分の手で落としてやろうか?
(そうだ。堕ちればいい…)
そしてそう考えた瞬間、ロックウェルの中で何かが音を立てて壊れた気がした。
そっとクレイへと手を伸ばし、固まったままのクレイの頤を持ち上げる。
(そう言えば昔言っていたな…)
あれは淫魔退治の時だっただろうか?
『魔力が乗った口づけに思わず陶酔しそうになって焦った』と確か言っていたように思う。
あの時は気をつけろよと頭を叩いて叱咤したが────。
(使えるかもしれないな)
そう考えてそっと自分の魔力を口に含ませた。
そしてそのまま綺麗に引き結ばれたその唇へと口づけ、そっと魔力を送り込む。
驚いて逃げようと身をよじったのは一瞬で、クレイはそのまま身を任せるかのように陶然とした表情を見せた。
「んっ…んんっ…」
舌を絡ませ思うさま口内をなぶるとクレイの表情は少し苦しげに歪んだが、それでも気持ちいい方が上回るのか、強請るように自分を引き寄せてくる。
(これは…予想以上だな)
まさかクレイがこれほど素直に自分を受け入れるとは思っても見なかった。
(…可愛い)
まるで酔ったかのように甘えてくるその姿が普段のクレイとは全く違っていて、思わずそんな考えに憑りつかれてしまう。
(…驚いたな。本気でクレイに欲情した)
これまで男を抱いたこともあるが、これほど欲情したことなど一度としてなかった。
それなのに────。
目の前にいるのは色気を振り撒く美味しそうな兎のようにしか見えなかった。
だからそっと唇を離して艶やかに微笑みながらクレイを誘う。
「クレイ…私のものになれ」
本気で────自分のものにしたいと思った。
けれどその言葉にクレイは先程までのうっとりとした表情から一気に正気へと返ってしまう。
「…なっ!ふざけるな!」
当然かもしれない。
元々友人だと思っていた相手に突然そんな話を振られても信じられないのだろう。
けれどそんな悪態も今の自分には何も響かない。
「俺はもう二度とお前には会うつもりはない!」
「…………」
「今回だって、お前の前に姿を現す気はなかったんだ!」
そんな可愛げのないことを言ってきたクレイに嗜虐心が擽られる。
(また…私から逃げようというのか…)
それを許せるほど今の自分は甘くはない。
これほどまでに心が囚われて仕方がないと言うのに────逃がすはずがないではないか。
「…言いたいことはそれだけか?」
「……っ!」
グッと詰まったクレイに余裕の笑みを見せながらロックウェルがその細腰を囲い込む。
「私はもう二度とお前を逃がさない」
「…?!」
「あの日、お前が私の前から去ってからずっとお前の事ばかり考えていた」
「それはっ…!」
「そうだ。あの時はお前との壊れた友情を思っての事だった」
「なら…」
どこかホッとしたような表情に思わずクスリと笑いが込み上げる。
これから告げる言葉でクレイはどんな表情を見せてくれるのだろうか?
「だが今は違う」
「?」
「お前に欲情した」
「は…?」
「だからこのままもう二度と逃げないようにお前を私のものにしたい」
「ふ、ふざけるな!俺は男だぞ?!」
案の定からかわれていると思ったのか、クレイは激昂した。
けれどそれさえも予想の範囲内でしかない。
「知っている」
それでも欲しいのだと────一体どう言えばわかってもらえるのだろうか?
「付き合いきれるか!」
そう言ってクレイが逃げようとしたが既にその身は腕の中。
「離せ!」
「嫌だ」
「…吹き飛ばされたくなければ離れろ」
ギッと自分を睨み付けながらクレイが真っ直ぐに自分を見つめてくる。
そんな姿に心が歓喜に震えてしまった。
(そうだ。もっとお前の心を私に見せてくれ…)
「お前にそれができるのか?」
そうだクレイにはそんなことはできない。
いや…魔法でやろうと思えばいくらでもできるだろう。
けれどクレイは自分に対して…絶対にそんなことはしないと確信を持って言える自分がいた。
「私に脅しは効かない」
「……!」
予想通り悔しそうに歯噛みするクレイが可愛く思えて仕方がない。
そのまま無理矢理部屋へと連れ込み、躊躇なく寝台へと押し倒す。
「やめろ…ロックウェル」
腕の中で震えながら懇願し始めたクレイには構わず、ゆっくりと追い詰めていく。
黒衣から覗くその白いうなじに口づけ吸い上げるとクレイが甘い声を上げた。
「ふっ…うっ…」
意外にも感じやすいようだ。
これならば責め甲斐もある。
ロックウェルはニッと笑うとそのまままたクレイへと口づけ思考を溶かすかのようにその唇を激しく貪った。
「んっ…はぁ…」
その隙にゆっくりと彼が身に纏う全てを剥いでいく。
吸い付くような白い肌に手を滑らせ、弱いところを探るとすぐに敏感に反応が返ってきた。
「や、やめろ…っ」
紅潮した顔で嫌だと言われても煽られているようにしか見えないのに…。
「お前は黙って私に抱かれていればいい」
胸の突起に舌を這わせ、甘く噛みながらそう告げるとクレイの身がふるりと震えた。
「だ…れが…!」
大人しく抱かれてなどやらないとばかりに睨み上げてくるクレイがどうしてこれほど愛しく感じてしまうのだろうか?
いつも飄々としてどこか遠くにいるような彼が、今だけは真っ直ぐに自分だけを見ている。
例え怒りとは言え感情を剥き出しにして自分を見つめてくれている。
(ずっと…これが欲しかったんだ)
どんなに望んでも与えられなかったそれが今、自分の目の前にある。
クレイの自分に対する素直なその感情をずっとずっと感じたかった。
こうすることでそれを感じられると言うのなら────。
「ずっとお前をこの腕の中に閉じ込めていたいものだな」
「何を……あっ…!」
「可愛がってやるから、もっと私にお前のその感情を見せてくれ」
「やっ…!!」
どこまでも堕ちればいい。自分の元へ────。
犯し尽くしてその身を全て自分のものにできたなら、やっと私はお前に対する劣等感を拭えるような気がするんだ。
「はぁ…っ、ロックウェル!!」
「ほら、気持ちいいだろう?」
快楽に染まる肌が、揺れる腰が、たまらなく自分を誘う。
泣き顔も、負けないと言わんばかりの眼差しも、その口から上がる嬌声も…全て今は私だけのものだ。
「あっ…あぅ…はっ…」
「クレイ…もっと、もっとだ」
「やっ…もう…やめてくれ…」
「ここを…こうしたら気持ちいいだろう?」
「やぁ…!それ、は、……ひぁっ!!」
ふるふると震えながら絶頂に飛ぶクレイを愛おしそうに見つめながらロックウェルは満足げに笑った。
「逃がしてなどやらない。お前は私のものだ」
誰にも渡さない。
お前が他の誰かを見つめることも許さない。
「これで…お前は私以外を見つめない…。そうだろう?」
自分を犯した相手に憎しみを抱けば、お前は真っ直ぐにこちらだけを見るだろう。
それはずっと望んでいたことと同義だ。
(私を見ろ。クレイ…)
そうすれば私の心は救われるんだ────。
「あっ…あぁあぁあっ!」
腕の中で喘ぐクレイを捕食しながら、ロックウェルは妖しく微笑んだ。
ずっと…あの日からクレイの事を考えていた。
ずっと…あの表情が頭に引っ掛かって離れなかった。
正直何を話せばいいのかなんてわからない。
けれど何か話さなければと、何かに追い立てられるように追い掛け、気が急くままに名を呼んだ。
そうやって折角意を決して呼び止めたのにもかかわらず、クレイは自分の話など一切聞いてはくれなかった。
何故呼び止めたのか────尋ねすらしてくれなかった。
どうしていつもこいつは自分の思い通りにならないのだろう?
今回の件だってそうだ。
逃げたと思えばこっそり裏から手を貸してきていた。
これでは薄情者と切り捨てることすらできないではないか。
「クレイ…お前は一体私をどうしたいんだ?」
「え?」
壁に追い込まれ、驚きに目を見開いたクレイに全く悪気がないことは理解できたが、心を占めるこの存在をメチャクチャにしてやりたい衝動をどうしても抑えることができなかった。
どうあっても自分と同じ土俵に立たせることが困難なのであれば、いっそ自分の手で落としてやろうか?
(そうだ。堕ちればいい…)
そしてそう考えた瞬間、ロックウェルの中で何かが音を立てて壊れた気がした。
そっとクレイへと手を伸ばし、固まったままのクレイの頤を持ち上げる。
(そう言えば昔言っていたな…)
あれは淫魔退治の時だっただろうか?
『魔力が乗った口づけに思わず陶酔しそうになって焦った』と確か言っていたように思う。
あの時は気をつけろよと頭を叩いて叱咤したが────。
(使えるかもしれないな)
そう考えてそっと自分の魔力を口に含ませた。
そしてそのまま綺麗に引き結ばれたその唇へと口づけ、そっと魔力を送り込む。
驚いて逃げようと身をよじったのは一瞬で、クレイはそのまま身を任せるかのように陶然とした表情を見せた。
「んっ…んんっ…」
舌を絡ませ思うさま口内をなぶるとクレイの表情は少し苦しげに歪んだが、それでも気持ちいい方が上回るのか、強請るように自分を引き寄せてくる。
(これは…予想以上だな)
まさかクレイがこれほど素直に自分を受け入れるとは思っても見なかった。
(…可愛い)
まるで酔ったかのように甘えてくるその姿が普段のクレイとは全く違っていて、思わずそんな考えに憑りつかれてしまう。
(…驚いたな。本気でクレイに欲情した)
これまで男を抱いたこともあるが、これほど欲情したことなど一度としてなかった。
それなのに────。
目の前にいるのは色気を振り撒く美味しそうな兎のようにしか見えなかった。
だからそっと唇を離して艶やかに微笑みながらクレイを誘う。
「クレイ…私のものになれ」
本気で────自分のものにしたいと思った。
けれどその言葉にクレイは先程までのうっとりとした表情から一気に正気へと返ってしまう。
「…なっ!ふざけるな!」
当然かもしれない。
元々友人だと思っていた相手に突然そんな話を振られても信じられないのだろう。
けれどそんな悪態も今の自分には何も響かない。
「俺はもう二度とお前には会うつもりはない!」
「…………」
「今回だって、お前の前に姿を現す気はなかったんだ!」
そんな可愛げのないことを言ってきたクレイに嗜虐心が擽られる。
(また…私から逃げようというのか…)
それを許せるほど今の自分は甘くはない。
これほどまでに心が囚われて仕方がないと言うのに────逃がすはずがないではないか。
「…言いたいことはそれだけか?」
「……っ!」
グッと詰まったクレイに余裕の笑みを見せながらロックウェルがその細腰を囲い込む。
「私はもう二度とお前を逃がさない」
「…?!」
「あの日、お前が私の前から去ってからずっとお前の事ばかり考えていた」
「それはっ…!」
「そうだ。あの時はお前との壊れた友情を思っての事だった」
「なら…」
どこかホッとしたような表情に思わずクスリと笑いが込み上げる。
これから告げる言葉でクレイはどんな表情を見せてくれるのだろうか?
「だが今は違う」
「?」
「お前に欲情した」
「は…?」
「だからこのままもう二度と逃げないようにお前を私のものにしたい」
「ふ、ふざけるな!俺は男だぞ?!」
案の定からかわれていると思ったのか、クレイは激昂した。
けれどそれさえも予想の範囲内でしかない。
「知っている」
それでも欲しいのだと────一体どう言えばわかってもらえるのだろうか?
「付き合いきれるか!」
そう言ってクレイが逃げようとしたが既にその身は腕の中。
「離せ!」
「嫌だ」
「…吹き飛ばされたくなければ離れろ」
ギッと自分を睨み付けながらクレイが真っ直ぐに自分を見つめてくる。
そんな姿に心が歓喜に震えてしまった。
(そうだ。もっとお前の心を私に見せてくれ…)
「お前にそれができるのか?」
そうだクレイにはそんなことはできない。
いや…魔法でやろうと思えばいくらでもできるだろう。
けれどクレイは自分に対して…絶対にそんなことはしないと確信を持って言える自分がいた。
「私に脅しは効かない」
「……!」
予想通り悔しそうに歯噛みするクレイが可愛く思えて仕方がない。
そのまま無理矢理部屋へと連れ込み、躊躇なく寝台へと押し倒す。
「やめろ…ロックウェル」
腕の中で震えながら懇願し始めたクレイには構わず、ゆっくりと追い詰めていく。
黒衣から覗くその白いうなじに口づけ吸い上げるとクレイが甘い声を上げた。
「ふっ…うっ…」
意外にも感じやすいようだ。
これならば責め甲斐もある。
ロックウェルはニッと笑うとそのまままたクレイへと口づけ思考を溶かすかのようにその唇を激しく貪った。
「んっ…はぁ…」
その隙にゆっくりと彼が身に纏う全てを剥いでいく。
吸い付くような白い肌に手を滑らせ、弱いところを探るとすぐに敏感に反応が返ってきた。
「や、やめろ…っ」
紅潮した顔で嫌だと言われても煽られているようにしか見えないのに…。
「お前は黙って私に抱かれていればいい」
胸の突起に舌を這わせ、甘く噛みながらそう告げるとクレイの身がふるりと震えた。
「だ…れが…!」
大人しく抱かれてなどやらないとばかりに睨み上げてくるクレイがどうしてこれほど愛しく感じてしまうのだろうか?
いつも飄々としてどこか遠くにいるような彼が、今だけは真っ直ぐに自分だけを見ている。
例え怒りとは言え感情を剥き出しにして自分を見つめてくれている。
(ずっと…これが欲しかったんだ)
どんなに望んでも与えられなかったそれが今、自分の目の前にある。
クレイの自分に対する素直なその感情をずっとずっと感じたかった。
こうすることでそれを感じられると言うのなら────。
「ずっとお前をこの腕の中に閉じ込めていたいものだな」
「何を……あっ…!」
「可愛がってやるから、もっと私にお前のその感情を見せてくれ」
「やっ…!!」
どこまでも堕ちればいい。自分の元へ────。
犯し尽くしてその身を全て自分のものにできたなら、やっと私はお前に対する劣等感を拭えるような気がするんだ。
「はぁ…っ、ロックウェル!!」
「ほら、気持ちいいだろう?」
快楽に染まる肌が、揺れる腰が、たまらなく自分を誘う。
泣き顔も、負けないと言わんばかりの眼差しも、その口から上がる嬌声も…全て今は私だけのものだ。
「あっ…あぅ…はっ…」
「クレイ…もっと、もっとだ」
「やっ…もう…やめてくれ…」
「ここを…こうしたら気持ちいいだろう?」
「やぁ…!それ、は、……ひぁっ!!」
ふるふると震えながら絶頂に飛ぶクレイを愛おしそうに見つめながらロックウェルは満足げに笑った。
「逃がしてなどやらない。お前は私のものだ」
誰にも渡さない。
お前が他の誰かを見つめることも許さない。
「これで…お前は私以外を見つめない…。そうだろう?」
自分を犯した相手に憎しみを抱けば、お前は真っ直ぐにこちらだけを見るだろう。
それはずっと望んでいたことと同義だ。
(私を見ろ。クレイ…)
そうすれば私の心は救われるんだ────。
「あっ…あぁあぁあっ!」
腕の中で喘ぐクレイを捕食しながら、ロックウェルは妖しく微笑んだ。
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