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第H章:何故倒された魔物はお金を落とすのか
奇跡と魔法/3:もしハイゼンベルクが手からラーメンを出せたらシュレディンガーの猫は殺されずに済んだのだろう
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「それで、そんな素敵なお姉様に対して、シズクさんはまったく魔法が使えなかったんですか?」
「うーん、そういうわけでもないんだけど……あぁ、そうだ」
背負っていた荷物の中から器を取り出し、その上に手をかざしてにやりと笑う。
「私は、ラーメンの魔法が使える」
でろでろと手のひらから製麺されほどよく茹で上がった麺と、濃厚なとんこつスープが流れ出て、器を満たしていく。最後に「ぽん」という小気味良い音と共にゆで卵が現れ、スープの上に落ちると同時に真っ二つに割れ、とろみを見せる黄身が現れた。唖然とするイルマの前にその器を差し出して。
「食べてごらん。飛ぶよ」
ごくりとイルマの喉が動き、震えた手で木製のフォークが伸びる。彼女にとっては未知の料理。しかし、その香りは人間の根源的な食欲を刺激する。怯えと興味の中で口に運ばれた麺が喉元を過ぎた時、文字通り、イルマの心が飛んだ。
「な、なんですかこれ! 犯罪的です!」
「すごいでしょう?」
「これはどんな魔法……らーめんとは……い、いえ、今はそれよりも……!」
「いいよいいよ。替え玉無料だから何杯でも。ずるずると音をたてて麺をすするのが正しい作法だよ」
無我夢中で麺をすすり、3回の替え玉の後にようやく満足したイルマがフォークを置いた。
「ありがとうございました……って、シズクさん! なんですかこれは!?」
「ラーメンの魔法?」
「らーめん……この食べ物の名前ですか? い、いや、シズクさん! これは魔法じゃないですよ!」
「そうなの?」
「魔法は、確かにその根源にある真理は不明ですけど、それ以外のすべては説明がつきます! でもこれは、全部が説明できません! それに、魔法は物を動かしたり、形を変える力をかけることはできても、無から有を作れません!」
「確かに。ならこの力はなんだろう?」
「奇跡ですよ! 全部説明できない現象は、奇跡っていうんです!」
「奇跡かぁ」
ラーメンの魔法、もとい、ラーメンの奇跡使いとしてのシズクが生まれた瞬間だった。
「ということは、シズクさんは本物のシスターなのですか?」
「え? 違うけど、なんで?」
「ほとんどの聖職者は奇跡が使えますから。傷を回復する奇跡を使える方はとても多いですね」
「あー、なるほど。なんだっけか、リク君が言ってたな、回復魔法? 怪我をホイっとケアしたりするやつ。これって魔法じゃなくて奇跡なんだ。でも、わざわざシスターに『本物の』をつけるってことは、イルマは奇跡が使えないの?」
その無配慮な言葉に、イルマが目を少し伏せる。
「お恥ずかしながら。私には病気も怪我も治せません」
「恥ずかしいことなんてないよ。というか、私は前に話に聞いた黒い魔物と戦ったっていう高名な神父様とかよりも、イルマの方がよっぽどすごいと思うよ。医者の鏡だ」
「いしゃ?」
「あぁ、医者って概念はまだないから言葉通じないね。いや、怪我や病気を治すのがこの世界のシスターなら、もうシスターでいいや。ねぇ、イルマ。よく聞いて」
「はい」
伏せ目がちな態度で自己否定を示していたイルマの頬に両手を伸ばし、首を少し上にあげさせる形で目を合わす。イルマは、その真剣で、すべてを吸い込みそうな瞳を見る。
「シスターの仕事は病気を治すことじゃない。病気を予防することだ。そう思わない?」
飛行機事故にあうことなく無事に日本に帰れていれば近いうちに頻繁に顔を見ることになっていただろう偉人の言葉の引用だった。ともあれ、イルマは瞳孔を少し大きくした後で、今までで一番の笑顔を返した。
「はい!」
と、そんな会話の裏で。
「まぁシズクは奇跡の人じゃなくてチートの人だけどな。三重苦ってわけでもないし」
「あ、無能の人」
「誰が無能だ! ともあれ俺にもラーメンくれ!」
「味は?」
「ヤサイマシマシアブラマシマシカラメニンニク!」
ようやく立ち直った無能に豚の餌を提供しつつ、シズクは自分のチートな奇跡を改めて考える。この奇跡としか言えない現象を、あえて説明するとしたらどうなるのか。ある程度常識的に考えるならば、周辺の元素を集めて化学反応を繰り返し、材料となる小麦などに似た何かを生成、それを麺などの形に整える調理工程を経て、手のひらから出す。この肯定ではとんこつを煮詰めるなどの時間がスキップされている。そう考えると、元素変換のための超高熱と、時間を飛ばすための光速移動の魔法といえるが、シズクはそれをラーメンを作るためにしか使用できない。別の考え方として、元の世界との間にワームホールを開き、有名店から直接ラーメンを拝借している可能性もあるが、これにしてもシズクにはワームホールが開く力はない。とすればもはや。あらゆる過程を無視して直接ラーメンをこの場に作り出しているとしか考えられない。まさに空間事象の書き換えだ。そんなことは。
「この世界がプログラムで構成されているゲームの中でもないと考えられない」
ぼそりとこぼしたシズクに対して、ラーメンを頬張りつつリクが答える。
「つまり、そういうことなんじゃないの?」
仮想世界仮説。確かにそう考えればすべてに納得がいく。その管理者権限の一部によって、オブジェクトの書き換えによってラーメンを作ることができる奇跡。こんな、ただラーメンが無限に出るというどうしようもない力が、現代科学最大クラスの謎の解決の鍵になってしまって、自分はシュレディンガーやボーアの霊に祟られはしないのだろうか。
「ねぇ、聞きたいのだけど」
ぼそりとこぼれる言葉。思わずぎょっとしてラーメンをすする手が止まるリク。
「はい、なんでしょうか?」
一方、にこりと微笑んで返すイルマ。その何も知らない無垢な微笑みに正面から射抜かれたシズクは、軽い自笑と共に目を軽く伏せ、一呼吸の後に改めてイルマに目を向け。
「ラーメン、気に入った?」
シズクは、イルマの回答よりも早く、その答えを知った。
「うーん、そういうわけでもないんだけど……あぁ、そうだ」
背負っていた荷物の中から器を取り出し、その上に手をかざしてにやりと笑う。
「私は、ラーメンの魔法が使える」
でろでろと手のひらから製麺されほどよく茹で上がった麺と、濃厚なとんこつスープが流れ出て、器を満たしていく。最後に「ぽん」という小気味良い音と共にゆで卵が現れ、スープの上に落ちると同時に真っ二つに割れ、とろみを見せる黄身が現れた。唖然とするイルマの前にその器を差し出して。
「食べてごらん。飛ぶよ」
ごくりとイルマの喉が動き、震えた手で木製のフォークが伸びる。彼女にとっては未知の料理。しかし、その香りは人間の根源的な食欲を刺激する。怯えと興味の中で口に運ばれた麺が喉元を過ぎた時、文字通り、イルマの心が飛んだ。
「な、なんですかこれ! 犯罪的です!」
「すごいでしょう?」
「これはどんな魔法……らーめんとは……い、いえ、今はそれよりも……!」
「いいよいいよ。替え玉無料だから何杯でも。ずるずると音をたてて麺をすするのが正しい作法だよ」
無我夢中で麺をすすり、3回の替え玉の後にようやく満足したイルマがフォークを置いた。
「ありがとうございました……って、シズクさん! なんですかこれは!?」
「ラーメンの魔法?」
「らーめん……この食べ物の名前ですか? い、いや、シズクさん! これは魔法じゃないですよ!」
「そうなの?」
「魔法は、確かにその根源にある真理は不明ですけど、それ以外のすべては説明がつきます! でもこれは、全部が説明できません! それに、魔法は物を動かしたり、形を変える力をかけることはできても、無から有を作れません!」
「確かに。ならこの力はなんだろう?」
「奇跡ですよ! 全部説明できない現象は、奇跡っていうんです!」
「奇跡かぁ」
ラーメンの魔法、もとい、ラーメンの奇跡使いとしてのシズクが生まれた瞬間だった。
「ということは、シズクさんは本物のシスターなのですか?」
「え? 違うけど、なんで?」
「ほとんどの聖職者は奇跡が使えますから。傷を回復する奇跡を使える方はとても多いですね」
「あー、なるほど。なんだっけか、リク君が言ってたな、回復魔法? 怪我をホイっとケアしたりするやつ。これって魔法じゃなくて奇跡なんだ。でも、わざわざシスターに『本物の』をつけるってことは、イルマは奇跡が使えないの?」
その無配慮な言葉に、イルマが目を少し伏せる。
「お恥ずかしながら。私には病気も怪我も治せません」
「恥ずかしいことなんてないよ。というか、私は前に話に聞いた黒い魔物と戦ったっていう高名な神父様とかよりも、イルマの方がよっぽどすごいと思うよ。医者の鏡だ」
「いしゃ?」
「あぁ、医者って概念はまだないから言葉通じないね。いや、怪我や病気を治すのがこの世界のシスターなら、もうシスターでいいや。ねぇ、イルマ。よく聞いて」
「はい」
伏せ目がちな態度で自己否定を示していたイルマの頬に両手を伸ばし、首を少し上にあげさせる形で目を合わす。イルマは、その真剣で、すべてを吸い込みそうな瞳を見る。
「シスターの仕事は病気を治すことじゃない。病気を予防することだ。そう思わない?」
飛行機事故にあうことなく無事に日本に帰れていれば近いうちに頻繁に顔を見ることになっていただろう偉人の言葉の引用だった。ともあれ、イルマは瞳孔を少し大きくした後で、今までで一番の笑顔を返した。
「はい!」
と、そんな会話の裏で。
「まぁシズクは奇跡の人じゃなくてチートの人だけどな。三重苦ってわけでもないし」
「あ、無能の人」
「誰が無能だ! ともあれ俺にもラーメンくれ!」
「味は?」
「ヤサイマシマシアブラマシマシカラメニンニク!」
ようやく立ち直った無能に豚の餌を提供しつつ、シズクは自分のチートな奇跡を改めて考える。この奇跡としか言えない現象を、あえて説明するとしたらどうなるのか。ある程度常識的に考えるならば、周辺の元素を集めて化学反応を繰り返し、材料となる小麦などに似た何かを生成、それを麺などの形に整える調理工程を経て、手のひらから出す。この肯定ではとんこつを煮詰めるなどの時間がスキップされている。そう考えると、元素変換のための超高熱と、時間を飛ばすための光速移動の魔法といえるが、シズクはそれをラーメンを作るためにしか使用できない。別の考え方として、元の世界との間にワームホールを開き、有名店から直接ラーメンを拝借している可能性もあるが、これにしてもシズクにはワームホールが開く力はない。とすればもはや。あらゆる過程を無視して直接ラーメンをこの場に作り出しているとしか考えられない。まさに空間事象の書き換えだ。そんなことは。
「この世界がプログラムで構成されているゲームの中でもないと考えられない」
ぼそりとこぼしたシズクに対して、ラーメンを頬張りつつリクが答える。
「つまり、そういうことなんじゃないの?」
仮想世界仮説。確かにそう考えればすべてに納得がいく。その管理者権限の一部によって、オブジェクトの書き換えによってラーメンを作ることができる奇跡。こんな、ただラーメンが無限に出るというどうしようもない力が、現代科学最大クラスの謎の解決の鍵になってしまって、自分はシュレディンガーやボーアの霊に祟られはしないのだろうか。
「ねぇ、聞きたいのだけど」
ぼそりとこぼれる言葉。思わずぎょっとしてラーメンをすする手が止まるリク。
「はい、なんでしょうか?」
一方、にこりと微笑んで返すイルマ。その何も知らない無垢な微笑みに正面から射抜かれたシズクは、軽い自笑と共に目を軽く伏せ、一呼吸の後に改めてイルマに目を向け。
「ラーメン、気に入った?」
シズクは、イルマの回答よりも早く、その答えを知った。
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