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Episode -2 はじまりの出会い〈Side 未央〉
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【2024年10月30日】
私――有坂未央が、彼――宮下悠人くんと出会ったきっかけは、偶然で、それでいて、とても他愛のないものだった。
その日は烏丸丸太町の北西角にあるハンバーガーショップで、ドイツ語の勉強をしていた。後期が始まって一ヶ月ほどが経っていた。担当のドイツ語の先生は前期から飛ばし気味だったけれど、後期に入ってなお一層容赦がなくなってきていた。
第二外国語科目は学部の専門科目じゃなくて他の学部の学生も受講している。つまり文学部の私たちだけじゃなくて、理学部とか工学部とかそういう理系学部の学生たちも受講している。彼らの手前、文学部の私たちが遅れをとったらかっこ悪いなぁ、なんて思って、ちょっと危機感を持ってやっていた。もうすぐある中間テストでは、せめて真ん中より上くらいは取らないと、なんて思いつつ。
まぁ、点数だけじゃなくて、日本語でも英語でもない別の国の言葉を勉強するのって、いろいろな気づきがあって面白いのもあるけれど。
その日は、大学の講義が終わって、一度家に帰って自炊で夕食を済ましてから、ハンバーガーショップに出かけた。もちろん追加でハンバーガーなんて食べたら太るから、頼んだのはコーヒーとアップルパイだけ。時間は八時を過ぎていたので、店内は少しずつ空きだしている頃だった。
よく使うのは三階の席。夜の京都御苑が見える見晴らしの良い窓際の席。
私はこの場所が嫌いじゃなかった。夜遅くなると、見上げると見える星空も、リーズナブルなハンバーガーショップにしては、お洒落な気がしたのだ。店内は普通でも、外に見える景色が綺麗ならその空間は素敵になる。京都の庭園風に言うと借景だろうか。
ドイツ語のテキストを開いて、チェックテストをやっていると、突然、背後から声をかけられた。
「――あの、すみません。勉強中、申し訳ないんですけど、携帯の充電器を借りたりできませんか?」
最初は自分に声をかけられているのかどうか分からなかったけれど、振り返ってみると私の方を見ていたので、自分に声をかけて来たのだとわかった。一瞬、ナンパだろうかと思わなくもなかったけれど、表情が切実だったのと、掲げていたスマートフォンの電池残量が、10%を切っていたので、リアルなんだろうと思った。
それになんだか変な人には見えなかったから、貸してあげてもいいかなって。
「これでいいですか?」
スマートフォンの充電器って何種類かあった気がするから、これでいいのかな? と、両側が丸くなっている充電器を渡すと、彼は「ありがとうございます」と両手を合わせた。
そこまで来たところで、私はその男性に見覚えがあることに気づいた。確か、文学部で隣のクラスにいる東雲さんとよく一緒にいる男の子だ。たしか付き合っているという噂もあった。
東雲さんとはあまり話したことはないけれど、快活なタイプ。軽音サークルでキーボードを弾いている。去年の学園祭で軽音サークルがストリートライブをしているところに出くわした。それを見て「なんだか凄いなぁ」と思ったものだ。私はああいう人前に立つのは苦手だなぁ、って。その時、隣でベースを弾いていたのが彼だったかもしれない。
記憶はぼやけたイメージなので、不確かだけれど。
「――それドイツ語ですか? 僕も同じ教科書です」
彼がそんなことを言って自分の席を指差すから、首を伸ばして覗いてみると本当にそうだった。
「本当ですね。先生も同じなのかな? ――もうすぐ中間テストあります?」
「あります、あります。……前期から。追いつくのが大変だったんですよ」
確認のために先生の名前を言い合うと、本当に同じだった。
「結構ハードですもんね、あの先生。私は文学部だから、なんとなく専門に近いところがあるから、頑張らなきゃなーって思いますけど」
「あ、僕は工学部なんで、若干、なんで二回生までドイツ語取っちゃったんだろうって後悔していますよ」
「へ~、珍しいじゃないですか。理系で二回生まで第二外国語取る人って少なくないです?」
私がそう言うと彼は「やっちゃいました」と頭をかいていた。
普通、理系の学生は一回生の第二外国語だけが必修で、二回生での履修登録は自由だ。だからほとんどの学生がその授業を取らない。
だから「変わっている人だな」と思った。
それから話しやすい人だなって思った。
文学部にも男子学生はいて、それなりに話すこともあるけれど、なんというか彼はなんだか「地元の友だちか?」って言うくらい話しやすかった。こういうのをなんだか「波長が合う」って言うんだろうか?
深夜になってハンバーガーショップも閉店が近づいて、私たちは帰路についた。帰る頃には彼のスマートフォンの電池残量も40%くらいになっていて「助かりました」と彼は両手を合わせていた。特に語学の勉強だとリスニングで音声使うからスマートフォンの電池が切れるとつらいもんね。
星空の烏丸丸太町の交差点へと出る。帰る方向は別々だったみたいなので、「じゃあ、またね」と手を振って別れた。「またね」と言ったものの、連絡先もわからないし、学部も違うし、もう会うこともないかもしれない。それはどこか残念だなって思った。そう思って背を向けた時に、背中から声がした。
「もしよかったら、連絡先、交換できないかな? また、一緒にドイツ語の勉強でもできたらって思うし。キャンパスでも会うかもしれないしさ」
私は思わず振り返って。大きく頷いた。
それが私と、宮下悠人くんとの出会いだった。
それから私たちは頻繁にメッセージのやりとりをするようになった。初めはドイツ語の中間テスト対策とかだったし、それにかこつけて「一緒に勉強しましょう」と、またあのハンバーガーショップの三階に集まった。それがデートだったのか、ただの勉強会だったのかはわからない。だけど、私にはそのくらいカジュアルな関係が心地よかった。集まってそれぞれに勉強するだけ。時々、彼が質問してくるので、私が教えてあげる。やっぱり、ことドイツ語に関しては私の方がよく知っていた。だからちょっと先生気分だ。
ドイツ語の中間テストが終わって、その打ち上げをしようということになって、初めて二人で晩ごはんを食べに行った。街中の河原町三条の方まで行って二人でイタリアンを食べた。さすがに「これはデートかな?」って思った。でも、なんだかそういうことにも慣れないし、あまり意識したくもなかったから、確認したりはしなかった。彼も美味しそうに食べていたし、話もはずんだし、それで良かった。
今度は昼間に一緒にどこか遊びに行けたらいいな、なんて思った。
*
そういう機会もすぐに訪れた。私たちは何度か週末に遊びに出かけた。
映画を見に行ったのと、京都水族館に行ったのと。ちょこちょこと歩くペンギンは可愛かったし、360度から見れる水槽のクラゲも神秘的だった。
「このペンギンかわいいね」
「ケープペンギン。――暖かい場所に棲むペンギンなんだって」
「へー、そうなんだ。じゃあ、京都でも大丈夫だね。かわいい」
「だね。僕も好きなんだ。ケープペンギン」
私も好きだな。――そう思った。
悠人くんからは、告白もされていないし、キスもされていないし、なんだかプラトニックな関係だったけれど、私はきっと彼とそういう関係に近づいているのだと思っていた。
そういう言葉を交わしていないので恋人とは言えないかもしれないけれど、少なくとも友達以上、恋人未満というやつだと思っていた。
私はもう間違いなく彼のことが好きだった。だから彼からの言葉を待っていた。
【2024年12月4日】
ランチを学部の友達と食べている時に尋ねられた。
「――未央さぁ、最近、男の子と一緒にいること、ちょくちょくあるじゃん?」
「え、あ、うん。宮下くんのことかな?」
流石に友達の前で、彼を下の名前で呼ぶことは控えた。
惚気みたいに聞こえても恥ずかしいし。
「うん。多分そう。――その彼って、東雲さんの彼氏じゃないの? ――大丈夫なの?」
「――え?」
私――有坂未央が、彼――宮下悠人くんと出会ったきっかけは、偶然で、それでいて、とても他愛のないものだった。
その日は烏丸丸太町の北西角にあるハンバーガーショップで、ドイツ語の勉強をしていた。後期が始まって一ヶ月ほどが経っていた。担当のドイツ語の先生は前期から飛ばし気味だったけれど、後期に入ってなお一層容赦がなくなってきていた。
第二外国語科目は学部の専門科目じゃなくて他の学部の学生も受講している。つまり文学部の私たちだけじゃなくて、理学部とか工学部とかそういう理系学部の学生たちも受講している。彼らの手前、文学部の私たちが遅れをとったらかっこ悪いなぁ、なんて思って、ちょっと危機感を持ってやっていた。もうすぐある中間テストでは、せめて真ん中より上くらいは取らないと、なんて思いつつ。
まぁ、点数だけじゃなくて、日本語でも英語でもない別の国の言葉を勉強するのって、いろいろな気づきがあって面白いのもあるけれど。
その日は、大学の講義が終わって、一度家に帰って自炊で夕食を済ましてから、ハンバーガーショップに出かけた。もちろん追加でハンバーガーなんて食べたら太るから、頼んだのはコーヒーとアップルパイだけ。時間は八時を過ぎていたので、店内は少しずつ空きだしている頃だった。
よく使うのは三階の席。夜の京都御苑が見える見晴らしの良い窓際の席。
私はこの場所が嫌いじゃなかった。夜遅くなると、見上げると見える星空も、リーズナブルなハンバーガーショップにしては、お洒落な気がしたのだ。店内は普通でも、外に見える景色が綺麗ならその空間は素敵になる。京都の庭園風に言うと借景だろうか。
ドイツ語のテキストを開いて、チェックテストをやっていると、突然、背後から声をかけられた。
「――あの、すみません。勉強中、申し訳ないんですけど、携帯の充電器を借りたりできませんか?」
最初は自分に声をかけられているのかどうか分からなかったけれど、振り返ってみると私の方を見ていたので、自分に声をかけて来たのだとわかった。一瞬、ナンパだろうかと思わなくもなかったけれど、表情が切実だったのと、掲げていたスマートフォンの電池残量が、10%を切っていたので、リアルなんだろうと思った。
それになんだか変な人には見えなかったから、貸してあげてもいいかなって。
「これでいいですか?」
スマートフォンの充電器って何種類かあった気がするから、これでいいのかな? と、両側が丸くなっている充電器を渡すと、彼は「ありがとうございます」と両手を合わせた。
そこまで来たところで、私はその男性に見覚えがあることに気づいた。確か、文学部で隣のクラスにいる東雲さんとよく一緒にいる男の子だ。たしか付き合っているという噂もあった。
東雲さんとはあまり話したことはないけれど、快活なタイプ。軽音サークルでキーボードを弾いている。去年の学園祭で軽音サークルがストリートライブをしているところに出くわした。それを見て「なんだか凄いなぁ」と思ったものだ。私はああいう人前に立つのは苦手だなぁ、って。その時、隣でベースを弾いていたのが彼だったかもしれない。
記憶はぼやけたイメージなので、不確かだけれど。
「――それドイツ語ですか? 僕も同じ教科書です」
彼がそんなことを言って自分の席を指差すから、首を伸ばして覗いてみると本当にそうだった。
「本当ですね。先生も同じなのかな? ――もうすぐ中間テストあります?」
「あります、あります。……前期から。追いつくのが大変だったんですよ」
確認のために先生の名前を言い合うと、本当に同じだった。
「結構ハードですもんね、あの先生。私は文学部だから、なんとなく専門に近いところがあるから、頑張らなきゃなーって思いますけど」
「あ、僕は工学部なんで、若干、なんで二回生までドイツ語取っちゃったんだろうって後悔していますよ」
「へ~、珍しいじゃないですか。理系で二回生まで第二外国語取る人って少なくないです?」
私がそう言うと彼は「やっちゃいました」と頭をかいていた。
普通、理系の学生は一回生の第二外国語だけが必修で、二回生での履修登録は自由だ。だからほとんどの学生がその授業を取らない。
だから「変わっている人だな」と思った。
それから話しやすい人だなって思った。
文学部にも男子学生はいて、それなりに話すこともあるけれど、なんというか彼はなんだか「地元の友だちか?」って言うくらい話しやすかった。こういうのをなんだか「波長が合う」って言うんだろうか?
深夜になってハンバーガーショップも閉店が近づいて、私たちは帰路についた。帰る頃には彼のスマートフォンの電池残量も40%くらいになっていて「助かりました」と彼は両手を合わせていた。特に語学の勉強だとリスニングで音声使うからスマートフォンの電池が切れるとつらいもんね。
星空の烏丸丸太町の交差点へと出る。帰る方向は別々だったみたいなので、「じゃあ、またね」と手を振って別れた。「またね」と言ったものの、連絡先もわからないし、学部も違うし、もう会うこともないかもしれない。それはどこか残念だなって思った。そう思って背を向けた時に、背中から声がした。
「もしよかったら、連絡先、交換できないかな? また、一緒にドイツ語の勉強でもできたらって思うし。キャンパスでも会うかもしれないしさ」
私は思わず振り返って。大きく頷いた。
それが私と、宮下悠人くんとの出会いだった。
それから私たちは頻繁にメッセージのやりとりをするようになった。初めはドイツ語の中間テスト対策とかだったし、それにかこつけて「一緒に勉強しましょう」と、またあのハンバーガーショップの三階に集まった。それがデートだったのか、ただの勉強会だったのかはわからない。だけど、私にはそのくらいカジュアルな関係が心地よかった。集まってそれぞれに勉強するだけ。時々、彼が質問してくるので、私が教えてあげる。やっぱり、ことドイツ語に関しては私の方がよく知っていた。だからちょっと先生気分だ。
ドイツ語の中間テストが終わって、その打ち上げをしようということになって、初めて二人で晩ごはんを食べに行った。街中の河原町三条の方まで行って二人でイタリアンを食べた。さすがに「これはデートかな?」って思った。でも、なんだかそういうことにも慣れないし、あまり意識したくもなかったから、確認したりはしなかった。彼も美味しそうに食べていたし、話もはずんだし、それで良かった。
今度は昼間に一緒にどこか遊びに行けたらいいな、なんて思った。
*
そういう機会もすぐに訪れた。私たちは何度か週末に遊びに出かけた。
映画を見に行ったのと、京都水族館に行ったのと。ちょこちょこと歩くペンギンは可愛かったし、360度から見れる水槽のクラゲも神秘的だった。
「このペンギンかわいいね」
「ケープペンギン。――暖かい場所に棲むペンギンなんだって」
「へー、そうなんだ。じゃあ、京都でも大丈夫だね。かわいい」
「だね。僕も好きなんだ。ケープペンギン」
私も好きだな。――そう思った。
悠人くんからは、告白もされていないし、キスもされていないし、なんだかプラトニックな関係だったけれど、私はきっと彼とそういう関係に近づいているのだと思っていた。
そういう言葉を交わしていないので恋人とは言えないかもしれないけれど、少なくとも友達以上、恋人未満というやつだと思っていた。
私はもう間違いなく彼のことが好きだった。だから彼からの言葉を待っていた。
【2024年12月4日】
ランチを学部の友達と食べている時に尋ねられた。
「――未央さぁ、最近、男の子と一緒にいること、ちょくちょくあるじゃん?」
「え、あ、うん。宮下くんのことかな?」
流石に友達の前で、彼を下の名前で呼ぶことは控えた。
惚気みたいに聞こえても恥ずかしいし。
「うん。多分そう。――その彼って、東雲さんの彼氏じゃないの? ――大丈夫なの?」
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