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第八章 混ざっていく世界、『時のはざま』

第83話 300年前の診療所……?

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 イトと千代ちよは、通信の向こうの弥生やよいと一緒に、3人で診療所しんりょうじょへ向かった。

 ……しかし、妙な感じもする。 イトたちは、そもそも何をしているんだろう?
 ここに来たのは、『時のはざま』の事件の調査のためではないのか?
 『時のはざま』のことを知りたいなら、夜の時間に行けばいいのに、なぜその前の昼間を歩き回っているんだろう。 事件の犯人を知るにも、動機を知るにも、実際に『時のはざま』に行ってみないことには始まらない。
 それに、『時のはざま』を実際に見たコガネが、いま目の前にいるのだ。 あの後どうなったかを本人に聞かなくていいのか?

 イトたちは、本気で事件を解こうとしているんだろうか。
 酒蔵さかぐらの中でも、イトはお酒を集めるのに夢中で、事件の手掛かりを見つけようとするそぶりは見せなかった。 事件当日の細かい事実関係などを聞きこむこともしないし、ただぼんやりと300年前の村の様子を見ているだけのように見える。

 よく分からないが、しかしイトたちは気にしていないみたいだ。 300年前の村の道をのんきに歩いて、景色を見ながら会話を楽しんでいる。
 別にもう終わってることだし、ゆっくりしようということだろうか。 まあそれは、一理あるかもしれない。 よーし、のんびり行こうっ! イェイっっ!!!wwwww

 歩いている千代は、通信の向こうの弥生に興味があるみたいだ。 病院づとめだと聞いたからだろうか、少し親近感を持っているみたいだ。

「弥生ちゃんって、病院に勤めてるの?」
『うん。 第3病院でね』

 それを聞いて、千代は驚いた顔をした。
 ……第3病院は、一番症状が重い患者たちが集まるところだ。 弥生はおちゃらけているように見えるけど、結構すごいじゃん。

「へー。 私も、第1病院に勤めることになってね」

 3人は話していると、診療所へ近づいてきた。 ちょっとだけ地面から高い位置に作られている、倉庫のような建物だ。 木材で作られていて、しっかりした作りだ。
 医者の先生は、診察しんさつのために頻繁ひんぱんに一族の家を出入りしていたというから、一族の人たちとは親しかったのかもしれない。 一族の人たちの権力を借りて、特別に作ってもらったんだろうか。

 今度は、通信の向こうの弥生が質問してきた。 千代も病院に勤めていると分かって、少し興味が出てきたみたいだ。

『へえ、そうなんだ。 生きてるときも、そういうことしてたの?』
「うーん、普段やる仕事とかってわけでは、ないんだけど。 自分で、勝手に調べてたんだ。 ……そういうの詳しい人、私のときにはいなかったしね」
『あぁ、そっか』

 千代は、自分が生きていた200年前の、ソラを助けようとしていた時のことを思い出す。
 ……あの時にも、この時代みたいに医者の先生がいたらなあー……。 一人でわけ分かんないながらも治療して、大変だったんだよね。 間違った薬を調合して、ソラが珍しく本気でキレたのを憶えてるよ。
 ついでに髪ぼさぼさのマツリに、ナツミまで風邪かぜひいて寝込んじゃったこともあったな。 『ねえ千代ー、こっち来てー』『おい千代、こっち早くやれよ』『うるっさい!』そんな会話をしてたっけ。
 どうでもいいけど、マツリって風邪ひいた時までなんであんなに偉そうなわけ? ……まあいいけど。

 階段を上がって、3人は診療所に入っていった。
 診療所の中は、倉庫のような、ログハウスのような感じだった。 人は誰もおらず、がらんとしている。
 奥の方には調合された薬が大量に置かれていて、種類で分けて器に入っているのが見える。 器は結構大きく、薬はたんまりと調合しているらしい。

 それ以外には特に見るものはなく、普通の生活用品ぐらいしか置かれていないようだ。

 扉を閉めて中へと入っていきながら、3人は世間話を続けた。 千代は今度はイトのことを知りたいらしく、仕事のことを聞いていく。

「イトは、どこの病院なの? ……見たことないけど」
『イトは軍属ぐんぞくだよ』
「え、軍隊なの?!」

 通信の向こうの弥生が代わりに答えてきたのに、びっくりして千代は立ち止まる。
 ……軍? 医者の手伝いをしていたっていう人が、軍隊に入るの?
 人を助けるのと、殺すのと……。 真逆のように見えるけど。

『そう、毒とか研究してるみたいなんだよねー……。 あ、ここにもあるけど』

 話の途中で、ふと弥生が何かを見つけたように言った。 部屋の中の何かに目をつけて、立ち止まったような様子だ。
 ……ここにあるって、どういうこと? 千代は怪訝けげんな顔をして立ち止まった。

「……え? 弥生、どこにいるの?」
『ここ? ここは、城の中にある、私とイトの研究室だよ』

 『城』には、色んな部屋がある。 大勢で楽しむ談話室があったり、一人で落ち着ける個室があったりするわけだが、中には研究室のような部屋もあるのだ。

 イトと弥生が作った研究室もあり、一緒に薬や毒、お酒などを研究している。 部屋の中には2人の区画が混ざり合っていて、色んなところに薬などがごちゃ混ぜになって置かれている。
 いま弥生が歩いている周りには大きなたながあり、その中には薬か毒か、あるいは酒なのか……色々な液体が、透明な容器に入ってずらっと並んでいた。
 弥生は研究室の中で、自分の研究をしながら通信で話しているようだ。

「ここで、イトはお酒の研究とかもしててね。 私は、薬の研究してるんだけど……お! このお酒、美味しそうっ!」

 棚の横を歩いていた弥生は、ふと立ちどまると一つの容器を手に取っていった。 別の容器を片手に持って、ズンズンと液体を注いでいく。 どうやら飲むつもりらしいが、イトが作っているお酒ではなかったのか? 断らなくていいのだろうか。

「へー! ……今度、私も行ってみよう」

 研究という言葉を聞いて、千代は興味を持ったようだ。 明るい表情を浮かべて、独り言のように呟いている。 どうやら千代も、研究が好きらしい。

 一方で診療所の中では、イトは薬を調べていっているようだった。 床に並べられた器を、素早く確認していっている。
 自分が死んでからせいぜい1年しかたっていないし、物の配置などは大して変わってないのかもしれない。
 せっせと調べていくイトの背中を見ながら、千代は今度は別の話を思い出したみたいだ。 なんとなしに、聞いていく。

「そういえば、この時代って、失踪しっそうする子供たちが多く出たって話だったよね。 ……イトが死んでからだっけ?」

 ぷっはーっ! と、通信の向こうから声が聞こえた。 どうやら弥生が酒を飲みまくっているらしい。 めっちゃ気持ちよさそうな様子だ。
 失踪者の話をつまみにして、トプトプと酒を手元に注いでいきながら、弥生はそっけなく答えた。

『あぁ、でも、この島じゃそういうことって、たまにあるらしいから』
「……えぇ、なにそれ」

 ドン引きしたように、千代が唖然あぜんとして言う。
 ……たしかにこの島は元気な人が多いが、それにしたって失踪者が日常的に出る? そんなこと、あるものだろうか。
 通信の向こうの弥生が続けた。

『それに、この時代の先生って、それも治療しようと頑張ってたんじゃなかったっけ?』

 失踪するほど元気な子供を、治療する……。 たぶん性格的なものだろうから無理だろうが、先生は治療しようとしていたらしい。
 確認作業を続けながら、イトは頷いた。

「うーん、私はやらなくていいと思ったんだけど……。 結局、結構失敗したらしいし。 間違った薬を調合して」
「えぇ、そうなの?」

 医者の先生は凄腕すごうでだったと聞くが、失敗もしていたようだ。 でも間違った薬を調合って……。 それって、ヤバいんじゃ……?

『ぅあっ!! ……あっ、苦しいっ……!』

 突然、通信の向こうで弥生が絶叫した。 話は霧散むさんして、千代はぎょっとして我に返る。
 ちょっと何?! 弥生は酒を飲んでいるみたいだったけど、もしかして毒と間違えて飲んでしまったの?!
 千代は髪飾かみかざりに手を当てて、慌てて大声で呼びかけた。

「え?! 弥生、どうしたの?!」
『……うっそー! ごめんw』

 けろっとした声が、向こうから聞こえてきた。 どうやら悪戯いたずらだったらしい。
 千代はイラっとしたように黙り、無表情になる。 ………………あ”あああああああーーっっっっ!!!!! ……なんだろう、この気持ち。 いま全力で叫びたいのは、なぜだろう。
 弥生は人をおちょくる質なんだろうか? 知り合ったばかりだというのに、悪戯を仕掛けてくるなんて。 弥生は人懐っこい性格なんだろうか。 そういうのは、私はもうナツミだけで充分なんだけど。

 通信の向こうでけらけらと楽しそうに笑っていた弥生だったが、何があったのか、今度は突然真面目な声になった。

『……あれ。 今の、何?』
「え、何?」

 ……何の話? 今の? 次から次に、気分が変わるなあ。 今度は何だろう、またまたからかってるんだろうか。
 しかし弥生は真面目な調子だ、怪訝な声で言う。

『いや……扉のほうとか、誰かいなかった?』
「扉?」

 うながされて、千代は入口を振り返った。 扉は半開きだが、誰も見えない。 なにか変な物音のようなものでも聞こえたんだろうか?
 千代は身を返すと、入口へと歩いていく。

「何? ……またからかってる?」
『いや、違うって! ……なんか、誰かいたような気がしたんだけど……』

 千代は扉を開けてみるが、外を見ても、やはり誰もいない。

「誰もいないよ?」
『あ、ごめん、勘違いかも』

 なあんだ、びっくりしたじゃん。 いきなり変なこと言わないでよね、もう。
 どうやら弥生の勘違いだったようだ。 たぶん通信を通して物音でも聞こえたんだろうが、気のせいだったらしい。
 千代は安心して外の景色に目をやっていると、今度は外の方から自分を呼ぶ声が聞こえた。

「千代ー!」

 ん? ……私? また今度は何だろう、この診療所は忙しいなあ。 ふたたび外に目をやって、声がした辺りを見てみる。
 ひとりの女の子が、こっちに向かって手を振っていた。 少女はキラキラした笑顔で、みずみずしく汗を振りまいて走ってくる。
 見たこと無いように見えるが、見たことあるようにも見える。 品があって、真面目な感じで……。
 あぁ、現代の街のおさのハルじゃん。 ハルの長じゃん。 ハルの長のハルじゃん。

「あ、ハル」
「ごめん、遅かった?」

 さっき通信した時に300年前に来ると言っていたが、今ついたらしい。 街の長だからやることがあって忙しいだろうが、用事が終わったんだろう。
 ハルはその場に着くと、勢いよく階段を駆け上がってきた。 元気が良くて、とても80歳とは思えない。
 入り口に手をかけて、慣れた感じで診療所を覗き込んでいく。

「イトー……。 どう?」

 奥の方で調べものをしていたイトは、確認を終えたようだ。 部屋を見回しながら、入り口のほうへと戻ってくる。

「うーん。 ……別に、何も問題はないね」
「あぁ、そう」

 入り口のところに立ったハルは、納得しているようだった。 腰に手を当てて診療所を眺めながら、やっぱりそうよね、というように頷いている。
 ……ん? ハルは、ここに何も手掛かりがないことを分かっていたのか? この様子を見るに、何も問題がないと確信していたように見える。
 一体どういうことだろう……。 ハルは、他の人が知らない『時のはざま』のことを、何か知っているんだろうか。

「そうだ、ハル、これ」

 入り口で立ち止まったイトは、思い出したようにポーチを開いていった。 取り出したのは、通信用の髪飾りだ。 忙しくて渡す暇が無かったのか、ハルは持っていなかったみたいだ。
 それを見て、ハルは嬉しそうに声をはずませた。

「あ、これ、欲しかったの! ……よし、似合う?」

 さっそく髪飾りを頭につけて、ニカッと笑う。 目の前のハルは、若くて元気がありながらも少し品があった。
 現代の街でも指導者らしく綺麗きれいなふるまいだったが、それは経験によってではなく元々の性格だったようだ。

「うん、可愛い」

 千代が笑ったのに、ハルも顔をくずすようにして笑った。 街の長としては、素直な顔はあまり見たことがないから新鮮だ。
 会話を聞いて楽しくなったのか、今度は弥生が別の話を始める。

『そうだ、私も、服作りたいな! ハルも、作ってるんでしょ?』

 最初は恥ずかしがっていたが、イトが無理やり城につれてきて、一緒に新しい服を作るようになったらしい。 最近は、いい気分転換になると言って、城に顔を出しているみたいだ。
 ハルは診療所の中を見回しながら答えた。

「そうだよ。 城の2階で作ってるから、今度来たら?」
「……あ! ハル、この祭り当日って、ハルは何してたの?」

 日常会話の中で、突然イトが思いついたように話を変えた。 鋭い眼光がんこうを向けて、ハルをにらむように見つめる。 お! ようやくイトが、探偵たんていらしいことを始めた。 アリバイチェックの時間のようだ。
 ハルは確かに、結構怪しい。 街の長でいる時は笑顔なのに、裏では黒いことを考えてそうな……。 ヤバい判断も冷徹れいてつに下しそうな恐ろしさを感じるのだ。 赤ちゃんが降霊されたのを処理した時も、淡々たんたんとしてたし……。
 突然疑うように質問されて、ハルは軽やかに振り返った。 きょとんとした顔を浮かべて、指を口元に当てている。 いかにも可愛らしい少女だが、やはり腹黒さが感じられるのは気のせいだろうか。

「私? ……えーっと、一族の家に行った後は、いったん診療所に戻って……、今頃は、祭りの準備に行ってたかな? その後は、ずっと祭りの会場にいたけど」

 なるほど。 つまり、自分にはアリバイがあると主張しているらしい。

「あーね。 ……先生は?」

 イトが、思いつくように聞いた。 医者の先生のアリバイチェックの時間だぜぇぇっっ!!!ww ハルはあっさりと答えた。

「先生は……昨日一人で島の外に飛び出して、まだ帰ってきてないよ」
「あぁ、そう」

 相変わらず、先生はヤバい人らしい。 海に、一人で舟をこいで飛び出していったのだろうか。 イトはどうでもいいように聞き流しているし、これが通常運転なのが恐ろしい。
 ともかく医者の先生は、『時のはざま』には直接的には無関係ということなんだろうか……。

 会話をしていると、別の通信の声が入ってきた。 今度は聞きなれた歌子の声だ。

『長! 準備が整ったみたいなので、来てください!』

 通信の向こうは、なにやら慌ただしい様子だ。 公的な仕事がらみで、何かが起こっているんだろうか。
 通信を聞いて、ハルは見上げてため息をついた。 はあ……せっかく来たのに、もう戻らなきゃいけない。 街の長って大変ね。 そんな感じで、苛立いらだちまぎれに不満を漏らす。

「あぁ、もう。 イトも、来る?」

 ん? ……公的な仕事なのに、なぜイトを誘うんだろうか。 しかしイトは違和感がないみたいだ、頷いて賛同した。

「分かった。 千代たちは?」
「私はもうちょっと、ここ見ていく。 ……色々、勉強しなきゃ」

 そういって千代は、部屋の中を眺めて息を吐く。 千代と弥生はここに残って、まだ見てみたいものがあるらしい。 凄腕の医者の診療所だし、勉強できることがあるということだろうか。
 イトは理解したように頷くと、ハルと一緒に診療所を出ていった。


 ……変な感じだ。 しまいには次から次によく分からない話をしていて、誰の話の流れも分からなくなってくる。

 結局、彼らはここで何をしたんだろう?
 時のはざまで起こったことは、核心的なことは何一つ分かってない。 酒を持ち帰って、適当に散歩して、診療所で雑談して……。 やはりイトたちは、事件の真相を解く気がなかったように見える。
 それどころか、なにか別の裏事情が動いているような雰囲気でもある。

 ……一体、何が起こっているんだろう……?
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