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檻の中で
しおりを挟む地下牢に繋がれる事になった、ぼくとクルクルだが地下牢は魔法石で出来た清潔そうな場所だった
硝子で全て仕切られているので、牢屋らしく中が丸見えなのが嫌だが、お風呂やトイレも完備されていて、簡素なベッドも清潔そうだ
クルクルとぼくは隣同士の牢屋に入れられたが、部屋に入った瞬間に力が抜けていったので、何かしら制御の魔法が使われているのだろう
壁に垂れ下がった鎖に、ぼくの手足を繋ぐとヴァイスは背中に回り込み後ろからバックハグをしつつ、唇を項に当てていた
項にヴァイスの歯が当たるたびに、ぞわぞわしてくる
「こんなエロい格好で…今まで無事だったのが奇跡だ。久しぶりに全身舐め舐めしようね。あ、今は魔人なのかな?ウール、どこまで覚えてるの?」
ヴァイスは人差し指の指の腹で乳首を掠めるように触りながら肩を舐めてくる
これは、習った事がある。好きな人とする行為で、恥ずかしい事だと。
アスモが口を酸っぱくして言っていた。いつかウールに好きな人が出来て、触ってほしいくらい大好きな人以外、体を触らせてはいけないって。
でも、実際されると怖くて、叫び声すら上げれない
太腿をもじもじと擦り合わせる、ぼくにヴァイスは物凄く綺麗な顔で笑う
「あっ……ゔっ、やめ、やめで、やめで、ぐだざい……」
執拗に乳首を撫でられていると、何も感じなかったのに、ピリピリとした刺激が体に走り、ぴくぴくと反応してしまう
ぐしぐし泣きながら、やっとの思いで言うと、ヴァイスに乳首をますます捏ねられる
「なんで?なんでやめて欲しいの?ウールは捕虜なんだよ?早くメスイキ覚えてアクメ何回もきめさせてあげる。気持ちよくて、いくいくしか出来なくしようね」
布の上から反応して勃ち上がりかけている下半身を優しく撫で撫でしながらヴァイスは羞恥を煽るように言ってくる
「あっ、あの、は、はずがじぐて……っ、んぅ、やめ、す、すぎな、ひとじが、しちゃダメって…!!」
カチャカチャと繋がれた鎖が鳴る
最早、嗚咽に近いのにヴァイスは全然やめてくれない。むしろ肩を唇と舌で舐めしゃぶりながら、瓶からトロリとした液体を指に取り、念入りに乳首に塗り込んでくる
「な、なんでしゅが、ごれ……」
「楽しみにしてたのに、口枷を外してあげられないから…フェロモン、受容できないならウールも苦しくないように気持ちよくなる、お薬だよ」
丁寧に塗り込むように乳首に塗り込まれ、ふるりと震えるとヴァイスは腰布を取り上げてしまった
いそいそと懐にしまう仕草に、泣きながら信じられないものを見たかのように目を見開く
「可愛いね。まだ剥けてないしピンクだね」
目の前のベッドに座り、ニコニコしながらヴァイスに言われて、あまりの羞恥に再び涙が溢れてくる
顔も、肩も、指先も耳も真っ赤っかだ
「か、返して…も、これ外してぇ…」
消え入りそうな声でヴァイスに訴えるも、ヴァイスは足を組んだまま、腰布を返してくれそうにない
「以前の、何かわからず奔放なウールも可愛かったけど、恥じらわれると悪いことしてるみたいな気持ちになるね」
ヴァイスは興奮して瞳孔が開いている目を隠しもせずウールを見つめてくる
「うっ……ひぃっ…か、痒、痒いっ!?痒いっ!!あああ、外して、外してっ」
ギシギシと繋がれた鎖が音を立てる
ひくひくと乳首が赤く勃ち上がり、あまりの痒みにもがきながら、口枷の中で唇を噛み締める
「ウール、今日は乳首だけでメスイキ出来るように頑張ろうね♡ああ、可哀想に、真っ赤に立ち上がって…かいてほしい?」
「か、かいてぇ、かいて!ああ!お願…痒いぃ」
「ヴァイス、お願いって言って」
目の前のヴァイスを涙でけぶる睫毛をしぱしぱさせながら見つめる
え?名指しでお願いしなきゃいけないの?
ヴァイスは戸惑うウールの腰を撫でながら、ふーっと乳首に息を吹きかける
その刺激だけでも下半身が揺れ、勢いよく射精してしまう
がくがくと体を震わせていると、ヴァイスは舌を見せつけながら、ウールの乳首に触れるか触れないかのところで止まっている
頭の中も熱くなり、うずうずする乳首に我慢も持ちそうにない
こんな性的で刺激が強い事、初めてなのだ
「ヴ………ヴァイス、お願い…」
消え入りそうな声でウールがつぶやくと、むしゃぶりつくようにヴァイスの綺麗な唇がウールの乳首に吸い付き、指でカリカリとかかれてウールは初めての刺激に短い悲鳴を上げまくった
「ウール、ウール、ちゅ…は、ちゅく、こんないやらしい乳首しやがって…乳首だけで朝まで何回もいかせるからな。こんなもの見せびらかして…こうされたかったんだろう」
「ひっ、ひぃい、あっ、だめ、だめ、出ちゃう、出ちゃうよぉ…」
何回も腹を汚し、口枷の中は、涙と悲鳴と涎でぐちゃぐちゃだ
「ウール、ウール…良かった。良かった。ごめん、ごめんね、ごめん…」
ヴァイスは宣言通り、朝方まで乳首だけ弄りまわしてくれた。
。
。
。
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