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1話 ロボットが現れた
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あるとき僕の前に女の子が現れた。
『私は神さまに使わされたロボット』
と言う。
『不幸な暮らしをしている方の元に現れ、その生活を助けます』
不幸って……
余計なお世話だ。
と思いながら、彼女を見る。
華奢で、おっぱいが大きくて、可愛い女の子だ。
神さま、何故だ。と思った。
何故お願いを叶えるロボットを可愛い女の子にした。
マスコット系で良いと思うんだけど。
『何か、願い事、ありますか?』
と女の子はニッコリした。
『例えば。
ママが怖いからママを優しくして欲しい、とか……』
僕は大人だぞ。
親に怒られたりしない。
と言うか一人暮らしだし、小言を言われることすらもうあんまりない。
子どもの頃ならどんなにか喜んだか分からない『お願い事を叶えてくれるロボット』。
つまらない大人となった今では、あんまり必要性を感じないのか……少なくともすぐには。
ああ、そう言えば一つ、悩み事があった。
『童貞』
童貞なんだよなあ、僕……
女の子と付き合ったことがない。
しかし、そんな悩み、たとえロボットでも初対面の女の子に素直に言えない。
素直に言えるような人間なら多分とっくに童貞を卒業しているのではないか……
女の子ロボットは僕をじっと見つめていたが僕が沈黙していると、カバンから道具を取り出した。
『思考盗聴ラジオー!』
女の子は道具をかかげながら、物騒な道具名を叫んだ。
ラジオっぽい見た目の道具のつまみをイジる。
ジジ……ジジ……と言うノイズの後、
『童貞卒業したい』
と言う声がラジオ(?)から聞こえた。
ひぃ……
大人の道具、怖い。
と思った。
――――
女の子は、真面目くさった顔で僕を見た。
『なるほど、なるほど。
あなたは童貞で、だから童貞を卒業したいんですね』
うう……繰り返すなよ。と思ったが、
『いや、コイツはロボットだ。心がない存在だ。
恥ずかしがることないじゃないか』
と思い、コクリと頷いた。
女の子は『うーん』と考え込んだ。
僕は彼女の様子を見守った。
『何か道具を出してくれるのかな?』と思いつつ。
例えば……
『惚れ薬ー!』
とか。(まんま)
その後、女の子はカバンをガサゴソした後、首を傾げて悩んでいた。
どうやらめぼしい道具がないようだ。
『ないなら、別にいいよ』と声をかけようとしたとき、女の子はパッと顔を明るくした。
『道具がない。
ので困っていたけど。
良いことを思い付きました!
発想の逆転です!』
女の子は笑顔で
『私を使って、童貞卒業して下さい!』
得意げに自分の胸に手を置いた。
『私は神さまに使わされたロボット』
と言う。
『不幸な暮らしをしている方の元に現れ、その生活を助けます』
不幸って……
余計なお世話だ。
と思いながら、彼女を見る。
華奢で、おっぱいが大きくて、可愛い女の子だ。
神さま、何故だ。と思った。
何故お願いを叶えるロボットを可愛い女の子にした。
マスコット系で良いと思うんだけど。
『何か、願い事、ありますか?』
と女の子はニッコリした。
『例えば。
ママが怖いからママを優しくして欲しい、とか……』
僕は大人だぞ。
親に怒られたりしない。
と言うか一人暮らしだし、小言を言われることすらもうあんまりない。
子どもの頃ならどんなにか喜んだか分からない『お願い事を叶えてくれるロボット』。
つまらない大人となった今では、あんまり必要性を感じないのか……少なくともすぐには。
ああ、そう言えば一つ、悩み事があった。
『童貞』
童貞なんだよなあ、僕……
女の子と付き合ったことがない。
しかし、そんな悩み、たとえロボットでも初対面の女の子に素直に言えない。
素直に言えるような人間なら多分とっくに童貞を卒業しているのではないか……
女の子ロボットは僕をじっと見つめていたが僕が沈黙していると、カバンから道具を取り出した。
『思考盗聴ラジオー!』
女の子は道具をかかげながら、物騒な道具名を叫んだ。
ラジオっぽい見た目の道具のつまみをイジる。
ジジ……ジジ……と言うノイズの後、
『童貞卒業したい』
と言う声がラジオ(?)から聞こえた。
ひぃ……
大人の道具、怖い。
と思った。
――――
女の子は、真面目くさった顔で僕を見た。
『なるほど、なるほど。
あなたは童貞で、だから童貞を卒業したいんですね』
うう……繰り返すなよ。と思ったが、
『いや、コイツはロボットだ。心がない存在だ。
恥ずかしがることないじゃないか』
と思い、コクリと頷いた。
女の子は『うーん』と考え込んだ。
僕は彼女の様子を見守った。
『何か道具を出してくれるのかな?』と思いつつ。
例えば……
『惚れ薬ー!』
とか。(まんま)
その後、女の子はカバンをガサゴソした後、首を傾げて悩んでいた。
どうやらめぼしい道具がないようだ。
『ないなら、別にいいよ』と声をかけようとしたとき、女の子はパッと顔を明るくした。
『道具がない。
ので困っていたけど。
良いことを思い付きました!
発想の逆転です!』
女の子は笑顔で
『私を使って、童貞卒業して下さい!』
得意げに自分の胸に手を置いた。
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