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しおりを挟む「だ、ダメだよ。宵、あの…ゾンビ達は襲われてもか、感染したりゾンビになんてならないんだ!こ、ここで見捨てたら、あの子達と一緒になってしまうよ」
俺の言葉に宵は目を見開いて、俺を睨んでから空を仰ぎ、大きな溜息を吐く
「どこまで、お人好しなんだよ!むーちゃん!殺されかけたの忘れたのか!?信じられない!!」
宵の叫びに、下唇を噛んで宵の腕を掴む
「お、お願い。宵の言うことなんでも聞くから。お願い」
「…………貸しだ。絶対にもう二度と、あの女どもを助けたりしない」
怒ったまま宵は早口でそう言うと、思いっきりバイクをゾンビ達に向けて走り出すと蜘蛛の子を散らしたように、ゾンビ達が逃げ惑う
マウスウォッシュや忌避剤の効果は、まだあるのだ。だったら何故、ゾンビ達はホームセンターに入ってこれたのか
傷まみれになっていた舞歌は、まだ息があった。絢ちゃんと呼ばれていた俺を突き落とした彼女と2人以外は腸が飛び出していたり、喰われかけていて息をしていなかった
「よ、宵、ありがとう。ありがとう。ごめんな」
忌々しそうな宵に、腕を取ると振り払われて、そっぽをむかれた
「黒井さん呼ぼう。2人を運ばないと。バイクのまま、ホームセンターに戻れないし、中はゾンビでいっぱいだ」
「う、うん。黒井さんにメールしたら、すぐ戻るって」
「泣くなよ。むーちゃん、僕はむーちゃんに泣かれたら……」
宵にごしごしと涙を拭われて、頬を撫でられ頬が紅潮していくのを見られたくなくて、舞歌達に駆け寄る
絢ちゃんは起き上がりガタガタと震えていて、舞歌も意識が戻ったのか呆然としていた
「あ、黒井さん戻ってきた。2人とも黒井さんのハイエースまで歩ける?」
絢ちゃんと舞歌が顔を見合わせたあと、舞歌は宵に倒れかかり、はらはらと泣きだした
「宵くん、怖かったぁ。舞歌を助けてくれて、ありがとう…」
「あ、大丈夫そうだね。早く黒井さんのハイエースに乗って」
さっと宵が舞歌を支えるのを避けると、舞歌の顔が歪むのが見えた
「おい!なにがあった!?れ、怜ちゃんは!?」
血相を変えて叫ぶ黒井さんに、舞歌がホームセンターの入り口を指差す
怜さんは確かにそこにいた。目を瞑り血に塗れた顔から舌を伸ばされた状態で
一目で生きていないとわかる死体には、ゾンビ達が群がっていた
彼女の遺体を損壊し遊ぶように引っ張りあい、くちゃくちゃと肉を喰む音が聞こえてくるかのようだ
「あ…あ、あぁ!ひぃいい!」
あまりの事に腰が抜けて、その場に座り込むと宵に抱き抱えられて、バイクに乗せられる
「お、お前ら!怜ちゃんに助けてもらったくせに!!なのにっ!!怜ちゃんを見殺しにしたのかっ!!?」
黒井さんの喉が千切れそうなくらいの叫びが、ホームセンター内に響いていく
「黒井さん!怜さんがどこにいるのか、見つけられなかったんだ!く、黒井さん、ホームセンター内に、一気にゾンビが押し寄せたんだ!中にもいる!早く行こう!」
宵の叫びに、黒井さんは物凄い形相で泣きながら俺たちを睨みつけて、フーフーっと興奮してから、肩の力を抜いた
「俺は抜けるわ。アホらし。お前ら勝手に生きろ。無様に死ね」
黒井さんは、そう言い捨ててハイエースを降りてゾンビに群がられている怜さんの方へ歩いて行こうとする
「だ!ダメだよ!黒井さん!黒井さん!待って!」
「離せっ!お前らなんか助けなければ良かった!」
黒井さんを止めようと泣きながら腕に飛びついたが、ドンと突き飛ばされて宵が慌てて俺をキャッチしてくれた
「黒井さん!待って!!」
走って怜さんに縋りついた黒井さんをゾンビ達が覆っていく
「黒井さん!黒井さん…」
泣きながら宵にハイエースに乗せられて、窓に齧り付いていると、絢ちゃんがハイエースの運転席に乗り込み、ハンドルを握った
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ぐぬぬぬ。前回でスッキリ!と清々しく思っていたのにしぶとい。きっと再度むーちゃん抹殺を試みると思う。もう、
むーちゃんの見えないトコでやるしかない!!
まずいチキンさんありがとうございます❤️スッキリから、むしろ今から始まりますよね…😢そのへんも楽しみにしていてください❤️