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第三章 商会を束ねる者
第四十八話 一夜明けて
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「…カエラ、さん?」
柔らかなベッドの感触の中で目が覚めた僕の視界に飛び込んできたのは、何故か僕の傍らでベッドに顔を突っ伏して眠っているカエラさんだった。
目元がとても赤くなっていて、凄く…泣いた跡が残っている。
もしかして、僕を怒りに来たんだろうか…。
もう…これ以上、辛い想いはしたくは…無いんだけどな。
確か僕は、ギル兄に抱き締められて、腕の中で沢山泣いて…それで、寝ちゃったの…かな?
「…僕は、貴女を傷付けて、怒らせてしまったんでしょうか」
誘われる様に、カエラさんの綺麗な金色の髪を指で梳かしてみる。
本当に、綺麗な髪。きっと深く愛されてきたから、こんなに美しい女性に育ったんだろうなぁ。
家族の愛…か、どんな物なんだろう?
そんな風に彼女を観察…ってちょっと人聞きが悪いのかな、落ち着いた時間を過ごしていたら、唐突に部屋の扉が開かれた。
そこには、僕に名刺を見せてくれたお兄さん、『ジュネ・モンタール』さんが立っていた。狐目で、この人も綺麗な金髪を柔らかさが目立つ形で整えている。
「アル君…起きたんだね」
「あ…はい、おはようございます」
何を言えば良いのか分からなくて、少し…動揺してしまう。
もしかしたら、ジュネさんからも怒られてしまうのかもしれないと考えると、この場から逃げ出したい
だけど、何故かジュネさんは僕に頭を下げてくれた。
「本当に、申し訳ない事をした…!」
謝りながら、カエラさんの顔を掴んでベッドのシーツに埋もれさせるみたいに無理やり頭を下げさせた。起きて無いから抵抗も出来ないカエラさんは息苦しさに目が覚めたのか「んーーーーーッ!!んーーーーーッ!!」と腕をパタパタさせてもがいている。
…止めてあげて欲しいなぁ。
「ぶはぁっ!!何すんねんこのアホォ!人の事を殺す気かいな!?」
「…カエラ、アル君に謝るんだろ」
「うっ…ウチ、寝てしもうたんか」
その口から発せられた言葉は、僕の予想外の物だった。
無礼を働いたのは僕の方なのに、どうして謝られるんだろう?そんな風に疑問を抱いていると、ジュネさんが説明してくれた。
まず、ガルディア…僕のお父さんは婚約者になれなんて言っていない事、僕にとって大陸に来て初めてのお父さんとの繋がりを利用しようとした事、僕を…悲しませてしまった事。
僕はその謝罪を聞きながら、事実を刃に変えて切り裂かれた様な胸の痛みを覚えていた。
やっぱり、僕はお父さんとの繋がりを、無駄にしてしまったのかな…と。
そしてその後に、カエラさんが独白を始めた。
「ウチもな…親父が旅に出とるねん、ウチが商会を継いだ事で、もっともっと良いお店にする為に大陸北部に向かったんや」
僕と、似た境遇だった。
「だから、自分に置き換えて考えてみた。親父の仕入れてくれた品物を、誰かに偽物とすり替えられたらって…そんなん、許せる訳が無かった。ウチは親父がウチの事を愛してくれているのか、それを確認する術すら無い、せやから、貴重な繋がりを汚されるのは…嫌や」
どうして僕は、謝られているんだろう。
僕は、僕は悲しかったけれど、それ以上に今、辛い顔をこの人達にさせてしまっているのは僕なのに。
「ウチは、今回自分がした事を、自分で許す事が出来へんのや…アル君が背負う荷物を、ギルバートっちゅうおっさんから教えて貰うたから、なおさら」
僕が勇者である事や、お父さんが何の為に大陸で活動してくれているかの話…だと思う。
彼女は自分で自分を許せないから僕に謝罪をしにきたのかな、僕に…僕に許してもらいたくて。
正直、考えない様にしないと大変な事になってしまう。彼女が、僕と、お父さんの繋がりを汚した事を考えると…抱えたくない何かが、空から降って来るみたいで、どんどん僕の心を地面よりも下に追いやろうとするんだ。
僕にとって、お父さんとの繋がりはとても大切な物、だけどそれを彼女は自分に置き換えて考えてくれた。
漠然と、悪い事をしたから謝りに来たんじゃなくて、自分の立場に置き換えて、自分がした事を自覚する…それって、相手にした悪い事を深く自覚して、自分の中の暗い部分と向き合うことにもなる凄く難しい事だと思うんだ。
それも、僕と同じ境遇があったから出来た事で、僕と同じ境遇にある彼女がどれだけその仮定の想像で心を痛めたのか、僕には分かった。
「…きっと、カエラさんは充分に心を傷めてくれました。僕に色々な事を教えてくれたツミレ先生という女性がいたんです。その人が言っていました」
それは、僕がツミレ先生の作ったクッキーを三つまでと言われたのに四つ目が欲しくて食べた後に、ツミレ先生に三つまでって言ったでしょ?と怒られた時に、三つしか食べて無いもん!と反論した時、ツミレ先生が僕を抱きしめて言ってくれた言葉。
「嘘は、吐かれた方も辛いけれど…吐いた方も辛いんだから駄目だよって」
僕は、ツミレ先生に嘘を吐いたという悲しみからその時泣いていたみたいで、ツミレ先生はそんな僕を抱きしめてくれた。涙を舐め取ってくれて、息を荒げながら抱きしめてくれたんだ。
「だから、僕は許します…何か理由があったんだと思いますし、それはきっと、僕が望んだカエラさんの幸せや、抱える商会の未来に繋がる物だった…ですよね?」
カエラさんは頷いて、ジュネさんは目を見開いて驚いていた。
「嘘は…もう吐かないって約束して下さい、そうしたら僕が嘘を吐かれた事にも、意味があるって思えるので」
「ほんまに…ほんまに許してくれるんか?」
子犬の様に、叱られる事を怯えて僕を見つめる視線は僕の心すら傷める。
僕は、誰かの笑顔が好きだから、そんな表情をして欲しくないんだ。
「もしも自分を許せないのなら、その時は僕が少しだけ叩きます…でも良かったです。もしも、今の話だけを聞いてカエラさんが罪悪感を抱いていなかったら僕―――」
自分で考えてみて、ちょっとだけ怖くなっちゃったんだ。
僕とお父さんの繋がりを利用しようとして、それで…罪悪感も無く。悦に浸るのみで笑顔で過ごし、周りに幸せをバラ撒くのでは無く自分だけが幸せを享受して過ごしているとしたら…きっと、
凄く頭が冷えていく。本当に温度を感じているみたいに冷たさが頭を占めていく。面白い感覚だなと思って、少し、笑みが漏れた。
「―――多分、少しだけ乱暴になっちゃったかも、しれません」
「「――――!!」」
一歩、ジュネさんが後ずさった。カエラさんが顔を蒼白にした。二人は少しだけ震えて、僕から距離を取った。
そして、扉の奥からギル兄が走ってきて何故か僕を抱きしめた。
「…アル、アル落ち着け、どうしたんだいきなり」
落ち着くギル兄の腕の中で、僕は心がぽかぽかし始めた。
自然と笑みが漏れて、思わずギル兄を抱きしめ返してしまった。あったかいなぁ。
「別にどうもしてないよ?どうしたのギル兄?」
「―――いや、いや、そうだな、少し部屋から物音がしたと思ったけど、気の所為だったか」
そう言いながら頭を撫でてくれて、ギル兄は去って行った。「許してもらえたんだし、お前らも帰れ」と二人に言い残して。
ジュネさんが佇まいを直して、カエラさんの腕を引いて帰ろうとする中で、カエラさんは何故か首を振った。
ジュネさんが先に帰ると告げて部屋から出て行って、部屋の中には僕とカエラさんだけが残った。
そして、カエラさんは僕に詰め寄ってきた。先程とは違う、二人だけの部屋で。
「…あんな、これは、ジュネにも言っとらんことやし、出来ればアル君にも隠しておこう思った事なんやけどな」
耳元まで寄られて、それほど隠したい事なんだと思い耳を立てた。エルフである彼女を差し置いて耳を立てるというのも変な話だけれど。
「多分うち、このままだと自分を許せへんのよ…だから、ウチの事、いっぱい…叩いてくれへん?」
…なんだか、少し息が荒いカエラさんからの頼み、それが僕の人生における分岐点だった事を知るのは、この少し後の事だ。
・
・
・
・
・
【A:望みを聞く】
【B:無理だと答える】
――――――――
※作者の一言
ちょっと次回はどちらの層の方でも満足出来るお話を仕上げるのですよ。
あと、某有名えっちなゲームお作りされている所から同名の作品が出ているという事で、タイトルを変える運びになるのです…申し訳ございませんです。
柔らかなベッドの感触の中で目が覚めた僕の視界に飛び込んできたのは、何故か僕の傍らでベッドに顔を突っ伏して眠っているカエラさんだった。
目元がとても赤くなっていて、凄く…泣いた跡が残っている。
もしかして、僕を怒りに来たんだろうか…。
もう…これ以上、辛い想いはしたくは…無いんだけどな。
確か僕は、ギル兄に抱き締められて、腕の中で沢山泣いて…それで、寝ちゃったの…かな?
「…僕は、貴女を傷付けて、怒らせてしまったんでしょうか」
誘われる様に、カエラさんの綺麗な金色の髪を指で梳かしてみる。
本当に、綺麗な髪。きっと深く愛されてきたから、こんなに美しい女性に育ったんだろうなぁ。
家族の愛…か、どんな物なんだろう?
そんな風に彼女を観察…ってちょっと人聞きが悪いのかな、落ち着いた時間を過ごしていたら、唐突に部屋の扉が開かれた。
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「アル君…起きたんだね」
「あ…はい、おはようございます」
何を言えば良いのか分からなくて、少し…動揺してしまう。
もしかしたら、ジュネさんからも怒られてしまうのかもしれないと考えると、この場から逃げ出したい
だけど、何故かジュネさんは僕に頭を下げてくれた。
「本当に、申し訳ない事をした…!」
謝りながら、カエラさんの顔を掴んでベッドのシーツに埋もれさせるみたいに無理やり頭を下げさせた。起きて無いから抵抗も出来ないカエラさんは息苦しさに目が覚めたのか「んーーーーーッ!!んーーーーーッ!!」と腕をパタパタさせてもがいている。
…止めてあげて欲しいなぁ。
「ぶはぁっ!!何すんねんこのアホォ!人の事を殺す気かいな!?」
「…カエラ、アル君に謝るんだろ」
「うっ…ウチ、寝てしもうたんか」
その口から発せられた言葉は、僕の予想外の物だった。
無礼を働いたのは僕の方なのに、どうして謝られるんだろう?そんな風に疑問を抱いていると、ジュネさんが説明してくれた。
まず、ガルディア…僕のお父さんは婚約者になれなんて言っていない事、僕にとって大陸に来て初めてのお父さんとの繋がりを利用しようとした事、僕を…悲しませてしまった事。
僕はその謝罪を聞きながら、事実を刃に変えて切り裂かれた様な胸の痛みを覚えていた。
やっぱり、僕はお父さんとの繋がりを、無駄にしてしまったのかな…と。
そしてその後に、カエラさんが独白を始めた。
「ウチもな…親父が旅に出とるねん、ウチが商会を継いだ事で、もっともっと良いお店にする為に大陸北部に向かったんや」
僕と、似た境遇だった。
「だから、自分に置き換えて考えてみた。親父の仕入れてくれた品物を、誰かに偽物とすり替えられたらって…そんなん、許せる訳が無かった。ウチは親父がウチの事を愛してくれているのか、それを確認する術すら無い、せやから、貴重な繋がりを汚されるのは…嫌や」
どうして僕は、謝られているんだろう。
僕は、僕は悲しかったけれど、それ以上に今、辛い顔をこの人達にさせてしまっているのは僕なのに。
「ウチは、今回自分がした事を、自分で許す事が出来へんのや…アル君が背負う荷物を、ギルバートっちゅうおっさんから教えて貰うたから、なおさら」
僕が勇者である事や、お父さんが何の為に大陸で活動してくれているかの話…だと思う。
彼女は自分で自分を許せないから僕に謝罪をしにきたのかな、僕に…僕に許してもらいたくて。
正直、考えない様にしないと大変な事になってしまう。彼女が、僕と、お父さんの繋がりを汚した事を考えると…抱えたくない何かが、空から降って来るみたいで、どんどん僕の心を地面よりも下に追いやろうとするんだ。
僕にとって、お父さんとの繋がりはとても大切な物、だけどそれを彼女は自分に置き換えて考えてくれた。
漠然と、悪い事をしたから謝りに来たんじゃなくて、自分の立場に置き換えて、自分がした事を自覚する…それって、相手にした悪い事を深く自覚して、自分の中の暗い部分と向き合うことにもなる凄く難しい事だと思うんだ。
それも、僕と同じ境遇があったから出来た事で、僕と同じ境遇にある彼女がどれだけその仮定の想像で心を痛めたのか、僕には分かった。
「…きっと、カエラさんは充分に心を傷めてくれました。僕に色々な事を教えてくれたツミレ先生という女性がいたんです。その人が言っていました」
それは、僕がツミレ先生の作ったクッキーを三つまでと言われたのに四つ目が欲しくて食べた後に、ツミレ先生に三つまでって言ったでしょ?と怒られた時に、三つしか食べて無いもん!と反論した時、ツミレ先生が僕を抱きしめて言ってくれた言葉。
「嘘は、吐かれた方も辛いけれど…吐いた方も辛いんだから駄目だよって」
僕は、ツミレ先生に嘘を吐いたという悲しみからその時泣いていたみたいで、ツミレ先生はそんな僕を抱きしめてくれた。涙を舐め取ってくれて、息を荒げながら抱きしめてくれたんだ。
「だから、僕は許します…何か理由があったんだと思いますし、それはきっと、僕が望んだカエラさんの幸せや、抱える商会の未来に繋がる物だった…ですよね?」
カエラさんは頷いて、ジュネさんは目を見開いて驚いていた。
「嘘は…もう吐かないって約束して下さい、そうしたら僕が嘘を吐かれた事にも、意味があるって思えるので」
「ほんまに…ほんまに許してくれるんか?」
子犬の様に、叱られる事を怯えて僕を見つめる視線は僕の心すら傷める。
僕は、誰かの笑顔が好きだから、そんな表情をして欲しくないんだ。
「もしも自分を許せないのなら、その時は僕が少しだけ叩きます…でも良かったです。もしも、今の話だけを聞いてカエラさんが罪悪感を抱いていなかったら僕―――」
自分で考えてみて、ちょっとだけ怖くなっちゃったんだ。
僕とお父さんの繋がりを利用しようとして、それで…罪悪感も無く。悦に浸るのみで笑顔で過ごし、周りに幸せをバラ撒くのでは無く自分だけが幸せを享受して過ごしているとしたら…きっと、
凄く頭が冷えていく。本当に温度を感じているみたいに冷たさが頭を占めていく。面白い感覚だなと思って、少し、笑みが漏れた。
「―――多分、少しだけ乱暴になっちゃったかも、しれません」
「「――――!!」」
一歩、ジュネさんが後ずさった。カエラさんが顔を蒼白にした。二人は少しだけ震えて、僕から距離を取った。
そして、扉の奥からギル兄が走ってきて何故か僕を抱きしめた。
「…アル、アル落ち着け、どうしたんだいきなり」
落ち着くギル兄の腕の中で、僕は心がぽかぽかし始めた。
自然と笑みが漏れて、思わずギル兄を抱きしめ返してしまった。あったかいなぁ。
「別にどうもしてないよ?どうしたのギル兄?」
「―――いや、いや、そうだな、少し部屋から物音がしたと思ったけど、気の所為だったか」
そう言いながら頭を撫でてくれて、ギル兄は去って行った。「許してもらえたんだし、お前らも帰れ」と二人に言い残して。
ジュネさんが佇まいを直して、カエラさんの腕を引いて帰ろうとする中で、カエラさんは何故か首を振った。
ジュネさんが先に帰ると告げて部屋から出て行って、部屋の中には僕とカエラさんだけが残った。
そして、カエラさんは僕に詰め寄ってきた。先程とは違う、二人だけの部屋で。
「…あんな、これは、ジュネにも言っとらんことやし、出来ればアル君にも隠しておこう思った事なんやけどな」
耳元まで寄られて、それほど隠したい事なんだと思い耳を立てた。エルフである彼女を差し置いて耳を立てるというのも変な話だけれど。
「多分うち、このままだと自分を許せへんのよ…だから、ウチの事、いっぱい…叩いてくれへん?」
…なんだか、少し息が荒いカエラさんからの頼み、それが僕の人生における分岐点だった事を知るのは、この少し後の事だ。
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【A:望みを聞く】
【B:無理だと答える】
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※作者の一言
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