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第一章
ユーマ 義父の背
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大空は、何処までも広く。自分が何処に居るのかさえ分からなくなる様な不安さえ覚える自由を感じさせた。
だけど、その不安を解消させてくれる大きな背中に僕は乗っている。
龍のお義父さんである紅蓮さん。
不思議な方なんだ。僕がこれまで一番の幸せを感じたあの瞬間、ファーリエルさんと過ごした時を思い出させてくれる温かさをしていた。
突然襲われて、突然息子にならないかと持ち掛けられて、不思議な事が沢山だったけれど、それ等の提案の何処にも悪意は無かった。
人は、今の僕には人は少し怖い。例え悪意が無くても、信じる事を嫌だと思ってしまっている。
だけど、信じたいと思ってはいるんだ。信じられるようになりたいと、だから、もう一度此処から始めようと思う。
龍の父である紅蓮さんと一緒に、この世界を巡って、幸せを見付けるんだ。
『どうだユーマ、空は』
吹きすさぶ風を義父さんの巨大な身体が切り進み、厚みのある音を僕の耳に届けている中でもその声はしっかりと僕に届いた。
以前、僕は大自然を駆け廻った。その中で見付けた楽しさや美しさもあったし、野生の動物の恐ろしさも知った。だけど、この大空は知らない。
他の動物達すら避けて通る龍の義父さん、世界の広さを思い知らされる景色だった。
遠くには海が見えるのに、そこに至るのにどれ程の時間が掛かるのかも分からない、手前に幾つか見える街は堅牢な砦を中心に置いた物もあれば、階段の様に建物が連なっている場所もあった。
幾つもの街が見えた。そこで住まう人々も、チラと見えた。
恐怖を―――感じた。
義父さんがそれを感じ取ってくれたのか、一瞬だけそよ風が僕の頬を撫でた。その気持ち良さが、僕の心から濁った霧を吹き飛ばしてくれた。
それでも霧は生まれ続けるけれど、確かに僕の心はその時優しさに触れた事で気が楽になった。
『ユーマ?』
「うん…ありがとう義父さん…」
小さくつぶやいた言葉だけれど、義父さんには聞こえているだろう。
それが分かっているけれど、言葉にする。感謝の想いを抱きながら、想いと言葉の二つを伝える。
「広いと感じました。高いと感じました。僕がこれまで暮らしていたあのアジトが狭く感じてしまう程に…こんなにも広いんですね、世界は」
『…世界はもっと広い、これは我等の住まう大陸と、球状をしている星の一部を見ているに過ぎない』
世界が球状であると言われても、地に足を付けてみた景色と、こうして空高くから見た景色とでは説得力が違った。
「走るのとは違いますし、ただ立っているだけじゃ見れない景色…」
近いと思っていた場所は振り返らなければ見えない程に、遠いと思っていた場所はすぐに足元に、地を走る生物を飛び越えて、切立った山々も飛び越えて、辿り着く事が出来る場所へ、辿り付ける場所の先へ、義父さんの羽は僕を連れて行ってくれる。
「高くて怖い…そう思わなくて安心できる環境なら、こんなにも空は、感動を与えてくれるんですね」
僕は、狭い所が怖いし、暗い所も怖い、高い所も怖ければ、今では人がいる所も怖い、だけど…。
「あ…そっか…僕は今…」
思った事をそのまま口に出す事に疑いは無かった。それが真実だから隠しておく事も意味は無い事だ。
「義父さんの背中にいるから…怖くないんだ…」
この数日間、日中は義父さんの背で空を飛び、夜の帳が辺りを包めば安全な場所に降りて一緒に眠ってくれた。
義父さんだけなら、夜の間でも安全に飛び回る事が出来るけれど、その事を尋ねてみたら、
『夜は、ユーマが景色を見れぬであろう?』
と、返してくれた。
義父さんにとっては当然の事の様だったけれど、僕にはその答えがとても嬉しかった。
義父さんは、信奉者という義父さんを崇めていた人々に突然裏切られて、我が子の卵を割られ、殺され、住処を荒らされたと話してくれた。
どうして義父さんは、そんな酷い事があった後なのに僕に優しくする事が出来るんだろう。
義父さんは決して代わりに僕を養子にした訳では無いと話してくれたけれど、それならどうして僕を養子にしてくれたのだろう。
そんな些細な疑問は、いつの間にか霧散していた。
義父さんがくれる優しさが、暖かさが、そういう冷たい疑念を暖かさで溶かしてくれて、僕は自然と義父さんの事をいつの間にか信頼して…頼りにしていた。
もしも、義父さんがいなければ、あの場で命の危険を覚え無ければ僕は自分の幸せを再び願う事も無かったかもしれない。
義父さんには、感謝してもしきれない事が沢山ある。きっとそれは、これからも増えていく。
ふと、義父さんから恥じらいの感情が流れて来た。
恥じらい、くすぐったさを孕んだ感情なのに、何処か暖かくて…義父さんからまた暖かさを貰った。
義父さんは父に…義父さんの息子である僕にとってはお爺ちゃんに当たる人に会いに行くと言っていた。
僕は…その人に孫として見てもられるのかな…。
もしもそうなら、僕にはお爺ちゃんが出来る事になるんだ。
生前、一度も会う事の無かった祖父。
手紙でただ一文、
―――生まれて来た事を恥じよ―――
そう送って来た祖父。
それでも僕は…あの時、嬉しかったんだ。
だって、僕が手紙を貰ったのは後にも先にも祖父の手紙ただ一枚だから、例えその内容が酷い物だとしても、誰かからの手紙というそれだけの理由でずっと大事にしていた。
今思う事は、あの時、僕に人の感情を読み取る能力が無くて良かったと言う事…。
僕に物に込められた感情を読み取る力があるかどうかは知らない…だけど、もしもそんな力が過去の僕に備わっていたとしたら…。
考えた瞬間、僕の身体は震えた。恐怖と、嫌悪と、悲しみに―――。
再び、風が頬を撫でた。
義父さんの気遣い…違う。優しさが、再び僕を癒してくれる。
その背に触れてみれば、僕とは違う。種族から違う龍の力強い鱗が熱を感じさせる。
僕もいつか…義父さんの様に優しくて大きな男性に…誰かに優しい風を届けられる様な存在になれるだろうか。
『そうか、空は雄大か…我ら龍では思い付かぬ感想だな、我らにとっては当然の景色、幼少の頃に知る景色だ…だが、そうか、ユーマにとっては新鮮か』
嬉しそうに喉を鳴らした義父さんは、一度大きく羽ばたいた。周囲の風に何かしたのか、一際大きく風の音が辺りに響き速度を上げた。
『それならば、天にて視界に収める蒼の景色が空だけではない事を教えねばなるまいな!』
広げられた翼が風を切り、大陸から飛び出した義父さんの身体は海上へとその身を躍らせた。
海。
初めて見る一面の海水、地に広がる蒼、いや、それを地と表現するのは間違いだろう。
それならば海はどう表現すればいいのか、そんな疑問が胸に沸いた。
『海では休める場も無い、速度を上げ、次なる大陸へと移るぞ!』
「は―――はい!」
その悩みすら置き去りにする速度で、義父さんは飛ぶ。
向かう先は別の大陸。
底に何が待つのか、僕はまだ知らない。
だけど待つまでも無く。今の僕には暖かさを与えてくれる義父さんが付いてくれている。
その暖かさから得られる勇気と心地よさなら、僕は知っている。
だからきっと、この先に待っていると信じるんだ。幸せが待っていると。
だけど、その不安を解消させてくれる大きな背中に僕は乗っている。
龍のお義父さんである紅蓮さん。
不思議な方なんだ。僕がこれまで一番の幸せを感じたあの瞬間、ファーリエルさんと過ごした時を思い出させてくれる温かさをしていた。
突然襲われて、突然息子にならないかと持ち掛けられて、不思議な事が沢山だったけれど、それ等の提案の何処にも悪意は無かった。
人は、今の僕には人は少し怖い。例え悪意が無くても、信じる事を嫌だと思ってしまっている。
だけど、信じたいと思ってはいるんだ。信じられるようになりたいと、だから、もう一度此処から始めようと思う。
龍の父である紅蓮さんと一緒に、この世界を巡って、幸せを見付けるんだ。
『どうだユーマ、空は』
吹きすさぶ風を義父さんの巨大な身体が切り進み、厚みのある音を僕の耳に届けている中でもその声はしっかりと僕に届いた。
以前、僕は大自然を駆け廻った。その中で見付けた楽しさや美しさもあったし、野生の動物の恐ろしさも知った。だけど、この大空は知らない。
他の動物達すら避けて通る龍の義父さん、世界の広さを思い知らされる景色だった。
遠くには海が見えるのに、そこに至るのにどれ程の時間が掛かるのかも分からない、手前に幾つか見える街は堅牢な砦を中心に置いた物もあれば、階段の様に建物が連なっている場所もあった。
幾つもの街が見えた。そこで住まう人々も、チラと見えた。
恐怖を―――感じた。
義父さんがそれを感じ取ってくれたのか、一瞬だけそよ風が僕の頬を撫でた。その気持ち良さが、僕の心から濁った霧を吹き飛ばしてくれた。
それでも霧は生まれ続けるけれど、確かに僕の心はその時優しさに触れた事で気が楽になった。
『ユーマ?』
「うん…ありがとう義父さん…」
小さくつぶやいた言葉だけれど、義父さんには聞こえているだろう。
それが分かっているけれど、言葉にする。感謝の想いを抱きながら、想いと言葉の二つを伝える。
「広いと感じました。高いと感じました。僕がこれまで暮らしていたあのアジトが狭く感じてしまう程に…こんなにも広いんですね、世界は」
『…世界はもっと広い、これは我等の住まう大陸と、球状をしている星の一部を見ているに過ぎない』
世界が球状であると言われても、地に足を付けてみた景色と、こうして空高くから見た景色とでは説得力が違った。
「走るのとは違いますし、ただ立っているだけじゃ見れない景色…」
近いと思っていた場所は振り返らなければ見えない程に、遠いと思っていた場所はすぐに足元に、地を走る生物を飛び越えて、切立った山々も飛び越えて、辿り着く事が出来る場所へ、辿り付ける場所の先へ、義父さんの羽は僕を連れて行ってくれる。
「高くて怖い…そう思わなくて安心できる環境なら、こんなにも空は、感動を与えてくれるんですね」
僕は、狭い所が怖いし、暗い所も怖い、高い所も怖ければ、今では人がいる所も怖い、だけど…。
「あ…そっか…僕は今…」
思った事をそのまま口に出す事に疑いは無かった。それが真実だから隠しておく事も意味は無い事だ。
「義父さんの背中にいるから…怖くないんだ…」
この数日間、日中は義父さんの背で空を飛び、夜の帳が辺りを包めば安全な場所に降りて一緒に眠ってくれた。
義父さんだけなら、夜の間でも安全に飛び回る事が出来るけれど、その事を尋ねてみたら、
『夜は、ユーマが景色を見れぬであろう?』
と、返してくれた。
義父さんにとっては当然の事の様だったけれど、僕にはその答えがとても嬉しかった。
義父さんは、信奉者という義父さんを崇めていた人々に突然裏切られて、我が子の卵を割られ、殺され、住処を荒らされたと話してくれた。
どうして義父さんは、そんな酷い事があった後なのに僕に優しくする事が出来るんだろう。
義父さんは決して代わりに僕を養子にした訳では無いと話してくれたけれど、それならどうして僕を養子にしてくれたのだろう。
そんな些細な疑問は、いつの間にか霧散していた。
義父さんがくれる優しさが、暖かさが、そういう冷たい疑念を暖かさで溶かしてくれて、僕は自然と義父さんの事をいつの間にか信頼して…頼りにしていた。
もしも、義父さんがいなければ、あの場で命の危険を覚え無ければ僕は自分の幸せを再び願う事も無かったかもしれない。
義父さんには、感謝してもしきれない事が沢山ある。きっとそれは、これからも増えていく。
ふと、義父さんから恥じらいの感情が流れて来た。
恥じらい、くすぐったさを孕んだ感情なのに、何処か暖かくて…義父さんからまた暖かさを貰った。
義父さんは父に…義父さんの息子である僕にとってはお爺ちゃんに当たる人に会いに行くと言っていた。
僕は…その人に孫として見てもられるのかな…。
もしもそうなら、僕にはお爺ちゃんが出来る事になるんだ。
生前、一度も会う事の無かった祖父。
手紙でただ一文、
―――生まれて来た事を恥じよ―――
そう送って来た祖父。
それでも僕は…あの時、嬉しかったんだ。
だって、僕が手紙を貰ったのは後にも先にも祖父の手紙ただ一枚だから、例えその内容が酷い物だとしても、誰かからの手紙というそれだけの理由でずっと大事にしていた。
今思う事は、あの時、僕に人の感情を読み取る能力が無くて良かったと言う事…。
僕に物に込められた感情を読み取る力があるかどうかは知らない…だけど、もしもそんな力が過去の僕に備わっていたとしたら…。
考えた瞬間、僕の身体は震えた。恐怖と、嫌悪と、悲しみに―――。
再び、風が頬を撫でた。
義父さんの気遣い…違う。優しさが、再び僕を癒してくれる。
その背に触れてみれば、僕とは違う。種族から違う龍の力強い鱗が熱を感じさせる。
僕もいつか…義父さんの様に優しくて大きな男性に…誰かに優しい風を届けられる様な存在になれるだろうか。
『そうか、空は雄大か…我ら龍では思い付かぬ感想だな、我らにとっては当然の景色、幼少の頃に知る景色だ…だが、そうか、ユーマにとっては新鮮か』
嬉しそうに喉を鳴らした義父さんは、一度大きく羽ばたいた。周囲の風に何かしたのか、一際大きく風の音が辺りに響き速度を上げた。
『それならば、天にて視界に収める蒼の景色が空だけではない事を教えねばなるまいな!』
広げられた翼が風を切り、大陸から飛び出した義父さんの身体は海上へとその身を躍らせた。
海。
初めて見る一面の海水、地に広がる蒼、いや、それを地と表現するのは間違いだろう。
それならば海はどう表現すればいいのか、そんな疑問が胸に沸いた。
『海では休める場も無い、速度を上げ、次なる大陸へと移るぞ!』
「は―――はい!」
その悩みすら置き去りにする速度で、義父さんは飛ぶ。
向かう先は別の大陸。
底に何が待つのか、僕はまだ知らない。
だけど待つまでも無く。今の僕には暖かさを与えてくれる義父さんが付いてくれている。
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だからきっと、この先に待っていると信じるんだ。幸せが待っていると。
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